「 特殊塗料 」一覧

「インテリアやメモ用として黒板を使用したいけど、どうせ作るならおしゃれな黒板にしたい」
上記のように考えていらっしゃる方も多いと思います。

そんなときに黒板塗料を用いれば、自由自在に黒板を作成できるので、好きなようにアレンジできるようになります。

しかし、黒板塗料の特徴や塗り方を理解しないまま塗ってしまうと、ムラが発生したり仕上がりが悪くなったりしてしまいます。

この記事では、黒板塗料の特徴や塗り方、使用できる素材まで詳しく解説します。
ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

1.黒板塗料の基礎知識
 1-1:黒板塗料の特徴
 1-2:黒板塗料を使用できる素材
2.市販の黒板VS黒板塗料でDIYの違いは?
 ①サイズの自由度
 ②カラーバリエーション
3.下地にマグネットペイントを塗ると磁石も使用可能
4.黒板塗料の塗り方
 必要な道具と塗料の準備
 Step1:素材の下地処理を行う
 Step2:黒板塗料を塗装する
5.黒板塗料の注意点
 5-1:壁紙などのザラザラした表面の素材は塗装しにくい
 5-2:完全に乾燥させるまでチョークを使わない
 5-3:黒板塗料を塗装した後に、チョークでならし塗りをする
 5-4:塗装表面が摩耗してきたら再塗装を検討する
6.まとめ

黒板塗料の基礎知識

最初に黒板塗料の基礎知識として、黒板塗料の特徴と黒板塗料を使用できる素材を紹介していきます。
使用できる素材を把握して、好きな材料でDIYに挑戦してみてください。

黒板塗料の特徴

黒板塗料の特徴は、素材に塗るだけでチョークで、書いたり消したりできるようにできる塗料です。黒板塗料には、炭酸カルシウムやシリカという成分が含まれているため、表面が適度にザラザラしています。

この適度なザラザラの表面にチョークで書くことによって、チョークを削って字や絵を書くことができ、黒板消しを使用すればキレイに消すことが可能です。

また、カラーバリエーションが豊富なので、環境に合わせたおしゃれな黒板が作成できます。

黒板塗料を使用できる素材

黒板塗料が塗装可能な素材は以下の通りです。

【塗装可能な素材】

  • 木材
  • ドア
  • 段ボール
  • ガラス
  • 金属
  • MDF
  • 石膏ボード
  • モルタル

このように多様な素材に塗装可能で、メモ用として黒板を作ることもできますし、部屋やカフェにインテリア用として設置することも可能です。

ただし、素材によっては密着しづらい場合があるため、密着しづらい素材は下処理を入念に行う必要があります。

市販の黒板 VS 黒板塗料でDIYの違いは?

「黒板なら市販の物を購入すればいいのでは?」と思う方もいらっしゃると思います。
ここでは、市販の黒板と黒板塗料でDIYした場合の違いを2つ解説します。それぞれの違いを理解して、自分に合ったものを選択してください。

①サイズの自由度

市販の黒板と黒板塗料の違い1つ目は、サイズの自由度の違いです。

市販の黒板はある程度サイズや形が決まっているので、設置場所や利用方法に制約がでてしまいます。

しかし、黒板塗料で塗装する場合は素材を加工すれば、塗る場所も選ばず、大きさも自由にできますし、形も正方形以外にすることが可能です。

おしゃれな形にしたいときや、市販品より大きくしたり、小さくしたい場合などに黒板塗料はおおいに役立ちます。

サイズや形の自由度を求めている方は、黒板塗料がおすすめです。

②カラーバリエーション

市販の黒板と黒板塗料の違い2つ目は、カラーバリエーションの違いです。

黒板塗料では、グリーンの1種類しかありませんが、市販の黒板はカラーバリエーションが豊富です。

【代表的なカラー】

  • ブラック
  • グリーン
  • グレー
  • ブラウン
  • ネイビー
  • レッド
  • ブルー
  • イエロー
  • ピンク
  • ベージュ
  • パープル

メーカーによって、色合いやカラーの名称に違いはありますが、代表的なものは上記の通りです。インテリアの一部など通常とは違った用途で黒板を使用したい場合には、黒板塗料ではできない場合があります。

下地にマグネットペイントを塗ると磁石も使用可能

黒板塗料で塗装する前に、マグネットペイントを塗布すれば、磁石を使用できるようになります。マグネットペイントには細かい鉄粉が含まれており、この鉄粉と磁石が反応してくっつきます。

しかし、1度塗っただけでは磁力が弱いので、より磁力が強くなるように2~3回重ね塗りしましょう。磁石が使用できるようになれば、黒板の活用の幅が広がりますので検討してみてください。

ただし、使用する素材やマグネットペイントの品質などにより磁力は変化しますので、注意が必要です。

黒板塗料の塗り方

黒板塗料の塗装方法について、必要な道具、下地処理方法、塗装方法の順に説明していきます。黒板塗料でDIYを検討している方は、説明書をよく読んでから作業を実施してください。

必要な道具と塗料の準備

まずは、塗装に必要な道具を準備します。

【黒板塗料の塗装に必要な道具】

上記の塗料や道具は、ホームセンターやインターネットで購入可能です。

Step1:素材の下地処理を行う

必要な道具を用意しましたら、下地処理を実施します。最初に、素材の汚れやほこりを除去しますが、油分もある場合は、シリコンオフで脱脂しましょう。

汚れを除去したら、素材に応じて表面を耐水ペーパー(240~400)で磨いていきますが、ザラつきや凹凸がある場合には、パテで埋めるなど表面が滑らかになるようにしておきましょう。

素材表面を磨いた後は、塗装したくない部分にマスキングテープで養生し、必要に応じてプライマーを塗布していきます。

ガラスや金属などの表面がツルツルして塗料がのりづらい素材や、段ボールや石膏ボードなどの吸水性の高く、塗料を吸収してしまう素材は、黒板塗料を塗る前に下地としてプライマーを塗布するのがおすすめです。
木質(MDF・ベニア板・無垢材)への塗装の場合は導管を詰める必要があるので、ワイピングウレタンサンディングなどを塗って下地の導管をしっかりと埋める必要があります。
詳しい下地の塗装方法はこちらを参考にしてみてください。

Step2:黒板塗料を塗装する

プライマーを塗布した場合は、プライマーが乾燥してから、黒板塗料を塗っていきます。黒板塗料は、成分が沈殿しやすいので、塗装前によく拡販してから使用します。

刷毛またはローラーで塗装していきますが、広い範囲を塗装したい場合はローラー、狭い範囲を塗装したい場合は、刷毛の使用をおすすめします。

塗装の際は、1回塗っただけでは、薄い場合が多いため、2~3回重ね塗りをします。

1回目に塗った塗料が乾燥したら、400の耐水ペーパーで磨いて表面を滑らかにしてから重ね塗りをしてください。1度に厚塗りしてしまうと塗装にムラが発生してしまうので、厚塗りしないように注意しましょう。

