一液ウレタンクリヤー　　(一液型ポリウレタン樹脂塗料）

【性　状】
種　　　類 ： 湿気硬化型ポリウレタン樹脂塗料
不揮発分 ： 25%～38％
乾燥指触 ： 一液ウレタン10分～15分　　　　新タイプ60分～
20℃硬化 ： 一液ウレタン2時間30分以上　　新タイプ6時間以上
鉛筆硬度 ： 一液ウレタン2H ～3Ｈ 　　　 　　新タイプ2Ｈ

希釈率　　：一液専用薄め液にて　２０％～７０％希釈（旧タイプ・新タイプ　共通）

★１液ウレタン塗料（速乾タイプ）の特徴
※一液型なので、塗装が容易。
※速乾型であるため、作業時間が短縮できる。
※光沢性に優れている。
※環境対応型塗料（ＴＸフリータイプ）
※完全乾燥後は、バフ掛けすることも可能です。
※硬度が高い　　鉛筆硬度：約３Ｈ
※肉持ちが良い。
※耐磨耗性に優れている。

★１液ウレタン塗料の扱い方について
※一液ウレタンは硬化が早いので、大量購入する場合1か月以内で使い切る量を目安にご購入願います。
※市販ジグ・ルアーをディッピングする場合、メーカーによってはクラッキングを起こすジグがございますので
　事前にメーカー確認を取るか、ディッピングでのコーティングは避けてください。
　
＜一液ウレタンと新一液ウレタンタイプの比較＞
＜黄変＞　　　　 　 　　　 　　　＜硬度＞　　　　　＜樹脂色＞　　　　　＜乾燥＞
一液タイプ：　難黄変　　　　　　　　硬い　　　　　　　若干あめ色　　　　　　早い
新タイプ　 ：　無黄変　　　　　　　　硬い　　　　　　　無色透明　　　　　　　遅い
（まったく黄変はしない）

★1液ウレタン塗料の短所
※２液性ウレタンクリヤーに比べ硬度が高いため、石などに当てると、塗布面が割れる事がある。
※難黄変(黄色に変色しにくい）タイプではあるが、2液ウレタンに比べると、若干レベルが落ちる。
黄変度： セルロース＞旧１液ウレタン＞２液ウレタン：新一液ウレタン
黄変　　　　　難黄変　　　　　　　　　　無黄変


※新一液ウレタンと一液ウレタンのの外観での違いについて
新一液ウレタンには、缶やビンに「遅乾タイプ」と「無黄変」というシールが貼ってあります。旧タイプ速乾タイプには何も貼ってありません。


■お客様からのご質問
＜質問＞
一液ウレタンの保管方法について教えていただきたく、メールしました。
先日購入しました一液ウレタンを室内の暗所に保管していたのですが、 日中の暑さのせいか、固まってしまいました…
HPに記載あるように、なるべく空気にふれないようにしたり、 うすめ液を入れて保管していたのですが、どうもうまくいきませんでした。
固化を防ぐためにどのようにすればよいかアドバイスをいただければ幸いです。

＜回答＞
一液ウレタンは空気と湿度・温度によって反応し硬化する塗料です。
夏時期は高温多湿のため、通常に比べ塗料の寿命は短くなってしまいます。

一概にどれぐらいで固まる・・・などの期間はその時の状況によって左右されますのではっきりと、お答えできませんが

個人的に使用した感じでは、目安として1か月～3か月前後だとご理解ください。


＜保存方法＞
1.ディッピング後はすぐに蓋を閉めるように心掛けてください。 蓋の開閉時間は1分以内に納める（空気と触れる時間を少なくする）
2.塗装後は臭いが漏れないよう ビニールに包んだ一液ウレタンを冷蔵庫に保管しています。（温度を下げる） ※誤飲の恐れがあるので、お子様がいない場合に限ります。
3.塗料使用後、一液薄め液で命一杯薄めてビンの中の空気量を少なくする。（ビンの中の空気と反応させない） 以上が挙げられます。
ビンの中の塗料が少なくなればなるほど、中に入った空気と反応して 硬化は速まりますので、私の場合でも今の時期は半分は使い切らないうちに、塗料は固まってしまいます。 塗料は生ものなので、購入後は早め（1か月以内）の使い切りをお勧めします。

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