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車やバイク、自転車等にまつわる塗装ノウハウや方法や塗料などを紹介

車に小さな傷ができてしまったけど、部分塗装を店舗に頼むべきか、それとも自分で直せるのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか?料金も気になるし、自分でやるのは失敗が怖い…。

実は、部分塗装を自分で挑戦するのは、ポイントさえ押さえれば意外と簡単です。もちろん、業者に依頼するのも一つの手ですが、DIYで費用を抑えつつ満足のいく仕上がりを得ることが可能です。

この記事では、部分塗装を店舗に依頼する場合のメリット・デメリットと、DIYで挑戦する際に知っておくべき5つのポイントについて紹介します。

自分で部分塗装を行い、完成したときの達成感と満足感は非常に大きいものになります。自分の手で修復した車を見るたびに、その仕上がりに誇りを感じ、時間と労力をかけて挑戦したことが、大きな自信に繋がるはずです。

目次

1.車の部分塗装を添付に頼むべきか?そのメリットとデメリット
 1-1:店舗に頼むメリット
 1-2:店舗に頼むデメリット
 1-3:店舗での部分塗装の料金相場
2.車の部分塗装を自分で行うメリットとは
 2-1:DIYで車の部分塗装を行う利点
 2-2:自分で行う際の注意点
 2-3:DIYと業社依頼の費用比較
3.車の部分塗装に必要な道具と準備
 3-1:必要な道具一覧
 3-2:塗装前の下準備のポイント
 3-3:塗装を始める前に確認すべきこと
4.自分で部分塗装する5つのステップ
5.まとめ

車の部分塗装を店舗に頼むべきか?そのメリットとデメリット

車の部分塗装を業者に依頼するか、自分で行うか迷っている方も多いはず。ここでは、店舗に頼む際のメリットとデメリットを詳しく解説し、判断材料を提供します。

店舗に頼むメリット

まず、店舗に頼む最大のメリットは、プロフェッショナルな仕上がりです。熟練した技術者によって高品質な作業が施され、車が新車のように見える状態に復元される可能性が高いです。

また、適切な設備やツールを使って作業が行われるため、仕上がりにムラが出る心配も少なく、色合いや艶も均一に保たれます。さらに、保証を提供している店舗も多く、塗装に何か問題が生じた場合には再施工が可能という安心感もあります。

店舗に頼むデメリット

一方で、店舗に頼むことにはデメリットも存在します。最大のデメリットはコストです。部分塗装でも店舗に依頼すると、それなりの費用が発生します。

特に、傷の程度や塗装面積が大きい場合は、料金が高額になることも珍しくありません。また、時間的な拘束もあります。予約が必要だったり、車を数日間預ける必要があるケースもあり、すぐに車を使用したい人にとっては不便です。

店舗での部分塗装の料金相場

店舗での部分塗装の料金は、塗装する部位や範囲によって大きく異なります。例えば、ドアやバンパーの小さな傷の修復は数万円程度で済むこともありますが、広範囲にわたる修復や高級車の場合はさらに高額になる可能性があります。

一般的に、部分塗装の料金相場は3万円から10万円の範囲内と言われていますが、店舗や補修場所によってはさらに上回ることもあります。料金の見積もりは複数の店舗から取るのが賢明です。

車の部分塗装を自分で行うメリットとは

車の部分塗装を自分で行うことには、さまざまなメリットがあります。特に費用面での利点は大きく、DIYで作業することで、店舗に依頼する際にかかる高額な費用を大幅に削減することが可能です。

さらに、自分で作業することで、時間やスケジュールを自分の都合に合わせて調整できる自由さも得られます。

DIYで車の部分塗装を行う利点

DIYで部分塗装を行う最大の利点は、やはりコストの節約です。店舗に依頼すると、塗装の規模や範囲によって数万円以上の出費を覚悟しなければなりませんが、DIYで必要な道具を揃えれば、数千円から始めることができます。

