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耐熱塗料にまつわる塗装ノウハウや知識などを紹介

ブレーキキャリパーは、高速回転する金属のディスクを挟み込む形で車を減速させる為、構造上非常に汚れやすい部品であり、人目につきやすい場所に配置されているため、ブレーキキャリパー塗装の前には必ず綺麗にしておく必要があります。

しかし、ブレーキは車の安全を支える大切な部品であり、どう清掃していい良いのか、万が一ブレーキが効かなくなったらどうしようと思う人も多いのではないでしょうか?

この記事では、安全にブレーキキャリパーを綺麗にする方法や、汚れる理由、汚れることで発生する問題について詳しく解説していきます。ブレーキキャリパーの塗装前には、ぜひ読んでみてください。

目次

1.なぜブレーキキャリパーは汚れるのか
2.ブレーキキャリパーが汚れることで発生する問題

 2-1:ブレーキキャリパーの見栄えが悪くなる
 2-2:不快なブレーキ音が発生する恐れがある
3.ブレーキキャリパーを綺麗にする方法
 3-1:清掃に必要な道具を用意する
 3-2:車体をジャッキアップしてタイヤを取り外す
 3-3:ブレーキキャリパーを綺麗にする
4.ブレーキキャリパーを清掃する時の注意点
 4-1:車をジャッキアップしたら必ずジャッキスタンドをかける
 4-2:ブレーキキャリパーを容易に分解しない
5.ブレーキキャリパーの見た目が劣化してきたら塗装もおすすめ
6.まとめ

なぜブレーキキャリパーは汚れるのか

ブレーキキャリパーの綺麗にする方法を解説する前に、ブレーキキャリパーが汚れる原因について触解説していきます。

ブレーキを使用する際は、タイヤと同速で回転するディスクローターという部品をブレーキキャリパーで挟み込むことで、摩擦力が発生して車を減速させます。

その際、ブレーキダストと呼ばれる黒い粉末物が発生し、ブレーキキャリパー表面などに付着することで、黒く汚れてしまうのです。他にも、走行中に巻き上げた雨水や泥、融雪剤などが走行中にブレーキキャリパーに付着し、徐々に錆が進行していく場合もあります。

ブレーキキャリパーが汚れることで発生する問題

ブレーキキャリパーは、とても汚れやすい環境にあることは、理解して頂けたかと思います。次は、ブレーキキャリパーが汚れることで発生する問題を解説していきます。

ブレーキキャリパーの見栄えが悪くなる

ブレーキキャリパーにブレーキダストや汚れが付着すると、車全体の見栄えが悪くなります。特に、アルミホイールを装着している車は、ブレーキキャリパーがアルミホイールのすき間からよく見えるので、汚れがより目立ちやすいです。

ブレーキキャリパーの汚れは非常に頑固で、日々の洗車などでは落とせませんので、ボディがキレイでもブレーキキャリパーが汚れたままで、車全体の印象が悪くなってしまいます。

不快なブレーキ音が発生する恐れがある

ブレーキキャリパーにブレーキダストや汚れが蓄積すると、ブレーキを作動させたときに、ブレーキ音が発生する可能性があります。

ブレーキダストや汚れが、ブレーキキャリパーやブレーキ作動部に入り込み、「キー」という甲高い音を発生させ、人によっては不快に感じる方もいらっしゃいます。

ブレーキ音を発生させないためにも、ブレーキキャリパーを清掃することは、有効な対策です。

ブレーキキャリパーを綺麗にする方法

ブレーキキャリパーを綺麗する方法について、具体的な方法を解説します。ブレーキキャリパーの塗装などを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

清掃に必要な道具を用意する

まずは、ブレーキキャリパー清掃に必要な道具を用意します。

必要な道具は以下の8点です。

  • 手袋
  • 十字レンチ
  • トルクレンチ
  • ワイヤーブラシ
  • パーツクリーナー
  • ウエス
  • ジャッキ

これらを用意すれば、タイヤの脱着からブレーキキャリパーの清掃まで、問題なく作業できます。インターネット、ホームセンター等で購入可能ですので、必要な物を揃えてください。

車体をジャッキアップしてタイヤを取り外す

ブレーキキャリパーを隅々まで、清掃するためにタイヤを取り外していきます。車を平坦な場所に停車し、サイドブレーキをしっかりかけて車両が動かないようにします。

ジャッキで車体を持ち上げる際は、素材が柔らかい箇所にジャッキをかけてしまうと、変形したり、損傷してしまう可能性があるため、車種ごとに指定されているジャッキアップポイントで行いましょう。

