
車の全塗装の費用は?相場からDIYとの違いまで徹底解説!
車の塗装が劣化してきたり、愛車をカスタムしたいときに全塗装は有効な手段の一つです。
しかし、広範囲に渡って塗装が必要になるので、費用が高額になってしまうのではないかと不安に思われる方も多いと思います。
この記事では、車を全塗装する際に業者依頼とDIYするケースの費用相場を解説していきます。
また、業者に依頼することを検討している方は、業者を選ぶ際のポイントもしっかり解説しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
1.車の全塗装が必要になるケース
ケース1:純正塗装の劣化や剥がれ
ケース2:純正とは異なるカラーにカスタムする
2.【業者】車の全塗装を依頼した場合の費用
3.車の全塗装費用が変わる理由
①塗料の種類の違い
②車体の大きさの違い
③施工内容の違い
4.【DIY】車を全塗装した場合の費用相場
5.業者に依頼した場合の全塗装にかかる期間
6.塗装する業者選びのポイント
Point1:インターネットで口コミや評判を調べる
Point2:ホームページの施工事例を確認する
Point3:見積内容が明確かどうかよく確認する
7.格安で全塗装してくれる業者もあるが注意が必要
8.まとめ
車の全塗装が必要になるケース
最初に、車の全塗装が必要になるケースを2つ解説します。
この章を読んでみて、自分の愛車に該当する場合は、全塗装を検討してみてください。
ケース1:純正塗装の劣化や剥がれ
車の塗装は、長期間雨や紫外線にさらされると劣化していきます。
特に、直射日光にさらされる屋外駐車や海沿いの地域に駐車されている車は、劣化しやすいです。
塗装の劣化が進行してくると、塗装が剥がれたり、ひび割れたりしてしまい、見た目が悪くなるばかりでなく、錆から車体を守れなくなってしまいます。
車を守るために、塗装に劣化や剥がれが目立つようであれば、全塗装も検討してもいいかもしれません。
ケース2:純正とは異なるカラーにカスタムする
愛車をカスタムしたいときも、全塗装は有効な手段です。
純正カラーにはない色で塗装したり、マット塗料やマジョーラ塗料などを選択すれば、より個性的な車に仕上げられます。
車のイメージチェンジを大幅に行いたいときは、全塗装はおすすめの方法です。
【業者】車の全塗装を依頼した場合の費用
業者に依頼した場合の、全塗装の費用相場を紹介します。
【全塗装の費用相場】
車種 | 費用相場 |
---|---|
軽自動車 | 30~50万 |
小型車(コンパクトカー) | 40~70万 |
普通車(セダン、SUV、ワンボックス) | 50~100万 |
車種や塗料の種類によって、費用は大きく変わり、施工内容によっては、相場以上に高額になる可能性があります。
この記事で紹介した費用相場はあくまで目安ですので、実際の費用は業者にしっかり見積りをとりましょう。
車の全塗装費用が変わる理由
全塗装の費用の相場を紹介しましたが、費用は様々な要因で変動します。
費用が変動する要因を3つ紹介しますので、参考にしてみてください。
①塗料の種類の違い
費用が変動する要因1つ目は、塗料の種類の違いです。
塗料には様々な種類がありますが、代表的な塗料は下記の5つです。
【代表的な塗料の種類】
塗料 | 特徴 | 費用 |
---|---|---|
ソリッド塗料 | 一般的な単色塗料 | 低価格 |
メタリック塗料 | 金属粒子を含み、光で輝く | 中価格 |
パール塗料 | 光の当たり方で、色が変化し、高級感を演出できる | 高価格 |
マット塗料 | ツヤを抑えた仕上がり | 高価格 |
マジョーラ塗料 | 光の角度によって変色し、鮮やかに発色する | 高価格 |
純正でよく使用される塗料は、「ソリッド塗料」、「メタリック塗料」、「パール塗料」の3つです。
車のカスタムが目的で、純正以外の塗料(マッド塗料、マジョーラ塗料)を使用すればさらに高額になる傾向があります。
②車体の大きさの違い
費用が変動する要因2つ目は、車体の大きさの違いです。
車体の大きさが大きくなるほど、使用する塗料の量や作業時間が増えるため、費用も高額になっていきます。
そのため、軽自動車に比べて、普通車のセダンやSUVの方が塗装範囲が広いので、費用も高い傾向にあります。
③施工内容の違い
費用が変動する要因3つ目は、施工内容の違いです。