例えば、塗料、サンドペーパーマスキングテープなどの基本的なアイテムを準備すれば、低コストで部分塗装に挑戦できるのです。また、作業が進むにつれ、塗装技術も上達し、自己満足感や愛車に対する愛着も増していくでしょう。
塗装は失敗を重ねてうまくなっていきます。
個人的には誰よりも失敗をしたから得た知識が、今の塗装技術に生きていると自負しています。

自分で行う際の注意点

DIYで塗装する際にはいくつかの注意点もあります。特に、初めての塗装作業では、色ムラや仕上がりにバラつきが出ることがあります。

そのため、作業前の下準備が重要です。塗装面の研磨や、隣接するパーツのマスキングを丁寧に行い、塗料が均一にのるように心がけましょう。

また、屋外で作業する場合は、風や埃、湿度などの環境要因に十分注意する必要があります。これらが塗装に影響を与える可能性があるため、できるだけ安定した作業環境を選びましょう。

DIYと業者依頼の費用比較

DIYと業者依頼の費用差は非常に大きいです。業者に部分塗装を依頼する場合、範囲や場所によりますが、平均して数万円の費用がかかります。

これに対して、DIYでは材料費のみで済むため、数千円で収まることが多いです。初期投資として塗料や道具を購入しても、その後も継続して使えるため、複数箇所の修復が必要な場合には、さらにコストパフォーマンスが良くなります。

車の部分塗装に必要な道具と準備

部分塗装を成功させるためには、適切な道具と十分な準備が欠かせません。DIYで作業をする場合、どのような道具が必要で、塗装を始める前にどんな準備をするべきかを事前に確認することで、作業の仕上がりに大きな差が生まれます。

ここでは、必要な道具と下準備のポイント、そして塗装を開始する前にチェックすべきことを詳しく紹介します。

必要な道具一覧

まず、部分塗装に必要な道具を準備しましょう。最低限必要なものとしては、以下のアイテムが挙げられます。

これらは塗装作業の基本セットです。特にスプレーガンや塗料の質は、仕上がりに大きく影響するため、品質の良いものを選ぶと良いでしょう。

塗装前の下準備のポイント

塗装を始める前には、塗装面の下準備が非常に重要です。まずは塗装する部分の表面をサンドペーパーでしっかり研磨し、古い塗装や汚れを除去しましょう。

この作業により、塗料がしっかりと密着し、均一な仕上がりが期待できます。また、周囲のパーツに塗料が飛び散らないように、マスキングテープとシートを使ってしっかりと覆うことが大切です。

ここでの準備を怠ると、仕上がりに影響が出るため、丁寧に行うことを心がけましょう。

塗装を始める前に確認すべきこと

塗装を始める前には、いくつかのチェックポイントがあります。まず、作業環境を整えることが重要です。風や埃が舞いやすい場所で作業すると、塗装面に不純物が付着し、仕上がりが粗くなることがあります。

また、気温や湿度が塗装に影響するため、適切な環境下で作業することが理想です。さらに、塗料の種類や使用方法を再確認し、作業手順に慣れてから進めることも成功への鍵です。

自分で車の部分塗装する5つのステップ

自分で部分塗装を行うには、計画的な作業が必要です。ここでは、初心者でも理解しやすい5つのステップに分けて、部分塗装のプロセスを詳しく解説します。

これらのステップに従うことで、塗装作業をスムーズに進め、綺麗な仕上がりを目指しましょう。

ステップ1: 傷や剥がれた部分の確認

最初のステップは、塗装する部分の傷や剥がれの程度を確認することです。車の部分塗装を行う際に、どの程度の範囲を修正する必要があるのか、しっかりと把握しておくことが大切です。

例えば、深い傷や塗装が完全に剥がれた箇所では、より入念な処理が必要です。塗装箇所が広範囲にわたる場合は、部分塗装よりも全面塗装を検討することもありますが、通常は局所的な塗装で済むことが多いです。

