自転車のフレームを自分で塗装

自転車のフレームを自分で塗装したい! 必要な道具や手順は?

自転車は、手軽な移動手段として幅広い年代に人気があります。特に近年はロードバイクをはじめとするスポーツサイクルの人気が高まり、趣味として自転車を楽しむ人も多いことでしょう。さて、自転車を長年使っていると、どうしても塗装がはげてきます。「まだフレームは十分に使えるが、塗装がはげて見た目が悪くなってしまった」と悩んでいる人もいるでしょう。また「ロードレースに出たいのだが自分のバイクと一目でわかるように塗り替えたい」という人も少なくありません。そんな時は、世界に一つだけのオリジナル塗装をしてみるのもひとつの方法です。

そこで、今回は自転車のフレーム塗装を自分で行う方法を解説します。

  1. 自転車のフレームを塗装する意味
  2. 自転車のフレーム塗装に必要な道具
  3. 自転車のフレーム塗装の方法
  4. 自転車のフレーム塗装に関するよくある質問
  5. おわりに

この記事を読めば、自転車のフレーム塗装に必要な道具から方法までよく分かることでしょう。興味がある人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.自転車のフレームを塗装する意味

自転車のフレームは金属でできています。そのまま利用すれば、使っているうちにサビてしまうでしょう。最近ではカーボン素材のフレーム多く軽い反面傷が目立ってしまうこともしばしばあります。塗装は見た目をよくするだけなく、防サビ・防水・防汚などの効果があるのです。ですから、フレームの塗装がはがれれば、そこからサビが発生して広がることもあります。スポーツサイクルは、1台10万円以上する高価な自転車です。塗装がはげてきたら定期的に塗り直して長持ちさせましょう。

2.フレーム塗装に必要な道具

自転車のフレーム塗装には、以下のようなものが必要です。

ウレタン塗料はさまざまな色がありますので、お好みの色を選びましょう。ラメ塗料や光の当たり具合によって色合いが変わるマジョーラなどを使っても面白い塗装ができるでしょう。

3.塗装の方法

この項では、塗装工程を詳しく説明します。ぜひ、参考にしてください。

3-1.下準備

下準備まずは自転車を分解し、フレームだけにします。ロードバイクは分解しやすいので、器具があれば20分ほどでフレームだけにすることができるでしょう。次に、洗浄液アセトンで、皮脂をはじめとする油脂分を徹底して取り除きます。油脂類がついているとうまく塗料がのりません。油脂分を落としたら、下地材としてサフェーサーをスプレーガンで吹きましょう、これでさらに塗料のノリがよくなります。

3-2.塗装

塗装サフェーサーの乾燥には数日間かかります。完全に乾いたら、#1,000ぐらいの耐水ペーパーで足付け作業をしましょう。足付け作業とは、耐水ペーパーで塗装面にわざと傷をつけることで、塗料のノリをよくする作業です。丁寧に足付け作業をすれば、それだけ仕上がりがよくなりますので、根気よく行いましょう。足付け作業を行ったら、アクリルウレタン塗料を吹き付けます。単色で十分という場合は、塗装は1回で大丈夫です。マジョーラや蛍光塗料などを使いたい場合は、下地としてアクリル塗料を塗り、完全に乾かした後、再び足付け作業を行って、マジョーラを吹いていきます。塗料が完全に乾くまで丸1日はかかるので、塗料を重ね塗りする場合は、塗装に2,3日かけてください。

3-3.仕上げ

仕上げ塗料が完全に乾いたら、ウレタンクリアーを吹きます。これは仕上げ剤で剥離防止のためです。1回目のウレタンクリアーが乾いたら、耐水ペーパーで足付け作業を行い、2回目を吹きましょう。これで、塗料が長持ちします。

また、シールやロゴを貼りたい時には3-2工程の後に貼り、ウレタンクリアーを吹くとシールは剥がれなくなります。

3-4.模様をつけたい場合

模様をつけたい場合模様をつけたい場合は、3-2の工程中、全体の塗装が終わったら、模様をつけたい場所以外の箇所をマスキングテープで養生しましょう。その後、模様の部分に塗料を塗り、乾かせばきれいに模様がつきます。自転車のフレームは細いので、あまり複雑な模様は難しいでしょう。ワンポイント程度がおすすめです。

3-5.注意点

注意点ここまで記事をお読みいただければ分かると思いますが、フレームの塗装は、塗っては乾かすという作業の繰り返しです。しっかり乾かさないまま次の工程に進んでしまうと、剥離しやすくなってしまうので気をつけましょう。また、フレームを乾かす場所を確保しておくことも大切です。屋外でもかまいませんが、雨に当たらないように注意しましょう。さらに、ホコリっぽいところで塗装をすると、細かいゴミが貼りついて塗装がうまくいきません。

理想は、物置のような場所で塗装をしてください。カーポート内でも、屋根があるので雨にぬれることは防げます。

塗装中ホコリやブツが着いてしまった場合、塗膜が完全乾燥させた後、#2,000の耐水ペーパーでブツ取りした後、バフ磨きをすれば綺麗なつやが出るでしょう。

4.自転車のフレーム塗装に関するよくある質問

Q.自転車の塗装は、シティサイクルでも行うことは可能ですか?
A.可能ですが、シティサイクルはフレームだけを取り外すことが難しいので、しっかりと養生をして行ってください。塗料がチェーンにつくとうまく回らなくなります。

Q.ラッカーなどで一気に塗料を吹き付けてしまってはダメでしょうか?
A.足付け作業などを行わないと、仕上がりが汚くなります。せっかく塗装をするのですから、塗膜の強いウレタン塗料で塗装することをお勧めします。そして、丁寧な作業をしていきましょう。

Q.スプレーガンではなく、ハケで塗ることはできますか?
A.できないことはありませんが、スプレーガンの方が手早くきれいに塗れるのです。

Q.部屋の中で塗装をする際の注意点はありますか?
A.周りに塗料が飛び散らないようにしっかりと保護(養生)してから行いましょう。また、換気も行ってください。個人的には、軒下や屋外で塗装していくことをお勧めします。

Q.塗料などは手で触れても大丈夫ですか?
A.可能な限り避けましょう。特に、洗浄液アセトンや剥離剤は強力な脱脂効果があるので、素手でうかつに触れば皮膚がボロボロになってしまいます。必ずゴム手袋をして行い、ゴーグルやマスクもつけましょう。

Q.バイク塗装する場合、塗装のサポートなどはしてもらえますか?
A.ハイ、大丈夫です。まずは弊社が塗装した際のリペイントページがございます。必要な塗料・量・道具・混合比・各工程のインターバルなど詳細に説明しています。お客さまにあったリペイントページをお探しください。それでも不明な点がございましたら、お気軽にお問合せくださいませ。誠心誠意対応させていただきます。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は自転車のフレームを自分で塗装する方法を解説しました。自転車のフレームは細いですが比較的塗りやすいものです。時間はかかりますが、自分で塗装した自転車は、より愛着がわくでしょう。塗装は1年中行えますが、気温が高めの方が塗料のノリもよくなります。真冬は避け、春~初夏の頃、真夏は避けて秋の始まりの頃までに作業をするとうまくいきやすいでしょう。

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