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ウレタン塗料にまつわるノウハウを提供します

車の塗装方法には様々な種類があり、車を個性的にDIYすることも可能になっていますが、近年ではチッピング塗装に注目が集まっています。チッピング塗装は、様々な車に塗装できますが、特にオフロード車に向いていて、個性がより引き立つ塗装方法です。

しかし、チッピング塗装をよく知らない方は、DIYの選択肢に入れていいのか迷っていること思います。

この記事では、チッピング塗装の特徴やメリット、デメリット、施工方法を紹介します。さらに、チッピング塗装を施した後の注意点も説明していきますので、より理解を深めることができるでしょう。

目次

1.車のチッピング塗装とは?
2.車のチッピング塗装のメリット

 2-1:重厚感を演出できる
 2-2:周囲との差別化を図れる
3.車のチッピング塗装のデメリット
 3-1:ほこりがたまりやすく、こまめに洗車が必要
 3-2:紫外線に弱い
4.車のチッピング塗装の施工手順
5.車のチッピング塗装の注意点
6.まとめ

車のチッピング塗装とは?

チッピング塗装とは、粒子状の添加物を含んだ塗料を吹き付ける塗装方法で、車などに吹き付けると、表面がザラザラした質感になります。防錆効果が高く、飛び石などの小さな衝撃に強いため、車体を傷から守るための塗装です。

デザイン面でも通常の塗料とは違う特徴を持っており、ザラザラした表面に加え、光沢感やツヤなく、マットな仕上がりになります。近年では、独特な存在感を出せるチッピング塗装に魅力を感じて、チッピング塗装を施す方も多く、耐久力を高めるというよりは、そのデザイン性に注目している方が多いです。

缶スプレーやスプレーガンで手軽に施工でき、塗装の失敗も少なく容易なため、DIYの選択肢として検討のしやすいのもポイントです。

 車のチッピング塗装のメリット

デザイン性への注目が高まっているチッピング塗装ですが、詳しくメリットを紹介していきますので、参考にしてみてください。

 重厚感を演出できる

チッピング塗装のザラザラした質感や、ツヤがないマットな仕上がりは、通常の塗装では真似できない重厚感を演出できます。

車体サイズの大きいオフロード車にチッピング塗装を施せば、より重厚感のある外観に仕上げることが可能です。

 周囲との差別化を図れる

車の塗装は、個性を引き出す為に大きな役割を果たしていますが、よくある通常の塗装では、同じ色や光沢感の車が多いため、個性を出しづらくなっています。

そこで、見た目がザラザラしていて、マットな仕上がりのチッピング塗装を施すことで、他の車とは一線を画した個性的な車に仕上がり、周りとの差別化が図れます。

他のユーザーと車の見た目で差を付けたい方には、ピッタリの塗装方法です。

車のチッピング塗装のデメリット

次に、チッピング塗装のデメリットを紹介していきます。

独特の塗料のため、デメリットもいくつか存在しますので、塗装を実施する前にデメリットに関してもよく理解しておきましょう。

ほこりがたまりやすく、こまめに洗車が必要

チッピング塗装は、表面がザラザラしている為、通常の塗装に比べてほこりや泥などの汚れがたまりやすくなります。汚れを放置すると、見た目も悪くなりますが、塗装を痛める原因にもなりますので、こまめな洗車が必要です。

詳しくは後述しますが、チッピング塗装はデリケートなため、塗装後のメンテナンスは欠かせません。

紫外線に弱い

チッピング塗装は、表面をクリアーで保護していないので、紫外線の影響を直接受けてしまい、劣化しやすいというデメリットがあります。
チッピング塗装後に艶消しの透明を塗ってコーティングするのも塗装面を長持ちさせるコツかもしれません。

塗装の劣化が早いと、色あせや塗料の剥がれが発生してしまい、せっかくのチッピング塗装が台無しになるばかりではなく、再塗装を頻繁に行う必要があるため、手間やコストが増える恐れもあります。

塗装を長持ちさせたい場合、車を使用していないときは、カーポートや車庫に保管したり、カバーをかけて、紫外線をなるべく受けない様に工夫がおすすめです。

車のチッピング塗装の施工手順

次に、チッピング塗装の施工手順について紹介していきます。正しく塗装を実施できれば、キレイな仕上がりを実現できるとともに、塗装も長持ちしやすくなります。

Step1:下地処理

チッピング塗装を行う前に、まずは下地処理をします。下地処理することで塗装の密着力を高め、塗装が長持ちしやすくなるため、非常に重要な工程です。

最初に、表面の汚れや油分はしっかり落とし、足付けします。足付けすることで、塗装の密着力が向上しますので、400番程度のサンドペーパーで、表面に細かい傷を作るイメージで作業しましょう。

足付けが完了しましたら、削りカスを取り除き、しっかり脱脂してから次の工程に移ります。

 Step2:プライマーの塗布

下地処理が終わりましたら、次はプライマーを塗布していきます。プライマーは、塗料の密着力を高める効果があり、チッピング塗料を剥がれにくくしてくれますので、なるべく塗布するようにしましょう。
足付けをした場合は、密着剤を塗布する必要はございません。

プライマーの塗布は、缶スプレーやスプレーガンを使用しますが、吹き付けの際は、15~20cm程度離れたところから薄く吹き付けます。

1度で厚塗りをするのではなく、2~3回に分けて薄く重ね塗りをすることで、ムラなく塗装できます。

プライマーの乾燥時間は概ね10分~1時間位ですが、気温や湿度などによって乾燥時間は変化しますし、メーカー毎の乾燥時間の目安がありますので、作業前に説明書をよく読んでください。

Step3:チッピング塗装の施工

プライマーが乾燥しましたら、いよいよチッピング塗装を施工していきます。

缶スプレーやスプレーガンで、15〜20cm程度離れた所から吹き付けていきますが、一度に厚く吹き付けるのではなく、2〜3回に分けて重ね塗りをするので、均一になるように薄く吹き付けてください。

重ね塗りの間隔は、メーカーによって違いはありますが、1回吹き付けたら5~10分位の間隔をあけてから重ね塗りをするようにしましょう。

塗料の表面が硬化する目安は、30分~1時間程度が目安ですが、硬化時間は気温や湿度によっても変化し、メーカーによって硬化時間に違いがあるため、取扱説明書でよく確認してから作業してください。

また、塗装が完全に乾燥するには数日から1週間以上かかります。厚塗りし過ぎると乾燥に時間がかかってしまいますので、注意しましょう。

 車のチッピング塗装の注意点

チッピング塗装はとてもデリケートですので、塗装後にもしっかりケアする必要があります。

デメリット解説の時も触れましたが、塗装のザラザラした部分にゴミや汚れが溜まりやすいので、こまめに洗車が必要です。洗車機を使用すると、塗装を傷めやすいので、基本的に洗車は手洗いで行いましょう。

スポンジは柔らかいものを使用し、塗装を傷めないように優しくこすります。汚れが酷い場合は、中性のカーシャンプーを使用して下さい。

洗い終わったら、柔らかいタオルで水気をしっかり拭き取りますが、塗装を擦り過ぎないように注意しましょう。

また、汚れが酷いからと言って、細かい粒子の入ったコンパウンドやワックスなどで磨いてしまうと、塗装が剥がれてしまう可能性がありますので、コンパウンドやワックスの使用は控えてください。

まとめ 

本来、チッピング塗装は飛び石などの傷から車両を守るための塗装ですが、近年ではそのデザイン性に引かれてDIYを実施する方が増えています。チッピング塗装は、車の重厚感を演出できたり、周りとの差別化を図れたりとメリットが多いです。

しかし、チッピング塗装はデリケートで、紫外線に弱かったり、汚れやホコリが溜まりやすいので、こまめに汚れが気になる方にとっては小まめに洗車する必要があり、手間かかります。

チッピング塗装は、通常の塗装と比べると、メンテナンスに手間がかかりますが、とても魅力的な塗装方法です。特徴をよく理解して、自分に合っていると感じたなら、ぜひ塗装にチャレンジしてみてください。


車は外装だけでなく、内装も年数が経過すると紫外線や高温の車内環境の影響を受けて、樹脂パーツの色褪せや、傷がついたり、見た目が悪くなってしまいます。その場合、車の内装をキレイに保つために、内装塗装がとても有効な手段となります。

しかし、内装の塗装に使う塗料は通常のもので良いのか?塗装方法は異なるのかなど、分からない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

この記事では、車の内装を塗装する際のメリット、デメリット、塗装方法などを解説していきます。内装を塗装するために必要な塗料や道具も合わせて説明しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

1.車の内装塗装のメリット
 1-1:傷ついた内装を補修できる
 1-2:自分好みの内装にカスタムできる
 1-3:DIYをすれば費用を抑えられる
2.車の内装塗装のデメリット
 2-1:外装塗装よりも塗装が難しい箇所がある
 2-2:素材によって塗装できない場合がある
3.車の内装塗装に必要な道具と塗料の選択
4.車の内装塗装の手順

 4-1:内装の取り外し可能な部品は外す
 4-2:塗装しない部分を念入りに養生する
 4-3:下地処理
 4-4:内装パーツの塗装
5.こんな人にDIYがおすすめ
6.まとめ

車の内装塗装のメリット

車の内装塗装には、古い車でも車内を綺麗な状態に保つことができるなど多くのメリットがありますが、代表的なメリットを3つ紹介します。

傷ついた内装を補修できる

車を使用していると外装だけでなく、物が当たったり、擦れたりすると徐々に内装も傷ついてきます。傷が目立ってくると、見た目が悪くなったり、使い古した感じが出てきてしまいますが、内装を塗装し直せば、傷も一緒に補修できるうえ、内装もリフレッシュできます。

上手に塗装できれば、車内がキレイになるだけでなく、気分も新たに愛車に乗車できるでしょう。

自分好みの内装にカスタムできる

内装を初期の状態に戻るだけでなく、自分好みにカスタムすることも可能です。これは、内装塗装の最大のメリットと言っていいでしょう。

車種によって違いはあるものの、個性的な内装というのはあまり見かけません。しかし、自分で好きな色を選んで内装を塗装すれば、個性的で自分だけの空間を作ることも可能です。

DIYをすれば費用を抑えられる

塗装業者に依頼すると、どうしても費用が高額になりがちです。もしDIYが可能であれば、かかる費用は道具と塗料のみですので、安価にカスタマイズできます。

ただし、作業に手間がかかり、失敗のリスクもありますので、塗装初心者であれば、小規模のDIYから試すのがおすすめです。

車の内装塗装のデメリット

車の内装塗装には、魅力的なメリットがある一方で、外装塗装とは違ったデメリットも存在します。
ここでは、2つデメリットを紹介しますので、参考にしてみてください。

外装塗装よりも塗装が難しい箇所がある

車の内装は、外装に比べて湾曲している部分や凹凸が多いので、塗装箇所によっては、色ムラがでたり、作業が困難な場合があります。

例えば、ローラーで塗装しようとした場合、湾曲している部分には塗装が塗りにくいですし、スプレーで部分的に塗装しようとしても、車内は狭く、シートなどの障害物も多いため、作業性が外装塗装よりも格段に悪いです。