傷の確認を怠ると、仕上がりに影響するため、ここでしっかりと時間をかけて確認しましょう。

ステップ2: 研磨と下地処理

次に行うのは、塗装面の研磨と下地処理です。研磨は、塗装をしっかりと密着させるために非常に重要なプロセスです。

サンドペーパー(#800~#2000程度)を使って、傷や剥がれた部分を滑らかにします。この作業で、表面に残っている古い塗装や汚れを取り除き、塗料が均一に乗るための下準備を行います。

研磨後は、脱脂剤を使用して、表面の油分や汚れをしっかりと拭き取ります。この工程を省略すると、塗料が浮いてしまったり、ハジキ、塗装ムラが生じやすくなるため、慎重に進めましょう。

また、マスキングテープやシートを使い、塗装部分以外を覆うことも忘れずに行いましょう。

ステップ3: サフェーサープライマー(密着剤)の塗布

次に塗料が金属や下地にしっかりと密着するための下地剤である、サフェーサー・プライマーを塗布します。塗布することで、塗装面の保護や塗料の定着を高め、耐久性のある仕上がりを実現します。

プライマーはスプレータイプを使用することが多く、均一に塗布することがポイントです。ムラができないように、薄く何度かに分けて塗ることが大切です。

1回目の塗布後はしっかりと乾燥させ、その後にもう1~2回、重ね塗りを行います。塗布後、完全に乾燥するまで待つことで、次の塗装工程がスムーズに進みます。乾燥時間は通常1~12時間程度が目安ですが、気温や湿度によっても異なるため、パッケージの指示を確認しましょう。

ステップ4: 塗装の塗り方

プライマーがしっかりと乾燥したら、次はいよいよ塗料の塗布です。塗装はスプレー缶やスプレーガンを使って行いますが、この工程では何よりも「薄く重ねる」ことがポイントです。一度に厚く塗ってしまうと、ムラができたり、塗料が垂れる可能性があるため、慎重に進めましょう。

最初の層は「ミストコート」「捨て吹き」と呼ばれる非常に薄い層にします。この層が、後に塗る塗料を定着させる役割を果たすため、しっかりと乾燥させることが大切です。

乾燥後、さらに薄く何度か重ね塗りを行い、徐々に色が濃くなっていくのを確認しながら作業を進めます。通常、3~4回程度の塗布が目安となりますが、塗料の種類や色に応じて調整が必要です。

ステップ5: 仕上げと乾燥

最後のステップは、塗装の仕上げと乾燥です。塗装が完了した後は、仕上げとしてクリアコートを塗布します。クリアコートは塗装面の保護と光沢を与える役割を持ち、車の美しい外観を維持するために重要です。塗料と同様に、クリアコートも薄く重ねて塗布し、ムラのない仕上がりを目指しましょう。

クリアコートを塗布した後は、完全に乾燥させる必要があります。完全乾燥時間は通常5日~30日程度かかるため、焦らずにじっくりと待ちましょう。乾燥後は、研磨剤(コンパウンド)を使って軽く磨き上げ、付着したブツやホコリを取ったりツヤを出すことでプロのような仕上がりが期待できます。これで、DIYでの部分塗装が完了です。

まとめ|車の部分塗装をDIYでやるポイント

部分塗装を自分で行うか、店舗に依頼するかを決める際は、作業の難易度と費用・時間を考慮する必要があります。まず、自分で作業するべきケースは、小さな傷や浅い塗装剥がれで、比較的簡単な作業に限られます。DIYでは、必要な道具や塗料にかかる費用は1万円から2万円程度で、作業時間は数日かかることが一般的です。

一方、広範囲の修復や深刻な傷がある場合は、店舗に依頼するのも選択肢のひとつです。ただし店舗での作業費用は、範囲によりますが3万円から10万円以上かかることがあり、完成までの時間は数日から1週間程度になります。時間や仕上がりを重視する場合は、業者に頼むのが無難ですが、コストを抑えたい場合やDIYが好きな方には、是非、ご自身の手で愛車を修復し、スキル磨いてみましょう。