黒板塗料の注意点

黒板塗料を塗装するにあたって、4つの注意点があります。
順番に解説しますので、塗装前によく確認してください。

壁紙などのザラザラした表面の素材は塗装しにくい

凹凸やザラザラした素材は、塗料が均一にのりにくいため、下地処理が重要です。

また、素材の表面がザラザラしすぎていると、塗装面もザラザラになるのでチョークの粉が入り込んでしまい、消えにくくなってしまいます。

耐水ペーパーで滑らかにするや、凹凸がひどい場合にはパテ埋めするなど下地をしっかり作り、塗装が失敗しない様に努めましょう。

完全に乾燥させるまでチョークを使わない

黒板として使用するためには、黒板塗料が完全乾燥するまでチョークを使用してはいけません。

黒板塗料が乾燥しないままチョークを使用してしまうと、チョークの粉が塗膜に付着してしまい、そのまま残ってしまいます。

各メーカーの黒板塗料の乾燥時間をよく確認して、使用が可能になる時間を把握しましょう。完全乾燥までの時間は、数日かかる場合もあります。

黒板塗料を塗装したあとにチョークでならし塗りをする

黒板塗料が完全乾燥したら、実際に使用する前にならし塗りを実施しましょう。塗装にいきなり文字を書いてしまうと、文字が消えにくくなる可能性があります。

ならし塗りの方法は、チョークを寝かせた状態で薄く塗り広げ、チョークの粉をなじませます。最後に乾いた布でふき取るだけで完了です。

ならし塗りすることで、書き跡が残りにくくなりますので、ぜひやってください。

塗装表面が摩耗してきたら再塗装を検討する

黒板塗料は、塗装表面が適度にザラザラしていることによって、チョークを定着させていますが、黒板塗料が摩耗してくると、表面がツルツルになってしまい、チョークが定着しなくなってきます。

黒板塗料の劣化のサインがでてきましたら、再塗装を検討しましょう。黒板塗料の再塗装は、ホコリや汚れ、油分をしっかり落としてから、240~400の耐水ペーパーで磨きます。

耐水ペーパーで磨いたあとは、削れカスをキレイに落としてから、じかに黒板塗料を塗装すれば大丈夫です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、黒板塗料の特徴や塗り方、使用できる素材まで詳しく解説してきました。

黒板塗料でDIYすれば、市販の黒板と異なり、サイズや形、カラーの選択が自由自在です。幅広い素材に塗装も可能ですので、おしゃれにDIYをしたい方にはおすすめの塗料です。

ただし、塗装する際は、素材の状態によって下地処理方法や乾燥時間に注意し、適切な塗装が必要になります。塗装の際の注意点をよく理解して、ぜひ素敵な黒板を作成してみてください。


「金属を塗装したけれど、すぐに剥がれてしまった…」
「ステンレスやアルミ調の塗料を使って、より自然な仕上がりにしたい!」

実は、金属の素材を活かした塗装を成功させるには、正しい下地処理と適切な塗装テクニックが欠かせません。特に、金属塗装では、塗料の密着性を高める工夫をしなければ、塗膜が剥がれやすくなってしまいます。

この記事では、剥がれづらい金属塗装のコツ、アルミ風仕上げを美しく長持ちさせるテクニック、そして金属の素材を活かした塗装方法を詳しく解説します。

目次

1.金属調塗装でアルミ・ステンレス調に仕上げる基本
 1-1:金属の素材を活かした塗装とは?
 1-2:金属塗装に必要な道具と塗料の種類
2.アルミ・ステンレス調塗料が剥がれない下地処理
 2-1:なぜ剥がれるのか?金属塗装の失敗原因
 2-2:密着性を高める下地処理の基本
3.金属の素材を活かした塗装テクニックと実践方法
 3-1:ステンレス・アルミ調塗料の塗り方と仕上げ方
 3-2:ステイン塗料を混ぜることでオリジナルカラーも!
 3-3:ムラを防ぐための塗装のコツ
4.金属塗装を長持ちさせる仕上げとメンテナンス
 4-1:トップコートを活用した耐久性アップの方法
 4-2:塗装後のメンテナンスと劣化を防ぐポイント
5.まとめ

金属塗装でアルミ・ステンレス調に仕上げる基本

金属やルアーにアイアン風や鱗調の質感を与えるには、単にアイアンペイントを塗るだけでは理想の仕上がりになりません。下地処理や塗料の選び方、そして塗装技術がしっかりと組み合わさることで、金属本来の持ち味を活かしながら、より長持ちする美しい仕上げが可能になります。

ここでは、金属やウッドの素材を活かした塗装の概要と、アイアン風塗装、鱗(うろこ)塗装、スケールシルバー塗装を成功させるためのポイントを解説します。

金属の素材を活かした塗装とは?

ステンレス調やアルミ調の塗料を使うと、金属ならではの光沢やクールな質感を損なうことなく、さまざまな表現が可能になります。ステンレス系の塗料ではシルバーやクロムメッキ風の仕上がりが特徴で、シャープな印象を演出しやすい傾向があります。

一方、アルミ調の塗料はやや落ち着いた輝きを持ち、マットな質感とも相性が良いため、ルアーの鱗(うろこ)模様の演出やシックなアイアン風を目指す場合に最適です。

ZESTでは、塗装前にペーパーをあて、表面に金属調のテスクチャーを作成してから塗装することで、初心者でもステンレスやアルミのような材質感を出すことができる塗料を販売しております。

本店おもしろ塗装工房|アルミ・ステンレス調塗料はこちらから購入いただけます。
鱗(うろこ)模様の演出するスケールシルバー塗料はこちらから購入いただけます。

#600前後の耐水ペーパーでヘアーラインを出すことで、金属(ステンレス)の質感をリアルに再現することができます。また、ヘアーラインを施さずに塗装することで、アルミ調にもできるため、1つの塗料で2つの質感を出すことができます。

金属塗装に必要な道具と塗料の種類

金属塗装では、サンドペーパーや脱脂用クリーナー、プライマー(下地剤)、上塗り用の塗料、そして仕上げのトップコートが欠かせません。

サンドペーパーによる足付け作業は、金属表面をわずかにざらつかせることで塗膜の密着力を高め、塗装の剥がれを防ぐ重要な工程です。脱脂用クリーナーを使って表面の油分や汚れを取り除いた後、金属専用のプライマーを塗っておけば、より強固で均一な下地を形成できます。

塗装後にはトップコートを施し、紫外線や摩擦、湿度などから塗膜を保護することで、美しい状態を長くキープできます。

アルミ・ステンレス調塗料が剥がれない下地処理

金属やウッドにアルミ・ステンレス調塗料を塗装する場合に、大切なことは「下地処理」です。下地処理が不十分だと、せっかく綺麗に塗れたと思っても後から剥がれてしまい、塗り直しが必要になります。
ここでは、下地処理の重要性と具体的な手順、そして失敗を防ぐためのポイントを解説します。

なぜ剥がれるのか?金属塗装の失敗原因

金属の表面には、防錆油や保護膜、ホコリや油汚れが付着していることが多く、これらを十分に除去しないと塗膜が密着しにくくなります。

また、金属は他の材質に比べて表面が非常に滑らかなため、塗料が乗りにくいという性質も持っています。そのため、通常よりも下地処理は入念に行う必要があります。
またウッドへの塗装の場合は、導管の凸凹がでやすいためしっかりと導管を埋め平らな状態にしてからの塗装になるため、金属への塗装に比べウッドへ塗装は下地塗装が重要な要素となります。