ジャッキをかける箇所が分からない場合は、ディーラーや整備工場に問い合わせてみてもいいでしょう。

ブレーキキャリパーを綺麗にする

タイヤを取り外すことができたら、ブレーキキャリパーを綺麗にしていきます。先にワイヤーブラシを使用し、ブレーキダストや錆を落としていきます。

ある程度ワイヤーブラシで磨いたら、パーツクリーナーをブレーキキャリパーに吹きかけ、付着した汚れを洗い流しましょう。パーツクリーナーは、強力な洗浄力で、油汚れを落とすことができ、ブレーキなどでも安全に使用できるものです。

最後に、残った汚れをウエスで拭きあげれば、完了です。一度で汚れが落ちない場合は、今説明した方法を数回繰り返し作業してください。

ブレーキキャリパーを清掃する時の注意点

ここまで、ブレーキキャリパーの清掃方法を解説しましたが、清掃作業を実施する際に、2つ注意点があります。

安全に関する注意点ですので、必ずこちらも読んでから作業をすすめてください。

車をジャッキアップしたら必ずジャッキスタンドをかける

1つ目の注意点は、車体をジャッキアップしたら、必ずジャッキスタンドで車体を固定することです。

よく車体をジャッキアップした後、ジャッキスタンドをかけずに、そのまま作業される方もいらっしゃるのですが、ジャッキが外れてしまうと、車両の落下等の重大な事故に発展する可能性がありますので、大変危険です。

安全に作業するために、必ず車体を固定することを徹底してください。もし、ジャッキスタンドが手元に無い方は、外したタイヤを車体と地面の間に入れるなど、作業空間を物理的に確保できるようにしましょう。

ブレーキキャリパーを安易に分解しない

ブレーキキャリパーを清掃する時に、ブレーキキャリパーを分解して清掃する方もいらっしゃいますが、知識がない方が分解してしまうと、ブレーキ機能に不具合が発生する可能性があります。

万が一、ブレーキキャリパーを組み間違えてしまうと、ブレーキが効かなくなるといったような重大なトラブルを招くかもしれません。

ブレーキキャリパーを分解しなくても、十分に綺麗にすることは可能ですので、安易に分解しないようにしてください。

ブレーキキャリパーの見た目が劣化してきたら塗装もおすすめ

ブレーキキャリパーの清掃方法については理解していただけたかと思いますが、そもそもブレーキキャリパーの外観の劣化が著しい場合、清掃しても見栄えが良くならない可能性があります。

そこで、ブレーキキャリパーを塗装するという選択肢もありますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。ブレーキキャリパー塗装は、外観の見栄えが良くなるうえ、様々なカラー塗料が存在していますので、自分の好きなようにカスタマイズが可能です。

塗装を施すことで、錆も防ぎ、長期間にわたって、キレイな外観を維持できます。作業工程も比較的簡単なので、興味のある方は、ブレーキキャリパー塗装を検討してみてください。ブレーキキャリパーは高温になるので、耐熱塗料を選択して塗装しましょう。

〜関連する記事〜
【塗装のプロが解説】DIYでブレーキキャリパーを耐熱塗料で塗装する方法は?

まとめ

いかがでしたでしょうか?
ブレーキキャリパーは、粉末状のブレーキダストが付着するので、車の中ではかなり汚れやすい部品です。

ブレーキキャリパーに汚れが蓄積することで、見栄えが悪くなるばかりでなく、不快なブレーキ音が発生する可能性もあります。

愛車をキレイに保つために洗車だけでなく、ブレーキキャリパーの清掃もぜひ実施してください。ブレーキキャリパーの外観の劣化が著しい場合は、ブレーキキャリパー塗装もおすすめです。

まずは、愛車のブレーキキャリパーの状態を確認して、清掃や塗装を検討してみましょう。


キャリパー塗装は、手軽なカスタムの手段ですが、「ダサい」と度々話題になる時があります。なぜ、キャリパー塗装が「ダサい」と感じられてしまうのか、理由が分からずに困惑している方も多くいらっしゃるはず。

この記事では、キャリパー塗装が「ダサい」と言われる理由や、かっこよく塗装するためのコツやデザインを解説していきます。キャリパー塗装する為に必要なカラーの選択や、塗装方法を知ることができますので、ぜひ読んでみてください。

