キャリパー塗装はダサい?カッコいい塗装デザインとは?
キャリパー塗装は、手軽なカスタムの手段ですが、「ダサい」と度々話題になる時があります。なぜ、キャリパー塗装が「ダサい」と感じられてしまうのか、理由が分からずに困惑している方も多くいらっしゃるはず。
この記事では、キャリパー塗装が「ダサい」と言われる理由や、かっこよく塗装するためのコツやデザインを解説していきます。キャリパー塗装する為に必要なカラーの選択や、塗装方法を知ることができますので、ぜひ読んでみてください。
目次
1.なぜキャリパー塗装がダサいと言われるのか
個人の価値観の違い
ボディカラーとキャリパー塗装のバランスが取れていない
ボディタイプに合わないカラーを選択している
キャリパー塗装の仕上がりが悪い
2.キャリパー塗装がダサくならないためのコツ
ボディタイプやボディカラーに合わせてキャリパー塗装する
プロの業者にキャリパー塗装を依頼する
3.DIYでキャリパー塗装をキレイに仕上げる塗装方法
汚れ、油分を洗浄する
塗装しない部分に養生する
耐熱塗料を使用して塗装する
4.キャリパー塗装後にダサく見られないための注意点
キャリパー塗装をした後は定期的に手入れをする
塗装が剥がれてきたら、再塗装を検討する
5.まとめ
なぜキャリパー塗装がダサいと言われるのか
キャリパー塗装の方法をインターネットで検索すると、度々「ダサい」というワードが出てきます。
なぜ、キャリパー塗装がダサいと言われるのか、理由を4つ解説していきます。
個人の価値観の違い
キャリパー塗装をダサいと思われる1つ目の理由は、個人の価値観によってダサいと思う基準が違うことです。
車をカスタマイズすることが好きではない方にとっては、カスタマイズした車を見るだけで、ダサいと感じてしまいます。
純正色のシルバーなどから、赤や黄色、黄緑など、明るいカラーのキャリパーを見ると「派手すぎる」と感じる方もいらっしゃいます。
また、大手ブレーキキャリパーメーカーを連想させる赤やオレンジなどを、純正キャリパーに使用することも、要因の一つのようです。
ボディカラーとキャリパー塗装のバランスが取れていない
キャリパー塗装をダサいと思われる2つ目の理由は、ボディカラーとキャリパー塗装のバランスが取れていないことです。
例えば、シックなボディカラーの車に、明るいカラーのキャリパー塗装を実施すると、バランスがとれず、ブレーキだけが浮いて見えてダサく感じられてしまいます。
詳しくは後述しますが、ダサく見えない様にするには、それぞれのボディカラーにあった塗料を選択することが重要です。
ボディタイプに合わないカラーを選択している
キャリパー塗装をダサいと思われる3つ目の理由は、ボディタイプに合わないカラーを選択することです。スポーツカーなどは、スポーティーさを象徴する赤などの明るいカラーが足回りにあると相性が良いですが、セダンやSUVなどのキャリパーに明るいカラーを塗装するとイメージと異なりバランスが崩れていしまいます。
キャリパー塗装の仕上がりが悪い
キャリパー塗装をダサいと思われる4つ目の理由は、キャリパー塗装の仕上がりが悪いことです。
DIYでキャリパー塗装した場合に、下地処理が不足しているなどで塗装にムラが発生してしまうと、見栄えが悪くなってしまいます。
塗装の仕上がりが悪いだけで、ダサいと感じてしまいやすくなってしまうので、キャリパー塗装の際はムラが発生しない様に慎重に作業する必要があります。
しかし、ダサいかもと感じてしまうのは自分だけで、ホイールの陰からちらりと見えるキャリパーは塗装のレベルをそこまで求めていないことのほうが多く、キャリパー自体が小さいこともあり、多少の色ムラは目立たないことのほうがほとんどです。
キャリパー塗装がダサくならないためのコツ
ここまで、キャリパー塗装がダサく見える理由を解説しましたが、ダサく見えないようにするコツもあります。2つのコツを紹介しますので、参考にしてみてください。
ボディタイプやボディカラーに合わせてキャリパー塗装する
1つ目のコツは、車種やボディカラーに合わせて、キャリパーのカラーを選択することです。
ここが1番重要で、塗料の選択を間違えてしまうと、どんなに塗装をキレイに仕上げても、ダサい印象を与えてしまいます。
下記にそれぞれの車種とボディカラーに合う塗料をピックアップしたので、ご覧になってみてください。
【車種でキャリパー塗装のカラー選択する場合】
ボディタイプ | キャリパー塗装におすすめの色 |
スポーツカー | スポーツカーにキャリパー塗装を施す場合、 レッドやブルーの塗料を使用するとスポーティーな印象を与えてくれます。 |
セダン | セダンなどの高級感のある車種には、ブラックなどがシックな印象を持たせ、 シルバーはエレガントな印象を持たせてくれます。 |
SUV | レッドはスポーティーな印象に、 ブラックやガンメタリックは力強いイメージになります。 |
コンパクトカー | レッドやブルーの塗料を使用するとスポーティーな印象にしてくれます。 |
【ボディカラーでキャリパー塗装のカラーを選択する場合】
ボディカラー | キャリパー塗装におすすめの色 |
ブラック | ・レッドはスポーティに ・ゴールドは高級感を演出 ・シルバーは落ち着いた印象に |