密着性を高める下地処理の基本

【金属への塗装の場合】
1.洗浄・脱脂汚れや油分をしっかり落としておく
2.サンドペーパー(足付け)表面をざらつかせて塗料の密着力を向上
3.プライマー塗装塗膜の定着と防サビ効果を高める。
足付けできない素材の場合、例えばガラス素材・メッキ素材の場合は
プライマーやサフェーサーが必要となります。
NO.2で足付けができていればプライマーは必要ありません。
【ウッドへの塗装の場合】
1.導管を埋める
(ワイピングなど)
導管を埋めることによって次に塗るサフェーサーや
ウレタンサンディングの目ハジキを抑える
2.ウレタンサフェーサーや
 ウレタンサンディングなど
肉持ちを持たせる。導管の凸凹をなくすための中塗り
3.サンドペーパー(足付け)表面をざらつかせて塗料の密着力を向上する以外に導管の
凸凹をなくすための足付けでもある

まずは、表面の汚れをしっかり落とすことが肝心です。洗剤で洗浄してから脱脂剤(シリコンオフなど)を使い、油分やホコリを取り除きます。

次に、サンドペーパーで表面を軽く研磨し、細かな傷(足付け)をつけておくと、塗料が引っかかりやすくなります。

最後に、プライマーなどの下地塗装を塗布しておくことで、塗料と金属がより強固に結合し、剥がれを防止できます。

プライマーが完全に乾いた状態で塗装工程に移ると、密着力が損なわれる原因になります。必ずメーカー推奨の乾燥時間を厳守し、塗り重ねるタイミングにも注意しましょう。

金属の素材を活かした塗装テクニックと実践方法

金属の質感を活かしつつ、アルミ・ステンレス調の塗装を美しく仕上げるためには、適切な塗装技術が欠かせません。ここでは、ステンレス・アルミ調塗料を使った方法や立体感を演出するコツ、ムラを防ぐためのポイントをまとめます。

ステンレス・アルミ調塗料の塗り方と仕上げ方

ステンレスやアルミ調の塗装では、金属が持つ光沢を保ちつつ、見た目に深みを持たせることが重要です。下地処理を終えたら、まずは薄く下塗りを行い、必要に応じて数回に分けて重ね塗りをすることで、塗膜の厚みをコントロールします。

・ステンレス調塗料:ヘアーライン(#800~#1000)をつけることで、ステンレス独特のシャープな光沢を再現しやすい
・アルミ調塗料:ややマットな質感を表現でき、落ち着いた印象を与えられる。
足付けによるヘアラインが目立つので足付けは#2000より荒いタイプは避けてください。

ステイン塗料を混ぜることでオリジナルカラーも!

アルミ調では、塗料の中にステインカラーを少し混ぜ合わせることでオリジナルカラーでの塗装が行えます。アルミ調にカラーが入ることで、アルマイト処理を行ったようなカラーを作り出すこともでき、塗装の幅が一段と広がります。
※ステインを使ったアルマイト風塗装法はこちら
※アルミ調塗料を使った塗装例(ノートパソコンへのアルミ調塗装工程

〜関連記事〜

ステイン塗料の使い方|クリア塗装を組み合わせて木材塗装する方法

ムラを防ぐための塗装のコツ

作業環境風が強い場所、湿度が極端に高い環境は避ける
(湿度80%以上の場合、塗装は避ける)
塗り方のリズムスプレーの場合は、端から端まで一気に動かし、途中で止めない
重ね塗りのタイミング一度完全に感想させてから次の層を塗る※刷毛塗りはNG

塗膜が乾く前に重ね塗りしてしまうと、ダレや色ムラの原因になるため、乾燥時間はしっかりと確認してください。

金属塗装を長持ちさせる仕上げとメンテナンス

金属塗装をした後、美しい仕上がりを長く保つためには、仕上げの工程とその後のメンテナンスが欠かせません。ここでは、トップコートを使った塗装面の保護方法と、塗装後に気をつけたいポイントについて解説します。

トップコートを活用した耐久性アップの方法

トップコートは、塗膜を紫外線や湿気、摩擦などから守る重要な役割を果たします。
特に屋外で使用する金属製品は、日差しや雨風の影響を受けやすいため、トップコートを塗っておけば、色褪せや剥がれのリスクを大幅に減らすことができます。

・ツヤを出したい場合はツヤありタイプのトップコート
・マットな質感を保ちたい場合はツヤ消し(マット)タイプのトップコート

塗り方としては、塗装面から15〜20cmほど離し、一定の速度で吹き付けるのが基本です。
一度に厚塗りするのではなく、薄く均一に重ね塗りをすることで、ムラや泡立ちを防ぎ、耐久性を高められます。

塗装後のメンテナンスと劣化を防ぐポイント

仕上げを終えたあとも、定期的なチェックとお手入れをすることで、塗装をより長持ちさせることが可能です。特に屋外に置くアイテムは、雨水が溜まらないように置き場所を工夫したり、汚れを見つけたら早めに拭き取ることが大切です。

・清掃時の注意:
硬いブラシや研磨剤の入った洗剤は塗膜を傷める場合があるため、柔らかい布や中性洗剤を使ってやさしく拭き取る

・水分の除去:
濡れたまま放置するとサビや塗膜の劣化を招きやすいので、早めにしっかり乾拭きする

もしも剥がれや傷が目立ってきた場合は、そのまま放置せず、早めに部分的な塗り直しを行ってください。傷ついた塗膜の周辺をサンドペーパーでならし、必要に応じて再度プライマーや塗料を重ねることで、剥がれの拡大を防ぐことができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、剥がれない金属塗装のコツ、アルミ・ステンレス調の塗装を美しく長持ちさせるテクニック、そして金属の素材を活かした塗装方法を詳しく解説します。

金属塗装でアルミ・ステンレス風の質感を表現するには、まず表面の汚れや油分をしっかり落とし、サンドペーパーで足付けを行うなど、徹底した下地処理が欠かせません。

金属塗装は、手順を正しく踏めばDIYでもプロのような仕上がりを目指すことが可能です。本記事を参考に、ぜひ理想の塗装を実現してください。


「お気に入りのTシャツやエコバッグを自分好みにリメイクしたい」
「用塗料を使ってうまく仕上げられるかな?」

実は、業者に依頼すると1万円以上かかる場合もありますが、DIYなら数千円の布塗料でリメイクを楽しめます。

この記事では、DIYで布に塗れるスプレー塗料や水性ペンキの特徴を解説し、業者依頼との費用比較、DIYのメリットや注意点、そして初心者でも成功するコツをご紹介します。