目次

1.なぜキャリパー塗装がダサいと言われるのか
 個人の価値観の違い
 ボディカラーとキャリパー塗装のバランスが取れていない
 ボディタイプに合わないカラーを選択している
 キャリパー塗装の仕上がりが悪い
2.キャリパー塗装がダサくならないためのコツ
 ボディタイプやボディカラーに合わせてキャリパー塗装する
 プロの業者にキャリパー塗装を依頼する
3.DIYでキャリパー塗装をキレイに仕上げる塗装方法
 汚れ、油分を洗浄する
 塗装しない部分に養生する
 耐熱塗料を使用して塗装する
4.キャリパー塗装後にダサく見られないための注意点
 キャリパー塗装をした後は定期的に手入れをする
 塗装が剥がれてきたら、再塗装を検討する
5.まとめ

なぜキャリパー塗装がダサいと言われるのか

キャリパー塗装の方法をインターネットで検索すると、度々「ダサい」というワードが出てきます。
なぜ、キャリパー塗装がダサいと言われるのか、理由を4つ解説していきます。

個人の価値観の違い

キャリパー塗装をダサいと思われる1つ目の理由は、個人の価値観によってダサいと思う基準が違うことです。

車をカスタマイズすることが好きではない方にとっては、カスタマイズした車を見るだけで、ダサいと感じてしまいます。

純正色のシルバーなどから、赤や黄色、黄緑など、明るいカラーのキャリパーを見ると「派手すぎる」と感じる方もいらっしゃいます。

また、大手ブレーキキャリパーメーカーを連想させる赤やオレンジなどを、純正キャリパーに使用することも、要因の一つのようです。

ボディカラーとキャリパー塗装のバランスが取れていない

キャリパー塗装をダサいと思われる2つ目の理由は、ボディカラーとキャリパー塗装のバランスが取れていないことです。

例えば、シックなボディカラーの車に、明るいカラーのキャリパー塗装を実施すると、バランスがとれず、ブレーキだけが浮いて見えてダサく感じられてしまいます。

詳しくは後述しますが、ダサく見えない様にするには、それぞれのボディカラーにあった塗料を選択することが重要です。

ボディタイプに合わないカラーを選択している

キャリパー塗装をダサいと思われる3つ目の理由は、ボディタイプに合わないカラーを選択することです。スポーツカーなどは、スポーティーさを象徴する赤などの明るいカラーが足回りにあると相性が良いですが、セダンやSUVなどのキャリパーに明るいカラーを塗装するとイメージと異なりバランスが崩れていしまいます。

キャリパー塗装の仕上がりが悪い

キャリパー塗装をダサいと思われる4つ目の理由は、キャリパー塗装の仕上がりが悪いことです。

DIYでキャリパー塗装した場合に、下地処理が不足しているなどで塗装にムラが発生してしまうと、見栄えが悪くなってしまいます。

塗装の仕上がりが悪いだけで、ダサいと感じてしまいやすくなってしまうので、キャリパー塗装の際はムラが発生しない様に慎重に作業する必要があります。
しかし、ダサいかもと感じてしまうのは自分だけで、ホイールの陰からちらりと見えるキャリパーは塗装のレベルをそこまで求めていないことのほうが多く、キャリパー自体が小さいこともあり、多少の色ムラは目立たないことのほうがほとんどです。

キャリパー塗装がダサくならないためのコツ

ここまで、キャリパー塗装がダサく見える理由を解説しましたが、ダサく見えないようにするコツもあります。2つのコツを紹介しますので、参考にしてみてください。

ボディタイプやボディカラーに合わせてキャリパー塗装する

1つ目のコツは、車種やボディカラーに合わせて、キャリパーのカラーを選択することです。

ここが1番重要で、塗料の選択を間違えてしまうと、どんなに塗装をキレイに仕上げても、ダサい印象を与えてしまいます。

下記にそれぞれの車種とボディカラーに合う塗料をピックアップしたので、ご覧になってみてください。

【車種でキャリパー塗装のカラー選択する場合】

ボディタイプキャリパー塗装におすすめの色
スポーツカースポーツカーにキャリパー塗装を施す場合、
レッドやブルーの塗料を使用するとスポーティーな印象を与えてくれます。
セダンセダンなどの高級感のある車種には、ブラックなどがシックな印象を持たせ、
シルバーはエレガントな印象を持たせてくれます。
SUVレッドはスポーティーな印象に、
ブラックやガンメタリックは力強いイメージになります。
コンパクトカーレッドやブルーの塗料を使用するとスポーティーな印象にしてくれます。