おもしろ塗装工房では過去のリペイント集から塗装手順や仕様塗料、使用した量、塗装機器などを紹介しています。「塗装を探す」や「過去のリペイント集」を参考に、ご自分に合った塗装例を参考にしてみてはいかがでしょう。


「プラサフを使いたいけど、効果を最大限に引き出す方法や、乾燥時間や研磨のコツが分からない…」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

実は、プラサフを正しく使うためには、使い方の基本を押さえるだけでなく、適した素材の種類、乾燥時間や研磨のステップも理解することが重要です。

この記事では、初心者でも失敗せずにプラサフを最大限に活かすための方法を紹介します。最後まで読めば、プラサフの基本知識から具体的な使い方、仕上げまでのすべての工程を理解できるでしょう。これで、あなたのDIY塗装が見違えるように上達するはずです。

目次

1.プラサフの効果とは?初心者にもわかる基礎知識
 プラサフを使うメリットとは?
 プラサフを選ぶ際のポイント
2.初心者でもできる!プラサフの正しい使い方4ステップ
 ステップ1|表面の準備
 ステップ2|プラサフの塗布
 ステップ3|乾燥時間を守る
 ステップ4|仕上げの塗装を行う
3.プラサフとミッチャクロン®️の違い:どちらえお選べば良いか?
 3-1:ミッチャクロン®️の特徴と用途
 3-2:プラサフとミッチャクロン®️の効果を比較
 3-3:選び方のポイント:用途に応じた使い分け
4.プラサフの乾燥時間と短縮方法
 4-1:環境に応じた適切な乾燥時間とは?
 4-2:乾燥時間を短縮するテクニック
5.研磨の重要性:プラサフを最大限に活かすためのテクニック
 5-1:プラサフの効果を引き出す研磨道具の選び方
 5-2:研磨時の注意点と効率的な方法
6.プラサフの色と重ね塗りのポイント
 6-1:プラサフの色選びの基準
 6-2:重ね塗りを行う際の適切な時間間隔
7.まとめ

プラサフの効果とは?初心者にも分かる基礎知識

プラサフは、金属やプラスチックなどの素材に塗ることで、塗装の密着性を高め、塗膜を長持ちさせるための下地剤です。

初心者が塗装を行う際にも役立ち、塗料が剥がれにくくなるだけでなく、表面の凹凸を埋めることで滑らかな仕上がりを実現します。

ここでは、プラサフを使う利点や、どのように選べばよいのかを説明します。

プラサフを使うメリットとは?

プラサフを使用することで、塗料が表面にしっかりと密着し、剥がれやムラの発生を防ぐこともあり下地剤として基本中の基本的な下地剤として使用することが一般的です。

さらに、錆びや腐食から素材を保護し、塗装の耐久性を向上させる効果もあります。特に車やバイクの部分補修で大活躍します。

プラサフを選ぶ際のポイント

プラサフ選びでは、素材と塗装環境に合わせたタイプを選ぶことが重要です。例えば、金属には金属用ウレタンサフェーサー、プラスチックにはプラスチック専用のプラサフが適しています。

下地とは言え色は、最終的な塗装に影響を与えるため、塗装色に応じた選択が必要です。特に、シルバーや濃い色へなどは、白よりもグレー系の方が馴染みやすいなどの違いあります。

初心者でもできる!プラサフの正しい使い方4ステップ

プラサフを効果的に使いこなすには、正しい手順を守ることが大切です。特に初心者にとって、塗装前の下地処理や塗布後の乾燥時間をしっかり守ることが、仕上がりの質を大きく左右します。