目次

1.布塗料の基本|選び方と種類の違いを徹底解説します
 1-1:布用スプレー塗料と水性ペンキの特徴比較
 1-2:布塗料の種類ごとの用途と選び方のポイント
 1-3:テキスタイル専用カラー(布用)|Tシャツにオリジナルペイント
2.布塗料DIYの魅力 業者依頼との費用比較とメリット・デメリット
 2-1:業者に依頼する場合の費用相場と特徴
 2-2:DIYのメリットと成功体験話の紹介
3.スプレー塗料&水性ペンキの使い方
 3-1:塗装前の準備 布素材別に適した下地作り
 3-2:ムラを防ぐスプレー塗装のコツ
 3-3:水性ペンキで均一に塗るためのポイント
 3-4:初心者が陥りやすい失敗例と回避方法
4.布塗装アウターケアと長持ちさせるコツ
 4-1:乾燥時間と適切な保管方法
 4-2:布塗装の耐久性を保つお手入れ方法
 4-3:防水効果を高めるトップコートの活用
5.まとめ

布塗料の基本|選び方と種類の違いを徹底解説します

布塗料を選ぶ際は、用途や仕上がりの質感に合わせて適切な種類を選ぶことが重要です。ここでは、布用スプレー塗料と水性ペンキの違いやそれぞれの特徴を比較し、選び方のポイントを解説します。

布用スプレー塗料と水性ペンキの特徴比較

布用スプレー塗料は手軽に使用でき、霧状に噴射されるため、広範囲を均一に塗装できる点が特徴です。乾燥時間が短く、速乾性のある塗料を選べば短時間での作業が可能です。
しかし、スプレー中に塗料が飛散しやすいため、新聞紙やシートで作業スペースを保護する必要があります。

一方、水性ペンキは柔らかい仕上がりを実現し、布本来の風合いを保ちながら発色が良いという特長があります。細かいデザインを描きたい場合も水性ペンキが適しています。また、濃度を自分で調整できるため、濃淡のあるデザインを作ることができ、布本来の柔らかさを失いにくいです。
乾燥後は水に強いタイプもあり、洗濯可能な布アイテムをDIYする際に選ばれています。

布塗料の種類ごとの用途と選び方のポイント

スプレータイプはクッションカバーや大型の布製品に適しており、短時間で広い範囲を塗装するのに向いています。

一方、水性ペンキはTシャツやトートバッグなど、手描きデザインを楽しみたい場合に最適です。
選ぶ際は、使用目的や布の素材、塗装後の使用環境を考慮することが大切です。

選び方のポイントとしては、使用環境に応じて耐水性や耐候性を重視するか、発色やデザイン性を重視するかで選択が変わります。また、DIY初心者には扱いやすく、手軽に後片付けできる水性タイプが推奨されます。

テキスタイル専用カラー(布用)|Tシャツにオリジナルペイント

Zestでは、布やポリエステル(Tシャツ等)によく接着し易い塗装インキ、テキスタイルカラーを販売しております。

乾燥が早く低臭性で、初心者でも塗装が行いやすく、塗装の皮膜は強靭で、耐摩耗性に優れており、洗濯しても色落ちしづらいのが特徴です。

テキスタイルカラー|本店はこちら

布塗料DIYの魅力 業者依頼との費用比較とメリット・デメリット

布塗料を使ったDIYは、費用を抑えながらオリジナルのデザインを楽しめる点が魅力です。ここでは、業者に依頼した場合の費用や仕上がりとの比較を行い、DIYのメリット・デメリットを解説します。

業者に依頼する場合の費用相場と特徴

業者に布製品の塗装を依頼する場合、スクリーン印刷が一般的で手間や技術料が加算されるため、費用は数千円から数万円になることがあります。特に、大きな生地や複雑なデザインの場合はさらに高額になりますが、プロの技術による均一な仕上がりや耐久性が期待できます。

業者依頼のもう一つの特徴は、完成後すぐに使用できることです。
乾燥や仕上げのプロセスを業者がすべて行うため、失敗のリスクが少なく、時間の節約になります。

また、使用する塗料も耐久性や発色のよいプロ仕様のものを使用しているため、耐水性や色落ち耐性に優れています。ただし、特注デザインの場合は追加費用がかかるため、予算に応じた事前確認が必要です。

DIYのメリットと成功体験話の紹介

DIYは初期費用が抑えられ、自分で好きな色やデザインを選ぶ自由度があります。
また、作業の工程を楽しめるため、達成感も得られます。

例えば、Tシャツを手作りでペイントし、友人にプレゼントしたという体験談など、成功事例は多く、SNSを通じてシェアされることも増えています。ただし、事前準備を怠ると塗装のムラや剥がれが発生するため、注意が必要です。

DIYを行う際には塗料の選択や道具の準備も重要です。初心者は、少量のテスト塗りをして感触を確かめることが推奨されます。

また、布素材によっては吸収率が異なるため、一度に厚塗りせず、薄く重ねることで美しい発色が可能になります。さらに、乾燥時間を守ることでひび割れや剥がれを防げます。

スプレー塗料&水性ペンキの使い方|初心者向けの手順と注意点

初めて布塗料を使う方にとって、正しい手順を理解することは重要です。ここでは、下地作りから塗装のコツ、失敗を防ぐ方法まで、初心者が知っておくべきポイントを詳しく説明します。

塗装前の準備 布素材別に適した下地作り

塗装を行う前には、布製品に合った下地作りが必要です。コットンやリネンは下地剤が不要な場合もありますが、ポリエステルや混紡生地には専用のプライマーを使用することで塗料の定着が良くなります。

また、塗装する前に布を洗って汚れやほこりを取り除くことで、仕上がりがきれいになります。
さらに、下地剤を均一に塗布することで色むらを防ぎ、発色を良くする効果も期待できます。生地にしっかりなじむように薄く塗ることを心がけましょう。

ムラを防ぐスプレー塗装のコツ

スプレー塗料は均一に吹きかけることが重要です。距離は約10〜15cm離して一定速度で動かすことでムラを防ぎます。一度に厚塗りせず、数回に分けて薄く重ね塗りをすることで、きれいな発色が実現します。風が強い屋外ではスプレーが散りやすいため、風の影響を受けにくい場所を選びましょう。

また、スプレーする際は一気に止まらず、スムーズに横方向へ動かすことで噴射が集中せず、均一な層を作ることができます。色を重ねる場合は一度乾燥させてから再塗装することで美しい仕上がりになります。

水性ペンキで均一に塗るためのポイント

水性ペンキを使用する際は、刷毛やローラーの選び方も重要です。柔らかいナイロン製の刷毛やスポンジローラーを使うと、布に優しく塗料を広げられます。

また、水で少し薄めて使用することでムラができにくくなります。
塗装中は一定方向に塗り進めることで、ムラを最小限に抑えられます。

塗料の量を一度に多く含ませないようにし、余分な塗料は軽く落としてから塗り始めます。一定方向へのブラッシングを行い、最後に乾燥時間を守ることで均一な仕上がりを得られます。

初心者が陥りやすい失敗例と回避方法

初心者が陥りやすい失敗としては、「塗料の塗りすぎ」や「乾燥時間を短縮してしまう」などがあります。特に一度に厚く塗りすぎると乾燥不良を起こし、ひび割れや色ムラの原因になります。適切な乾燥時間を守り、薄く重ねて塗ることを心がけましょう。