そのため、内装塗装の場合はパーツを取り外したり、外装塗装よりも入念な養生が必要になる、手間が掛かってしまいます。

素材によって塗装できない場合がある

車の内装は、プラスチックや布など、様々な素材が使用されており、素材によっては塗装が上手くいかないものもあります。

例えば、シートに使用されているソフトビニールや合皮などは素材が柔らかいため、塗装してもすぐに割れてしまいます。

布などの塗料を吸い込みやすい素材も、塗料が内部に浸透してしまい、色が出なかったり、ムラが出来やすいのであまりおすすめではありません。

内装塗装する場合は、塗装しようとしているものがどんな素材かよく確認して、失敗のリスクを十分に考慮する必要があります。

車の内装塗装に必要な道具と塗料の選択

車の内装塗装を仕上げるために、必要な道具を揃え、適切な塗料を選択する必要がありますので、詳しく解説していきます。

必要な道具の準備

まずは、塗装に必要な道具を揃えます。
以下に必要な道具のリストを記載しますので、参考にしてみてください。

<内装塗装道具>

  • スプレーガンまたはスプレー缶
  • ローラー
  • プライマー
  • シリコンオフ
  • 耐水ペーパー(400~600番)

通常の塗装であればスプレーガンや缶スプレーを用意し、ツヤなしのマットな仕上がりを目指すのであればローラーを用意しましょう。

<内装パーツの養生>

<内装パーツを取り外し道具>

  • トリムリムーバー
  • プラスドライバー
  • マイナスドライバー
  • ソケットレンチとラチェットレンチ

シートを取り外す場合や、車種によっては内装に六角のボルトを使用してたり、特殊工具が必要な部分がありますので、ソケットレンチやラチェットレンチを準備しておくと、スムーズに作業できます。

また、インストルメントパネルやドアトリムを取り外す際には、傷を付けるリスクの少ないトリムリムーバーの使用をおすすめします。

内装塗装の塗料

内装塗装に使用できる塗料は、主に下記の3つです。

  • アクリル塗料
  • ウレタン塗料
  • ラッカー塗料

初心者に扱いやすい塗料は、水性アクリル塗料ですが、耐久力は低めです。ラッカー塗料も速乾性はありますが、やはり耐久力が低いので、耐久力を重視するならウレタン塗料を選択するのが良いでしょう。

車の内装塗装の手順

必要な道具と塗料を準備しましたら、いよいよ内装塗装です。正しい内装塗装手順を理解することで、内装塗装の失敗リスクを大幅に減らせますので、しっかり確認しておきましょう。

内装の取り外し可能な部品は外す

内装塗装する部品が取り外し可能なら、なるべく取り外した方が広い場所で塗装できるため、作業がかなり楽になります。内装塗装の場合は、いかに作業スペースを確保するかが重要になります。

ドアパネルやインストルメントパネルの外し方は、車種によって異なります。取り外し方が分からない場合は、ディーラーに確認しても良いですし、インターネットで「車種名 〇〇 外し方」などと検索すると、取り外し方法を解説している場合もありますので調べてみましょう。

無理に取り外そうとすると、内部のツメが折れてしまうなど再度取り付けができない可能性もありますので、注意してください。

塗装しない部分を念入りに養生する

車の室内で塗装する場合、塗装を開始する前に、マスキングテープやマスカーテープでガラスやシートなど、塗装したくない部分を必ず養生しましょう。

外装塗装と違い、車内で塗料を噴霧するため、飛散した塗料が思わぬ箇所に付着するリスクが格段に上がります。

また、養生の間にすき間があると、飛散した塗料が入り込んでしまいシートなどに付着してしまう可能性もあり、面倒ではありますが手を抜かずに養生することをおすすめします。

下地処理

内装パーツへ塗料の密着性を高めるために、塗装面を耐水ペーパー(600〜1000番)で軽く磨きましょう。

磨いたあとの削りカスをキレイに取り除いて脱脂し、スプレーガンや缶スプレー、刷毛などでプライマーを塗布することで、塗料の密着力が向上します。
研磨をするなら塗料の密着は良くなりますので、プライマーは必要ありません。

プライマーは一度に厚塗りするのではなく、2~3回に分けて薄く均一に塗布していくことで、ムラなく仕上がります。プライマーの乾燥時間はメーカーの説明書で確認し、乾燥しましたら、いよいよ塗装の工程です。

内装パーツの塗装

下地処理まで終了したら、次は塗装です。

【スプレー缶、スプレーガンの場合】

スプレー缶やスプレーガンで塗装する場合、塗装物から15~20cm程度離れた場所から、一度に厚塗りせずに、薄く均一に塗装してください。

塗装は2~3回に分けて重ね塗りをすると、ムラなくキレイに仕上がります。塗料が乾燥した後は、クリアーを吹き付けますが、塗装方法は塗料と同じで2~3回に分けて重ね塗りします。

重ね塗りの間隔は概ね10~20分程度ですが、メーカーによって違いがありますので、説明書をよく確認しましょう。

クリアー塗装が完全乾燥したら、最後に鏡面仕上げ用のコンパウンドで表面を磨くと、よりキレイに仕上がりますので、余裕がありましたら試してみてください。

【ローラー塗装の場合】

ローラー塗装の場合も、2~3回程度重ね塗りをすることで、塗装ムラを無くし、色が均一に仕上がります。ローラー塗装は、ツヤがないマットな仕上がりを目的としているので、仕上げにクリアー塗装する必要はありません。

【塗装後の注意点】

車の内装は人が乗り降りする空間のため、体の一部や衣服が塗装後の部分に触れてしまい、色移りしてしまう可能性があります。

クリアー塗装していれば、色移りのリスクは少ないですが、クリアー塗装していない場合は、塗装後も塗料がむき出しの状態ですので色移りがしやすくなります。

特に、色移りする一番の原因は塗装の乾燥不足ですので、焦らずにしっかり乾燥させることが重要です。もし選択した塗料に色移りの心配があれば、塗装を実施する前に別の場所でテストスプレーを実施し、色移りのリスクがないか確認しましょう。

こんな人にDIYがおすすめ

ここまで、DIYの方法を解説してきましたが、これからする説明に該当する人には特にDIYがおすすめです。もし該当しなくても、DIYに挑戦すること自体は全く問題ありませんが、検討の材料として読んでみてください。

費用を抑えたい人

特に、DIYをおすすめしたい人はコストを抑えたい人です。先にも触れましたが、業者に依頼すると工賃が発生してしまいますので、塗装範囲に関わらず数万円から数十万円かかる可能性があります。

しかし、DIYであれば材料費と道具代だけで済むため、コストを大幅に抑えることが可能です。「あまり費用は掛けられないけど、内装塗装は実施したい」という方は、DIYを検討してみてください。

内装の取り外しが苦ではない人

内装塗装は、外装と比べて内装部品の取り外しが必要となり、ある程度知識と技術が必要です。内装パーツの取り外しに初めて挑戦する方は、上手く取り外せない可能性が高いので、時間がかかってしまいます。

慣れている方でも、取り外しが難しい車種もありますので、部品を取り外す作業が苦にならない方は、DIYに向いていると言えるでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
車の内装塗装は、傷ついた部分を補修したり、自分好みに内装をカスタマイズするための有効な方法です。内装塗装が上手くいけば、自分の愛車により愛着を持てるでしょう。

しかし、車の内装には、色々な素材が使用されているため、塗装できる箇所を見極める必要がありますし、外装に比べて湾曲している箇所も多いので、塗装が難しい部分もあります。

メリット、デメリットを踏まえて内装塗装を実施するか検討してみてください。


「アクリルウレタン塗料とポリウレタン塗料の違いを知りたいけれど、どちらを選べば良いのか分からない」「それぞれの塗料の特長や用途を理解して、最適な塗料を選びたい」と考える方も多いでしょう。実際、選ぶ塗料によって仕上がりや耐久性に大きな違いが生じます。

結論としては、アクリルウレタンとポリウレタンの違いを理解し、用途に合った塗料を選ぶことが大切です。それぞれ異なる特長と適した用途があり、間違った選択をすると期待する結果が得られない可能性もあります。

この記事では、アクリルウレタン塗料とポリウレタン塗料の違いを詳しく解説し、失敗しない塗料選びの4つのポイントを紹介します。

目次

1.アクリルウレタン塗料とは?その特徴と用途
 1-1:アクリルウレタン塗料の概要と使用例
 1-2:アクリルウレタン塗料のメリットとデメリット
2.ポリウレタン塗料とは?その特徴と用途
 2-1:ポリウレタン塗料の概要と使用例
 2-2:ポリウレタン塗料のメリットとデメリット
3.アクリルウレタンとポリウレタンの違い
 3-1:耐久性の違い
 3-2:仕上がりと光沢の違い
 3-3:価格の違い
 3-4:環境への影響
4.失敗しない塗料選びのための4つのポイント
5.まとめ

アクリルウレタン塗料とは?その特長と用途

アクリルウレタン塗料の概要と使用例

アクリルウレタン塗料は、アクリル樹脂とウレタン樹脂を組み合わせた塗料です。アクリル樹脂の耐候性と光沢性、ウレタン樹脂の柔軟性と耐久性を兼ね備えており、さまざまな用途で使用されています。特に、自動車の塗装や工業製品のコーティングなど、耐久性と美しい仕上がりが求められる場面で広く使用されています。

また、アクリルウレタン塗料は速乾性があり、作業効率の向上に寄与します。自動車の塗装では、速乾性により作業時間を短縮でき、塗膜の硬度と光沢を長期間維持することが可能です。このように、アクリルウレタン塗料は、さまざまな分野でその特性を活かし、幅広い用途に対応しています。

アクリルウレタン塗料のメリットとデメリット

アクリルウレタン塗料は、アクリル樹脂とウレタン樹脂の両方の良い点を持つ塗料です。メリットとしては、高い耐候性と光沢が挙げられます。紫外線や雨にも強く、塗膜が長持ちするため、外壁や自動車・バイク・ルアーなど、屋外で使用する製品に多く用いられます。

しかし、デメリットもあります。2液型が一般的で、硬化剤との混合比率を正確に測る必要があり、初心者には扱いが難しい場合があります。また、臭いが強く、換気不足に注意が必要です。硬化時間も温度や湿度によって変わるため、施工環境を選ぶ必要があります。

ポリウレタン塗料とは?その特長と用途

ポリウレタン塗料の概要と使用例

ポリウレタン塗料は、耐久性と耐摩耗性に優れ、様々な素材を保護するのに適した塗料です。耐候性や耐薬品性も高く、船舶や航空機など過酷な環境下での使用も可能です。柔軟性があり、素材の動きに追従するため、亀裂や剥がれが起こりにくいのも特徴です。高い光沢を出すことができ、装飾にも利用されます。1液型と2液型があり、1液型はDIYにも適していますが、2液型はプロ向けの強固な塗膜を形成します。

ポリウレタン塗料のメリットとデメリット

ポリウレタン塗料の利点は、その耐久性と柔軟性です。摩耗や衝撃に強く、長期間にわたって素材を保護できるのが特徴です。また、耐化学性にも優れているため、過酷な条件下での使用に適しています。このような特性から、ポリウレタン塗料は多くの産業分野で高く評価されています。

ただし、デメリットもあります。特に2液型の場合、硬化剤との正確な混合が必要で、塗装の際に技術を要します。また、乾燥時間が長く、迅速な作業には適さないこともあります。塗装後の硬化過程でVOC(揮発性有機化合物)が発生することがあり、適切な換気と安全対策が求められます。

アクリルウレタンとポリウレタンの違い

項目アクリルウレタン塗料ポリウレタン塗料
利用場所自動車のボディ、屋外の建築物など、美しい外観が求められる場所に適している船舶、工場の床、家具、木質スピーカーなど、物理的な負荷や過酷な環境下での使用に適している
仕上がり高い光沢性と速乾性で、滑らかで美しい仕上がりを提供厚みのある塗膜と強い光沢を持ち、しっかりとした仕上がりを提供
耐久紫外線や酸性雨に強く、長期間にわたり塗膜の光沢と保護性能を維持摩耗や衝撃、化学薬品に強く、長期間にわたり素材を保護
コスト比較的安価で、多用途に使用できるためコストパフォーマンスが高い初期コストは高めだが、メンテナンスの頻度を減らせるため、トータルで見るとコストパフォーマンスが良い場合もある