【ボディカラーでキャリパー塗装のカラーを選択する場合】

ボディカラーキャリパー塗装におすすめの色
ブラック・レッドはスポーティに
・ゴールドは高級感を演出
・シルバーは落ち着いた印象に
ホワイト・レッドは目立ちやすくスポーティーに
・ブルーはさわやかかつスポーティーに
・ブラックはシックな印象に
シルバー・レッドとの組み合わせは人気で、スポーティーな印象に
・ブルーはスタイリッシュな印象に
・イエローは相性が良く、個性的な印象に
レッド・ブラックはクールな印象に
・シルバーは控えめな高級感を演出
ブルー・レッドは定番の組み合わせでスポーティーな印象に
・イエローは個性的な印象に
・ブラックはクールな印象に
ガンメタリック・ゴールドは高級感を演出
・レッドは相性が良く、スポーティーな印象に
・ブルーはさわやかかつスポーティーに

このように、車種やボディカラーに合わせて塗料を選択することでかっこよく仕上げることが可能です。

プロの業者にキャリパー塗装を依頼する

2つ目のコツは、プロの業者にキャリパー塗装を依頼することです。DIYよりも費用は高額になってしまいますが、プロに頼めばキャリパー塗装のカラーの選択も相談できますし、仕上がりが失敗してしまうリスクもありません。予算に余裕がある方は、初めからプロに相談するのもおすすめの手段です。

DIYでキャリパー塗装をキレイに仕上げる塗装方法

キャリパー塗装をプロの業者に依頼できない方は、DIYを選択することになります。DIYでダサくならずに、キレイに仕上げる方法を紹介しますので、参考にしてみてください。

汚れ、油分を洗浄する

キャリパーには、ブレーキダストや鉄粉、油分が多く付着しているため、塗料がしっかり付着する様に洗浄が必要になります。

洗浄方法は、ワイヤーブラシ等で磨きつつ、パーツクリーナーで洗浄すれば、汚れをキレイに落とせます。

汚れや油分が残っていると塗料のノリが悪くなり、塗料が弾いたりしてしまうので、まずはしっかりと洗浄(脱脂)を丁寧に行いましょう。

塗装しない部分に養生する

キャリパー周辺の塗装しない箇所については、マスキングテープやシートなどで養生し、余分な塗料が付着しない様にします。

塗装しない箇所にも塗料が付着してしまうと、塗料を取り除くのに手間やコストがかかりますので、念入りに養生しましょう。
養生した後に塗装に入りますが、塗料を完全に乾燥させてしまうと塗料とマキングテープとの境に段差がはっきりできてしまうので、塗装後はすぐにマスキングテープは剥がしたほうが段差が目立たなくなります。

耐熱塗料を使用して塗装する

キャリパーは高温になるので、通常の塗料ではなく、耐熱塗料での塗装が必要です。通常の塗料を使用すると、高温に耐えられずに、変色したり、塗料が焦げてしまったり、塗膜の劣化に繋がりますので専用の耐熱塗料を選択すのが良いでしょう。

塗装の際は刷毛を用意し、1~2回に分けて塗装していきます。メーカー指定の薄め液で適量希釈し、まずは一度塗りしてみましょう。素材が透けたりした場合は少し時間をおいて改めて重ね塗りするとよいでしょう。
重ね塗りの間隔は、塗料の種類や気候によって変動しますが、おおむね1~2時間程度です。
早い段階で重ね塗りすると刷毛に1回目の塗料が絡んでしまう為、2回目の塗りはスピーディーに塗ることをお勧めします。
※スプレーガンのでの重ね塗りの場合は10~20分程度でよいでしょう。

〜おすすめの記事〜
【塗装のプロが解説】DIYでブレーキキャリパーを耐熱塗料で塗装する方法は?
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キャリパー塗装後にダサく見られないための注意点

キャリパー塗装をキレイに仕上げたとしても、メンテナンスを怠ればダサく見えてしまいます。
ダサく見られないために、注意点を紹介していきます。

キャリパー塗装をした後は定期的に手入れをする

キャリパー塗装した後は、定期的に手入れをすることが大切です。走行を重ねていくと、ブレーキダストや油分がキャリパーに付着してしまい、見栄えが悪くなっていきます。

特に明るい色は汚れが目立ちやすいので、こまめに汚れをチェックし、キレイに保つように努めましょう。

塗装が剥がれてきたら、再塗装を検討する

どんなに手入れをしても、塗装の劣化は避けられません。塗膜の劣化や塗装が剥がれた状態を放置すれば、見栄えが悪くなり、ダサい印象を与えてしまいます。塗装が剥がれてきた場合には、再塗装することで綺麗保つことができます。