ホワイト | ・レッドは目立ちやすくスポーティーに ・ブルーはさわやかかつスポーティーに ・ブラックはシックな印象に |
シルバー | ・レッドとの組み合わせは人気で、スポーティーな印象に ・ブルーはスタイリッシュな印象に ・イエローは相性が良く、個性的な印象に |
レッド | ・ブラックはクールな印象に ・シルバーは控えめな高級感を演出 |
ブルー | ・レッドは定番の組み合わせでスポーティーな印象に ・イエローは個性的な印象に ・ブラックはクールな印象に |
ガンメタリック | ・ゴールドは高級感を演出 ・レッドは相性が良く、スポーティーな印象に ・ブルーはさわやかかつスポーティーに |
このように、車種やボディカラーに合わせて塗料を選択することでかっこよく仕上げることが可能です。
プロの業者にキャリパー塗装を依頼する
2つ目のコツは、プロの業者にキャリパー塗装を依頼することです。DIYよりも費用は高額になってしまいますが、プロに頼めばキャリパー塗装のカラーの選択も相談できますし、仕上がりが失敗してしまうリスクもありません。予算に余裕がある方は、初めからプロに相談するのもおすすめの手段です。
DIYでキャリパー塗装をキレイに仕上げる塗装方法
キャリパー塗装をプロの業者に依頼できない方は、DIYを選択することになります。DIYでダサくならずに、キレイに仕上げる方法を紹介しますので、参考にしてみてください。
汚れ、油分を洗浄する
キャリパーには、ブレーキダストや鉄粉、油分が多く付着しているため、塗料がしっかり付着する様に洗浄が必要になります。
洗浄方法は、ワイヤーブラシ等で磨きつつ、パーツクリーナーで洗浄すれば、汚れをキレイに落とせます。
汚れや油分が残っていると塗料のノリが悪くなり、塗料が弾いたりしてしまうので、まずはしっかりと洗浄(脱脂)を丁寧に行いましょう。
塗装しない部分に養生する
キャリパー周辺の塗装しない箇所については、マスキングテープやシートなどで養生し、余分な塗料が付着しない様にします。
塗装しない箇所にも塗料が付着してしまうと、塗料を取り除くのに手間やコストがかかりますので、念入りに養生しましょう。
養生した後に塗装に入りますが、塗料を完全に乾燥させてしまうと塗料とマキングテープとの境に段差がはっきりできてしまうので、塗装後はすぐにマスキングテープは剥がしたほうが段差が目立たなくなります。
耐熱塗料を使用して塗装する
キャリパーは高温になるので、通常の塗料ではなく、耐熱塗料での塗装が必要です。通常の塗料を使用すると、高温に耐えられずに、変色したり、塗料が焦げてしまったり、塗膜の劣化に繋がりますので専用の耐熱塗料を選択すのが良いでしょう。
塗装の際は刷毛を用意し、1~2回に分けて塗装していきます。メーカー指定の薄め液で適量希釈し、まずは一度塗りしてみましょう。素材が透けたりした場合は少し時間をおいて改めて重ね塗りするとよいでしょう。
重ね塗りの間隔は、塗料の種類や気候によって変動しますが、おおむね1~2時間程度です。
早い段階で重ね塗りすると刷毛に1回目の塗料が絡んでしまう為、2回目の塗りはスピーディーに塗ることをお勧めします。
※スプレーガンのでの重ね塗りの場合は10~20分程度でよいでしょう。
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キャリパー塗装後にダサく見られないための注意点
キャリパー塗装をキレイに仕上げたとしても、メンテナンスを怠ればダサく見えてしまいます。
ダサく見られないために、注意点を紹介していきます。
キャリパー塗装をした後は定期的に手入れをする
キャリパー塗装した後は、定期的に手入れをすることが大切です。走行を重ねていくと、ブレーキダストや油分がキャリパーに付着してしまい、見栄えが悪くなっていきます。
特に明るい色は汚れが目立ちやすいので、こまめに汚れをチェックし、キレイに保つように努めましょう。
塗装が剥がれてきたら、再塗装を検討する
どんなに手入れをしても、塗装の劣化は避けられません。塗膜の劣化や塗装が剥がれた状態を放置すれば、見栄えが悪くなり、ダサい印象を与えてしまいます。塗装が剥がれてきた場合には、再塗装することで綺麗保つことができます。
まとめ|
キャリパー塗装が「ダサい」思われてしまう理由は4つあり、
- 個人の価値観の違い
- ボディカラーとキャリパー塗装のバランスが取れていない
- 車種に合わないカラーの選択
- キャリパーの仕上がり不良
これらが原因で、キャリパー塗装してもダサい印象を与えてしまう可能性があります。
しかし、個人の価値観を除いては、車種ごとに合う塗料の選択や、バランスの取れるカラーを選択すれば、改善が可能です。
まずは、自分の愛車の特徴をよく理解し、慎重にキャリパー塗装のカラーを選択していきましょう。
仕上がりを良くするための塗装方法も重要ですので、この記事を読み返して、かっこいいキャリパー塗装を実現できることを願っています。
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塗装方法のアドバイスも行っておりますのでお気軽にお問合せくださいませ。