車やバイクの塗装をプロ並みに仕上げるためにはスプレーガン、エアブラシを使用することで本格的な全塗装が可能となります。バイクや車の塗装は簡単と思っていても実はそれなりに難しく奥が深いです。初めて挑戦する方がプロ並みに仕上げることができるように塗装の手順について説明していきます。

 

ここがおもしろいバイクや車の塗装

DIYでのバイク塗装は実は簡単そうですが奥が深く、塗装前に塗装のコツや重要なポイントを押さえれば誰もがプロ並みの綺麗な塗装が演出することが可能となります。

車やバイクの塗装は自分ひとりで行うと、実はかなり難易度が高く、手順を間違えると時間を無駄にしてしまうこともあります。そのためプロ並みに仕上げるためには設備と若干の専門知識と技術が求められます。

一度コツさえ掴めればDIYの作業でもバイクや車をはじめ、その他いろいろな物への塗装が可能になり、好みのカラーやイメージチェンジのため塗り替えも自宅で気軽にできるため綺麗に塗れた時の達成感と喜びはひとしおです。自分だけのオリジナルカラーでマイバイクやマイカーの塗装にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

今回は本格塗装に初めてチャレンジする方がプロのように塗装するにはどうすればよいのか、実際に塗装をする方法について明記しました。


バイクや車の塗装の前に

塗装は部分的なパーツの塗装ならば一日~二日ですべての塗装を完成させることが可能です。タンクやサイドカウルのみの塗装ならば自宅のガレージでもできるのもDIYの大きなメリットで、お金だけでなくじっくり時間を掛けることもできるメリットもあります。

 

プロ並みの塗装をする準備

最も効率的なのがスプレーガンです。塗装ムラなく全体的に馴染みDIYでも高度な塗装を可能とします。プロも使用するほど、業務用の塗装には欠かせないアイテムです。 

 

スプレーガンはスプレー缶よりも効率よく繊細な霧の噴射により微粒子で塗料を放出することができるのでスプレー缶に比べはるかに質感・塗膜面は綺麗に仕上げることができます。

スプレーガンの特徴として基本的に三つのつまみによって構成されており、塗料パターン調整つまみ・塗料吹き出し量調整つまみ・エア圧調整つまみの三つのつまみを調整する必要があります。スプレーガンの調整はまず、エア調整つまみによって、エア圧を調整する必要があります、基本的なエア圧は元圧0.5Mpa 一般的なスプレーガンの手元圧は0.2~0.35Mpaが基本となり、エアーを肌に当てた際に、肌にしわが寄るほどでは強すぎ、肌が若干エアーにより凹む程度の強さがベスト。スプレーガンはこの調整が肝となります。塗料吹き出し量調整つまみは塗料を吹いた時に塗料粒子が霧状になりすぎず、塗料粒子が大きすぎずで調整してみましょう。パターンの調整つまみは「楕円形、円形」に吐出することが可能で、一般的には縦楕円形になるように調整していきます。塗料縦幅は約10㎝~15㎝の楕円形になるように調整していきましょう。

その他エアコンプレッサーはスプレーガンを使用する際の必須機器になります。コンプレッサーの選択目安としてスプレーガンの使用するエア量よりコンプレッサーが作り出す吐出し量が多いタイプを選択するとよいでしょう。

 

重要な養生について

 

部分的な塗装はマスキングテープを利用して養生をします。マスキングテープの他にも新聞紙などを使用して周辺に塗料がつかないようにボディパネルの合わせから、ボディやバンパーの合わせ目に添ってマスキングを行います。おすすめはポリエチレン製のフィルムで塗料が付着することなく安心して作業が可能です。

バイクでも旧車など鉄製のタンクは水洗いをすると錆びが出るので、養生とともにさび部分の研磨や防錆び効果のあるウレタンサフェーサーなどでサビが出ないようにケアをしておく必要があります。

 


プロ並みのバイク、車の等の塗装(DIY)の仕方

プロ並みの美しい塗装をするために、「スプレーガン、エアブラシでの塗装」が必須です。塗着効率が向上し、圧縮した茎の圧力で、色彩をはっきり広範囲に噴射することが可能です。また、プロ並みに塗装をするためには、まずはパーツごとに塗装をしていく必要があり。車の塗装はフロントバンパーを取り外したり、本格的な塗装はパーツごとに行うことが基本となります。

 

噴射口から車のボディまでの距離

ここで塗装の際にプロは噴射口から車のボディまでの距離は「10Cmから15Cm」を目安に距離をおいて噴射します。近すぎてしまうと塗膜が厚くなりがちで、遠すぎても塗着が悪くさせてしまいます。

 

一つ一つのパーツはムラなく

例えば 長年乗り続けた愛車のフレームを新品同様にするためには塗装は非常に有意義で楽しいものです。バイクの場合にはサイドカバーの塗装やバイクタンクの塗装も自分で行うことが可能です。DIYでも養生をして一つ一つのパーツはムラなく吹付パターン幅の半分ずつを重ね吹きをしていくと安定した塗膜になり吹きムラが無くなります、また「塗り忘れ・吹きムラ」などがないように目で吹き面を確認しながら作業を進めていきましょう。

