今日からできるラジコンヘリの塗装方法!

自分だけの作品を作ろう!今日からできるラジコンヘリの塗装方法!


子供から大人まで幅広い年齢層に人気のラジコンですが、中でもラジコンヘリは近年のドローン普及も相まって人気が高まっています。ラジコンは飛ばして遊ぶことだけではなく、塗装でオリジナル作品に仕立て上げることも醍醐味(だいごみ)の1つです。自分だけの作品が青空を自由自在に飛び回る姿は、想像しただけでも気分が高まってきますよね。そこで、今回ご紹介するのがラジコンヘリの塗装方法に関する基礎知識です。塗装のイロハを学んで、ラジコンヘリをもっと深く楽しみましょう!
  1. ラジコンヘリ塗装の基本
  2. ラジコンヘリの塗装を自分でやろう!
  3. ラジコンヘリ塗装を行うための道具購入と相談場所
  4. ラジコンヘリの塗装に関するQ&A
この記事を読むことでラジコンヘリの塗装に関して学ぶことができます。適当に塗装をすると塗装が剥がれたりボディー素材を痛めたりする原因となるので、失敗しないためにもぜひご活用ください。

1.ラジコンヘリ塗装の基本

まずはラジコンヘリと塗装に関する基本を学んでいきましょう。

1-1.塗装のメリットと魅力

普通、ラジコンと言えば「走らせたり飛ばしたりすることができるおもちゃ」というイメージが強いですよね。しかし、最近ではパーツを購入してチューンナップしたり、塗装を施して自分だけのワンオフ作品を作り出すなどの楽しみ方をしたりする人も増えてきました。特に塗装は、仲間内のチームカラーを施して一体感を演出したり、好きな映画やアニメに登場する機械のデザインを施したりするなど、さまざまな楽しみ方ができる魅力があります。

1-2.ラジコンヘリ塗装の特徴

ラジコンヘリに使われる素材の多くは硬質プラスチックとなっています。プラスチックの特徴は安価で塗料の密着性が高く、油性・水性にかかわらず塗料を使用できますが、衝撃に弱く割れやすいのが特徴です。ローター部分などには、ポリカーボネートが使用されることもあります。透明性が高く、耐衝撃性・耐熱性・難燃性・寸安定性(温度・湿度などによる、材料の膨張・収縮の度合い)などに優れていることが特徴です。一方、高温多湿の環境に弱いほか、一般的な接着剤が使用できません。また、プラスチック用の塗料を使うと接地の衝撃で剥がれてしまうため使用不可です。ポリカーボネート用の塗料を使わなければいけません。そのほか、まれに軽量アルミなどを使うこともあります。軽量アルミは金属なので非常に強度が高いのが特徴です。金属用の塗料を使用しましょう。ラジコンヘリは複雑にパーツが分かれているため、一部分のパーツだけほかの樹脂素材が使われていることがあります。塗装前に必ず調べておいてくださいね。

1-3.どうやって再塗装すればいいの?

一般的には塗装業者に依頼するのがよいでしょう。一口に塗装業者と言っても車・バイクを専門とした塗装業者やギターなど楽器を専門とした業者などさまざまです。業者を選ぶ際にはホームページなどを確認し、どのような塗装が得意なのか調べるとよいでしょう。 もちろん、自分で塗装を行うこともできます。スプレー缶などを購入して試してみてはいかがでしょうか。

2.ラジコンヘリの塗装を自分でやろう!

日本にはプラモデル文化があるため、自分でラジコンヘリの塗装を自分で行う方も多くいます。塗装方法を学んで仲間入りしましょう!

2-1.必要な道具

基本的には以下のような道具をそろえる必要があります。

2-2.塗料の種類について調べておく

前述したように材質によって使用可能な塗料が違います。事前に所有しているラジコンヘリの詳細を調べ、どこに何のパーツが使用されているか確認しましょう。

2-3.マスキング・養生などの準備

マスキングは覆い隠す・包み込むという意味の用語で、事前に塗装を行いたくない場所に施すことで塗装を防ぎます。また、この際に使うテープがマスキングテープです。養生も基本的には同じ意味ですが、どちらかと言うと周囲の汚損を防ぐ意味で使われます。マスキングテープは塗料に侵されるタイプもありますので、密着性が良く且つ塗った塗料がはがれにくいタイプを選びましょう。新聞やブルーシートを用意し、塗料で家が汚れないようにしましょう。