もう一つのよくある失敗は「刷毛跡が残る」ことです。これを防ぐには、刷毛ではなくスポンジやローラーを使った仕上げを追加するのがおすすめです。

また、ペンキを塗る際の環境も大切です。湿度が高すぎると乾燥が遅れ、ホコリが付きやすくなるため、乾燥しやすい風通しの良い場所で作業するようにしましょう。

また、ステンシルシートを活用すると、複雑なデザインでも簡単に再現できます。シートを布にしっかり固定し、スプレー塗料を軽く吹き付けることでムラなく仕上げられます。スプレー後はすぐにシートを外し、乾燥中に触れないように注意しましょう。

布塗装のアウターケアと長持ちさせるコツ

塗装後のケアをしっかり行うことで、作品をより長持ちさせることができます。

適切な乾燥時間や保管方法、防水加工のポイントなど、仕上がりを長期間保つためのアフターケア方法を紹介します。

乾燥時間と適切な保管方法

塗装後は完全に乾燥させるために十分な時間を確保しましょう。通常は24時間程度の乾燥が推奨されますが、気温や湿度によっては時間が異なる場合があります。

乾燥後は直射日光を避け、湿気の少ない場所で保管することで塗装面の劣化を防げます。特に、季節の変わり目には湿度管理が重要です。加湿器や除湿機を使って保管環境を最適化することで、塗装面の質を長く保つことができます。

布塗装の耐久性を保つお手入れ方法

使用後は表面を柔らかい布で優しく拭くなど、汚れを取り除く習慣をつけましょう。
また、頻繁に水に触れる場合は、防水スプレーを定期的に使用すると耐久性が向上します。
洗濯する際は優しく手洗いし、強い摩擦を避けるのがポイントです。

さらに、長期間保管する場合はシリカゲルなどの乾燥剤をケースに入れることでカビの発生を防げます。特に湿度の高い時期には効果的です。

防水効果を高めるトップコートの活用

トップコートを塗布することで防水効果が高まり、塗装面を保護できます。特に、屋外で使用するアイテムにはトップコートが効果的です。専用の透明スプレーや水性コート剤を重ね塗りすることで、耐水性や耐久性が飛躍的に向上します。

トップコートは薄く複数回に分けて塗布するのがポイントです。一度に厚く塗ると塗膜が剥がれる原因となるため、薄塗りを重ねて乾燥時間をしっかりと確保しましょう。
また、塗布後は約48時間の完全乾燥を行うことで耐久性が高まります。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、DIYで布に塗れるスプレー塗料や水性ペンキの特徴を解説してきました。

完成した作品を身近な場所に飾ったり、プレゼントに活用することでDIYの楽しさが倍増します。
自分の好みに合わせたデザインを作成し、生活空間に彩りを加えることで、より特別なアイテムとして活用できます。また、定期的にメンテナンスすることで、長く楽しむことができます。

塗装前の下準備、適切な塗料選び、塗装中の薄塗りを心がけることで失敗を防げます。
塗装する際には無理をせず、一つひとつの工程を丁寧に行うことが大切です。

自分に合った方法を見つけ、楽しみながらチャレンジしましょう。完成後は作品をSNSでシェアしたり、友人に見せたりすることで、より達成感を味わえるでしょう。


蓄光塗料は光を吸収して暗闇で発光する特殊な塗料です。非常時用や装飾品用として、幅広い用途に使用されていますが、

「蓄光塗料の寿命はどのくらい?」「どれくらいの時間発光するの?」
といったような疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

この記事では、蓄光塗料の仕組みや寿命、発光時間について解説していきます。合わせて、蓄光塗料の種類、発光色、選び方についても説明しますので、蓄光塗料の使用を検討している方の役に立つはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

1.蓄光塗料とは
 1-1:蓄光塗料が発行する仕組み
 1-2:蓄光塗料の用途
2.蓄光塗料の種類
 2-1:硫化物系
 2-2:酸化物系
3.蓄光塗料の発光色の紹介
 3-1:グリーン
 3-2:ブルー
 3-3:オレンジ
 3-:4レッド
4.【種類別】蓄光塗料の寿命と発光時間
 4-1:硫化物系の寿命と発光時間
 4-2:酸化物系の寿命と発光時間
5.蓄光塗料の選び方
 5-1:寿命を重視するなら酸化物系がおすすめ
 5-2:発光時間を重視するなら酸化物系がおすすめ
 5-3:コストを重視するなら硫化物系がおすすめ
6.まとめ

蓄光塗料とは

ここでは、蓄光塗料が発光する仕組みや、用途について解説していきます。
蓄光塗料の概要を理解して頂けると嬉しいです。

蓄光塗料が発光する仕組み

蓄光塗料は、暗闇になると発光する特殊な塗料です。日中の光を蓄光塗料に含まれる成分が吸収し、エネルギーとして蓄えます。紫外線が最も効率よく吸収されますが、蛍光灯の光でも吸収可能です。

〜関連記事〜
紫外線で光る|ケイムラ塗料の特徴と使い方の基本を解説

以前、ケイムラ塗料についてご紹介いたしましたが、ケイムラ塗料は紫外線やブラックライトを当てることで発行するもので、蓄光塗料との違いは、蓄光することができません。

蓄光塗料は、暗闇になると蓄えたエネルギーを徐々に放出し、自ら発光します。この性質を利用して、ルアーなどに塗装すると夜釣りなどでを目立たせることできます。

ただし、蓄光塗料に含まれる素材や塗り重ね度や発光色の違いによって、発光時間は異なりますので注意が必要です。

蓄光塗料の用途

蓄光塗料は、電気がなくても発光してくれる便利な塗料ですので、様々な分野に利用されています。

  • 防災用品(避難誘導標識や非常口サインなど)
  • 釣り具(ルアー)
  • 装飾品(アクセサリー、時計など)
  • 産業用(安全マークや工事設備の表示など)

電気のない暗闇では道しるべが必要なため、防災用品や産業用の表示によく利用されています。

また、ルアーに使用される理由は、夜釣りや深海釣りの際に、視認性をあげることで、魚に見つけてもらう可能性を上げるために使用します。

蓄光塗料の種類

蓄光塗料の種類はいくつかありますが、よく利用されるものとして、硫酸化物系と酸化物系の2種類があります。それぞれの特徴を解説していきますので、選択の判断材料にしてみてください。

硫化物系

硫化物系の蓄光塗料には、主成分として硫化亜鉛が使用されています。現在では、酸化物系の方が主流ですが、コストパフォーマンスに優れているので、硫化物系も需要があります。

しかし、発光時間は最大でも1時間程度と短めで、蓄光塗料としての寿命も短いです。発光時の明るさも酸化物系と比べると劣りますので、安価なのはメリットですが、性能面でデメリットも多いです。

酸化物系

酸化物系の蓄光塗料には、主成分としてアルミン酸ストロンチウムが含まれています。

近年、特に主流なのがこの酸化物系の蓄光塗料で、硫化物系の蓄光塗料と比べると寿命が長く、長時間の発光も可能なため、幅広い分野で利用されています。

特に、防災用品への利用に適していて、暗闇での目印として活躍が期待されてる種類です。コストは硫化物系と比べると高価なのがデメリットですが、魅力も多いのが酸化物系です。