まとめ|

キャリパー塗装が「ダサい」思われてしまう理由は4つあり、

  • 個人の価値観の違い
  • ボディカラーとキャリパー塗装のバランスが取れていない
  • 車種に合わないカラーの選択
  • キャリパーの仕上がり不良

これらが原因で、キャリパー塗装してもダサい印象を与えてしまう可能性があります。

しかし、個人の価値観を除いては、車種ごとに合う塗料の選択や、バランスの取れるカラーを選択すれば、改善が可能です。

まずは、自分の愛車の特徴をよく理解し、慎重にキャリパー塗装のカラーを選択していきましょう。

仕上がりを良くするための塗装方法も重要ですので、この記事を読み返して、かっこいいキャリパー塗装を実現できることを願っています。

おもしろ塗装工房では耐熱塗料(全15色)のカラーバリエーションをそろえております。
塗装方法のアドバイスも行っておりますのでお気軽にお問合せくださいませ。


愛車の塗装が劣化してきたと感じたことはありませんか?新車購入から数年が経ち、当初の鮮やかな色が徐々に色褪せ、傷ついているのに気づくことはよくあります。

特に大切にしている車であれば、できるだけ元の美しさを取り戻したいと思うのは自然なことです。

この記事では、車の塗装劣化の原因とその復活方法、さらに劣化を防ぐための予防策について詳しく解説していきます。

目次

1.車の塗装劣化を復活には原因を知ろう!
 原因①:紫外線による影響
 原因②:水アカの放置
 原因③:鉄粉の付着
 原因④:花粉の付着
 原因⑤:鳥のフンの付着
2.【方法】車の塗装の劣化を復活させるためには?
 方法1:コンパウンドを使った補修
 方法2:カーワックスを使った補修
 方法3:プロに依頼する
3.車の塗装劣化を防ぐ予防策はあるの?
 3-1:こまめに洗車をする
 3-2:屋内駐車やボディカバーで紫外線を防止する
 3-3:ボディーコーディングを行う
4.塗装が劣化しやすい車ってあるの?
 4-1:色褪せしやすい色
 4-2:色褪せしにくい色
5.まとめ

車の塗装劣化を復活には原因を知ろう!

車の塗装劣化には紫外線、水アカ、鉄粉、花粉、鳥のフンなど、さまざまな原因があります。

それぞれの要因がどのように影響を与えるのかを理解することで、適切な対策を講じることができます。

原因①:紫外線による影響

紫外線は車の塗装劣化の主な原因の一つです。特に夏場の日差しは強く、長時間紫外線にさらされると塗装が劣化しやすくなります。

紫外線は塗装の色素を分解し、色褪せや退色を引き起こします。これにより、車全体がくすんだ印象になり、新車の輝きを失うことになります。

さらに、紫外線は塗装の上にあるクリアコート層をも劣化させ、表面の艶や光沢を失わせます。

特に、黒や赤などの濃い色の車は紫外線の影響を受けやすく、色褪せが顕著に現れることが多いです。そのため、日差しの強い地域や季節には、車の塗装を守るための対策が必要です。

原因②:水アカの放置

水アカは、雨水や洗車後の水滴が蒸発して残る汚れのことを指します。これを放置すると、酸化や化学反応を引き起こし、塗装の表面を傷つける原因となります。

特に、硬水の地域ではミネラル成分が多く含まれ、これが乾燥して水アカとして残りやすいです。水アカが長期間放置されると、塗装の下層まで浸透し、表面に白っぽい斑点やシミが形成されることがあります。

これらのシミは洗車だけでは簡単に落とすことができず、研磨や特別な洗浄剤を使う必要があります。そのため、定期的な洗車と早期の水アカ除去が重要です。

原因③:鉄粉の付着

道路上の鉄粉やブレーキダストは、車の塗装にとって非常に有害です。これらの微細な金属粒子は塗装表面に付着し、酸化してサビを引き起こすことがあります。

特に都市部や工業地帯を走行する車は鉄粉の影響を受けやすいです。鉄粉は肉眼では見えにくいですが、塗装表面を触るとざらつきが感じられることがあります。

これを放置すると、鉄粉が塗装内部に浸透し、塗装面が劣化し、光沢が失われます。定期的な粘土バーや鉄粉除去剤を使用して鉄粉を除去することで、塗装の寿命を延ばすことができます。