プラスチック専用の一液性プラサフや金属専用の防塵、防錆効果のある二液性ウレタンサフェーサーなど用途によって使い分けをすることをお勧めします。

ここでは、初心者でも簡単に取り組めるプラサフの使い方を4つのステップに分けて解説します。これらの手順を踏むことで、プロのような美しい仕上がりを目指しましょう。

ステップ1 – 表面の準備

まず最初に行うべきは、塗装する表面の準備です。プラサフを効果的に密着させるためには、表面が清潔で平滑であることが重要です。

古い塗膜や錆が残っていると、プラサフの効果が発揮されず、塗料が剥がれやすくなります。

表面をサンドペーパーや研磨パッドで軽く磨き、錆びや油分汚れをしっかりと取り除きましょう。

仕上げに、専用の脱脂剤を使って表面を拭き取り、油分や埃を完全に除去します。この段階で表面がしっかり準備されていれば、プラサフが滑らかに塗布でき、仕上がりも美しくなります。

ステップ2 – プラサフの塗布

表面の準備が整ったら、次にプラサフを塗布します。スプレー缶タイプのプラサフを使用する場合、塗布する前に缶をしっかり振って、内部の成分を均一に混ぜます。

スプレーは一定の距離(約10~15cm)を保ちながら、薄く均一に吹き付けることがポイントです。一度に厚塗りをするのではなく、数回に分けて重ね塗りをすることで、ムラなく滑らかな仕上がりを実現できます。

特に角や端の部分は、塗り残しが出やすいため、注意して塗布するようにしましょう。また、スプレー中は風通しの良い場所で作業を行い、塗装面に埃や汚れが付着しないように注意してください。

ステップ3 – 乾燥時間を守る

プラサフを塗布した後は、しっかりと乾燥させることが非常に重要です。乾燥が不十分なまま次の工程に進んでしまうと、塗料の剥がれやひび割れの原因となります。

乾燥時間は、使用するプラサフの種類や周囲の環境(温度や湿度)によって異なりますが、一般的には指触乾燥約10分〜1時間・追っかけ塗り約10分~6時間・研磨を入れた重ね塗り約12~24時間程度を目安にし、完全乾燥約3日~10日ほど待つことが推奨されます。

また、風が強い場所や直射日光が当たる場所は乾燥ムラの原因となるため、避けてください。乾燥を早めたい場合は、乾燥用ヒーターやファンを使用するのも効果的です。

ステップ4 – 仕上げの塗装を行う

最後に、プラサフが完全に乾燥した後、仕上げの塗装を行います。このステップでは、仕上げの塗料がプラサフにしっかり密着するため、プラサフの塗布によってできた滑らかな下地が生きてきます。

塗料を塗る際も、プラサフを塗布したときと同じように、薄く均一に塗り重ねていくことが大切です。

仕上げの塗装が完了したら、再度十分な乾燥時間を確保し、塗料がしっかりと硬化するのを待ちます。この工程を丁寧に行うことで、長持ちする美しい塗装面が完成します。

プラサフとミッチャクロン®️の違い:どちらを選べば良いか?

プラサフとミッチャクロンは、いずれも塗装前の下地処理に使われる製品ですが、それぞれ異なる特性と用途を持っています。

ここでは、ミッチャクロンの特徴と用途、プラサフとの違い、そして選び方のポイントを解説します。

ミッチャクロン®️の特徴と用途

ミッチャクロンは、プラスチックや金属、ガラスなど、研磨のしづらい素材などさまざまな難しい素材に対する接着力を強化するためのプライマーです。

また、ミッチャクロンは乾燥が早く、作業の効率を上げる点でも優れています。特にプラスチックやガラス素材・メッキ素材など足付けできない素材に対して対応可能で、多様な用途に適しています。

プラサフとミッチャクロン®️の効果を比較

プラサフは、主に表面の平滑化や小さな傷の補修を目的とした下地処理剤です。表面の凹凸を整え、塗料が均一に密着するようにします。

一方、ミッチャクロンは接着力の強化を目的としており、異なる素材間の塗料の密着性を高めます。プラサフは主に素材がでも凸凹していたり、荒れた素材の上への塗装に適している、ミッチャクロンは密着しづらいもしくは足付けできない素材間の接着に適しています。

どちらも塗装前の重要な準備ですが、使用目的によって使い分ける必要があります。

選び方のポイント:用途に応じた使い分け

プラサフとミッチャクロンの使い分は、塗装する素材や目的に基づいて決めることが大切です。プラサフは、表面が粗い素材や傷がある場合に使用し、平滑な下地を作るために最適です。