蓄光塗料の発光色の紹介

Zestでは、4色(グリーン、ブルー、オレンジ、レッド)の蓄光塗料を取り扱っています。塗料としての販売ではなく、蓄光粉(粉末)での販売となりますので、様々なものに配合可能で用途に応じた使い分けが出来ます。

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グリーン

グリーンは蓄光塗料の中で、最も使用されている発光色です。実験した結果が一番長い発光時間でした。視認性も高かく発光時間も長いので、防災用品や標識などによく使用されているカラーです。

また、ルアーにもよく使用されていて夜釣りや深海釣りに重宝されています。

ブルー

発光時間はグリーンより劣りますが、自然な印象を持たせてくれるのがブルーの発光色です。デザイン性を高めるために、プラモデルや装飾品に使用されたり、グリーンと同様にルアーにも使われます。

オレンジ

柔らかい色合いで、視認性と装飾性も兼ね備えています。
インテリアや装飾品に使用される事が多いです。

レッド

とても目立つ色合いですが、発光力はグリーンやブルーに比べて劣り、発光時間も短いのが欠点です。アピールカラーとしてルアーに使用されることが多いです。

【種類別】蓄光塗料の寿命と発光時間

蓄光塗料の寿命と発光時間について解説します。蓄光塗料の発光効果は、塗料が剥がれない限り効力は持続しますが、塗料は樹脂なども含まれており、劣化は避けられません。

硫化物系と酸化物系で寿命と発光時間が異なりますので、それぞれ説明していきます。

硫化物系の寿命と発光時間

硫化物系の寿命と発光時間の目安は以下の通りです。

  • 寿命:約3~5年
  • 発光時間:5分~1時間程度

※塗料に含まれる樹脂(ウレタンやアクリルなど)によっても寿命は変わります。
※発光色によって発光時間や発光力は異なりますので、あくまで目安としてご覧ください。

ちょっとしたDIYに使用したり、試しに利用する分には良いですが、長期間に渡って効果を持続させたい方には不向きです。

また、硫化物系は紫外線や湿度に影響を受けやすいので、屋外で使用すると寿命は短くなりますので、あまりおすすめできません。

酸化物系の寿命と発光時間

酸化物系の寿命と発光時間の目安は以下の通りです。

  • 寿命:10~15年
  • 発光時間:1~4時間

※塗料に含まれる樹脂(ウレタンやアクリルなど)によっても寿命は変わります。
※発光色によって発光時間や発光力は異なりますので、あくまで目安としてご覧ください。

酸化物系の蓄光塗料は、塗料の寿命が長く、発光色によりますが、発光時間も非常に長いです。
紫外線や湿度の影響を受けにくいので、屋外での使用もできます。

蓄光塗料の選び方

硫化物系と酸化物系の蓄光塗料の特徴を踏まえて、どちらの種類がおすすめかを解説します。状況や用途によって、選択する種類が変わりますので、自分の状況に応じて選択してください。

寿命を重視するなら酸化物系がおすすめ

寿命を重視するなら、酸化物系がおすすめです。酸化物系の寿命は、10〜15年ですので長期間に渡って蓄光塗料の効果を維持したい方は、酸化物系を選択した方がいいでしょう。

また、屋外でも使用可能ですので、幅広い用途で使用可能です。

発光時間を重視するなら酸化物系がおすすめ

発光時間を重視するなら、酸化物系がおすすめです。酸化物系の発光時間は最大4時間程度であるため、暗闇で長時間使用する場合は、酸化物系を選択した方がいいでしょう。

特に、非常時用や道しるべとして蓄光塗料の使用を検討している方におすすめです。

コストを重視するなら硫化物系がおすすめ

蓄光塗料は利用したいが、コストを抑えたい場合は、硫化物系がおすすめです。寿命、発光時間はともに酸化物系に劣りますが、コストパフォーマンスは硫化物系が優れています。

一時的に蓄光塗料を使用したい場合や、お試しで塗装を検討している方は硫化物系の利用を検討しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、蓄光塗料の仕組みや寿命、発光時間について解説してきました。

蓄光塗料は、光を吸収してエネルギーを蓄え、暗闇になるとエネルギーを放出して発光する便利な塗料です。防災用品や装飾品、釣り具のルアーまで幅広く活用されています。

蓄光塗料の主流は、硫化物系(硫化亜鉛)と酸化物系(アルミン酸ストロンチウム)の2種類で、それぞれ寿命、発光時間、コストが異なります。

硫化物系はコストパフォーマンスに優れ、酸化物系は寿命、発光時間に優れているのが特徴です。自分の状況にあわせて、目的にあった蓄光塗料を選択してみてください。


UV塗装は非常に高性能で、近年様々な場面で使用される機会が増えています。しかし、UV塗装の存在は知っていても、どんな特徴を持っているのか知らない方も多くいらっしゃると思います。

また、よく比較対象になる塗装方法として、ウレタン塗装がありますが、UV塗装と比べて、どのような違いがあるのか分からないことも多いはず。

この記事では、UV塗料の特徴とメリット、デメリットを解説します。合わせてウレタン塗装の特徴と、UV塗装との違いを説明します。ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

1.UV塗装の特徴とは?
2.UV塗装のメリット

 2-1:塗料の硬化時間が短い
 2-2:塗料の耐久性が高い
3.UV塗装のデメリット
 3-1:専用のUV照射設備が必要
 3-2:初期コストが高くなる場合がある
4.UV塗装とウレタン塗装の比較
 比較1:耐久性の比較
 比較2:費用面の比較
 比較3:施工性の比較
5.UV塗料とウレタン塗料の選び方
6.まとめ

UV塗装の特徴とは?

UV塗装の特徴は、UV塗料に紫外線(UV)を照射することで、塗料を硬化させるのが1番の特徴です。
※自然乾燥では硬化せず、15分ほどUV照射することで硬化します。

通常の塗料は自然乾燥させるため、塗料の硬化に時間がかかりますが、UV塗料はUV照射装置を用いて短時間で塗料を硬化させることが可能です。

また、ハンディタイプのUV照射装置があるため、あらゆる素材にUV塗装ができるようになっています。具体的には、車の部品の一部、木製家具やフローリング、家電、プラスチック製品など幅広い素材にUV塗料は使われています。

UV塗装のメリット

UV塗料の特徴を理解して頂いたところで、メリットを解説します。代表的なメリットを2つ紹介していきますので、参考にしてみてください。

①塗料の硬化時間が短い

UV塗装のメリット1つ目は、他の塗料に比べて塗装の硬化時間が短いことです。従来の塗装は自然乾燥させるのが一般的で、塗装の硬化に数時間から数日かかるのが当たり前でした。

しかし、UV塗装は紫外線(UV)を照射することで、数秒から長くても数分で塗装の硬化が可能です。

UV塗料の種類や塗膜の厚さによって硬化時間は前後しますが、硬化時間が短くなったことで作業効率が大幅に上昇しました。さらに、粉塵などが付着するリスクを軽減できるため、仕上がりもキレイになります。