耐久性の違い

アクリルウレタン塗料とポリウレタン塗料はどちらも高い耐久性を持っていますが、その特性には違いがあります。アクリルウレタン塗料は、耐候性と耐久性のバランスが良いのが特徴です。紫外線や酸性雨に強く、長期間にわたって光沢を保ちます。

一方、ポリウレタン塗料は、耐摩耗性に非常に優れており、物理的な負荷や化学薬品にさらされる環境での使用に向いています。日常的に摩擦や衝撃が加わる場面で、その耐久性を発揮します。また、化学薬品にも強く、過酷な条件でも長期間使用できます。

仕上がりと光沢の違い

仕上がりと光沢の点でも、アクリルウレタン塗料とポリウレタン塗料には異なる特性があります。アクリルウレタン塗料は、光沢があり、塗装後の表面が滑らかで美しい仕上がりになります。速乾性もあるため、作業時間を短縮できるという利点もあります。

ポリウレタン塗料は、光沢感と塗膜の厚み、強度を兼ね備えています。塗装後の表面は非常に硬く、しっかりとした仕上がりになります。また、ポリウレタン塗料は厚みのある塗膜を形成するため、塗装面をしっかりと保護する能力があります。光沢や仕上がりの質感を重視するか、塗膜の強度と耐久性を優先するかによって、選ぶ塗料が変わります。

価格の違い

価格面では、アクリルウレタン塗料とポリウレタン塗料に違いがあります。一般的に、アクリルウレタン塗料の方が安価で、多くの用途で使用されるため、市場に流通している量が多く、比較的低価格で提供されています。そのため、コストパフォーマンスを重視する場合に適しています。

一方、ポリウレタン塗料は初期コストは高めです。しかし、長期的に見れば、メンテナンスの頻度が少なく済むため、結果的にコスト削減につながることもあります。用途や予算に応じて最適な塗料を選ぶことが重要です。

環境への影響

塗料選びでは、環境への影響も考慮すべき重要な要素です。アクリルウレタン塗料は、環境への影響が比較的少ないとされており、水性タイプも普及しているため、VOCの排出が少ないです。これにより、環境に優しい選択肢となっています。また、水性塗料は溶剤を使用しないため、作業者の健康リスクも低減されます。

ポリウレタン塗料は、特に2液型の場合、硬化剤との化学反応によりVOCを排出することがあります。硬化時に熱を持つことがあるので、使用時には十分な換気が必要で、安全対策を講じることが求められます。さらに、溶剤を含む塗料は環境への負荷が大きいため、使用後の廃棄処理にも注意が必要です。最近では、環境負荷を軽減するために、低VOCや水性のポリウレタン塗料も開発されており、環境保護に配慮した選択が可能です。

失敗しない塗料選びのための4つのポイント

Point1:塗料の使用目的を明確にする

塗料を選ぶ際に最も重要なのは、その使用目的を明確にすることです。アクリルウレタン塗料とポリウレタン塗料のどちらを選ぶかは、使用する環境や求める性能によって決まります。

また、塗装する素材の種類も選択の際に考慮すべきポイントです。金属、木材、コンクリートなど、素材によって適した塗料は異なります。アクリルウレタン塗料は多用途に対応可能で、特に金属やFRP、プラスチックの塗装に向いています。ポリウレタン塗料は、木材や金属のほか、床材の保護コーティングにも適しています。目的を明確にし、それに最適な塗料を選ぶことで、理想的な仕上がりを得ることができます。

Point2:塗装する場所と条件に適した塗料を選ぶ

塗装する場所や条件も、塗料選びには欠かせない要素です。屋外で使用する場合には、耐候性や耐紫外線性が高い塗料が必要です。アクリルウレタン塗料は、紫外線に強く、長期間にわたり美しい仕上がりを保ちます。逆に、屋内で使用する場合でも、湿度や温度変化の影響を受ける場所には、柔軟性と耐久性に優れたポリウレタン塗料が適しています。

また、作業環境に合わせた塗料選びも重要です。たとえば、通気性の悪い室内で塗装作業を行う場合は、VOCの排出が少ない水性塗料を選ぶことで、作業者の健康リスクを減らすことができます。さらに、乾燥時間や硬化時間を考慮することも必要です。急ぎの作業であれば速乾性のある塗料が適していますが、時間に余裕がある場合は、塗膜が強固になるポリウレタン塗料を選ぶとよいでしょう。

Point3:メンテナンスや再塗装のしやすさを考える

塗料の選択においては、メンテナンスのしやすさや再塗装の手間も重要なポイントです。アクリルウレタン塗料は、塗膜がしなやかで割れにくく、再塗装を行う際の下地処理が比較的簡単です。これにより、塗装面の寿命を延ばし、長期間にわたって美しい状態を維持することが可能です。

一方、ポリウレタン塗料は、塗膜が硬くて強固なため、再塗装時にはしっかりとした下地処理が必要です。硬化した塗膜は剥がしにくく、平滑な下地を整えるためには、サンディングなどの作業が求められることがあります。しかし、その高い耐久性によって再塗装の頻度が少なく済みます。

塗装対象物の種類や使用環境に応じて、メンテナンスのしやすさや再塗装の手間を考慮し、最適な塗料を選ぶことが重要です。

Point4:総コストを比較し、予算に合った塗料を選ぶ

塗料を選ぶ際は、初期費用だけでなく、長期間の使用を考えた際の費用も考慮することが大切です。

アクリルウレタン塗料は、初期費用が比較的安価で、短期間の塗装や頻繁な塗り替えを想定している場合に適しています。しかし、耐久性ではポリウレタン塗料に若干劣るため、長期間の保護が必要な場合は、ポリウレタン塗料の方がおすすめです。

ポリウレタン塗料は、初期費用は高めですが、耐久性が高く、長寿命です。そのため、一度塗れば長期間メンテナンスの手間が省け、結果的にコストパフォーマンスに優れている場合があります。特に、再塗装が難しい場所や、長期間の保護が必要な場所には、ポリウレタン塗料を選ぶことで、長期的に見て費用を抑えることができます。

まとめ

アクリルウレタン塗料とポリウレタン塗料、それぞれの特長と用途を理解することで、最適な塗料選びが見えてきます。

どちらの塗料を選ぶべきかは、使用する環境や求める性能、予算によって異なります。アクリルウレタン塗料は、コストを抑えつつも美しい仕上がりを重視する方に適しており、ポリウレタン塗料は、長期間にわたる耐久性と強固な保護を求める方に最適です。この記事で紹介したポイントを参考にして、あなたの用途に最も適した塗料を選び、失敗しない塗装を実現しましょう。

おもしろ塗装工房では塗料にまつわる質問や、用途別の塗料アドバイスも承ります。


カーボン製のパーツは、軽量で丈夫であるため、レーシングカーやスポーツカーなどに多く採用されていますが、通常のパーツと比べると非常に高価であり、劣化による修理や交換となると躊躇ってしまう方も多いのではないでしょうか?

お気に入りのカーボンパーツが経年劣化により、剥がれや色褪せなんてとても悲しいですよね。かつてはツヤがあり光り輝いていたのに、今ではツヤはなくなり、白っぽく変色してしまう。なんとかしたい!その気持ち、よくわかります!

この記事では、カーボンパーツにクリア塗装を再塗装することで新品同様に蘇えらせる方法を解説していきます。おすすめの塗料や、劣化させない方法も合わせて紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。

目次

1.そもそも、カーボンとは何?
 1-1:ドライカーボンとウエットカーボンの違い
2.カーボン劣化する理由を解説
3.カーボンパーツを劣化させないためのクリア塗装とは?
 3-1:カーボンパーツをクリア塗装で保護する
 3-2:UVカットとコーティング
4.クリア塗装でカーボンパーツが蘇る
 4-1:業者に依頼した場合
 4-2:DIYした場合
5.まとめ

そもそも、カーボンとは何?

CFRP(カーボン ファイバー レインフォースド プラスチック)のことを指します。カーボンファイバーとも言います。炭素繊維を混ぜ込んで成形されており、独特の模様がかっこいいですよね。

ドライカーボンとウエットカーボンの違い

カーボンパーツの種類として、製法の違いからドライカーボンとウエットカーボンの2種類があります。これらの名称は正式なものではなく俗称となりますが広くこの名称で呼ばれています。

ドライカーボンは炭素繊維と樹脂を圧力をかけた状態で固めて熱で成形します。一方ウエットカーボンは樹脂の上にシート状のカーボンを貼り付けて成形していきます。  

ドライカーボンとウエットカーボンでは、劣化の進行具合に差があります。ウエットカーボンの場合はパーツ表面のカーボン部分が白くなり、乾燥して剥がれてしまいます。ドライカーボンも劣化しますが、ものによっては劣化に強い樹脂が使われている場合もありウェットカーボンよりも劣化には強いです。

カーボンが劣化する理由を解説

外で使用している以上、そのままでは劣化は避けられず、カーボンパーツだけでなく、他の素材でできているパーツでも同じことが言えます。カーボンが劣化する理由はいくつか考えられます

  • 紫外線
  • 汚れや雨風

ひとつは、紫外線です。紫外線のエネルギーを樹脂が吸収して分解、劣化が起こります、紫外線の吸収性はポリマーの分子構造によって決まるので、プラスチックによって紫外線の影響は異なってきます。カーボンパーツを構成している樹脂の種類や分量により劣化の度合いが変わってくるということが言えます。

もうひとつは、熱です。大気中の酸素が影響して熱分解が進行します、カーボンパーツを長年高温で使用していると変色し、強度がなくなり、もろくなります。カーボンボンネットは特にエンジンからも熱の影響も受けるため、特に劣化に注意が必要です。その他には、汚れや雨風なども劣化の原因の一つと考えられます。

劣化からパーツを保護するには、クリア塗装だけでなく、コーティングをすることでさらに強い保護を期待することができます。

カーボンパーツを劣化させないためのクリア塗装とは?

未塗装のカーボンパーツは紫外線や熱、汚れなどの影響で劣化します。劣化を防ぐにはどうしたらいいでしょうか?ここでは、劣化からパーツを守るためのクリア塗装と、その種類の特徴について解説していきます。

カーボンパーツをクリア塗装で保護する

カーボンパーツの劣化が始まると、表面が白くなってきます。さらに放置していると表面が剥がれてしまいます。こうなってしまうと、クリア塗装だけでは再生は難しくなってしまいます。

そうなる前に、新品の状態からクリア塗装することをおすすめします。また劣化が始まった時点でも、古いクリア塗料を剥がし再塗装することで、かつてのように蘇えります。

クリア塗装には、いくつか種類があり、扱いやすさや仕上がり具合、保護に適しているかなどの観点で下記にて説明していきます。

<ウレタンクリア塗料とラッカークリア塗料の比較>

項目ウレタンクリア塗料ラッカークリア塗料
艶仕上がり⚪︎✖️
扱いやすさ✖️⚪︎
速乾性⚪︎
耐久性・耐摩耗性✖️
価格高い安い

ウレタンクリア塗装

クリア塗料の中でもウレタン樹脂を原料として使っているものをウレタン塗料と呼びます。ツヤがよく出て、塗装面が厚くなりやすいので耐久性、耐摩耗、耐光性に優れています。パーツの補修、保護に適した塗料と言えます。

塗装面が厚く弾力があるため、ひび割れなどの劣化に強く耐久性に優れています。また、通常のクリア塗料より耐熱温度が高いので熱による劣化にも強いと言えます。

ラッカークリア塗装

トルエンやアセトンなど揮発性の高いものを使用することで、乾燥が速く扱いやすいのが特徴です。乾燥が速いという特徴から、はけで塗るとムラが出やすくなります。スプレータイプであれば簡単に塗装面が広がるので初心者の方にもおすすめです。