 

各箇所をバランスよく塗装 スプレーガンを動かす速度

自分で塗装を行う際には、丁寧に作業を進める必要があります。DIYでも各箇所をバランスよく塗装をする際にはスピーディー且つ丁寧に塗装をすることを心がけてください。スプレーガンを動かす速度は「1mにつき3秒~5秒が理想」です。

 

DIYは明るい時間に行うのがベスト

塗装ならば午前中の明るいうちに作業を始めましょう。色合わせする場合は午前中の太陽光の下で行うと的確な調色も可能となります。夜間や夕方となると色彩を明確に把握することができなかったり、ほこりやブツの確認もしづらいうえに湿度が上がり、かぶり(塗膜面が白く濁る)現象を起こす原因にもなりますので夕方以降の塗装は避けたほうが無難です。 また塗料のほか、スプレーガンや塗装に必要な道具も準備してから作業に入りましょう。

下地について


まずは下地を整えるために800番程度の耐水ペーパーで全体を整えます。耐水ペーパーの研磨により、塗料の密着性のUPや素材の凸凹を整えましょう。

下塗り作業をしっかり行っておくことにより、最終仕上がり感や、塗膜のレベルリングもよくなり、プロの塗装と変わりないイメージどおりのに仕上がりになるでしょう。

水研ぎは耐水ペーパーを使用して水研ぎをします。仕上げは#1000~2000の耐水ペーパーで軽く研磨して次に吹く塗料の密着をよくしていきます。タンクのカーブ部分などはゴム製のサンディングブロックを使用すれば曲線も綺麗に整える事が可能になります。最終過程は「1000番から2000番までの耐水ペーパー」を使用します。

 

乾燥時間について

車の塗装の乾燥時間は塗装後、指触乾燥10分以上、次作業の場合約12時間以上を置きますが、ウレタンクリアーの場合には(常温20℃)最低でも2日以上を要したほうがよいでしょう。トップコートの完全乾燥には常温で約1週間~1ヶ月必要となり、バフ掛けが必要な場合、最低でも一週間以上乾燥させたほうがよいでしょう。焼き付け可能な塗料の場合、140℃約20分程度焼き付けさせれば完全乾燥します。


長持ちさせるためにできること

車やバイクの塗装の前の下地処理にはサフェーサーを使用して腐食やサビが出ないようにケアをしますが、塗装を長持ちさせるためには必須の作業で、表面の小傷や汚れを取り除くこともでき、新たな塗料を塗る前の下地処理は塗装を綺麗に仕上げるための重要な過程です。

タンクを取り外し、タンクの内側をコーティングしておけば中も、綺麗になり耐久性を蘇らせ、結果的にバイクを長持ちさせることができます。ネジやタンク下の掃除なども行い、見えないところをケアしながら塗装をすることをお勧めします。

上手なバイク、車塗装のコツ 手首のスナップでガンの使用に慣れる

バイクや車塗装のコツは下準備の徹底です。まずは準備のため

「水研ぎ」

「清掃(ゴミやホコリ)」

「脱脂」

を行い下地を十分に整えましょう。

スプレーガンは手首のスナップを使いながらガンを使用すれば、部分的に修正が必要な箇所でも横に払いながらボカシを入れることが可能です。

ただし、経験のあるプロにとってもボカシなどの作業は難しい技術なので、塗装を始める前に手板などを使って実践的な練習を行ってから作業をしてから本作業に取り掛かりましょう。初めての方でも使用する前には塗料パターン・塗料吹き出し量・エア圧などムラなく左右にバランスよく塗料を噴きかける練習をしてから本作業に入るようにしましょう。

下地スプレーとクリアスプレーの違い

下地スプレー(ウレタンサフェーサー)は錆止め剤が入っている塗料で、塗料との密着性を高めます。クリア-スプレーは、無黄変(塗料が黄色くならない)タイプのホコリ防止(表面乾燥の早い)に適した塗料を使用しましょう。最終的な仕上がりの局面で使用します。主に艶出しやメタリック・パール塗装の高級感を出すためにも用いられ、クリアーの完全乾燥後にはコンパウンドで磨くことで、付着したチリやほこりも取り除くことができ、最終的に奥行きのある美しい仕上がりに調整することが可能となります。


もし失敗してしまったら

DIYの塗装中にもし失敗してしまったら完全乾燥させた後にペーパーで下地まで塗膜を研磨するか、シンナーを使用して拭き取るかになります。個人的には一旦乾燥させた後に#400ペーパーで下地まで研磨していく方法を推奨します。シンナーを使用する場合ウエスに適量を染み込ませ局面を拭き取りましょう。

 

塗装の再確認

すべての過程が完成したら、出来上がりを確認しましょう。明るい場所での確認がマストです。

特にメタリックの塗料を使用している場合には角度を変えながら仕上がり具合を確認する必要があります。

スプレーガンで作業をした場合には塗り忘れや塗料が薄い場所などもあります。色は車ごとに定められたカラーナンバーがあるので、色の出来栄えを確認し、ムラや液ダレがないような塗装ができていればプロ並みの塗装に近いDIYと言えるでしょう。