対照的に、ミッチャクロンはプラスチックやガラス・メッキ金属などの難しい素材に対して、塗料の密着性を高めるために使用されます。素材や塗装の目的に応じて使い分けることで、より良い仕上がりを実現できます。

プラサフの乾燥時間とその短縮方法

プラサフの乾燥時間は塗装の成功において重要な要素です。乾燥が不十分だと、塗料の密着不良や仕上がりの不均一が発生する可能性があります。

ここでは、プラサフの乾燥時間に影響を与える環境要因と、乾燥を効率的に短縮する方法について解説します。

環境に応じた適切な乾燥時間とは?

プラサフの乾燥時間は、主に温度、湿度、通気性に依存します。一般的に、室温(20°C〜25°C)での乾燥が推奨されており、乾燥時間は約1時間から24時間です。

しかし、湿度が高い場合や温度が低い場合、乾燥時間が長くなることがあります。湿度が高いと乾燥が遅くなり、塗膜に水分が残ることがあります。

逆に、温度が低いと乾燥が遅くなり、塗膜が完全に硬化するまでに時間がかかります。したがって、塗装作業を行う前に環境条件を確認し、適切な乾燥時間を設定することが重要です。
乾燥したかを知る目安は#800程度のペーパーをあて粉がサラサラ出るようならOK!
ペーパーに塗料が絡んでくるようならまだ乾燥していないというサインになります。

乾燥時間を短縮するテクニック

乾燥時間を短縮するためのテクニックとしては、以下の方法があります。まず、作業環境の温度を上げることが有効です。

暖房器具を使用して作業エリアの温度を上げると、乾燥が早くなります。また、適切な通気を確保することで乾燥が促進されます。

換気扇や扇風機を使用して空気の流れを作ると、乾燥が均一になり、時間を短縮できます。さらに、乾燥を早める専用の加熱装置を使用することも一つの方法です。

これらのテクニックを組み合わせて使用することで、プラサフの乾燥時間を効率的に短縮し、次の作業工程へスムーズに進むことができます。
参考までに60℃の場合約40分~1時間 120℃で約10分が一般的です。

研磨の重要性:プラサフを最大限に活かすためのテクニック

プラサフを塗布した後の研磨は、仕上がりを左右する重要な工程です。適切な研磨を行うことで、塗膜の均一性や密着性が向上し、最終的な仕上がりが美しくなります。

ここでは、プラサフの効果を最大限に引き出すための研磨道具の選び方と注意点について説明します。

プラサフの効果を引き出す研磨道具の選び方

プラサフの研磨には、適切な研磨道具が必要です。一般的には、サンドペーパー(400〜800番程度)が推奨されます。細かい目のサンドペーパーを使用することで、表面を滑らかに整えることができます。

また、電動サンダーを使用すると、広い面積の研磨が効率よく行えます。研磨道具の選定は、作業する表面の状態や規模に応じて決めると良いでしょう。

研磨時の注意点と効率的な方法

研磨時は、均一に力を入れて作業することが大切です。部分的に研磨しすぎると、塗膜に凹凸ができる可能性があります。平らな物への作業は「木っ端」などに巻いて一定の圧力で行い、研磨面全体を均等に平らに仕上げることを心がけましょう。また湾曲しているような場所は、消しゴムなどの柔らかい素材にペーパーを巻いて研磨しても綺麗に研磨できるので参考にしてみてください。

また、研磨後は表面をしっかりと清掃し、残った粉塵を取り除くことで、次の塗装工程での仕上がりが向上します。

プラサフの色と重ね塗りのポイント

プラサフの色選びと重ね塗りのタイミングは、仕上がりの美しさを左右します。プラサフの色や重ね塗りの方法を理解し、適切に使用することで、より良い塗装結果を得ることができます。