乾燥が速く容易に塗装できる分、塗料が薄くなるので耐久性や耐摩耗性が弱く、天候や紫外線による劣化の影響も受けやすいので劣化はウレタン塗料よりも速くなる可能性があります。

UVカットとコーティング

クリア塗装だけでなく、塗装面の上からコーティングを施すことで、耐久性を向上させることができます。コーティングにはガラスコーティングやポリマーコーティング、セラミックコーティングなどがあり、紫外線だけでなく、汚れや傷からも守ってくれます。

また、白く変色するのも防いでくれるだけでなく、光沢も出ます。紫外線や熱などの外的要因でパーツを劣化させないためにコーティングはとても有効です。

クリア塗装でカーボンパーツが蘇る

ここまででクリア塗装は劣化の様々な外的要因からカーボンパーツを保護することができるということがわかりました。また、劣化しているカーボンパーツでも、クリア塗装をすることによって蘇ることもわかりました。

クリア塗装してみたいが、自分でもきるのか?業者にお任せしたほうが良いのか?それぞれの違いについて比較していきます。

業者へ依頼した場合

費用はかかりますが、仕上がりが良いです。パーツの大きさなどによっても価格は変わりますが、ボンネットへのクリア塗装の場合は、2万8,000円~8万円ほどです。別途パーツの取り外し組み付けなどの工賃がかかる場合があります。

専門業者ならではの視点で劣化の補修、再塗装などさまざまな悩みを解決してくれるでしょう。また、相談することで自分では考えつかなかったアイデアも得ることができるかもしれません。

施工する日を相談してパーツあるいは車両を預ける必要があります。施工には日数がかかりますので車両を使う予定を確認しておきましょう。

DIYした場合

手間はかかりますが、材料費だけで済むため安価に施工できます。クリア塗装には手軽で扱いやすいスプレータイプがおすすめです。

施工する場所の確保、養生なども必要です、季節や天候によって乾き具合などが左右されるので、作業する日や時間帯を検討する必要があります。

ウレタンクリア塗料を使う場合は、硬化が速いので塗装したいパーツを全て準備してから時間に余裕をもって施工することをおすすめします。

塗料以外にも、耐水ペーパー、マスキングテープなども必要となりますので事前に何が必要かを調べ準備しておきましょう。

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ヘッドライトの黄ばみをウレタンクリア塗装で綺麗にする方法!

まとめ|

いかがでしたでしょうか?
カーボンパーツを保護するにはクリア塗装やコーティングが必要です。中でもウレタン塗料はそのツヤのある仕上がりや耐久性、耐摩耗性、耐溶剤性を考慮するとおすすめ塗料といえるでしょう。

新品時の施工はもちろんですが、劣化したパーツでもウレタンクリアー塗料を使って蘇らせることができます。

専門業者にお願いするというのも、もちろんいいですが、DIYによっ初心者でも簡単に施工できるので、ぜひDIYに挑戦してみてください。

おもしろ塗装工房ではウレタン塗料に関しての疑問や質問に関してのお問い合わせを承ります。


ウレタン塗料は様々な材質のものに塗装が可能なので、DIYにウレタン塗料の使用を検討している方も多いと思います。そんな中、塗装の計画を練るためには、ウレタン塗料の乾燥時間を知る必要がありますが、以下のような疑問も浮かんでくると思います。

「ウレタン塗料の乾燥時間が分からない」
「気温や気候によって乾燥時間が変わるのか知りたい」

この記事では、ウレタン塗料の乾燥に関する疑問を解説し、具体的な乾燥時間についてもお伝えしていきます。この記事を読めば、ウレタン塗料の乾燥時間の目安を知ることができますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.ウレタン塗装の特徴とは?
 1-1:ウレタン塗料は季節によって乾燥時間に違いがある
2.ウレタン塗料の乾燥時間
 2-1:接触乾燥時間|表面を指で触れるくらい
 2-2:表面乾燥時間|表面がしっかり乾燥する
 2-3:完全完走時間|内部まで完全に乾燥する
3.乾燥時間に影響を与えるのは気温だけではない
 3-1:塗装の厚さ
 3-2:硬化剤などの希釈量
 3-3:湿度
 3-4:乾燥時の通気性
4.ウレタン塗料を早く乾燥させる方法はあるの?
5.まとめ

ウレタン塗装の特徴とは?

まずは、ウレタン塗料について解説します。

ウレタン塗料はウレタン系樹脂を主成分にしている塗料で、硬度の高い塗膜や粘りのある塗料、弾力のある塗膜やまたは艶消し塗料など、たくさんの種類があり、用途によって使い分けるることができるので、多くつかわれてる塗料の一つだと思います。
また高い耐久力と耐摩耗性に優れており、ひび割れに強いのが特徴です。

光沢のあるものを使用すれば、高級感を演出でき、自動車や自転車、家具など幅広く利用されています。
艶消し塗料を使えば今流行りのシックな艶消し仕上げなど演出できるのも特徴です。

ウレタン塗料は季節によって乾燥時間に違いがある

ウレタン塗料の乾燥時間は、季節や気候によって大きく左右されます。

夏季は気温が高いときは塗料の乾燥が早くなりますが、冬季は気温が低いので乾燥が遅くなります。

これだけ聞くと、夏季に塗装して早く乾燥させた方が良いように思いますが、気温が高すぎる時に塗装すると、乾燥が早すぎて塗膜内の泡抜けができなかったり、レベリングが悪くなったりすることもありますので注意が必要です。

具体的には、夏季は30℃以上、冬季は5℃以下の時は塗装しない方が無難でしょう。

ウレタン塗料の乾燥時間

ここからはウレタン塗料の乾燥時間の目安について解説していきます。

乾燥には工程があり、表面を指で触れるくらいまでに乾燥する時間を「指触乾燥時間」ししょくかんそう、表面がしっかり乾燥するまでの時間を「表面乾燥時間」、内部まで完全に乾燥する時間を「完全乾燥時間」として紹介します。

乾燥レベル表面の状態目安の乾燥時間
指触乾燥時間表面を指で触れるくらい常温(20℃)で約20分程度
表面乾燥時間表面が乾燥する常温(20℃)で約1〜3時間
完全乾燥時間内部まで完全に乾燥する常温(20℃)で約5~7日

ただし、塗料メーカーによって乾燥時間に違いがあり、気温や湿度、塗膜厚によっても乾燥時間は左右されますので、あくまで参考値としてご覧になってください。

指触乾燥時間|表面を指で触れるくらい

表面を指で触れるくらいまで乾燥する「指触乾燥時間」ですが、適温(約20℃)で塗装すると約20分程度で触れるようになります。

ただし、完全に乾燥しているわけではないので、強く触ると指紋がつく可能性があるので触る場合は、慎重に触るようにしましょう。

表面乾燥時間|表面のみが乾燥する

表面が乾燥する「表面乾燥時間」の目安は、適温(20℃)で約1〜3時間です。

1液ウレタン塗料と2液ウレタン塗料によっても乾燥時間に違いが出るため、表面乾燥時間に幅があります。

各メーカーの説明書に詳しい乾燥時間が書いてあるので、最終的にはそちらをご覧ください。

完全乾燥時間|内部まで完全に乾燥する

最後に、内部まで完全に乾燥する「完全乾燥時間」ですが、適温(20℃)で5~7日が目安になります。

内部まで乾燥するには、かなり時間がかかり気温が低いと2週間~1ヶ月ほどかかる場合もあります。

適温でも乾燥に1週間近くの時間を要するので、塗装を計画する際は、余裕をもったスケジュールを組むのがおすすめです。

乾燥時間に影響を与えるのは気温だけではない

ここまで、気温によって塗装の乾燥時間に影響が出ることはお伝えしましたが、他にも影響を与える要因があります。

次に、その他の要因を4つ紹介しますので、乾燥工程の時に意識してみてください。

他の要因1:塗装の厚さ

1つ目の要因は塗装の厚さです。

塗装の厚さは乾燥時間に大きな影響を与え、塗料を厚く塗りすぎると、完全に乾燥するまで時間がかかります。

また、塗装は重ね塗りをする場合もありますが、重ね塗りの回数が多ければ多いほど、完全乾燥に時間がかかります。
重ね塗りをし場合の完全乾燥時間は常温20℃で約1週間~2週間

どのような仕上がりにするかで重ね塗りの回数は変わるかと思いますが、重ね塗りを多くする予定であれば、乾燥時間は十分にとることが重要となります。

他の要因2:硬化剤などの希釈量

2つ目の要因は、硬化剤や薄め液の希釈量です。

2液ウレタン塗料は硬化剤を塗料に混ぜますし、油性や水性といった種類の違いで溶剤や水で希釈する場合が多いと思います。

希釈量は多くても少なすぎても乾燥時間に影響を与えるので、必ず説明書に書いてある希釈率、混合比を守りましょう。
※硬化剤を多く入れれば早く固まるとか硬度が出るとか勘違いしている方が多く見られます。硬化剤は多すぎても少なすぎても本来ウレタンが持っている対候性が保つことができませんので、混合比をしっかり守ることが重要になります。

他の要因3:湿度

3つ目の要因は湿度です。希釈率と同様に高すぎても、低すぎても塗装の乾燥に影響を与えます。

塗装の乾燥に適した湿度は30~70%で、この範囲内であれば塗料自体に影響も無く、乾燥もスムーズにおこなえます。

湿度が80%を超えた状態で塗装をおこなってしまうと、乾燥が遅くなるうえ、水分が混ざってしまい、塗装が白濁(かぶり現象)を起こす可能性が高まりますので、湿度が80%を超えたら塗装を避けたほうがよいでしょう。

他の要因4:乾燥時の通気性

4つ目の要因は通気性です。塗装する場所の通気性が悪いと、乾燥に時間がかかってしまいます。

理由は、塗料が乾燥するときに水分や溶剤が蒸発するのですが、蒸発した水分が塗装物の周りに滞留していると、水分が邪魔をして塗装の乾燥が遅くなるからです。

通気性が良い場所で乾燥できれば、塗装物の周りに水分の滞留が無くなりますので、乾燥時間が短くなります。
※風が強すぎても塗膜のレベルリングが悪くなるため、そよそよ程度の風が一番ベストかと思います。

ウレタン塗料を早く乾燥させる方法はあるの?