 

やり直し

DIYでの塗装が初めての方は、残念ながら初回は失敗しがちです。特に車やバイクをムラなく塗装するためには経験や技術が求められます。個人で作業を行う場合にはそれなりの実践が必要です。

うまく塗装できないのは下地作りがNGだった可能性もあり、また塗装の仕方に問題があるのかもしれません、やり直しの際にはペーパでの塗膜研磨もしくはシンナーで塗装をサフェーサー(カラー)まで取り落とし、カラーから塗装をしていきましょう。

 

まとめ

DIY で車やバイクの塗装をプロ並みに仕上げるためにはスプレーガンをどれだけうまく使用することができるかが肝となります。初めての方は、作業前に実践的な練習をしておくとよいでしょう。また下地づくりを徹底した上で、作業に入り、修正は研磨による塗膜剥離かシンナーを使用します。すべての過程が完成したら、バフ磨きで修正すれば、初心者でもプロ並みの塗装が実現できます。

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新車の時はピカピカだったブレーキキャリパーも、数年経過すると変色が目立ってきます。

ご自慢の愛車のボディやアルミホイールをピカピカにしても、ブレーキキャリパーが変色してしまっていては、見栄えが悪くなってしまいますね。

この記事では耐熱塗料を使ってDIYでブレーキキャリパー塗装を行う方法を詳しく解説します。

目次

  1. ブレーキキャリパー塗装を外注した場合の工賃は?
  2. DIYでブレーキキャリパー塗装する方法
    2-1.耐熱塗料を使用する
    2-2.ブレーキキャリパーを洗浄する
    2-3.ブレーキキャリパー全体を足付けする
    2-4.ブレーキキャリパーをマスキングする
    2-5.ブレーキキャリパー全体を脱脂する
    2-6.耐熱塗料で塗装する
  3. 素人がDIYでブレーキキャリパーを塗装するデメリット
    3-1.足付けが甘く塗装が剝がれやすい
    3-2.細部のマスキングが難しい
  4. まとめ

本記事を参考に、安全かつ綺麗な仕上がりを目指してDIY塗装に挑戦してみてください。

1.ブレーキキャリパー塗装を外注した場合の工賃は?

「色あせてきたブレーキキャリパーを塗装して、愛車をもっと綺麗にみせたい!」
「ブレーキキャリパーにカラフルな塗装を施して、スポーティーなイメージを強調したい!」

そう思っている方も多いのではないでしょうか。
プロに塗装を依頼した場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか?

 

一般的に前後ともにブレーキキャリパーがついている場合は約5~7万円の工賃がかかります。

車種によって、ブレーキキャリパーのサイズが大きい場合は、もう少し割高になるでしょう。輸入車に至っては脱着方法が異なり、特殊な工具、作業が必要になってしまい、さらに高額になってしまいます。。

中には10万円以上かかるケースも存在します。

「確かに高額だけど、ブレーキは重要な部品だからプロの業者にお願いするべきだろう」と思っている方も多いでしょう。

ですが、今回紹介する方法でしたら、DIYでブレーキキャリパーの塗装が可能です。
この記事を最後まで読んで、愛車を自分の手でドレスアップしてみませんか?

 

2.DIYでブレーキキャリパー塗装する方法

プロの業者がブレーキキャリパーを塗装する場合は、ブレーキを分解して作業を行います。

これには整備士免許が必要となり、素人が行うことはできません。素人がDIYでブレーキキャリパー塗装を行う際は、車体からブレーキを取り外さずに行う必要がありますので注意してください。

 

まずは準備するものを紹介します。

2-1.耐熱塗料を使用する

ブレーキキャリパーは非常に高温になるパーツです。

一般道を走行しているときでも100℃前後になります。さらに山道など、ブレーキを踏む機会が多い場所では130℃以上に達する場合もあります。

これだけ高温のパーツに一般的な塗料を使用すると、すぐに塗装が劣化してしまいます。
ブレーキキャリパー塗装には必ずプロ仕様の「耐熱塗料」を使用しましょう。

近年は、ホームセンターなどでも安価な耐熱塗料が手に入りますが、耐久性を考えると、専門店からプロ仕様のものを購入することをおすすめします。

耐久性はもちろんのこと、発色性にも優れていて、色の種類が20~30くらい、艶の有無など豊富バリエーションから選ぶことができます。

2-2.ブレーキキャリパーを洗浄

ブレーキキャリパーは、鉄粉やグリス汚れが多く付着していることが一般的です。そのため、ブレーキクリーナーやシリコンオフなどを使用して、油分や鉄粉をしっかりと落とすことが重要です。これによって、仕上がりが大きく向上します。

ブレーキクリーナーやシリコンオフは、ボディなどに付着しないように気を付けましょう。

 

2-3.ブレーキキャリパーを足付け

キャリパー全体に細かい傷を付けていきます。この工程を「足付け」と言います。複雑な形状の場合はワイヤーブラシを使うことも良いでしょう。この工程で取り除けない汚れや錆も同時にきれいに取り除くことができます。