例えば、ドアの内側まで塗装を依頼すれば、ドアの内側の部品を取り外さなければなりませんので、その分工賃が上乗せされます。
また、古い塗装に上塗りするのか、下地処理からお願いするのかで大きく費用が変わりますので、双方の食い違いを防ぐためにも事前に入念な打ち合わせが必要です。
【DIY】車を全塗装した場合の費用相場
業者に依頼した場合の費用の相場はお伝えしましたが、DIYではどのくらいの費用がかかるのか気になる方も多いはずです。
ここでは、DIYの費用の相場について解説していきます。
①DIYでは工賃がかからない
DIYでの全塗装は、自分で作業するため工賃がかかりません。
大幅なコストカットが可能になるので、予算が少ない方にとっては魅力的な選択肢です。
しかし、塗装に慣れていない方は、塗装に失敗するリスクが高いため、DIYをするかは慎重に判断する必要があります。
②DIYに必要な道具と費用
DIYに必要な主な道具は以下の通りです。
- スプレーガン
- コンプレッサー
- 塗料(下地塗料、カラー塗料、クリアーなど)
- サンドペーパー
- マスキングテープ
- シリコンオフ
- 手袋や保護メガネ
費用の相場は、スプレーガンやコンプレッサーのグレードや、塗料の種類によりますが、およそ5〜15万位になります。
スプレーガンやコンプレッサーを買い揃える必要がありますが、道具にこだわらなければ、安価で全塗装が可能です。
業者に依頼した場合の全塗装にかかる期間
業者に依頼する場合、全塗装にどれくらい時間がかかるのかも重要です。
一般的には、およそ1週間~1ヶ月程度かかる場合が多いですが、依頼した業者の込み具合や、季節によって変わります。
特に、冬季の塗装は乾燥に時間がかかるので、予想よりも時間がかかる可能性があります。
塗装する業者選びのポイント
業者選びは塗装の仕上がりに直結するため、とても重要です。
しかし、初めて業者選びをする方は、何を基準に選べばいいのか分からないと思いますので、業者選びのポイントを3つ解説します。
Point1:インターネットで口コミや評判を調べる
業者選びのポイント1つ目は、口コミや評判を調べることです。
全塗装を依頼する前に、インターネットで業者の口コミや評判を調べるのは必須です。
全てを鵜呑みにしてはいけませんが、口コミや評判が良ければ、腕のいい業者の可能性が高まります。
口コミや評判は簡単に検索できるので、最初に調べてみてください。
Point2:ホームページの施工事例を確認する
業者選びのポイント2つ目は、施工事例を確認することです。
業者のホームページには、施工事例を載せている場合も多いので、必ず確認しましょう。
施工事例を見れば、全塗装の仕上がり具合を確認できますし、施工実績が多ければ多いほど、信頼度が上がります。
Point3:見積内容が明確かどうかよく確認する
業者選びのポイント3つ目は、見積内容が明確かどうか確認することです。
例えば、下地処理はするのか、塗装の際に部品の取り外しはするのかなど、細かくチェックすることで、施工後のトラブルを避けられます。
また、見積内容がよく分からないときは、こちらから積極的に質問して、明確に回答してくれる業者を選ぶようにしましょう。
もし、折り合いがつかないときは、依頼しないという選択もありますので、見積りが無料かどうかもチェックしてください。
格安で全塗装してくれる業者もあるが注意が必要
インターネットを見てみると、10万円位で施工してくれる業者もあるようですが、注意が必要です。
基本料金が10万円で、オプションで金額が上乗せされるケースもあります。
また、格安業者だと仕上がりが悪かったり、塗装が長持ちしない可能性がありますので、安易に依頼せずに施工内容を確認しましょう。
下地処理をしないかわりに、格安で請け負ったりしているかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では、車を全塗装する際に業者依頼とDIYするケースの費用相場を解説してきました。
業者に依頼する場合の車の全塗装は、塗料の種類や車体の大きさ、施工内容によって費用が変わります。安易に選択するのではなく、口コミや評判、施工事例をしっかり確認し、信頼できるところを探してみてください。
DIYで車の全塗装すれば費用は、材料費のみで抑えることが可能です、はじめてDIYを実施する場合は、小さいパーツで試してみるなど、十分に練習してから全塗装に挑戦した方がいいでしょう。