完全乾燥には時間がかかることは先ほどお伝えしましたが、スケジュールの都合で早く塗装の乾燥を終わらせたい方も多くいらっしゃると思います。

ここからは、少しでも早く乾燥する方法を3つ紹介していきます。

温度を高めに保つ

1つ目は温度を高く保つことです。

気温が高いと乾燥が早いと解説しましたが、塗装した時の温度が低い場合、作業場の温度を上げることで乾燥時間を短縮できます。

作業場がそれほど広くなければ、ヒーターなどで60℃位で2~3時間乾燥させればほぼ完全乾燥します。

作業場全体を暖めることが難しければ、カーボンヒーターなどで塗装を暖める方法がありますが、塗装にカーボンヒーターを近づけすぎると、塗装が焦げたりしますので、やんわりと暖められるような位置に設置するようにしましょう。
※100℃以上にならないように心掛けましょう。

適切な湿度に保つ

2つ目は適切な湿度を保つことです。

基本的に湿度が高い時は、塗装は避けた方がいいということが前提ですが、湿度をコントロールすることで、ある程度乾燥を早めることができます。

湿度が高い場合は、除湿器などを使用して湿度を下げれば、白濁やカブリ現象を抑えることができます。

ただし、作業場が広いのに容量の小さい除湿器を使用しても湿度のコントロールは難しいので注意してください。

サーキュレーターなどを使用し空気の流れを作る

3つ目は、空気の流れを作って通気性を良くすることです。

塗装の乾燥には通気性が大切なことも説明しましたが、作業場の通気性が悪い時は、サーキュレーターなどを使用することで乾燥を早くできます。

注意してほしいのは、塗装物に直接風を当てるのではなく、あくまで風の流れを作ることです。直接風を当ててしまうと、乾燥前の塗装の表面が波うってしまう可能性があり、塗装をやり直さなければいけなくなります。

また、風を強くしすぎるとゴミや塵が舞ってしまい、塗装に付着してしまうかもしれないので、サーキュレーターは弱風で使用しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、ウレタン塗料の乾燥に関する疑問を解説し、具体的な乾燥時間についてもお伝えしてきました。

ウレタン塗料の表面が乾燥するまでの時間は1~3時間程度ですが、完全に塗装を乾燥させるには5~7日とかなりの時間が必要となります。

また、乾燥時間に影響を与える5つの要因「気温」や「湿度」だけでなく、塗料の希釈量や通気性、塗膜の厚さなども関係してくるため、一概にこの時間待てば良いというものでもありません。

塗装の乾燥に時間を短縮したい場合には、ヒーターを使用したり、サーキュレーターを使用するなど工夫することができますが、風邪が直接当たらないようにするなどの注意が必要です。

この記事でご紹介した内容を、ぜひ覚えて頂き今後の塗装作業の効率向上に役立ててください。

おもしろ塗装工房」では塗装にまつわる疑問や質問を24時間メールにて受け付けています。
お気軽にお問合せくださいませ。


ウレタン塗装は、ウレタン樹脂を主な原料とした塗装で弾力性に富み防水性にも優れていることから、車の塗装や外壁などにも幅広く使われています。

比較的安価に手に入れられるアイテムなので、個人で利用がしやすいこともポイントでしょう。

多くの場所で用いられるウレタン塗装ですが、温度が高くなる部分にも使えるのか気になる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、バイクのエンジンなど高温になる場所にウレタン塗装を使用したい方に向けて、その特性や耐熱温度について解説します。

目次

1.ウレタン塗料の耐熱温度はどれくらい?塗料の特徴を解説!
 1-1:特徴1つ目:耐久性や弾力性について
 1-2:特徴2つ目:水性と油性の違いは?
 1-3:特徴3つ目:硬化剤の混合タイプは?
 1-4:特徴4つ目:耐熱温度・耐用年数の目安は?
 1-5:特徴5つ目:ウレタン塗料が良く使用されている場所
2.バイクのエンジンカバーにも塗装が可能!
 2-1:水冷エンジンであればエンジンカバーへの塗装が可能
 2-2:高温になる部位に使うなら、2液混合型ウレタン塗料がおすすめ!
3.【手順】エンジンカバーに塗装する際のポイント
4.まとめ

ウレタン塗料の耐熱温度はどれくらい?塗料の特徴を解説!

まずは、ウレタン塗装についての特徴を整理します。

塗料には、用途に応じて様々な種類があり、どの用途にウレタン塗装が適しているか判断してみてください。ウレタン塗料と並んで使われることの多いシリコン系樹脂塗料との比較を基本に解説します。

塗料メリットデメリット
ウレタン塗装・弾力性があり、ひび割れしにくい
・さまざまなものに塗装できる
・価格が低めである
・耐候性は中程度
・紫外線に比較的弱いものが多い
シリコン塗装・耐熱性に優れている
・耐久性が高い
・光沢がある
・ひび割れしやすい
・価格が高めである

特徴1つ目:耐久性や弾力性について

ウレタン塗料は、シリコン塗料と比べると弾力性があり、防水性、撥水性にも優れています。

そのため、例えば外壁などで使用された場合に水の侵入を防ぐ効果が期待できます。

その一方で、柔らかい素材であることから傷がつきやすく、紫外線にも弱いことから、変色が起きやすい特性があります。

特徴2つ目:水性と油性の違いは?

ウレタン塗料には水性と油性の2種類があります。

水性ウレタンは文字通り水に溶かして使うタイプです。
「水性」となっていますが、乾いた後であれば水に溶けてしまうという心配は要りません。また、油性に比べると臭いが少ないことも特徴となります。

一方の油性ウレタンには耐久性が高いという特徴があります。
水性に比べると臭いが強く、気密性の高い場所での使用には適していません。

水性と油性の使い分けに絶対的なものはありませんが、屋内での使用には臭い刺激の少ない水性が適しており、屋外の雨風にさらされるものには耐久性のある油性が良いでしょう。

ただ、現在では人体への害が少ない水性の需要が高くなってきています。

特徴3つ目:硬化剤の混合タイプは?

ウレタン塗料には1液タイプと2液タイプがあります。

先に紹介した水性の塗料は、そのほとんどが1液タイプとなります。

1液タイプのウレタン塗料は他に硬化が櫃よないため使用が簡単です。

塗料が余ったとしても、あとで使うこともできます。

価格的にも1液タイプの方が低いです。

2液タイプのウレタン塗料は、塗料と硬化剤を混ぜて使うもので、1液タイプと比べて耐久性が高いことが一番の特徴といえます。

混ぜる前であれば硬化しないので、保管もしやすいです。

特徴4つ目:耐熱温度・耐用年数の目安は?

ウレタン塗料の耐熱温度は約120〜130度とされています。一般的な合成樹脂系塗料の耐熱温度が70度前後といわれていますので、比較的高い部類となります。

ただ、シリコン塗料は200度以上の耐熱温度がありますので、130度以上の高温になる場所に塗装する場合はシリコン塗料の方が優位になります。

耐用年数については、一般的にウレタン塗装では 6〜7年程度です。
(艶があるタイプのものは2~3年ほどで艶が落ちます)

一方、シリコン塗料の耐用年数は約10年といわれています。塗り直しがしにくいものなどについても、耐久性の観点ではシリコン塗料が適しているとも言えます。

特徴5つ目:ウレタン塗料が良く使用されている場所

ここまで触れてきたように、ウレタン塗料はその耐久性と弾力性、防水性からさまざまな場所で使用されています。

建物の外壁や屋根、床などのほか、車やバイクの塗装にも利用されています。

分野使用箇所使用するメリットは?
建築分野外壁や屋根、床などの塗装ひび割れに強く、耐候性が高い
自動車分野ボディなどの塗装補修や光沢の保持性、腐食を防ぐコーティング効果

バイクのエンジンカバーにも塗装が可能!

バイクのエンジンなどの高温になる部分に塗装をする際、ウレタン塗料は使えるのでしょうか。

結論的には、使用することができます。

以下、詳しく解説していきます。

水冷エンジンであればエンジンカバーへの塗装が可能

バイクに限らずエンジンは、内部でガソリンなどの燃料を爆発させてエネルギーを得ているため、当たり前ですが高温となります。

そのため、冷却する仕組みが備わっているわけですが、バイクに関していえば「水冷式」と「空冷式」の冷却方法があり、現在のバイクのほとんどは冷却効果の高い水冷式となっています。

水冷式のエンジンであれば、マフラーやシリンダーなど一部の場所を除き、ウレタン塗装が耐えられる表面温度となりますので使用することが可能です。

高温になる部位に使うなら、2液混合型ウレタン塗料がおすすめ!

バイクのエンジンなどの高温になる部位の塗装には、硬化剤を用いる2液タイプのウレタン塗料が向いています。2液混合型ウレタン塗料は硬化剤を用いて塗料を固めるため、1液タイプと比較して高い耐久性が期待できます。

【手順】エンジンカバーに塗装する際のポイント

塗装手順をご紹介します

バイクのエンジンを塗装する場合の、大まかな手順を確認しましょう。

  1. エンジンの表面にやすりをかける
  2. エンジンの周りを保護する
  3. 脱脂する
  4. 塗装する
  5. 乾かし、硬化させる

また、バイクのエンジンの塗装を屋外で行う際は、風のない日を選びましょう。風が強いときれいに散布できないばかりか、マスキングをした範囲を超えて塗料が飛び散ってしまいます。

それでは手順別に確認していきましょう。

手順1:エンジンの表面にやすりをかける

エンジンの表面を紙やすりなどで磨いていきます。

紙やすりは粗い番手から細かい番手へと順に進めます。

目安ですが、240番→400番→1000番の順番で行うと良いでしょう。

下地の良し悪しで塗装のできが変わるので、丁寧に作業を行ってください。

手順2:エンジンの周りを保護する

塗装を始める前に、塗装をしたくない部分をマスキングします。

他にも、プラグキャップは抜いて塗装が入り込まないよう穴にペーパーを詰めておきます。

エンジンオイルを確認する点検窓を塗装してしまわないよう、忘れずにマスキングを行ってください。

手順3:脱脂する

エンジン表面に油分があると塗装の付着が悪くなりますので、シリコンオフで脱脂します。

手順4:塗装する

シリコンオフが乾いたら、いよいよ塗装となります。

エンジンから30cm程度離れた位置から、均一になるように吹きかけていくのがポイントです。

一度に塗装をするのではなく、何度かに分けて重ね塗りをしてください。

急いで吹きかけてしまうと垂れたり、ムラができたりします。

時間に余裕をもって作業にあたりましょう。

手順5:乾かし、硬化させる

塗装が終わったらしっかりと乾燥させます。

一般に、ウレタン塗料は表面乾燥には約6〜8時間、完全硬化には24〜48時間かかるといわれています。(温度や湿度にもよります)

乾燥の時間を十分にとることに加え、その間にほこりなどが付着しないように気を付けてください。

塗装後すぐにエンジンをかけて熱してしまうと、塗装が膨れることがありますので、ここでも焦りは禁物です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ウレタン塗料は比較的手に入りやすい塗料でありながら、柔軟性や防水性、揮発性に優れ、さらに130度程度までの耐熱性も兼ね備えています。

そのため、建物や車の塗装など雨風にさらされるハードな条件でも使用されています。

また、一部の極端に高温になる箇所を除けば、バイクのエンジンなどにも用いることが可能です。

ウレタン塗装には水性・油性、また1液・2液タイプと種類が分かれていますので、ご自身の目的にあった塗料を選ぶようにしましょう。

ぜひお気に入りのアイテムに塗装をして、カッコよく仕上げてください。


自動車のボディーやバイクのタンクなどをDIY塗装を行った際に、仕上げとして耐ガソリン性に優れたウレタンクリア塗料を使用するのが一般的です。

光沢感や美しさを出す手段としてウレタンクリアは重要な役目を果たしますが、塗装に慣れていない初心者の方は、部分的に薄くなってしまったり、思ったよりも重ね塗りが足りなかったなどウレタンクリアを重ね塗りしたい場面があるかと思います。

しかし、ネット上では「ウレタンクリアの重ね塗りは出来る」といったよう検索が多く、追加で塗装したい場合でも重ね塗りが可能なのか疑問が浮かんでくることでしょう。

この記事では、ウレタンクリアの重ね塗りに関して、リスクとメカニズムを解説します。
ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

1.ウレタンクリア硬化後に重ね塗りは可能か?
 リスクはあるが、ウレタンクリア塗装の重ね塗りは可能
 中途半端な乾燥状態では、失敗しやすく注意が必要です
2.ウレタンクリア硬化後の重ね塗りがNGと言われる理由は?
 下地のプラサフまで溶かしてしまう
 ガラスの上から塗装しているのと同じ
3.【自己責任】完全硬化後のウレタンクリアに重ね塗りする手順
4.ワンポイントアドバイス|ゆず肌や白濁の場合は磨き直してから塗る
5.まとめ

ウレタンクリア硬化後に重ね塗りは可能か?