足付けができたら、再度ブレーキクリーナーで洗浄します。

 

2-4.ブレーキキャリパーをマスキング

ブレーキローターやパッドなどに無駄な塗料がかからないよう、マスキングを行いましょう。特に、ブレーキフルードが通るところ、ブリーダープラグやバンジョーボルトの取り付け部、ピストン周りに注意してください。ブレーキディスクやキャリパーピストン部に塗料が付着すると安全性に支障が出るため、注意が必要です。

2-5.ブレーキキャリパー全体を脱脂

最終的に、塗料がしっかりと密着するように、ブレーキクリーナーで、ブレーキキャリパー表面の油分を除去しましょう。表面に油分が残っていると、塗料がうまく密着せず、綺麗な塗装ができません。

2-6.耐熱塗料で塗装

刷毛を使って耐熱塗料を塗っていきます。
まずは耐熱塗料を「耐熱塗料専用薄め液」で薄めてください。一般的には20%希釈程度ですが、購入した塗料の説明書をよく読んで薄めましょう。

刷毛で塗る際は、一度にすべて塗るのではなく、2〜4回に分けて垂れないように塗装しましょう。最初は全体に薄く色が付いた程度で一旦手を止め、約10分間乾燥させます。

もし垂れてしまった場合は、塗料が完全に乾燥した後、800番の耐水ペーパーで研磨し、平らにしてから再度塗り直してください。失敗しても焦らず、ゆっくりやり直すことが大切です。

塗装で重要なのは時間と根気です。心してかかりましょう。

重ね塗りを行う際は、色のムラがないように一定の方向に均一に塗っていくことが重要です。できるだけ明るい場所で、さまざまな角度から確認しましょう。刷毛は立てずに傾けて使用すると、より均等に塗ることができます。

塗装が終わったら説明書に従い、きちんと乾燥させましょう。

 

3.素人がDIYでブレーキキャリパーを塗装するデメリットは?

ここまで、耐熱塗料を使って、DIYでブレーキキャリパー塗装をする手順を紹介してきました。プロに依頼しなくても、安く愛車のドレスアップができて、自分で塗装したという達成感も得られて最高ですね。

しかし、やっぱりデメリットはあります。以下で紹介します。

 

3-1.足付けが甘く塗装が剝がれやい

ブレーキキャリパーは非常に複雑な形状をしています。
これを素人がDIYで足付けをすると、どうしても足付けが十分でない部分が残ってしまい、塗装が剝がれやすくなってしまいます。

 

3-2.細部のマスキングが難しい

こちらもブレーキキャリパーの形状が複雑なことが要因ですが、塗る部分以外にすべてマスキングを施すことは非常に困難です。

そのため、塗装したくない部分を塗装してしまったり。塗装すべきところにマスキングがかかってしまい、ちゃんと塗装できなかったりします。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は耐熱塗料を使ってDIYでブレーキキャリパー塗装を行う方法を解説してきました。

ブレーキキャリパーは重要なパーツですが、注意事項をしっかりと守れば、安全に安価でDIY塗装を行うことができます。

マスキング等が難しく、細部の出来上がりに納得がいかないこともあるかもしれません。でもホイールを付けたら意外と細部は目立たないので多少失敗しても大丈夫(だと個人的には思います)。

何よりも自分の手でブレーキキャリパー塗装をして、イメージアップやイメージチェンジをした愛車には、ますます愛着がわくことでしょう。

まずは、耐熱塗料のカラーラインナップを調べて、お気に入りの色があるかどうか調べてみてはいかがでしょうか。


塗装ブースという言葉は幅広い意味で使われており、塗装の専門施設である業務用の塗装ブースもあれば、趣味の塗装作業として自宅で利用する簡易型の塗装ブースもあります。この記事では、自宅やオフィスなどの屋内で使うための塗装ブースに焦点を当て、塗装ブースの種類や塗装ブースの選び方について解説します。さらには、おもしろ塗装工房がおすすめする屋内用の塗装ブースも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

塗装ブースの基本情報

まず始めに、塗装ブースの意味や塗装ブースが必要な理由について解説します。

塗装ブースとは

塗装ブースとは、自動車や釣り用ルアーなどを安全かつ効率的に塗装するために設けられた、排気機能や防塵機能を備えた仕切り、または専用施設を指す言葉です。

この単語は広い意味で使われるため、大規模な建物全体が塗装ブースになっている施設から、屋内での塗装作業をサポートする簡易的な塗装ブースまで含まれます。

なぜ塗装ブースが必要なのか?