原因④:花粉の付着

春先には花粉が大量に飛散しますが、この花粉が車の塗装に付着すると、放置することで塗装を傷める原因となります。花粉には植物由来のタンニン酸などが含まれており、これが塗装と化学反応を起こすことでシミや色褪せを引き起こします。

特に、湿気が多い時期や雨が降った後に花粉が塗装に残ると、これが塗装表面に強固に付着し、通常の洗車では簡単に落ちなくなることがあります。

さらに、花粉が乾燥すると、塗装表面に微細な傷をつけることもあるため、定期的な洗車と花粉除去が重要です。

原因⑤:鳥のフンの付着

鳥のフンには強い酸性成分が含まれており、これが塗装に付着すると短時間で塗装を侵食してしまいます。特に夏場の高温時には、鳥のフンが急速に乾燥し、その酸性成分が強力に作用するため、早急に除去する必要があります。

放置すると、塗装の表面に深いダメージを与え、最悪の場合、再塗装が必要になることもあります。鳥のフンは車にとって非常に有害なため、見つけたらすぐに中性洗剤や水を使って洗い流すことが重要です。

【方法】車の塗装の劣化を復活させるためには?

車の塗装劣化を復活させるためには、いくつかの方法があります。それぞれの方法について、手軽にできるものからプロに依頼するものまで、いくつか紹介していきます。

方法1:コンパウンドを使った補修

コンパウンドは、塗装表面の細かい傷や色褪せを取り除くために使用される研磨剤です。市販のコンパウンドを使って、劣化した部分を研磨することで、塗装の光沢をある程度復活させることができます。

使用方法としては、まず車をしっかり洗車し、汚れや鉄粉を除去します。その後、適量のコンパウンドを布やスポンジに取り、円を描くようにして優しく磨きます。すり傷が広範囲の時は電動ポリッシャーなどを使って仕上げると早く綺麗に仕上がります。仕上げに綺麗な布(ウエス)で拭き取ることで、光沢を取り戻すことができます。

方法2:カーワックスを使った補修

カーワックスは、塗装表面を保護し、光沢を出すためのアイテムです。定期的にワックスがけを行うことで、塗装の色褪せや小さな傷を目立たなくすることができます。ワックスの種類には、液体ワックスや固形ワックスなどがあります。

使用方法としては、まず車を洗車し、乾燥させます。次に、ワックスを適量取り、専用のアプリケーターや布で薄く均一に塗り広げます。乾燥後、柔らかい布で磨き上げることで、美しい光沢を得ることができます。

方法3:プロに依頼する

自分での補修が難しい場合や、より本格的な仕上がりを求める場合は、プロの業者に依頼することをお勧めします。プロの業者は、専用の機材や技術を持っており、塗装の再生や補修を高いクオリティで行ってくれます。

具体的には、クリアコートの再塗装や、深い傷の修復、全体のポリッシュなど、専門的な処置を施してもらえます。費用は掛かりますが、確実な効果を得られるため、大切な愛車を元の美しさに戻したい方には最適な選択です。

車の塗装劣化を防ぐ予防策はあるの?

車の塗装劣化を防ぐためには、日々のケアが重要です。ここでは、具体的な防止策について解説します。

こまめに洗車をする

定期的な洗車は、塗装劣化を防ぐための基本です。特に雨や雪の後は、速やかに洗車を行い、塗装表面の汚れや酸性物質を取り除くことが大切です。

また、洗車時には高圧洗浄機を使うと、細かな汚れや鉄粉を効果的に除去することができます。洗車後は、しっかりと乾燥させ、必要に応じてワックスがけを行うと良いでしょう。

洗車の際には、専用のカーシャンプーを使用することで、塗装表面を傷つけずに洗浄できます。また、冬季には道路の凍結防止剤が車体に付着しやすいため、特に注意が必要です。

これらの物質が長期間塗装に付着すると、塗装面にダメージを与える可能性があるため、こまめな洗車を心がけましょう。

屋内駐車やボディーカバーで紫外線を防止する

紫外線対策として、屋内駐車場を利用するか、ボディーカバーを使用することをおすすめします。特に長時間の駐車や、夏場の強い日差しを避けるために、これらの対策を講じることで、塗装の劣化を大幅に遅らせることができます。

ボディーカバーは、紫外線カット効果のあるものを選ぶとより効果的です。また、車のウィンドウに紫外線カットフィルムを貼ることで、内部の温度上昇を防ぎ、塗装の劣化をさらに防ぐことができます。