出典:写真AC

ウレタンクリア塗料の注意書きには、「ウレタンクリアの完全硬化後は、ウレタンクリアの重ね塗りは出来ません。」などと記載されています。しかし、本当にウレタンクリアの完全硬化後は重ね塗りは不可能なのでしょうか?。詳しく解説していきます。

リスクはあるが、ウレタンクリア塗装の重ね塗りは可能

非推奨ではありますが、完全硬化後にウレタンクリア塗装の重ね塗りは可能です。確かに、塗料の縮みや溶剤が浸透することで亀裂の要因となる可能性がございます。そのため、あくまでも自己責任での再塗装になります。

ただし、重ね塗りを行う場合には、塗料が剥離してしまう可能性があるため#1000番〜#2000番程度の耐水ペーパーで、表面を平らに足付を行い、ウレタンクリアー塗料を重ね吹きしましょう。

中途半端な乾燥状態では、失敗しやすく注意が必要です

完全硬化後ならウレタンクリアの重ね塗りは可能と説明しましたが、中途半端な乾燥状態の場合は、ウレタンクリアの重ね塗りをしてしまうと、塗装面にクリアー感(吹き肌)が損なわれたりする可能性が高くなります。

もし、ウレタンクリアの重ね塗りが必要な場合は、慌ててず十分な乾燥時間を設けてから作業するようにしてください。ウレタンクリアの完全硬化目安は、メーカーによりますが、だいたい3日~1週間位です。

ウレタンクリア硬化後の重ね塗りがNGと言われる理由は?

出典:写真AC

次に、なぜ「メーカーは完全硬化後にウレタンクリアの重ね塗りはしてはいけない」と言うのでしょうか。その理由について解説していきます。

下地のプラサフまで溶かしてしまう

完全硬化・乾燥したウレタンクリアー層は、塗料の溶剤(シンナー)に溶けませんが、溶剤を浸透させます。下層のカラー塗装やプラサフは溶剤に溶ける膨張するため、ウレタンクリアー層との境目に亀裂は発生してしまいます。塗装全体に悪影響を及ぼす可能性があります。

ガラスの上から塗装しているのと同じ

ウレタン塗料が完全乾燥した場合、塗膜は固くなりガラスの様に固くなります。この状態でウレタンクリアの重ね塗りを行うとガラスの上から塗装するのと同じであり、塗料の密着性が悪くなりその部分からぱりぱり塗膜が剥がれてくる可能性が高くなります。

【自己責任】完全硬化後のウレタンクリアに重ね塗りする手順

出典:写真AC

完全硬化後のウレタンクリアの重ね塗りのリスクを説明しましたが、リスクを受け入れて塗装に挑戦する方もいらっしゃると思います。

ここからはウレタンクリアが完全硬化したあとに、ウレタンクリアを重ね塗りする場合の手順をご紹介します。手順は紹介しますが、実際に作業する場合は自己責任でお願いいたします。

手順1:再度、足付け・脱脂を行う

まずは、足付け作業です。1000番~2000番くらいのサンドペーパーで完全乾燥したウレタンクリアを磨きます。全体が白ぐ濁る程度まで足付けしましょう。

足付け作業で、重ね塗りするウレタンクリアを密着しやすくしましょう。足付け後はしっかり脱脂し、ウレタンクリアの吹き付けに移ります。

手順2:同一のウレタンクリア塗料を吹き付ける

重ね塗りに使用するウレタンクリアは、最初に吹き付けたものと同じものにしましょう。同じメーカー同じ塗料の方が、塗料の成分が一緒のため、重ね塗りが成功しやすいです。

すでに一度、ウレタンクリアで塗装していると思うので、説明は不要かもしれませんが、1回目は捨て吹きで、2回目は薄く吹き付け、3回目で厚く吹き付けます。

数回にわたってウレタンクリアを吹き付けますが、1回目から2回目を吹き付けるまでの乾燥時間があります。メーカーの説明書をよく読み、乾燥時間を守って作業してください。

ワンポイントアドバイス|ゆず肌や白濁の場合は磨き直してから塗る

出典:写真AC

完全硬化後のウレタンクリアへの重ね塗りについて説明しましたが、注意点があります。

最初にウレタンクリアを塗装した際に、「ゆず肌」・「液だれ」・「白濁」が発生した部分があった場合、その部分が無くなるまでしっかりサンドペーパーで磨きましょう。

もし、ゆず肌、液だれ、白濁した部分をそのままにして、ウレタンクリアを重ね塗りしてしまうと、失敗した部分がそのまま残ります。あとから修正しようとしても、塗膜が厚くなってしまうためサンドペーパーで磨くのに膨大な時間がかかってしまい大変です。

ウレタンクリアを重ね塗りする前に、しっかり修正しておくことをおすすめします。

まとめ

完全硬化後のウレタンクリアの上から、ウレタンクリアの重ね塗りは可能です。しかし、メーカーは完全硬化後のウレタンクリアの重ね塗りを推奨していません。最初に作業したウレタンクリアの塗装状態や、重ね塗りするリスクを考慮して、実際に作業するのか判断してみてください。

おもしろ塗装工房では重ね塗りや塗装方法のアドバイスをしていますので、お気軽にお問合せください。


ウレタンクリアは、耐ガソリン性がよくカラー塗装の保護や、見た目の美しさを向上させるために重要な塗装です。しかし、通常のラッカースプレーなどと異なり、専門的な用途が多く、どのような種類のウレタンクリアを選ぶべきか、何を基準に選べば良いのかわからないのが現状です。

インターネットで検索すれば、様々な2液ウレタンクリアが出てき、手軽に使えるスプレー缶タイプが真っ先に候補にあがりますが、実際のところは求めるツヤや、凹凸がひどく透明感が出ないのが現状です。

この記事では、2液ウレタンクリアーとは何なのかを説明し、選び方のポイントもご紹介します。メリット、デメリットも解説するので、最終的に何を基準に選べばいいのか分かるようになります。ぜひ、最後まで読んで参考にしてみてください。

目次

1.そもそも、2液混合型のウレタンクリア塗料とは?
2.2液混合型のウレタンクリア塗料の種類は?

 【強溶剤タイプ】〜耐久性が高いのが特徴〜
 【弱溶剤タイプ】〜密着度が高いのが特徴〜
 【水性タイプ】〜DIYでも使いやすい塗料〜
3.2液混合型ウレタンクリア塗料の選び方のポイント
 Point1:強溶剤、弱溶剤、水性で選ぶ
 Point2:2液混合型ウレタンクリア塗料の吹き付けタイミングで選ぶ
 Point3:コンパウンドで仕上げ磨きが必要かで選ぶ
4.【メリット】2液混合型ウレタンクリア塗料を選ぶ利点は?
5.【デメリット】2液混合型ウレタンクリア塗料の選ぶ課題!
6.2液ウレタンクリアと2液アルキッドクリアの違い
7.まとめ

そもそも、2液混合型のウレタンクリア塗料とは?

出典:写真AC

2液混合型ウレタンクリア塗料とは、主剤と硬化剤の2つで構成されているウレタン塗料です。
傷に強い被膜、柔軟性のある硬さ、塗りやすさを兼ね備えた特徴を持っていいます。

<以下のような製品に使用されています>
・バイク、車、自転車等のカーボン、アルミ、鉄製品
・スノボー、スキーなどのスポーツ用品
・テーブル、タンスなどの家具
・プラモデル、ラジコン、楽器などのホビー用品
・釣竿、ルアーなどの釣り用品

主剤で使用しているものはアクリルポリオールという成分で、硬化剤には、ポリイソシアネートという成分が一般的に使用されています。アクリルポリオール(主剤)で光沢のある厚い被膜を形成し、イソシアネート(硬化剤)で傷がつきにくい耐久性のある被膜を作りあげます。

2液混合型のウレタンクリア塗料の種類は?

出典:写真AC

2液混合型のウレタンクリア塗料の中でも、混ぜ合わせる成分によって種類があります。自分に合ったものを見つけるために、2液混合型のウレタンクリア塗料の種類を紹介しますので、参考にしてみてください。

【強溶剤タイプ】〜耐久性が高いのが特徴〜

強溶剤タイプは、強いシンナーと混ぜ合わせて使用する2液混合型ウレタンクリアです。主にウレタンシンナーが配合されています。乾燥が早く、耐久力がある塗膜を作れますが、溶解力が強いため取り扱いが難しいです。また、臭いや引火性も高いため、安全面でも配慮が必要です。

【弱溶剤タイプ】〜密着度が高いのが特徴〜

弱溶剤タイプは、水性と強溶剤の中間のポジションに位置します。水性よりも密着力と耐久力が高いのが特徴です。強溶剤と比べると乾燥に時間はかかりますが、臭いは少ないです。強溶剤に比べて刺激が少ないので、扱いやすいのもメリットと言えます。

【水性タイプ】〜DIYでも使いやすい塗料〜

水性タイプはその名の通り、水と混ぜ合わせて使用します。有害性が少ないので、初心者にも安心で扱いやすいのが特徴です。価格も安価なので、DIYにチャレンジしてみたい方におすすめ。

しかし、強溶剤や弱溶剤に比べると耐久力が劣り、乾燥にも時間がかかるのがデメリットです。

〜補足〜「つや有り」「つや消し」もある

ツヤありで仕上げるのか、ツヤなしで仕上げるのかで見た目が大きく変わります。ツヤがある塗装は高級感を出すことができ、ツヤなし塗装はシックな印象を演出できます。自分の好みに応じて、選択してみてください。

2液混合型ウレタンクリア塗料の選び方のポイント

出典:写真AC

ここまで2液ウレタンクリアの種類について解説しました。では、実際に2液ウレタンクリアを選択する際には、何を基準に選べば良いのでしょうか。ここからは、缶スプレーの2液ウレタンクリアを選ぶ際のポイントを紹介します。

Point1:強溶剤、弱溶剤、水性で選ぶ

1つ目の確認するべきポイントは、強溶剤、弱溶剤、水性の選択。塗装に慣れている方は、乾燥が早くて耐久力のある強溶剤がおすすめです。

しかし、初めての方や塗装に慣れていない方は、耐久性に劣ったとしても、扱いやすい弱溶剤や水溶性を使用した方がいいでしょう。

Point2:2液混合型ウレタンクリア塗料の吹き付けタイミングで選ぶ

メーカーによって2液ウレタンクリアを吹き付けるタイミングが違うので、気を付けなければなりません。カラー塗装後に、数分間待てば2液ウレタンクリアーを吹き付け可能なものと、カラー塗装後、72時間おかないと2液ウレタンクリアを塗装できないものがあります。

これにより、完成までの時間が大幅にかわりますので、自分の作業スケジュールに合ったものを選ぶと良いでしょう。

Point3:コンパウンドで仕上げ磨きが必要かで選ぶ

2液混合型ウレタンクリアの塗装後の仕上げとして、コンパウンド仕上げが「可能なクリアー」と「できないクリアーなどがあります。ほこりやブツ傷などはつくものとして、コンパウンド仕上げが可能なクリアーを選ぶのがおすすめです。

プロ仕様の2液混合型のウレタンクリア塗料は、画像をクリック!!

【メリット】2液混合型ウレタンクリア塗料を選ぶ利点は?