塗装作業で使用する塗料には、揮発性(蒸発しやすさ)の高い有機化合物や引火性のある成分も含まれていることがあり、塗装作業は労働安全衛生法によって規制されるほどの危険性があります。

そのため、換気のできない屋内での塗装作業は基本的に避けるべきです。しかし、どうしても屋内で塗装を行う必要がある場合は、換気や排気機能に優れた塗装ブースを使用することが必要になります。

最悪の場合は、塗料の成分が建物火災や中毒症状を引き起こす危険性もあるため、十分に換気できる環境を整備しましょう。

塗装ブースの種類

塗装ブースは大きく分けて、専門業者が利用する施設型の塗装ブースと個人が趣味やDIYで利用する簡易型の塗装ブースの2つに分けられます。この記事では、自宅の屋内での利用を目的とした簡易型の塗装ブースの種類について解説します。

施設型の塗装ブースの種類には、「オープンフェイス」や「プッシュプル」「ダウンドラフト」などの種類がありますが、趣味やDIYで使う簡易型の塗装ブースは基本的に「オープンフェイス」タイプしかありません。

屋内用塗装ブースの選び方

オープンフェイス型の塗装ブースでも、フィルターの性能や換気能力には違いがあります。以下に、屋内用塗装ブースの選び方について説明します。

ファンを搭載しているか

塗装ブースには簡易型のものとして、使い捨て可能な段ボール製品も存在します。ただし、段ボール製品の塗装ブースの多くは換気用のファンが搭載されていません。

ファンがなければ、塗料の成分が部屋に充満し、塗装作業の安全性は低下してしまいます。少なくとも屋内での利用には、ファンを搭載していない製品は避けて、屋内利用にはファンを搭載した塗装ブースを選ぶことをオススメします。

設置サイズ

屋内用の塗装ブースは、自動車やスノーボードのような大きな製品を塗装する設備ではありません。プラモデルやランタンなどの小型製品の塗装に適しています。

作業をしやすいようにある程度の大きさは必要であり、塗装ブースの枠にスプレー缶やブラシなどが当たらないサイズ感のあるものを選ぶようにしましょう。

おおよその目安としては幅40cm以上のものが作業しやすいかと言えます。

フィルターシステム

屋内用の塗装ブースでは、塗料成分の排出や異物の除去のためにフィルターが重要となります。フィルターの性能は、繰り返し使用することによって徐々に低下しますので、フィルターが交換可能な製品を選ぶのが望ましいです。

あらかじめ製品ページを確認することで、フィルターの追加購入ができることを確かめておきましょう。

換気量

塗装ブースの換気量は重要な要素であり、「㎡/H」または「㎥/H」の単位でその性能を示します。「㎡/H」または「㎥/H」とは、1時間あたりに換気できる空気の面積または体積をあらわす数値です。この数値が高いほど換気量が優れていると言えます。

騒音レベル

塗装ブースでは、空気を入れ替えるファンの作動音は避けられません。ファンの種類には「プロペラファン(キッチンの換気扇に使われるファン)」や「シロッコファン(リビングのエアコンに使われるファン)」などがあります。

静音設計であるのはシロッコファンですが、換気量が多いのはプロペラファンであるため、換気量と騒音のどちらを重視するかによってファンの種類を選ぶことができます。

ダクトの長さ

屋内塗装では、作業場所と窓との距離も重要になります。DIYでダクトを延長することも可能ですが、そのためにはジョイント部分を適合する技術も必要です。そのため、購入時点で希望のダクト長になっている製品を選ぶことをオススメします。

目安として2m程度のダクトの長さがあれば、窓から少し離れた場所であっても作業がしやすいものと思います。

塗装ブースをお探しならおもしろ塗装工房

塗装専門業者であるおもしろ塗装工房では、省エネ設計で風量の強い、屋内用の簡易スプレーブースを販売しています。

省エネ仕様で強風量240㎡/H

おもしろ塗装工房の簡易スプレーブースは、風量がなんと240㎡/Hに達します。1時間あたり約68坪分の空気を換気することができます。

騒音レベルは一般的な会話と同等の60dBです。扇風機とおなじ程度の騒音レベルであるため、マンションなどでも使いやすいでしょう。ただし、騒音レベルは人によって感じ方が異なるため、壁の薄い集合住宅や夜間のご利用には注意が必要です。

塗装面をかんたんに変えるターンテーブル付き

簡易スプレーブースは、オープンフェイス型の「囲い式フード」を採用しています。内部にはターンテーブルが取り付けられており、塗装面を入れ替えやすく、塗り残しのチェックも塗装ブースから出すことなく完結できます。

窓に設置しやすい平型タイプの排気ダスト

排気ダストは窓に設置しやすい平型タイプを採用しており、窓枠にフィットしやすい形状をしています。また、そのスリムな形状によって折りたたみ時にもコンパクトに収納可能です。

ダクトの長さも2m程度あるため、作業台が部屋の中央にある場合でも使用でき、窓から少し離れた場所での塗装作業を可能にします。

折りたたみ可能で持ち運びやすい

取り外しのできる囲いフードやホースを採用しており、使用しない時にはコンパクトに収納できます。さらには、取っ手が付いているので持ち運びのしやすい設計になっています。

2台組み合わせてWパワーも可能

屋内で大きな製品を塗装する場合でも、簡易スプレーブースを2台を組み合わせることで塗装ブース内に収めることも可能です。換気量も強力になるため、長時間のスプレー作業や高出力が必要な状況でも対応できます。