プラサフの色選びの基準

プラサフの色選びは、最終的な塗装色に影響を与えます。一般的に、ベースカラーに近いプラサフの色を選ぶと、仕上がりが均一になりやすいです。

例えば、暗い色の塗装を予定している場合は、暗めのプラサフ(グレー)を選ぶと良いでしょう。
イエローなど明るめの色の塗装を予定している場合は、ホワイト色などの明るめのプラサフを選ぶのもよいでしょう。

また、プラサフの色が仕上げの塗装に影響しない場合は、色の違いを気にする必要はありませんが、全体的な均一性を保つために適切な色を選ぶことが重要です。

重ね塗りを行う際の適切な時間間隔

プラサフの重ね塗りを行う際は、各層が完全に乾燥してから次の層を塗布することが大切です。一般的には、足付けしない追っかけ塗りの場合約10分~6時間・研磨を入れた重ね塗りの場合約12~24時間程度が目安になります。

ただし、使用するプラサフの種類や環境によって乾燥時間が異なるため、メーカーの指示に従うことが最も確実です。重ね塗りの間隔を守ることで、ムラのない滑らかな仕上がりを実現できます。

まとめ:プラサフ使用後の仕上げ

いかがでしたでしょうか?
プラサフ使用後は、表面の研磨や乾燥をしっかり行い、最終的な塗装に備えます。研磨で平滑な面を作り、適切な乾燥時間を守ることで、塗装の仕上がりが格段に良くなります。綺麗な仕上がりは下地の研磨で決まります。丁寧な研磨が、プロ並みの結果を引き出すと理解してください。

今回紹介したプラサフの使用方法やテクニックを活用することで、より良い仕上がりを実現することができます。工程一つ一つを丁寧に行うことが成功のカギです。特に、乾燥時間や研磨の段階は慎重に行い、焦らず確実に進めてください。不適切な処理は仕上がりに影響を与える可能性がありますが、正しい手順を守ることで、プロフェッショナルな結果を得ることができます。自信を持って作業に取り組み、美しい仕上がりを楽しんでください。

おもしろ塗装工房では塗料や塗装にまつわるアドバイスを承っております。


カーボン製のパーツは、軽量で丈夫であるため、レーシングカーやスポーツカーなどに多く採用されていますが、通常のパーツと比べると非常に高価であり、劣化による修理や交換となると躊躇ってしまう方も多いのではないでしょうか?

お気に入りのカーボンパーツが経年劣化により、剥がれや色褪せなんてとても悲しいですよね。かつてはツヤがあり光り輝いていたのに、今ではツヤはなくなり、白っぽく変色してしまう。なんとかしたい!その気持ち、よくわかります!

この記事では、カーボンパーツにクリア塗装を再塗装することで新品同様に蘇えらせる方法を解説していきます。おすすめの塗料や、劣化させない方法も合わせて紹介しているので、ぜひ参考にして下さい。

目次

1.そもそも、カーボンとは何?
 1-1:ドライカーボンとウエットカーボンの違い
2.カーボン劣化する理由を解説
3.カーボンパーツを劣化させないためのクリア塗装とは?
 3-1:カーボンパーツをクリア塗装で保護する
 3-2:UVカットとコーティング
4.クリア塗装でカーボンパーツが蘇る
 4-1:業者に依頼した場合
 4-2:DIYした場合
5.まとめ

そもそも、カーボンとは何?

CFRP(カーボン ファイバー レインフォースド プラスチック)のことを指します。カーボンファイバーとも言います。炭素繊維を混ぜ込んで成形されており、独特の模様がかっこいいですよね。

ドライカーボンとウエットカーボンの違い

カーボンパーツの種類として、製法の違いからドライカーボンとウエットカーボンの2種類があります。これらの名称は正式なものではなく俗称となりますが広くこの名称で呼ばれています。

