弓を塗装したい人は必見! 再塗装で成功するためのポイントを伝授!

弓を塗装したい人は必見! 再塗装で成功するためのポイントを伝授!

弓道を行う人にとって、弓は最も大切なものです。丁寧にお手入れをし、大事に扱っていても、経年劣化で塗装がはげてくることがあるため、再塗装を考えている人もいるでしょう。しかし、弓の塗装では、どんな塗料を使うのか・どんな塗装工程があるのかなど、よく分からないことが多いものです。そこで、今回は、弓の塗装で必要なポイントを詳しく解説します。

  1. 弓の塗装について
  2. 弓の塗装で用意するもの
  3. 弓の塗料の選び方
  4. 弓の塗装工程について
  5. 弓を塗装するときの注意点
  6. 弓の塗装に関するよくある質問

この記事を読むことで、弓の塗装について詳しく分かります。まずは、記事をじっくり読んで参考にしてください。

1.弓の塗装について

弓は、使い続けていくうちに摩擦や経年などの理由で塗装がはがれてくることがあるものです。塗装がはがれてしまった弓は、見た目が悪いだけでなく、耐久性も劣ります。この先も弓を使い続けるのであれば、再塗装が必要です。
昔ながらのカシューや漆を使った塗装もありますが今回は今多くに使われているウレタン塗装での塗装をご紹介いたします。
弓の再塗装は必要な道具と場所・塗料があれば、自分で行うこともができます。ただし、むらなく美しい仕上がりを望むなら、業者に依頼するほうが確実です。

2. 弓の塗装で用意するもの

弓の塗装を自分でやりたい人は、以下のものを用意してください。

弓の塗装に必要なものは、専門店で相談しながら選ぶことをおすすめします。当おもしろ塗装工房でも豊富に取りそろえておりますので、お気軽にご相談ください。

3.弓の塗料の選び方

弓の塗装で、塗料の選び方を詳しく解説します。

3-1.柔軟性があるか

弓はしなるため、伸びがよく、柔軟性がある塗料を使用することが大前提です。柔軟性がない塗料では、すぐにひび割れてしまいます。たとえば、ウレタン塗料のなかでも弓の曲げ伸ばしに対応できるしなりに強いウレタン塗料を使用しましょう。

3-2.塗装してもしなりや重量に変わりはないか

再塗装した場合、重量やしなりにかわりはないか、重要なポイントです。塗装を行うと、弓にわずかながらも変化が分かります。重さ・しなりは、弓の使い勝手を大きく左右するものです。自分の思いどおりに弓を操るためにも、一旦塗膜を剥離してからの再塗装が望ましいです。

3-3.好みの色合いか

塗料の色合いが好みであることも重視しましょう。見た目の色合いが好みであることは、弓への愛着を増します。つやあり・なしによっても、色合いが違って見えることもあるものです。特に、仕上げ塗装に使う塗料や質感は、業者ともよく相談して決めるといいでしょう。

4.弓の塗装工程について

弓の塗装工程を解説します。

4-1.塗装をはがす

塗装をはがすまずは、現在の塗装をきれいにはがします。弓は木材でできているため、溶剤(剥離剤)は使用できません。剥離剤を使用してしまうと剥離剤成分が木質に浸み込んでしまい、そのあとに塗装する仕上がりに悪影響を及ぼし、密着不良やクラックの原因になります。
塗膜の研磨はミニサンダー#180の布ペーパーを使いましょう。このとき、細かな傷も同時に取り去ることができます。塗装の仕上がりをよくするためにも、細かな部分まできちんとはがしましょう。
最初は荒い#180~#400のように木地調整が仕上がるにつれて細かな番手に変えて研磨していきます。

4-2.下地塗装

下地塗装塗装をはがした後は、下地塗装をします。下地塗装ウレタンサフェーサーを用意し、スプレーガンを使用して均一に塗装しましょう。塗料の混合比は、主液10に対し、硬化剤1・薄め液7にしてください。乾燥には、12~24時間必要です。

4-3.本塗装

本塗装下地塗装が完全に乾いたのを確認したら、本塗装に入りましょう。下地の凹凸がある場合は、#320の布ペーパーで研磨してください。ウレタンカラー塗料の混合比は、主液10に対し、硬化剤1・薄め液7となります。今回はマジョーラアンドロメダⅡの塗装を行うので、はじめにウレタンブラックで塗装して行きます。

本塗装2乾燥後はマジョーラアンドロメダⅡを吹き付けていきます。
使用スプレーガンは明治F55-G(平吹きタイプ)0.5口径

4-4.クリアー塗装

クリアー塗装カラーリング後は、ウレタンクリアー塗装で仕上げます。クリアー塗装用塗料は、主液50mlに対し、硬化剤5ml・薄め液冬用30mlの混合比です。全体に吹きつけたら4時間ほど乾燥させ、再塗装してください。