2台の簡易スプレーブースを揃えてダブルパワーを体験してみるのもいかがでしょうか。

屋内用の塗装ブースに迷われたらおもしろ塗装工房へ

この記事で紹介したように、趣味やDIYで利用する屋内用の塗装ブースは、基本的にオープンフェイス型を購入することになります。

ただし、同じオープンフェイス型でもフィルター性能や風量などには違いがあるため、この記事で紹介した選び方を参考にして、自宅やオフィスに最適な塗装ブースを選ぶようにしましょう。

どの製品を選ぶべきか迷われている方は、塗装専門業者であるおもしろ塗装工房の簡易スプレーブースをご検討いただくことをオススメします。


「バイクをDIYで塗装する方法を知りたい」 「おすすめの塗り方やキレイに仕上げるコツを知りたい」 「塗料や道具をそろえたいけど何を買えばいいかわからない」 「業者に塗装を頼んだら高額だったので、自分で塗装できるか調べたい」   特にバイクのタンクやカウルを自分で塗りたいけど、うまくいくか心配という方は多いのではないでしょうか? 今回は、自分でバイクの塗装をご検討されている方に向け、塗装のプロが実際に導入している塗装の手順やコツをご紹介します。
この記事を読めば、誰でもプロ級の塗装が目指せますのでぜひ最後までご覧下さい。
塗装実績30年、自称塗装オタクの「おもしろ塗装工房」がお届けします。  
  1. 【バイク塗装方法は3つ】缶スプレー・スプレーガン・業者
    1. 缶スプレーによるDIY塗装
    2. スプレーガンによるDIY塗装
    3. 塗装業者に依頼
    4. どの方法がオススメ?
  2. バイク塗装に使う塗料・道具10点
  3. バイク塗装の手順
    1. 洗浄・脱脂
    2. 下地作り
    3. 下地塗装
    4. カラー塗装
    5. クリアー塗装
    6. 仕上げ(研磨&バフがけ)
  4. バイク塗装の注意点
    1. 塗装場所と乾燥場所を確保
    2. 作業前にしっかり掃除
    3. 雨の日は避ける
  5. バイク塗装のコツ
    1. パーツ1つあたり5分で塗る
    2. 完全乾燥させてから次の作業へ
    3. 塗料は多めに用意
  6. まとめ

1.【バイク塗装方法は3つ】缶スプレー・スプレーガン・業者

まずはじめに、塗装方法について解説します。 バイクタンク・カウルの塗装方法は大きく3つあります。
  • 缶スプレー
  • スプレーガン
  • 塗装業者に依頼
それぞれのメリット・デメリットを順番に解説します。

1.1.缶スプレーによるDIY塗装

ホームセンターなどで購入できるタイプの塗料で、水性塗料・アクリルラッカなど様々な種類が販売されています。 バイク用品店などではバイク用も販売されており、一缶1,000円~2,000円前後で購入できます。

メリット

缶スプレーのメリットは価格と手軽さです。 予備知識のない初心者でも使えるため、ちょっとした傷隠し程度であればコストパフォーマンスに優れた塗装方法です。

デメリット

塗装面の美しさ・耐久性で、どうしてもスプレーガン・プロ塗装に劣ってしまいます。 例えば安価なスプレー缶だと次のような欠点があります。
  • 塗料の粘度が低いため垂れやすくなり、垂れた時に修正が面倒
  • 塗料ミストが荒いため塗装面がざらつく
  • 塗料の吹き出し量や吹き幅(範囲)を調整できず、ムラなどが発生する
どれも塗装の仕上がりを悪化させる要因となりますのでご注意下さい。 その他、本来スプレーは夏用、冬用と使い分けをしないと、塗料の揮発速度の影響で塗膜表面がざらざらになってしまう現象が起きてしまいますが、スプレー缶は通年使えるような仕様なので、夏にも冬にも中途半端な仕上がりになる事が多いです。 ちなみに、私たちのようなプロでも安いスプレーではきれいに仕上げることは極めて困難です。 実際、口コミサイトのレビューでも「見る人が見ればわかってしまう」「完璧にするのはなかなか難しい」などの感想が多くみられます。 ですから、量販店などで売っている安価なスプレー缶は応急処置として使うには最適ですが、対候性や仕上がり感を重視するような塗装を求めているのでしたら避けたほうが無難でしょう。

1.2.スプレーガンによるDIY塗装

スプレーガンはカップに入れた塗料を噴射する工具で、バイク・車・家具などさまざまな塗装に使用できます。

メリット

スプレーガンのメリットは、何といっても仕上がりの美しさです。 つまみ加減で噴射量を微妙に調整できるため、やり方を少し調べれば塗装経験のない初心者でも均一に塗装することができます。 美しくムラの無い塗装面は、見た目だけでなく耐久性の面でもすぐれています。

デメリット

スプレーガンは一般的に1万円以上するため、初期費用がかかるのがデメリットです。 また、缶スプレーと違い、使ったあとに簡単な洗浄が必要です。

1.3.塗装業者に依頼

ネットで検索するとバイク塗装専門店や、幅広いジャンルの塗装を受けつけている塗装屋がみつかります。 店舗への持ちこみはもちろん、ほとんどのお店では宅配便でのパーツ発送を受けつけています。

