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椅子の塗装【リペイント】再塗装
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椅子の塗装(再塗装)

お客様の要望
天然無垢の椅子を良く有るピアノ椅子のように、黒色にして頂きたいと思います。

■椅子の再塗装 塗装NO.1  2014/4/17

椅子の再塗装依頼です。
ピアノの椅子のように黒い艶ありにしてほしいとのこと。

今日からスタートです。

 
写真1                       写真2

脚4本と座部部分が届きました。
お客様には座部のクッションを取り外していただき送っていただきました。

本来なら金属パーツを分解し再塗装したいところですが、ネジが錆びていたり
外れないパーツがあったので、今回は金属パーツ部分をマスキングして作業に取り掛かります。


マスキングは専用のマスキングテープにて行います。
このマスキングの優れているところは、マスキングの後のテープを剥がした時に粘着ボンドが商材に着きづらいことや
また、塗料の溶剤にも侵されづらいので、マスキングに溶剤が浸透し素材が溶剤によって侵されることが少ない点です。

また、マスキングの剥がし安さもこの商品の特徴です。
粘着が弱すぎず強すぎずが良いです。

塗装屋がいくつものマスキングを試して、ようやくお勧めできるマスキングを見つけました。

マスキングの写真撮り忘れました(>_<)



■椅子の再塗装 塗装NO.2  2014/4/18


下地の塗装がどのような塗装で行ってあるかわからないので
一旦塗膜を剥がしてから再塗装に取り掛かりたいと思います。

 
写真1                       写真2

まずは脚1本1本丁寧にベルトサンダー#320で研磨していきます(写真1)
ベルトサンダーが無い方はミニサンダー  #180→#320(布ペーパー)で研磨してください。


写真3

脚4本・座部時間をかけて研磨が終わりました。(写真3)

今日はここまで




■椅子の再塗装 塗装NO.3  2014/4/21

今日は、木質用色止めシーラーを吹きたいと思います。
主液100ml硬化剤100ml薄め液冬用50mlの混合比で吹いていきます。
(写真1)
塗料には樹脂分が含まれているので意外と塗料の樹脂分が残り塗膜にブツ(不純物)が乗る場合があるので
塗料を作ってカップに移すときは、濾し紙を使って濾すと、不純物を取り除いてから吹くと吹き肌がきれいです。


写真1

カップ命一杯入れ過ぎです。
本来ならもう少し少ないカップ6分目位の量が吹きやすいです。




写真2

脚を固定して、研磨した脚・座部を吹いていきます。写真2
使用スプレーガン:明治F110−GT1.3(チューリップパターン)を使用しています。



■椅子の再塗装 塗装NO.4  2014/4/24


先日シーラーを吹いたので今日はポリサンを吹きたいと思います。

まずは研磨です。写真1
先日シーラーを吹いた時に出る毛羽立ちやブツを研磨しています。
#400布ペーパーを使用しています。

 
写真1                       写真2


次はポリサン(ポリエステル塗料ともいう)吹き
ポリサンは、中塗りの中でも肉もちが良いため、家具のピアノ塗装や艶あり(磨き塗装)塗装を施すときによく使われる中塗り剤になります。
エレキギターやピアノ・鏡面塗装によく使われますが、使い方にコツがあったり、硬化の際にを持ち火災の原因になるため、
今は敬遠されがちな塗料です。
しかし弊社では、仕上がりを重視したいため、あえてポリサンを使いたいと思います。

しっかりと扱い方を把握すれば大丈夫!皆さんが個人で塗装する場合は、しっかりと取扱説明書を読んで作業に取り掛かってください。
 
写真1                       写真2(写真撮り忘れたので以前の写真を使用しています)

ポリサンに硬化剤を混ぜると写真2のように緑色に変色します。
このように変色したら硬化しますという合図。

ポリサンは硬化剤をまでてから10分程度でゲルが来ますので、スピーディーに吹いていきます。
時間が掛かりそうだと思ったら、半分ぐらいに取り分けてから硬化剤を入れ吹いていくと良いでしょう。
ポリサンが吹き終わったら、すぐに洗浄液アセトンにてガンを洗浄するようにしてください。
ポリサンがガンの中に残っていると熱を持ち発火する可能性があるのですぐに洗浄することを心掛けてください。