4-5.研磨する

研磨するクリアー塗装後、3~7日常温乾燥してから研磨して仕上げます。まずは、塗料が完全に乾いている状態を確認してください。塗料が乾いていないうちに研磨すると、傷の原因になります。完全に乾いている状態で、#2,000の耐水ペーパーコンパウンドの順番で研磨してください。磨きすぎて塗料をはがしてしまうことにならないように注意しましょう。機械がなければ、ウエスにコンパウンドを付けて磨いてください。

完成艶が出てきたら完成となります。

5.弓を塗装するときのポイント

弓を塗装するときのポイントを解説します。

5-1.仕上がりイメージを明確にしておく

弓の塗装を業者に依頼するときには、仕上がりイメージをきちんと伝える必要があります。色だけでなく、つやあり・なしなどについても、具体的に決めておきましょう。適当に依頼すると、業者が困ってしまうだけでなく、完成後の不満につながります。イメージどおりに仕上げてもらうためにも、業者とよく相談し、アドバイスを受けるといいでしょう。

5-2.納期に余裕を見ておく

弓の塗装は、複数の工程が必要になります。塗料を塗るたびにしっかり乾燥させる必要があるため、納期には余裕を見ておきましょう。納期の目安は、受注後8週間程度は必要です。使いたい日が決まっているのなら、余裕を持って依頼するか業者に相談してください。
塗装は急いで行うと硬化不良を起こしたり・密着不良を起こす原因になりますので、
塗装納期は気持ちに余裕を持つことが重要です。

5-3.信頼できる業者に依頼する

弓の塗装は、信頼できる業者に依頼すると安心です。業者の選び方は、以下を参考にしてください。

  • 弓の塗装実績が豊富
  • 塗料や塗装に詳しく、高い技術力を持つ
  • 塗料や道具を豊富に取りそろえている
  • 親切で丁寧な対応ができる
  • リーズナブルな価格設定

なお、当おもしろ塗装工房も、弓の塗装でご好評をいただいています。ぜひ、ご検討ください。
ご自分で弓塗装に挑戦してみた方も当おもしろ塗装工房に相談してみたらいかがでしょう。

6.弓の塗装に関するよくある質問

最後に、弓の塗装に関するよくある質問に回答します。それぞれ目をとおし、役立ててください。

Q.弓の再塗装は何年ごとに行うべきですか?
A.厳密な決まりはありません。目安としては、違う色で塗ってみたいと思ったタイミング、または塗膜が剥がれ気になるタイミングという事になるでしょう。そのほか、塗装のはげやひび割れが気になってきたときにも、適宜行うようにしましょう。

Q.弓を再塗装するメリットは?
A.弓の寿命が長くなる・見た目が美しくなる・強度が増すなどです。弓のコンディションをよくなれば、試合などでもよい結果を出すことができます。また、再塗装によって自己アピールすることができます。試合や練習時にマジョーラ塗装された弓で射れば周りの注目を浴びること間違いありませんね!
好みの色合いに仕上げることで、さらに愛着が高まることでしょう。

Q.塗装はがれを放置するとどうなりますか?
A.はがれた部分から水分が入り込めば、内部の木材が腐ったりカビが生えたりする原因となるでしょう。また、本来の強度を保つことができなくなる可能性もあります。大切な弓を長持ちさせ、ケガを予防するためにも、再塗装を検討して見てはいかがでしょう。

Q.弓の塗装を業者に依頼して仕上がりが気に入らない場合は?
A.本来なら、塗装に関してのやり取りをしっかりと納得いくまで打ち合わせするのが基本となりますので、そのようなトラブルはまずないと思いますが、どうしても納得できないという事であれば、どこが気に入らないのかをまとめ、10日以内に業者に伝えましょう。ただし、もともと弓に深い傷があったなどの理由で塗装に影響が出ている・色合いが予想と異なったなどの場合は、業者とよく相談してやり直すか決めてください。なお、10日以上が経ち、すでに使用してしまった場合の傷や、業者のミス以外のやり直しは、全額自己負担となりますので、依頼前の綿密な打ち合わせを心掛けてください。
後のトラブルを防ぐためにも打合せ(やり取り)は、電話ではなく書面で残すようにメールで行うことがベストですね。納期・金額・塗装方法をしっかりと確認し納得したうえで依頼しましょう。

Q.弓の塗装を長持ちさせるコツは?
A.普段から気をつけてお手入れすることによって、長持ちさせることができます。使用後は、汗や汚れをきちんとふいておきましょう。また、雨水など、水分がかかったときもよくふき取って乾かしてください。その後、専用の保管袋にいれてホコリや衝撃から守りましょう。

まとめ

今回は、弓の塗装について詳しく解説しました。大切な弓を美しくよみがえらせるためには、適切に再塗装することが必要です。まずは、弓の塗装についてよく学び、基本を理解しましょう。弓の塗装は、道具や材料をそろえれば、自分で行うこともできます
し愛着も一際でしょう。しかし、仕上がりの美しさを追求するならば、プロの業者に任せるこことも考えてみてください。技術力があり、実績が豊富な業者に依頼すれば、満足できる仕上がりになることでしょう。

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