メリット

プロ塗装のメリットは、「仕上がり」です。 専用工具で経験豊かな技術者が塗装するため、素人にはなかなか難しい美しい仕上がりが期待できます。 また、グラデーションや複雑な模様など、プロにしかできない技法でのカスタム塗装も依頼できます。

デメリット

DIYに比べ費用と期間がかかること、綿密な打ち合わせをしないと思った通りの仕上がりにならないこともあります。 一般的に、バイクタンク塗装であれば費用は5万円~高いもので10万円超、期間は2週間~が必要です。 ですから頻繁に色を変えたいという方は、毎回依頼するのはやや割高になってしまいますので、ご自分で塗装されることをお勧めします。 そして、作業期間中はバイクに乗れなくなりますので、オフシーズンを狙うなど計画的に準備するとよいでしょう。 また、塗装業者にお願いしても思った仕上がりにならないトラブルも発生することがあるので、入念な打ち合わせをしながら完成イメージ図などを用意して依頼することが重要となります。 最後に、世の中には安上がりな塗装で終わらせてしまうような質の悪い業者もいますので、塗装を依頼される場合は必ずそのお店の口コミ・評判をチェックするようにしてください。   このように業者に依頼する場合でも、後悔しないためにはたくさんの準備が必要となります。

1.4.どの方法がオススメ?

「とにかく安く済ませたい!」というケースを除き、スプレーガンでの塗装をお勧めします。 缶スプレーと専用工具では、やはり塗装の仕上がりに歴然とした差がうまれます。 人前でダサいバイクを見せたくないという方は必ずスプレーガンで塗装するか業者へ依頼するのがよいでしょう。 ではスプレーガンと業者への依頼のどちらがおすすめなのか?についてですが、「おもしろ塗装工房」ではスプレーガンによるDIY塗装をおすすめしています。 事前に十分な準備をしてプロに頼めば美しい仕上がりが期待できますが、経験上、一度バイク塗装を経験された方は他の複数パーツについても塗装したくなります。ですから将来的なコスパを考えるとスプレーガンでDIY塗装するのがおすすめとなります。 自分でやるのは一見大変そうですが、一度プロのやり方を学んでしまえば、標準的な塗装については意外と簡単にプロ級レベルまで近づけることができます。 加えて、これは個人的な意見になってしまうのですが、やっぱり自分で塗る方が断然楽しいからです。テストでもスポーツでもなんでもそうですが、自分で努力した結果、目標が達成できたときの幸福感は尋常じゃないですよね。塗装も全く同じで、人に塗ってもらうより自分で塗った色を誰かに褒めてもらったときの方が断然満足度があります。 勿論失敗することもありますが、それはそれでよい思い出としてより愛着がわきます。そして失敗を繰り返すことで間違いなく自分の塗装レベルはアップしていくのですが、この成長の過程こそがとっても楽しいんです。 我ながら塗装業者なのに何言ってるんだ(笑)という気はしますが、これが正真正銘本音の意見です。 ですから今回は、自称塗装オタクが塗装オタク仲間増やせるよう(笑)、スプレーガンを使ったプロの塗装手順について徹底的に解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

2.バイク塗装に使う塗料・道具10点

今回は、バイクタンクとカウルの塗装方法をご紹介します。 塗装に使う道具は以下の10点です。 バイクの場合、耐ガソリン性があり伸縮性にも優れた「ウレタンサフェーサー」「ウレタンカラー」を使います。 またスプレーガンには、圧縮空気を作るコンプレッサーという機械を接続します。 これにより塗料が均一に噴射され、広い範囲も短時間で塗装できるようになります。 その他の道具については、手順の中で使い方を解説します。

3.バイク塗装の手順

バイク塗装手順は6つのステップに分かれます。
  1. 洗浄・脱脂
  2. 下地作り
  3. 下地塗装
  4. カラー塗装
  5. クリア塗装
  6. 仕上げ(研磨・バフがけ)

3.1洗浄・脱脂

はじめにラチェットや六角レンチを使って、タンクとカウルを車体から取りはずします。 タンク取りはずしの際は、必ず燃料コックをOFFにしましょう。 タンクとカウルを取りはずしたら、ホコリ・汚れをとるためにバイク用シャンプーや洗剤でよく洗浄します。 完全に乾かしたあと、シリコンオフで油分やワックスをしっかり除去してください。

3.2下地作り

今回は現塗装の上からリペイントするため、最初に布ペーパー#400で表面のツヤがなくなるまで研磨してください。 これは「足付け」と呼ばれる作業で、塗装面にあえてキズをつけることで塗装面を広げ、塗料の密着性を高めます。 この工程で塗装の仕上がりに大きな差が出るため、表面のツヤが均一に消えるまで丁寧に研磨しましょう。 研磨が完了したら、塗装したくない部分をマスキングテープで養生します。