使用スプレーガン:明治F110−GT1.3(チューリップパターン)を使用しています。

  
写真3                      写真4
丁寧に確実にたっぷりと吹いています。


写真5
ポリサン400mlで脚4本・座部が吹けました。
今日はここまで


■椅子の再塗装 塗装NO.5  2014/4/28


ポリサンを吹いて、じっくり乾燥させたので今日は最終研磨に入りたいと思います。

 
写真1                      写真2

細かなR部分や小口に関してはハンドで#600布ペーパー
平らな部分はベルトサンダーやサンディングブロックで研磨していきます#600布ペーパー(写真1・2)

この作業はポリサンを吹いた時に出来る凸凹やホコリ等を研磨して平らにする役目と
次に吹く塗料の密着をよくするための役割を果たします。

研磨が終わったら、ウレタンブラック吹きです。
主液100ml硬化剤10ml薄め液冬用70ml 合計180mlで吹いていきます。

 

使用スプレーガン:明治FMU−G0.5(平吹きタイプ)を使用しています。

このスプレーガンは微粒子化と今回のような小さめの物を吹くにはとっても便利です。
このレベルの大きさの物を吹くには、最適なスプレーガンです。

 

ウレタンブラックを吹く前に砥いだときに出る「粉」をしっかりとエアダスターで払います。


 
写真3                      写真4

 

まずは、本体を逆さにして裏側から吹いていきます。写真3・4

吹き終わったら一旦乾燥させます。


■椅子の再塗装 塗装NO.6  2014/4/30


昨日座部の裏側を吹き、一日乾燥させたので今日は表側を吹きたいと思います。

 
写真1                      写真2

塗料は前回と同じウレタンブラックです。
混合比もスプレーガンも同じです。

脚は1本1本確実に丁寧に吹いていきます。
写真1

座部部分も吹き残しが無いように、確認しながらじっくり確実に吹いていきます。
写真2


■椅子の再塗装 塗装NO.7  2014/5/2

今日は最終工程ウレタンクリアー吹きを行いたいと思います。

ウレタンクリアーは主液200mll硬化剤20ml薄め液夏用140ml 合計360mlの合計量で吹いていきます。

写真1

 
写真2                      写真3

使用スプレーガン:明治FーZERO Type Tを使用しています。
今回は、クリヤーをたっぷり吹いて高級感を出したいので、綺麗にたっぷり吹ける明治FーZERO Type Tを選びました。
吹き肌を確認しながら、目線を合わせてたっぷり垂れない程度にクリアーを吹いています。(写真3)


写真4

脚も1本1本垂れない程度にたっぷり吹いて

よし綺麗に吹けたぞ!!

吹付関係はこれですべて終了となります。
あとはじっくり乾燥させて、磨き作業となります。

完成間近!!



■椅子の再塗装 塗装NO.8  2014/5/9

連休前に吹いた、ウレタンクリアーが完全乾燥したので
今日は最終工程の磨き作業を行います。

 
写真1                      写真2

まずは耐水ペーパー#2000にてブツやホコリを研磨していきます。(写真1)
1本の脚で4面すべて研磨していきます。(写真1)

4本の研磨がようやく終わりました。
今度は磨き作業です。
小さめのバフ機で(コンパウンド)中目・仕上げ・艶出しと 3回に分けて研磨していきます。
1本で4面×3磨き×4本

 

大変な作業ですが、少しずつ完成に近づいています。


写真3

脚は完成〜〜

最後に座部です。

写真4

ともかく各パーツが細いので磨くのに一苦労!!

確実に丁寧に磨いていきます。

よし!!

完成〜〜
 
写真5                       写真6

これにてすべての作業が終了いたしました。
綺麗なピアノブラックに仕上がりました。

とっても高級感のある椅子に変身です。

○○さま

大変お待たせいたしました。
椅子に命を吹きかけましたので、改めて何十年とお使いになれると思います。

大事にお使いになってください。

ご依頼ありがとうございました。