特に、野外での駐車が多い場合は、これらの対策を徹底することで、塗装の寿命を延ばすことができます。

ボディーコーティングを行う

ボディーコーティングは、塗装表面に保護層を形成し、外部のダメージから守る効果があります。ガラスコーティングやセラミックコーティングなど、さまざまな種類があり、それぞれの特性に応じて選ぶことができます。

コーティングを行うことで、光沢を維持しながら、汚れや傷を防ぐことができます。コーティングの持続期間は製品によりますが、定期的なメンテナンスを行うことで、効果を長持ちさせることができます。

さらに、コーティングを行うことで、洗車時の汚れ落ちが良くなり、日々のメンテナンスが楽になるというメリットもあります。特に新車購入時にコーティングを行うことで、長期間にわたり美しい状態を保つことが可能です。

塗装が劣化しやすい車ってあるの?

車の塗装劣化には、使用環境や管理方法だけでなく、色によっても影響があります。ここでは、色褪せしやすい色としにくい色について解説します。

色褪せしやすい色赤や青、黄色などの鮮やかな色
色褪せしにくい色白、銀、黒などの色

色褪せしやすい色

一般的に、赤や青、黄色といった鮮やかな色は、紫外線の影響を受けやすく、色褪せしやすい傾向があります。これらの色は、色素が強いため、紫外線による分解が早く進むためです。

また、これらの色は傷や汚れも目立ちやすいため、特に注意が必要です。定期的なワックスがけやボディーコーティングを行うことで、色褪せを防ぐことが重要です。

色褪せしにくい色

逆に、白や銀、黒といった色は、比較的色褪せしにくいと言われています。これらの色は、紫外線の影響を受けにくく、色素の分解も遅いため、長期間にわたって美しい状態を維持しやすいです。

ただし、白や銀は汚れが目立ちやすいため、こまめな洗車が必要です。一方、黒は細かな傷が目立ちやすいので、傷対策をしっかり行うことが求められます。

まとめ

車の塗装劣化は、紫外線、水アカ、鉄粉、花粉、鳥のフンなど、さまざまな要因によって引き起こされます。しかし、適切な対策を講じることで、劣化を防ぎ、復活させることが可能です。

まず、コンパウンドやカーワックスを使用した補修方法を試し、それでも改善しない場合はプロに依頼することを検討しましょう。

また、定期的な洗車や紫外線対策、ボディーコーティングを行うことで、塗装の劣化を防ぐことができます。特に、色褪せしやすい鮮やかな色の車は、こまめなメンテナンスが重要です。

愛車を長く美しい状態で保つために、日々のケアとメンテナンスを怠らないようにしましょう。この記事の内容の対策を実際に行うことで、愛車の輝きを取り戻し、維持することができるでしょう。


愛車をドレスアップする方法として、ブレーキキャリパー塗装があり、車の足回りを塗装することで、華やさを演出できます。

塗装範囲もそれほど広くなく手軽にDIYしやすい部品ですが、どの塗料でも良いわけではなくブレーキの過酷環境下にも耐えうる高品質で耐久性の高い塗料メーカーを使用することがおすすめです。

この記事では、ブレーキキャリパー塗装におすすめな耐熱塗料をご紹介し、実際の評判なども合わせて解説していきます。これを読むことで、塗料選びに迷わなくなりますのでぜひ最後まで読んでみてください。

目次

1.ブレーキキャリパー塗装に耐熱塗料がおすすめ!
2.【塗装屋おすすめ塗料】ゼストの耐熱塗料のおすすめは?
 2-1:使用されたお客様の耐熱塗料の評判は?
 2-2:豊富なカラーラインナップ
3.耐熱塗料を選ぶ際の注意点は?
 注意点1:ハケ塗り塗装か吹き付け塗装かで難易度が変わる
 注意点2:ブレーキダストが目立ちやすくなる可能性がある
4.まとめ

ブレーキキャリパー塗装に耐熱塗料がおすすめ!

塗料メーカーを紹介する前に、ブレーキキャリパー塗装の際に、どんな塗料を使用すればいいのかを説明します。

結論から言うと、ブレーキキャリパー塗装に適した塗料は、耐熱塗料です。

耐熱塗料を使用する理由は、自動車やバイクのブレーキは摩擦の力を利用しますが、ブレーキの摩擦熱が発生し、通常の塗装は熱に耐えられずに早期劣化してしまうからです。

しかし、耐熱塗料はシリコーン樹脂という成分を含んでいるため、200〜600℃までの熱に耐えられます。

耐熱塗料は、調理器具やストーブなど意外に広く使用されていて、私たちの身近にある塗料なのです。

【塗装屋おすすめ塗料】ゼストの耐熱塗料のおすすめは?