3.3.下地塗装

下地作りが完了したら、ウレタンサフェーサーで下地塗装をします。 「サフェーサー」とは下地塗料のことで、あとから塗るカラー塗料のムラをおさえ、発色を良くする効果があります。 スプレーガンとコンプレッサーを使って、素早く均一に塗装します。 下地塗装を2回行うと細かな傷や凸凹が埋まり、本塗装がキレイに仕上がります。 乾燥には24時間以上かかりますので、急がずにゆっくりと作業を進めましょう。 サフェーサーが完全に乾いたら、タンクは耐水ペーパー#1000、カウルは布ヤスリ#600で足付けを行います。 細かな傷や凹凸があれば、この工程でしっかりとフラットにしておきましょう。

3.4カラー塗装

ここからいよいよ本番のカラー塗装です。 ウレタンカラーは好きな色味に調合もできますので、その場合は少量ずつ混ぜ合わせてください。 タンク・カウルの塗装を同時進行させると、塗料のムダがなく効率よく作業できます。 スプレーガンで少しずつ色を重ね、ムラにならないよう均一に塗装しましょう。 複数の色に塗りわける場合、一色目が完全に乾いてから、次の色を塗ってください。 カラー塗装は、2度塗り・3度塗りをすると塗膜が厚くなり深みのある色合いを出せます。 塗装が完全に乾いたら、マスキングを外します。

3.5.クリアー塗装

カラーが完全に乾いたら、ツヤ出しと塗装面保護のためにウレタンクリアーを塗装します。 スプレーガンでウレタンクリアーを均一に吹きつけ、乾燥させます。 完全に乾いたら、耐水ペーパー#1000~#2000で足付けをし、ウレタンクリアーを重ね塗りします。 重ね塗りにより、高級感のある深い光沢が得られるので、基本的には2~3回重ね塗りすることをおすすめします。 シールを貼る場合、カラー塗装後に貼り、上からクリアー塗装するとはがれにくくなり見た目も美しくなります。

3.6.仕上げ(研磨&バフがけ)

クリアーが完全に乾いたら、最後の仕上げです。 はじめに、耐水ペーパー#2000でブツ(塗膜に混入した小さなゴミやチリ)を取り除いてください。 その後、コンパウンドを中目→細目→仕上げの順で使用し、ツヤが出るまで磨きましょう。 これですべての工程が完了です。 お疲れさまでした!

4.バイク塗装の注意点

キレイに塗装し、効率よく作業するための注意点をご紹介します。

4.1.塗装場所と乾燥場所を確保

あらかじめ充分な広さの塗装場所と乾燥場所を確保しておきましょう。 大事なモノに塗料がかからないよう片づけと養生をし、換気も忘れずに行ってください。 屋外でも大丈夫ですが、雨や風が吹きこまないよう工夫して作業するとよいでしょう。

4.2.作業前にしっかり掃除

毎回作業前に、塗装場所・塗装ブースを隅々まで掃除しておきましょう。 衣服の糸クズなどにも注意し、塗装面にホコリ・ゴミが付着しないよう充分気をつけてください。

4.3.雨の日は避ける

雨の日など、湿度70%以上の日を避けて塗装しましょう。 湿度が高いと、塗装が霧のように白くぼやける「カブリ」という現象が起きやすくなります。 また、気温5度以下だと塗料の乾きが遅くなり、逆に35度以上だと早く乾燥してしまいザラつきの原因になります。

5.バイク塗装のコツ

最後に、塗り方のコツをご紹介します。 塗装は経験を積めば積むほど上達しますので、楽しみながらスキルアップしましょう。

5.1.パーツ1つあたり5分で塗る

1パーツ5分を目安に、短時間でサッと塗ることを心がけましょう。 あまり時間をかけすぎると、最初に塗った部分が乾きはじめてしまいザラつきの原因となります。 また、一度ではなく数回に分けて色を重ねるつもりでやると、ムラなく高級感のある仕上がりになります。

5.2.完全乾燥させてから次の作業へ

一回塗装したら、少なくとも24時間は乾燥させましょう。 乾かないうちに重ね塗りをすると、表面にでこぼこが生じたり、気泡が浮き出たりする原因になります。 3回重ね塗りをするのであれば、最低3日かけるつもりで作業に臨みましょう。

5.3.塗料は多めに用意

塗料は多めに購入しておき、段ボールなどで吹き付けの練習を行うと、上手に塗装できます。 本番塗装の際も、途中で塗料が切れるとムラの原因となりますので、充分な量をカップに入れてから作業しましょう。

6.まとめ

今回はバイクのタンクとカウルの塗装について解説しました。
  • DIY塗装なら缶スプレーよりもスプレーガンがおすすめ
  • 下地作り・下地塗装をしっかり行うと仕上がりがキレイ
  • 完全に乾燥させてから次の工程に進む
塗装は塗り方も大事ですが、掃除や天候への配慮など基本を徹底することでよりキレイに仕上がります。 あわてず丁寧に作業すれば、プロ級の仕上がりが実現できますぜひ一度試してみて下さい。 おもしろ塗装工房では、バイク塗装に最適なグッズ・塗料を通販でご提供しています。 購入して失敗するのが怖い、そんな方に対して無料でアドバイスもしていますので、メールかラインにてお気軽にお問い合わせください。   ↓ラインでのご相談はこちら(ラインの方が早くお返事できます) https://lin.ee/dJwEc3d ↓メールでのご相談はこちら info@tosou-ya.com

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