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2液ウレタンクリアを使用するメリットを紹介します。こちらを読んで2液ウレタンクリア購入するかの判断基準にしてみてください。

1つ目:塗装の保護

2液ウレタンクリアはカラー塗料の上に塗膜を作るので、塗装の保護に役立つ塗料です。塗膜自体も耐久力が高く、ガソリンがかかっても痛みにくいので、対候性・耐溶剤性に強く車やバイク等に広く使用されています。

2つ目:色々な素材に塗装可能

車やバイク以外の素材にも使用できる万能性も持ち合わせています。クリア以外の色で木材や家の外壁に使用したりと、使い勝手が非常に良いです。

3つ目:仕上がりが良くなる

カラー塗装の上から2液ウレタンクリアを吹くことで、塗装の保護だけでなくツヤを出し、高級感も演出できます。ツヤなしならシックに仕上げることができ、好みに応じて仕上がりを調整可能です。仕上がりを格段に良くできることは、塗装するうえで大きなメリットです。

4つ目:乾燥が早い

塗料には1液型と2液型があり、1液型は主剤のみ使用するのに対し、2液型は主剤と硬化剤を使用するので、その分乾燥が早いです。さらに、1液ウレタンクリアと比べても耐久力が高いです。そのため、1液タイプより2液タイプが主流で使用されています。

【デメリット】2液混合型ウレタンクリア塗料の選ぶ課題!

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次に2液ウレタンクリアのデメリットも紹介。デメリットもしっかり理解し、知識の幅を広げてから購入するか検討してみてください。

1つ目:主剤と硬化剤を1度混ぜると、長期保存ができない

2液ウレタンクリアは、作業前は別々の容器で保管してあり、作業の時に混ぜ合わせて使用します。1度混ぜ合わせると、硬化が始まり数時間から遅くとも24時間で使い切らないといけません。

次の日に持ち越せないので、余ったら無駄になってしまったり、作業を終えたくても使い切るまで作業を続ける必要があります。そのため、どのタイミングで混ぜ合わせるかが重要です。

2つ目:アルキッド塗料よりも高価

塗料を購入する判断基準の1つに、必ず入ってくるのが価格。2液ウレタンクリアは少し高額な塗料です。安価に抑える方法としては、ウレタンクリアではなく、アルキッドクリアを使用する手段があります。

しかしウレタンクリアよりアルキッドクリアの方は耐久力が劣るので、注意が必要です。

※アルキッドクリアーは家具などに使われる2液性の塗料になり
耐溶剤性は強いですが紫外線に弱く黄変などしてしまうのが一般的です。

2液ウレタンクリアと2液アルキッドクリアの違い

出典:写真AC

よく比較される塗料として、2液ウレタンクリアがありますが、どんな違いがあるのか良く分からない方も多いと思います。

結論から言うと、2液アルキッドクリアより2液ウレタンクリアの方が上位グレードなのですが、具体的にどの部分の性能が上なのか解説します。

仕上がり後の光沢の違い

1つ目の2液アルキッドクリアと2液ウレタンクリアの違いは、仕上がり後の光沢です。2液アルキッドクリアで仕上げをしても光沢はしっかり出せますが、2液ウレタンクリアの方がより光沢が出せます。

2液アルキッドクリアは仕上げの塗料として申し分はないのですが、本当に満足のいく仕上がりにしたいのなら、2液ウレタンクリアの方がおすすめです。

2液ウレタンクリアと比べると傷が付きやすい

2つ目の2液アクリルクリアと2液ウレタンクリアの違いは、塗膜の硬さです。2液アクリルクリアは、2液ウレタンクリアと比べると塗膜が柔らかいので、塗装に傷が付きやすいです。

また、耐久力も2液ウレタンクリアの方が上なので、塗装を長持ちさせたい方は、2液ウレタンクリアを使用した方が良いでしょう。

まとめ

2液ウレタンクリアは、塗装の仕上げの手段としてとても優秀。塗膜は硬いため塗装の保護に役立ち、耐久力もあります。塗装を美しくしてくれる光沢も出せて、一石二鳥の塗料です。

2液ウレタンクリアの中にも、強溶剤、弱溶剤、水性など種類や塗装可能なタイミングに違いがあります。検討の際は、取扱店やプロショップに相談してみましょう。
注意書きや使用方法をよく確認してから購入するようにしましょう。
おもしろ塗装工房では塗料選びから塗料の使い方などをアドバイスしています。


車の経年劣化の中でも、ライトの黄ばみは見た目にも分かりやすいものの一つです。
ライトが黄ばんでいると、それだけで車が古いものに見えてしまいます。

外見以外にも、ライトの光量が減ることから視認性も悪化してしまうという問題も引き起こします。そんなライトの黄ばみを自分で簡単に除去できれば嬉しいですよね。

そこでこの記事では、ライトの黄ばみの除去について解説します。業者に任せる場合や、黄ばみを遅らせる方法についても取り上げているので、ぜひ確認してください。

目次

1.ヘッドライトの黄ばみが起こる原因と除去の方法
 ヘッドライトカバーの素材は紫外線に弱い
 ウレタンクリア塗装が黄ばみを防ぐ
 きれいに仕上げるにはスプレーガンタイプがおすすめ
2.【手順】ヘッドライトのウレタンクリア塗装の施工方法
3.ヘッドライトのウレタンクリア塗装料金相場は?プロに任せる場合
4.【予防策】ライトの黄ばみを防ぐ方法
5.まとめ

ヘッドライトの黄ばみが起こる原因と除去の方法

ヘッドライトカバーの素材は紫外線に弱い

現代の車はヘッドライトカバーにポリカーボネート樹脂といわれる素材を採用しています。ポリカーボネート樹脂は耐衝撃性に優れ、透明感が高く、加工もしやすい優れた素材です。

しかし、その一方で、紫外線を浴びると変色してしまう短所も持ち合わせています。紫外線は太陽光に含まれているため、外を走行する車にとっては、ヘッドライトカバーが黄ばんでいくことは避けられない現象といえるでしょう。

ウレタンクリア塗装が黄ばみを防ぐ

ヘッドライトカバーが黄ばむ原因が紫外線であるということは、紫外線が当たらないようにすれば良いということになります。

その対処法の代表的なものが、ウレタンクリア塗装です。ウレタンクリア塗装は2つの液剤から成る合成樹脂塗料で、ヘッドライトカバーに厚いコーティング層をつくることで紫外線を防ぐことができます。

きれいに仕上げるにはスプレーガンタイプがおすすめ

ウレタンクリア塗装にはスプレーガンタイプと缶スプレータイプがあります。きれいな仕上がりを狙うのであれば、スプレーガンタイプがおすすめです。缶スプレータイプはそれだけで塗装ができるので便利ではありますが、噴射の調整が難しく、塗装がムラになりやすいです。

スプレータイプであればエアの調整により噴射をコントロールしやすいので、塗装をきれいに行うことができます。

おすすめのウレタン塗料はこちら!

【手順】ヘッドライトのウレタンクリア塗装の施工方法

自分でウレタンクリア塗装を行う際の具体的な手順を確認しましょう。基本的な手順はスプレーガンタイプと缶スプレータイプ共通です。

Step1:マスキングをする

まずは水で汚れを洗い流しましょう。その後、塗装作業でヘッドライトカバー以外の部分に影響を与えないようにマスキングでカバーします。

塗料の粒子が風に舞うと予想以上に広範囲に飛散してしまいます。養生シートや新聞紙を使い、ヘッドライトカバー周辺だけでなくフロントガラスまでカバーするようにしましょう。

もしヘッドライトカバーを外すことができればこの工程は不要ですが、外し方が分からない場合にはマスキングを行いましょう。

Step2:耐水ペーパーで磨く

元々施工されていた塗装や黄ばみを落とすため、耐水ペーパーで磨きます。耐水ペーパーは数字の小さいものから大きいものまで段階的に使い分けて使用します。

目安としては、最初が800番、2回目が1000番、仕上げに1500番(可能であれば2000番も)が良いでしょう。番手ごとに縦方向と横方向と交互に磨くことがコツです。

途中でウエスで拭き上げ、磨き残しがないか確認しながら進めましょう。

Step3:コンパウンドを使って磨く

コンパウンドは耐水ペーパーよりも細かな粒子で構成された研磨剤です。耐水ペーパーのみでも問題なく作業は行えますが、より透明感を出したい場合にはコンパウンドでも磨いておきましょう。

Step4:脱脂をする

耐水ペーパーで磨きあげたら、シリコンオフや中性洗剤を使って脱脂をします。表面に油脂が残っていると塗装表面が不均一になり、劣化が早まってしまうので、しっかりと行いましょう。

Step5:ウレタンクリアを塗装する

これまでの作業が終わり、しっかり表面が乾いたらウレタンクリア塗装を散布します。ウレタンクリア塗装は数回に分けて行うようにします。(この例では4回)塗装には1時間かそれ以上かかりますので、失敗しないためにも時間に余裕を持って行いましょう。

1回目

1回目の塗装はヘッドライトカバー全体に、まんべんなくスプレーを吹きかけるようにします。ヘッドライトから20cm程度離した場所から軽く吹き付けるようにしてください。塗料が少量しか付着しないので、曇る程度にしかなりませんが、気にしなくても大丈夫です。散布後は10分程度乾かします。

2〜3回目

2回目も同様に、全体に散布し、10分程度乾かします。ここまでの散布で表面に塗料が定着してきているので、3回目には少し厚塗りをします。

しかし、塗料が垂れてしまうと台無しとなるので、欲張らず、気持ち厚めに留めるようにしましょう。4回目で本塗りです。これくらいになると、透明感があって奇麗になってきます。塗料垂れが怖い場合は、無理をせずに散布をもう1回~2回に分けて行うと良いでしょう。

乾燥

塗装後はしばらく乾燥をさせましょう。マスキングを外すのはその後にしてください。最低でも2時間は車を動かさないようにします。塗装が完全に乾燥するには1週間程度の時間が必要です。天候にも左右されるので、週間天気予報を確認して行うと施工後のトラブルを防ぐことができます。

もし塗料の硬化を待てないのであれば、ハロゲンヒーターなどを用いて強制的に乾燥させることもできますが、温度管理と火事に気を付けてください。

Step6:塗装垂れに注意

上記にも記載しましたが、塗装を早く終わらせようと塗装の散布を焦らないようにしましょう。塗装が垂れてしまうと再施工となってしまいます。説明の最初でスプレーガンタイプがおすすめとしたのはこのためです。微調整をしながら塗料を散布できるので、こうしたリスクを減らすことができます。

Step7:塗装後のゆず肌対策

きれいに仕上がったと思っても、改めて確認すると表面にもやがかかった様になっていることがあります。気になるようであれば、コンパウンドで磨くことで調整することができます。ただし、この作業は塗料が完全に乾いた1週間後以降に行うようにしてください。

ヘッドライトのウレタンクリア塗装料金相場は?プロに任せる場合

ウレタンクリア塗装の施工は自分でも行える愛車メンテナンスのひとつです。しかし、ある程度時間が必要になるほか、失敗してしまう可能性もゼロではありません。

そこで、ウレタンクリア塗装をプロにお願いするというのも手です。多くのコーティング専門店でヘッドライトカバーだけのコーティングも受け付けているので、お近くのショップを探してみましょう。

コストはかかりますが、プロは下地処理から違うため満足のいく仕上がりとなります。相場はショップによりまちまちですが、左右のライトでおおよそ約1万円前後程となっています。

【予防策】ライトの黄ばみを防ぐ方法

ヘッドライトカバーの黄ばみは紫外線を避ければ遅らせる事ができます。外出で長時間駐車する際には屋根のある場所や、日陰になっている場所に駐車するようにしましょう。

また、ご自宅に駐車場やカーポートがない場合には『ボンネットカバー』が有効です。車全体を覆うカバーだと取り外しに手間がかかりますが、フロント部分のみのカバーだと取り外ししやすく、価格もお手頃です。

まとめ

車のヘッドライトカバーは経年劣化で黄ばんでしまうものです。外見的なデメリットだけでなく、光量が減ってしまうことで安全性にも影響を及ぼしてしまいます。

黄ばみを除去し、黄ばみを防ぐ有効な手段がウレタンクリア塗装です。ウレタンクリア塗装は自分で行うことができるので、大切な愛車をきれいに保つためにも施工を検討してみてください。