②塗料の耐久性が高い

UV塗装は硬化後、耐候性の高い塗膜を作ります。UV塗装の塗膜は、紫外線への耐性も高いため、色あせを防ぎ、長期間に渡ってキレイな仕上がりを保つことが可能です。

また、硬度3Hの硬い塗膜のおかげで、摩耗や薬品に対する耐久力もあり、工業製品や機械部品など、耐久力が求められる製品にUV塗装は施されています。

硬度を表す「H」とは、鉛筆硬度で表しHは鉛筆のHの硬さを意味します。
3Hとは鉛筆硬度の3Hを意味し数値が上がれば上がるほど固いことを意味しています。
ウレタン塗料は一般的にH~2Hとされており、爪で強く抑えると傷がつく程度の硬さがH~2Hとされています。「爪の硬さ=2H」とされているのが一般的です。

UV塗装のデメリット

メリットの次に、デメリットについても解説します。
メリット、デメリットの両方を知ることで、UV塗装への理解をより深められます。

専用のUV照射設備が必要

UV塗装には、必ず専用のUV照射設備が必要です。UV照射設備がなければ、UV塗料を完全硬化することができないので、UV塗装はできません。

最近では、ネイルの硬化用ライトとして、UVライトは広く普及しており、小さい範囲の塗装であれば比較的簡単に施工できます。しかし、広範囲となるとUV照射が狭く非効率となってしまうため専用の設備が必要となってしまいます。
<UV照射機 最適な波長>
おもしろ塗装工房で販売しているUV塗料
短波長250~350nm(ナノメーター)が一番最適に硬化する波長といわれています。

初期コストが高くなる場合がある

UV塗料は高い耐久性と、良質な仕上がりが魅力ですが、その分塗料の価格も高価です。塗料の他に、先ほど説明したUV照射設備も必要になるため、初期コストが高額になります。

手軽なUV照射設備でも3,000円~1万円はしますし、高額なものだと100万円以上します。個人で利用するには金額の負担が大きくなるので、最初はネイル用照射機などをお勧めしますが、波長など確認する必要があるため導入は慎重におこなうべきです。

作業効率向上と耐久性は魅力的なので、これらを重視するならば、前向きに検討しましょう。

ウレタン塗装の特徴

この記事で比較対象になっている、ウレタン塗装の特徴について解説します。

ウレタン塗装は塗膜が柔らかく、衝撃やひび割れに強いのが特徴です。よく比較されるアクリル塗装よりも耐久力もあり、バランスのとれた塗料なので、自動車の塗装や家具など、幅広く利用されています。

UV塗装とウレタン塗装の比較

ここからは、UV塗装とウレタン塗料の比較をしていきます。
耐久性、費用面、施工性の3つを比較しますので、どちらの塗装を選択するかの参考材料にして下さい。

比較1:耐久性の比較

1つ目の比較は、耐久性です。

【UV塗装】

紫外線や摩耗、薬品に対して優れた耐久性があります。UV塗料の中に含まれるシリコンやフッ素などの成分によって、耐用年数は変わりますが、耐用年数は概ね10〜20年です。

なかには、耐用年数が20年以上のものもあります。耐用年数も長いため、長期的に塗装物を保護してくれます。

【ウレタン塗装】

塗膜が柔らかいため、衝撃に強く耐久力もありますが、UV塗装に比べると紫外線に若干弱く、耐用年数も若干ですが短いです。耐用年数は概ね7〜15年となっていますが一般的には車と同じように10年以上は耐候性はあると認識してください。

比較2:費用面の比較

2つ目の比較は、費用面です。

【UV塗装】

UV塗装は、UV照射設備の導入が必要なため、初期投資は高額です。しかし、UV塗装は耐久性が高いので、長期的に塗装物を保護してくれます。頻繁に再塗装する必要も無いので、手間を少なくしたい方や、作業効率を重視する場合は高額でもUV塗装はおすすめです。

【ウレタン塗装】

UV塗装と比べると、UV照射設備が必要でないため、初期費用は抑えられます。
しかし、耐用年数がUV塗料と比べると若干短いので、その都度費用や手間がかかってしまいます。

比較3:施工性の比較

3つ目の比較は、施工性です。

【UV塗装】

専用の設備が必要で、UV塗装に関する知識も必要ですが、塗料の硬化時間が短いため、生産性は高いです。UVを照射すれば数秒から数分で硬化し、スピーディーに施工を進められます。

【ウレタン塗料】

ウレタン塗料はDIYでも広く利用されていて、扱いやすいですが、塗料の硬化時間が長いため、作業効率が悪くなります。

表面の硬化時間は20℃で約1〜3時間で、完全に硬化するまでに20℃で約5〜7日かかります。塗料の硬化時間も含めて余裕を持ったスケジュールの作成が必要です。

UV塗装とウレタン塗料の選び方

UV塗装とウレタン塗装の特徴を理解して頂いた所で、どちらの塗装を選べば良いのか解説します。

何を重視するのかで選ぶ塗装が変わりますので、自分が何を重視しているのかを確認しながら読んでみてください。

耐久性で作業性を重視するならUV塗装

耐久性はUV塗装の方が優れています。耐用年数が10〜20年と長いので、屋外など耐久性の求められる環境においては、UV塗装を選択するといいでしょう。

費用面で選択するならウレタン塗料

初期費用を抑えたい場合や、規模の小さい塗装には、ウレタン塗装を選択するといいでしょう。

UV塗装は、UV照射設備の導入などでどうしても初期費用が高額になります。ちょっとしたDIYで塗装するのであれば、ウレタン塗装の方が手軽にチャレンジできます。

生産性で選択するならUV塗装

塗料の硬化時間を短縮したい場合や、規模が大きく、生産性を重視したいのであれば、UV塗装を選択した方がいいでしょう。

塗料の硬化時間が短いことで、作業効率が大幅に上がりますので、短い期間で塗装を終わらせたい方におすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、UV塗料の特徴とメリット、デメリットを解説します。合わせてウレタン塗装の特徴と、UV塗装との違いを説明します。ぜひ最後まで読んでみてください。

UV塗装は、紫外線(UV)を照射することで、塗料の硬化時間を短縮でき、耐久性が高いのが特徴の塗装方法です。初期費用は高額になるデメリットはありますが、それ以上にメリットがあります。

ウレタン塗装と比べると、耐久性と生産性が優れており、予算に余裕がある方はUV塗装の選択をおすすめします。規模や用途に応じて、自分にあった塗料を選択して下さい。


クラック塗装は、自然なひび割れを演出できる特殊な塗料で、独特な雰囲気を出したい方に向いている塗装方法です。クラック塗装を施すだけで、個性を出せる魅力的な塗装方法ですが、どうやってひび割れを起こせるのか疑問に思った方も多いはず。

この記事では、クラック塗装方法のご紹介ともになぜひび割れ起こるのかを含めて解説していきます。クラック塗装が可能な素材や注意点についても解説しますので、やり方だけでなく知識も身に付きます。この記事を読めば、クラック塗装ができるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