ゼストで販売している耐熱塗料は、塗装のプロが仕様しているものと同様のメーカ直送耐熱塗料を、販売しております。そのため、キャリパーなど塗膜にとって過酷な環境化でも安定した品質と高い耐久性があります。

1コート仕様で薄め液を仕様するだけで、ハケ塗り・スプレーガンによる吹き付けが行えるため、初心者の方にも簡単に施工が可能です。

ブレーキキャリパーをDIYで塗装する方法は、以下の記事をクリック!

使用されたお客様の耐熱塗料の評判は?

手軽に誰でも使用できるため、数多くのお客様に使用いただいております。

  • 1年が過ぎ、ポツポツと当たりによる、剥がれはありますがしっかりと残っている。
  • 主液100ml瓶で約1台分のキャリパーを塗装できた。
  • 原液だと伸びにくいので、薄めい液で希釈して使うと作業性が良い。
  • ハケ塗りだが、結構簡単に塗れました。
  • パーツクリーナーで拭いても落ちないので、耐久性は高い。
  • カラーラインナップは豊富で、欲しい色は大体手に入る。
塗りやすさハケ塗りでも簡単に塗装できる点が好評です。
初心者〜プロまで幅広いユーザー層に利用されており、DIYで初めて塗装する方にもおすすめです!
塗料の使用量主液100ml瓶で約1台分のブレーキキャリパーを塗装することがほぼ可能で、コストパフォーマンスに優れています。(一度塗りに限る)
耐久性使用後1年経過しても、経年によるわずかな剥がれはあるものの、全体としての耐久性が高く、長期間の使用に耐えれる塗料であること評価いただいております。
カラーカラーラインナップが豊富で、ユーザーが希望する色が手に入る点が評価頂いております。
様々な色を選べることで、車やバイクの個性を引き立てることができます。

豊富なカラーラインナップ!

全16色展開しており、レッド・イエロー・ブルー・ガンメタなどの定番色から、パステルピンク・ラベンダー・ローズメタリックなどの特殊な色もご用意しており、お客様の好みや目指したいデザインに応じて選択いただけます!

耐熱塗料を選ぶ際の注意点は?

ここまで、ブレーキキャリパーにおすすめの耐熱塗料をご紹介してきましたが、塗料購入の前に注意すべきことが2点あります。

あとで後悔しない様に、この注意点を読んでから購入を検討してみてください。

注意点1:ハケ塗り塗装か吹き付け塗装かで難易度が変わる

1つ目の注意点は、塗装方法で難易度が変わる事です。

刷毛塗りの場合は、ブレーキキャリパーに直接塗料を塗ればいいので簡単に作業できますが、スプレーガンや缶スプレーで吹き付ける場合、養生しないと違う箇所まで塗装してしまいます。

しかも、養生してもブレーキキャリパーはタイヤハウスの中なので、スプレーガンの距離も取りづらく、角度も付けづらくなるので、失敗のリスクが高まります。

ブレーキキャリパーを取り外せば、吹き付けやすくなりますが、分解整備に該当する為、認証工場でしかブレーキキャリパーの取り外しができません。

DIYはほとんどの場合、ブレーキキャリパーを取り付けたまま塗装することになると思いますので、吹き付けで塗装を検討している方は注意してください。

注意点2:ブレーキダストが目立ちやすくなる可能性がある

2つ目の注意点は、ブレーキキャリパーの塗装後に、ブレーキダストが目立つようになる可能性があることです。

ブレーキダストは、ブレーキを使用した時に発生する細かい粉塵で、ブレーキキャリパーにもよく付着します。

塗装していないブレーキキャリパーだと、ブレーキダストは目立ちませんが、塗装した場合、特に明るい色だとブレーキダストが目立ちやすくなる可能性があります。

キレイな色を保ちたければ、定期的にブレーキダストを除去する必要があり、手間がかかってしまいますので、こまめにお手入れが可能かどうかシミュレーションしてから耐熱塗料を購入する様にしてください。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、ブレーキキャリパー塗装におすすめの耐熱塗料についてご紹介してきました。

ブレーキキャリパーは、ブレーキから発生する高温の熱とブレーキダストの汚れによって塗装環境にはとても過酷になります。その中でも、安定した品質と耐久性を誇るゼストの耐熱塗料はとてもおすすめです。

カラーバリエーションにも優れており、ご自身の好みの色を見つけることができるでしょう。
この機会に、ぜひゼストの耐熱塗料を確認してみてください!