ウレタンクリア塗装とは、木材や金属などの表面に透明なウレタン樹脂を塗って保護する方法です。この塗装は、耐久性や光沢感が高く、美しい仕上がりになるのが特徴で様々な製品に使用されれいます。

しかし、ウレタンクリア塗装にはコツや注意点があり、塗装前に下処理をしっかり行わないと、ムラやホコリが入ってしまいかえって仕上がりが悪くなってしまうケースもあります。

また、塗装の際には温度や湿度などの塗装環境も重要であり、温度が低すぎると乾燥が遅くなったり、湿度が高すぎると白濁やシワが発生する恐れがあります。

この記事では、ウレタンクリア塗装する上でのコツや注意点を徹底的にご紹介します。ウレタンクリア塗装の基本的な手順や、下地処理や塗装のポイント、塗装後のメンテナンス方法などを詳しく解説しています。ウレタンクリア塗装に挑戦したい方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.ウレタン塗装のコツ1つ目|ウレタンクリアの種類と必要な道具
 塗装準備1:ウレタンクリアの種類
 塗装準備2:必要な道具を準備する
 塗装準備3:作業場所と環境
2.ウレタン塗装のコツ2つ目|塗装の間隔と気温の関係を考える
 ウレタンクリア硬化速度と塗装の回数
 「1液式ウレタン」と「2液式ウレタン」の違いと最適な塗り重ね方
 作業環境の温度の注意点
3.ウレタン塗装のコツ3つ目|塗装の失敗例から学ぶ
 【塗装剥がれ】原因はスプレーガンの圧力や距離の調整が不十分
 【塗膜の光沢感が無い】原因は塗料の分量や混合比が適切ではない
4.ウレタン塗装のコツ4つ目|塗り方のポイントと注意点
5.ウレタン塗装のコツ5つ目|塗装後のケアと長持ちさせる方法
6.まとめ

ウレタン塗装のコツ1つ目|ウレタンクリアの種類と必要な道具

ウレタンクリア塗装をする前に塗装、しっかりと準備をすることで塗装の仕上がりを左右します。

塗装準備とは、塗装するウレタンクリアの種類を決めたり、マスキングやスプレーガン、ローラーなど必要な道具を揃えることを指します。

以下では、具体的な選定方法などを詳しく解説していきます。

塗装準備1:ウレタンクリアの種類

ウレタンクリアには、様々な種類があり、それぞれ特定の用途や仕上がりに適しています。一般的には、仕上がりは「艶あり」、「半艶」、「艶消し」の3種類があります。さらに詳細に分けると以下のような種類があります。

1液タイプ混合不要で使用できるウレタンクリア塗料です。
手軽に利用できるが、耐久性や耐化学薬品性は2液式タイプに劣る場合がある。
2液タイプ主材と硬化剤を混合して使用するウレタンクリア塗料です。硬化後は、非常に強い塗膜を形成する。
耐久性だけでなく、耐ガソリン性に優れている。
2K2液タイプ2液タイプの中でも、特に強靭な塗膜を形成するウレタンクリア塗料で、プロの塗装業者などが使用することが多いです。

塗装準備2:必要な道具を準備する

ウレタンクリア塗装に必要な道具は、ウレタンクリア塗料以外にも「下塗り塗料」や「スプレーガン」、「脱泡剤」「うすめ液」などが必要となります。

スプレーガン

ウレタンクリア塗装には、「エアコンプレッサー」、「エアフィルター」、「スプレーガン」などの設備が必要です。また、エアコンプレッサーは安定した塗装を行うために最低でも30Ⅼ以上のタンク容量で0.75Mpa以上の使用圧力が必要となります。

脱泡剤

ウレタン塗料は、水分の分量が過剰に含有している場合には内部で炭酸ガスが発生し、ピンホールやクレーターなどの塗膜欠陥の原因となってしまいます。

脱泡剤を使用することで、泡を塗料の表面へと移動させ、塗膜の品質を向上させることができます。市販されている脱泡剤には、シリコン系、ミネラルオイル系、ポリマー系などがあり、使用する塗料の種類や条件に応じて異なります。

うすめ液

ウレタンクリア塗装には専用のうすめ液が必要で、塗料の粘度を調整し、スムーズな塗り心地と均一な仕上がりを実現します。

ゼストウレタンクリアーは、硬化剤と主液に対して、スプレーガンであれば主液10に対し硬化剤1、うすめ液7の比率で混合します。正しい比率で混合すること、美しい仕上がりを得ることができます。

下塗り塗料

ウレタンクリアー塗装の前には下塗りを行い、耐候性や耐久性に優れた塗装へと仕上げることができます。ゼスト2液性ウレタンクリアーは、傷に強く、柔軟性と硬さのバランスが取られており、耐アルカリ性、耐水性、耐溶剤性、耐ガソリン性を持ち、無黄変性があるため、長時間美しい仕上がりを保つことができます。

塗装準備3:作業場所と環境

作業場所は、換気が良く、ホコリや日光が入らない場所が適切です。
気温は、15℃〜25℃の間が最適です。湿度は、50%から70%の間が理想的です。気温や湿度が適切でないと、ウレタンクリアの乾燥や白濁などのトラブルが起こる可能性があります。

ウレタン塗装のコツ2つ目|塗装の間隔と気温の関係を考える

ウレタンクリア塗装において、塗料の乾燥時間はとても重要な要素です。乾燥時間は、塗装の間隔やその日の気温によって変わります。以下で、具体的に解説していきます。

塗装の間隔とは、
1回目の塗装と2回目の塗装の間に空ける時間のことです。塗装の間隔が短すぎると、ウレタンクリアが十分に乾燥しないため、塗膜が剥がれたり、シワができたりする可能性があります。塗装の間隔が長すぎると、ウレタンクリアが硬化しすぎて、2回目の塗装が密着しない恐れがあります

気温とは、
塗装するときの気温のことです。気温が低すぎると、ウレタンクリアの乾燥が遅くなります。気温が高すぎると、ウレタンクリアの乾燥が早くなりすぎて、塗膜がムラになったり、ひび割れたりする可能性があります。

それではもう少し詳しく解説していきます。

ウレタンクリア硬化速度と塗装の回数 

ウレタンクリアの硬化速度は、完全に固まるまでに水性なら約24時間、油性なら48時間程度の時間が必要となります。塗装の回数は、一般的には2回から3回が目安ですが塗装の回数が少なすぎると、塗膜が薄くなり、耐久性や光沢感が低下します。

これら、二つの要素は、相互関係にあり塗装の回数が多すぎると、塗膜が厚くなりウレタン塗装の硬化時間が伸びます。逆に、塗膜が薄くなると硬化時間は短くなります。

「一液式ウレタン」と「二液式ウレタン」の違いと最適な塗り重ね方

一液式と二液式の違いと最適な塗り重ね方とは、ウレタンクリアの種類によって異なる塗装の方法のことです。ウレタンクリアが1つの容器に入っているタイプで、塗装後に空気中の水分と反応と反応して硬化します。

二液式は、ウレタンクリアと硬化剤が別々に入っているタイプで、混ぜてから塗装し、化学反応で硬化します。一液式は、塗り重ねる際に乾燥時間をしっかりと守る必要があります。二液式は、塗り重ねる際に塗装時間を短くする必要があります。

作業環境の温度の注意点

作業環境の気温が低い場合は、ウレタンクリアの乾燥が遅くなり、塗膜が硬化しない場合があります。逆に気温が高い場合は、ウレタンクリアの乾燥が早くなりすぎて、塗膜がムラになったり、ひび割れたりする可能性があります。

適切な温度環境でない場合には、作業場所を温度調整できる場所に移動するか、気温が適正になるまで待つことが必要です。

ウレタン塗装のコツ3つ目|塗装の失敗例から学ぶ

ウレタンクリア塗装をするときに起こりやすいトラブルとその対処方法を紹介します。

【塗装剥がれ】原因はスプレーガンの圧力や距離の調整が不十分

ウレタンクリア塗装をスプレーガンで行うときに注意すべき点があります。スプレーガンの圧力が高すぎたり、スプレーガンの距離が近すぎると、ウレタンクリアが飛び散ってしまい、塗膜が均一にならなず塗装剥がれが発生してしまいます。また、下地処理が不十分な場合にも、塗膜が剥がれやすくなります。

対処方法は研磨や塗り直しが必要です。

塗装剥がれの対処方法は、以下の手順で行います。

  • 剥がれた部分をサンドペーパーで削り、ホコリを取り除く
  • 下塗り用の塗料を塗り、乾燥させる
  • ウレタンクリアを塗り、乾燥させる
  • 必要に応じて研磨やワックスをかける

注意点としては、塗装の間隔や回数を守ることや、塗料の種類や量を調整することが重要です。

【塗膜の光沢感が無い】原因は塗料の分量や混合比が適切ではない

塗料の分量や混合比が適切でないと、ウレタンクリアが均一に混ざらず、塗膜の光沢がなくなってしまいます。塗料の分量や混合比は、塗料の種類や粘度に合わせて調整が必要です。

一液式ウレタン塗料の場合は、水や薄め液で薄める必要があります。二液式ウレタン塗料の場合は、ウレタンクリアと硬化剤を正確に計量して混ぜる必要があります。また、塗料が古かったり、塗り重ねが多すぎたりすると発生する可能性もあるので注意が必要です。

対処方法は、重ね塗りやワックスやコンパウンドを使用する

対処方法は、以下のような手順で行います。

  • 塗膜をサンドペーパーで磨き、表面のウレタン塗料を少し剥がす
  • ウレタンクリアを薄く再塗装する
  • ワックスやコンパウンドで磨き光沢を出す

ウレタン塗装のコツ4つ目|塗り方のポイントと注意点

ウレタンクリア塗装をするときに知っておくべき技術や注意事項があります。
うまく塗るコツは、以下のようにあります。

  • 塗る前に下地処理をしっかり行う
  • 塗料をよくかき混ぜる
  • 塗料を適量に薄める
  • 塗る方向や速度を一定にする
  • 塗る際にブラシやローラー、スプレーガンの圧力や距離を調整する
  • 塗り重ねる際に塗装の間隔や回数を守る

注意点としては、塗料の種類や粘度に合わせて塗り方を変えることや、気温や湿度の変化にも気を付けることが重要です。

ウレタン塗装のコツ5つ目|塗装後のケアと長持ちさせる方法

ウレタンクリア塗装をした後に行うべき手入れや寿命を伸ばす方法があります。

メンテナンス方法は以下のようなものがあります。

  • 塗装後には、ウレタンクリアが完全に硬化するまで、水や汚れに触れないようにする
  • 塗装したものを日光や高温にさらさないようにする
  • 塗料したものを傷つけないようにする
  • 塗装したものを定期的に拭き取り、ホコリや汚れを除去する
  • 塗装したものにワックスをかけて、光沢や保護を高める

これらのメンテナンス方法を、ウレタンクリア塗装の上で実践することで、ウレタンクリア塗装の美しさや耐久性を長く保つことができます。

まとめ

ウレタンクリア塗装を失敗しないコツは、作業前の準備と塗り方のポイントを抑えることが重要と紹介しました。ウレタンクリアには一液式二液式の種類があり、それぞれに適した塗料の分量や混合比、乾燥時間や塗り重ね方があります。

スプレーガンの圧力や距離、気温や湿度などの環境も塗装の仕上がりに影響します。失敗しても、研磨や塗り直しで対処できますが、できるだけ防ぐためには、塗り方のコツを覚えることが大切です。

塗装後のメンテナンスは、ワックスやコーティングなどで塗装面を保護することで、ウレタンクリア耐久性や光沢を長持ちさせることができます。

ウレタンクリアの塗装は、注意点を守れば誰でも簡単にできるので、ぜひ挑戦してみてください。