1.クラック塗装の特徴
2.なぜ塗装に、自然なひび割れが起こるのか
3.クラック塗料で施工を簡単にできる
4.クラック塗装が可能な素材
5.クラック塗装のやり方

 必要な道具を準備する
 Step1:下地作り
 Step2:下地塗料の塗布
 Step3:クラック塗料を塗布
 Step4:トップコート
6.クラック塗装の注意点
7.まとめ

クラック塗装の特徴

クラック塗装は、塗装表面に意図的にひび割れを起こして個性的な仕上がりにする塗装方法で、アンティーク調にしたい場合や、独特の雰囲気を出したい場合におすすめです。

また、クラック塗装は、ひび割れの大きさやパターンをある程度コントロールできる点も魅力の1つです。

例えば、ひび割れを大きくしてダイナミックに表現したり、細かいひび割れを発生させて繊細な雰囲気を演出できたりします。

木材や金属、硬質プラスチックといった様々な素材に塗装可能で、アイディア次第で幅広い用途で利用ができます。

 なぜ塗装に、自然なひび割れが起こるのか

塗装に、自然なひび割れが発生させるために、クラック成分が配合されています。このクラック成分が、下地塗装(ベースカラー)と上塗り塗装(トップコート)の間に挟むことで、その効果が表れます。

クラック塗装の吹き付け後は、10秒ほどで見るみるうちに、クラックが始まります。クラック成分は、沈殿しやすいため攪拌して使用することが大切ですが、ビンを振るだけでは攪拌しきれないため、しっかりと攪拌棒を使用して混ぜるようにするのが自然なひび割れを起こすポイントです。

 クラック塗料で施工を簡単にできる

近年では、クラッキングメディウムと塗料の効果を一体化したクラック塗料が登場しており、今までよりも施工がしやすくなりました。ZESTでは、初心者でも使いやすいようにチューニングしておりますので、そのままでもお使いになれます。

本店 おもしろ塗装工房|クラック塗料はこちらから購入いただけます。

通常であれば、下地塗装、クラッキングメディウム、上塗り塗装の順に塗装していくのですが、クラック塗装を使用すれば、手順が短縮されるため、効率化を図れます。

手順が簡単になったことで、塗装の経験が少ない方でも、チャレンジしやすいでしょう。

 クラック塗装が可能な素材

クラック塗料は、ルアーやスプーン・エレキギター、金属・木材・額縁・硬質プラスチックなどの様々な素材に塗装が可能です。

【木材】

木材をアンティーク調にしたい場合は、クラック塗装はおすすめの塗装方法です。家具やギターなどの木材には、塗装面に仕上げることができ、周りとは違った個性的なデザインに仕上げることができます。

【金属】

金属にも塗装可能で、車やバイクのタンク、ヘルメットなどにも使用できます。ベースとなるラッカー系・ウレタン系のカラーをカラフルなものを選択することで、クラック(ひび割れ)より映えるデザインとなり、おすすめです。

【硬質プラスチック】

ルアーに個性を演出したいときや、プラモデルで経年劣化を表現したいときに使用するのがおすすめです。クラック塗料の最も、メジャーな使用用途として「ルアー」が挙げられ、自分の作成したルアーで吊り上げる喜びは格別でしょう。

 クラック塗装のやり方

ここからは、クラック塗装のやり方について解説していきます。どの素材も基本的に同じ作業工程ですが、下地作りの時に使用する耐水ペーパーの番手に違いがありますので、併せて説明していきます。

 必要な道具を準備する 

最初に必要な道具を準備していきます。

【基本道具】

【塗料類】

下地塗料とクラック塗料は色合いが対照的な方が、クラック塗装の魅力がより引き立ちます。どんな風合いに仕上げたいのかによりますが、下地塗料は濃い色、クラック塗料は明るい色の使用をおすすめします。

Step1:下地作り

耐水ペーパーで足付けしていきますが、使用する番手は素材によって違います。

【素材別に使用する耐水ペーパーの番手】

素材耐水ペーパーの番手
木材180~240番
金属400〜600番
プラスチック400〜600番

足付けが終われば、下地用のサフェーサーを吹き付けますプライマーやウッドシーラーを塗布し、下地塗料の密着性を高めます。

Step2: 下地塗料の塗布

下地作りが完了しましたら、ベースとなる色を吹き付けます。ここでは、刷毛またはスプレーガンを用意しましょう。

下地塗料を均一に塗布したあと乾燥させますが、1度で均一に塗装できなかった場合は、重ね塗りをして、均一になるように塗装してください。

下地塗料の乾燥状態によっては、クラック塗料を塗布しても、うまくひび割れが発生しませんので、乾燥時間には十分注意してください。

 Step3:クラック塗料を塗布

下地塗料が乾燥したのを確認したら、クラック塗料を塗布していきます。使用するスプレーガンのガン口径は、1.0mm以上のものを使用してください。それ以下となると、クラック成分が詰まりクラックが発生しない場合があります。

クラック塗料の塗布のポイントは、塗料の厚さです。クラック塗料をたっぷり厚く塗ると、ひび割れが大きくて粗いものになります。反対に、クラック塗料を薄く塗るとひび割れが小さくて細かくなります。自分の好みに合わせて、クラック塗料の厚さを調整して下さい。

 Step4:トップコート

クラック塗装が乾燥しましたら、最後にトップコートとして、1液ウレタンもしくは2液ウレタンクリアーを塗布します。

注意点として、ディピングを行う場合は、クラック塗装の上から2〜3倍に希釈したトップコートを吹き付け色止めをしてから、行うようにしてください。

クラック塗装の注意点

最後に、クラック塗装の注意点について解説します。
注意点をよく読み、クラック塗装が自分に向いていると判断した場合は、ぜひ挑戦してみてください。

 耐久力が弱くなる可能性がある

クラック塗装は意図的にひび割れを作るため、通常の塗装よりもどうしても耐久力が劣ります。

クリアー塗装を施す場合は、塗装面が保護されるため、長持ちしやすくなりますが、アンティーク調の雰囲気の塗装を目指している方は、クリアー塗装ができない場合があるでしょう。

早期に塗装が痛んでしまうと、塗装をやり直す期間が短くなるので、こまめに塗装ができる方に向いている塗装方法といえます。

塗装状況によってひび割れの出方が変わる

クラック塗装は、気温や湿度の影響を受けやすいため、適切な環境下で塗装する必要があります。20℃前後で、湿度は50~70%が理想的な条件ですが、なかなか理想通りにいかないのが現状です。

なるべく真夏の高温(30度以上)や高湿時(80%以上)、真冬の低温時(5℃以下)の塗装を避け、塗装失敗のリスクを減らしましょう。

 まとめ

いかがでしたでしょうか?
クラック塗装は個性的な塗装方法で、独特の雰囲気を出したいときにおすすめです。

クラッキング塗装の手順は下地塗装、クラック塗料、トップコートの順で塗装することでクラック塗料の効果を最大限に発揮することができます。

気温や湿度などの環境に注意を払いながら、クラッキング塗装にぜひチャレンジしてみてください。