2-4.塗装の基本手順

2-4-1.パーツを分解

説明書などを参考にパーツを分解します。

2-4-2.マスキング

塗装しない場所をマスキングします。 2. 塗装しない場所をマスキング

2-4-3.下地を作る

塗装箇所に白色をスプレーし下地を作りましょう。

2-4-4.着色

下地がよく乾燥したら、好みの色を薄く吹いていきます。乾いたら、もう1~2回ほど吹きましょう。 下地がよく乾燥したら塗装

2-4-5.可動部分などの着色

スプレー塗装が難しいローターの可動部分などは、筆を使って塗装します。うまくマスキングができるようなら、スプレーしても構いません。

2-4-6.乾燥させて完成

すべての部分の塗料が乾燥したら完了です。 6. すべての部分の塗料が乾燥したら完了

2-5.塗装のポイントとよくある失敗

上手に塗装するコツは薄く重ねることです。よくある失敗で、塗料を一度に厚く塗ってしまい、結果として色ムラが発生したり塗料が剥がれやすくなったりします。また、厚塗りになってしまうので乾燥に時間がかかるのも難点です。また、マスキングテープをほかのテープで代用する方がいますが、これも避けたほうがよいでしょう。上手にマスキングができないだけでなく、テープまで塗料に侵食されてマスキングに失敗したり、粘着剤が影響してきれいに剥がすことができなかったりするからです。

3.ラジコンヘリ塗装を行うための道具購入と相談場所

塗装に使う道具は普段の買い物ではなかなか見かけませんよね。一体どこで購入すればいいのか、どこに相談すればいいのかを把握しておきましょう。

3-1.購入できる場所

道具や塗料は通販サイトや塗装専門店、ホビーショップ、ホームセンターなどで購入することができます。スプレーガンやコンプレッサーなどの専門性の高い道具に関しては、塗装専門店以外では売っていないこともあるので、基本的には塗装専門店を利用するとよいでしょう。

3-2.選び方のポイント

前述したように、材質に合わない塗料を使うと塗装が剥がれやすくなったり、ボディー素材が痛みやすくなったりします。必ず所有しているラジコンヘリのどの部分に何の素材が使われているのかを確認し、それぞれに合ったものを使用しましょう。

3-3.困ったら業者に相談しよう

塗装専門業者なら簡単な相談に応じてくれます。どんな道具をそろえればいいのか分からなくて困ってしまった場合には相談してみてください。難しいようなら、業者に塗装を依頼するのも1つの手です。たとえば、おもしろ塗装工房ではさまざまな塗料や塗装道具を豊富に取りそろえています。また、疑問があれば丁寧に受け答えをしてくれますし、塗装依頼も可能です。腕の確かな職人が塗装を行うので仕上がりもきれいで安心できます。ぜひ、依頼してみてくださいね。

4.ラジコンヘリの塗装に関するQ&A

Q.再塗装すれば傷は消せるのでしょうか? A.傷の深さによっても違います。ひっかき傷のような細かいものなら塗装で消すことが可能です。深い傷になると多少の跡が残ることがあります。 Q.自分で塗装して失敗してしまったのですが、どうすればいいですか? A.塗装業者に依頼しましょう。大体の失敗なら挽回(ばんかい)が可能です。しかし、機械部分まで塗料で汚れている場合など、状態によっては難しい場合もあります。詳しくは業者側と相談してください。 Q.室内でも塗装は可能ですか? A.刷毛塗りの場合は可能ですが、スプレーガンで塗装する場合、塗料が飛散しますので、屋外での塗装をお勧めします。 塗料の種類によっては有害物質が含まれていることもありますので、必ず換気・防塵マスク・メガネをしながら行ってください。 Q.自分でやるのと業者に依頼するのはどっちがお得ですか? A.道具をそろえる必要があるので初期費用がかかりますが、長い目で見れば自分で行ったほうがお得でしょう。ただし、塗装技術の差は間違いなくあるので、仕上がりを重視するなら業者がおすすめです。 Q.ローターも塗装できますか? A.故障のリスクを考えると、駆動部は塗装しないほうが安全です。また、駆動部は回転による摩擦や、温度が高くなることがあるため、塗装は避けた方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたか?今回はラジコンヘリの塗装に関する情報をご紹介しました。ラジコンヘリに使われている素材はプラスチックや軽量アルミなどさまざまです。素材にあった塗料を使うことが、塗装を成功させる1番のポイントとなります。自分で塗装をする自信がなかったり、やってみたけど失敗してしまったりした場合には業者を頼ることも可能です。今回ご紹介した情報を有意義に活用し、ラジコンヘリをもっと深く楽しんでいきましょう!
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