ドライカーボンは炭素繊維と樹脂を圧力をかけた状態で固めて熱で成形します。一方ウエットカーボンは樹脂の上にシート状のカーボンを貼り付けて成形していきます。  

ドライカーボンとウエットカーボンでは、劣化の進行具合に差があります。ウエットカーボンの場合はパーツ表面のカーボン部分が白くなり、乾燥して剥がれてしまいます。ドライカーボンも劣化しますが、ものによっては劣化に強い樹脂が使われている場合もありウェットカーボンよりも劣化には強いです。

カーボンが劣化する理由を解説

外で使用している以上、そのままでは劣化は避けられず、カーボンパーツだけでなく、他の素材でできているパーツでも同じことが言えます。カーボンが劣化する理由はいくつか考えられます

  • 紫外線
  • 汚れや雨風

ひとつは、紫外線です。紫外線のエネルギーを樹脂が吸収して分解、劣化が起こります、紫外線の吸収性はポリマーの分子構造によって決まるので、プラスチックによって紫外線の影響は異なってきます。カーボンパーツを構成している樹脂の種類や分量により劣化の度合いが変わってくるということが言えます。

もうひとつは、熱です。大気中の酸素が影響して熱分解が進行します、カーボンパーツを長年高温で使用していると変色し、強度がなくなり、もろくなります。カーボンボンネットは特にエンジンからも熱の影響も受けるため、特に劣化に注意が必要です。その他には、汚れや雨風なども劣化の原因の一つと考えられます。

劣化からパーツを保護するには、クリア塗装だけでなく、コーティングをすることでさらに強い保護を期待することができます。

カーボンパーツを劣化させないためのクリア塗装とは?

未塗装のカーボンパーツは紫外線や熱、汚れなどの影響で劣化します。劣化を防ぐにはどうしたらいいでしょうか?ここでは、劣化からパーツを守るためのクリア塗装と、その種類の特徴について解説していきます。

カーボンパーツをクリア塗装で保護する

カーボンパーツの劣化が始まると、表面が白くなってきます。さらに放置していると表面が剥がれてしまいます。こうなってしまうと、クリア塗装だけでは再生は難しくなってしまいます。

そうなる前に、新品の状態からクリア塗装することをおすすめします。また劣化が始まった時点でも、古いクリア塗料を剥がし再塗装することで、かつてのように蘇えります。

クリア塗装には、いくつか種類があり、扱いやすさや仕上がり具合、保護に適しているかなどの観点で下記にて説明していきます。

<ウレタンクリア塗料とラッカークリア塗料の比較>

項目ウレタンクリア塗料ラッカークリア塗料
艶仕上がり⚪︎✖️
扱いやすさ✖️⚪︎
速乾性⚪︎
耐久性・耐摩耗性✖️
価格高い安い

ウレタンクリア塗装

クリア塗料の中でもウレタン樹脂を原料として使っているものをウレタン塗料と呼びます。ツヤがよく出て、塗装面が厚くなりやすいので耐久性、耐摩耗、耐光性に優れています。パーツの補修、保護に適した塗料と言えます。

塗装面が厚く弾力があるため、ひび割れなどの劣化に強く耐久性に優れています。また、通常のクリア塗料より耐熱温度が高いので熱による劣化にも強いと言えます。

ラッカークリア塗装

トルエンやアセトンなど揮発性の高いものを使用することで、乾燥が速く扱いやすいのが特徴です。乾燥が速いという特徴から、はけで塗るとムラが出やすくなります。スプレータイプであれば簡単に塗装面が広がるので初心者の方にもおすすめです。

乾燥が速く容易に塗装できる分、塗料が薄くなるので耐久性や耐摩耗性が弱く、天候や紫外線による劣化の影響も受けやすいので劣化はウレタン塗料よりも速くなる可能性があります。

UVカットとコーティング

クリア塗装だけでなく、塗装面の上からコーティングを施すことで、耐久性を向上させることができます。コーティングにはガラスコーティングやポリマーコーティング、セラミックコーティングなどがあり、紫外線だけでなく、汚れや傷からも守ってくれます。

また、白く変色するのも防いでくれるだけでなく、光沢も出ます。紫外線や熱などの外的要因でパーツを劣化させないためにコーティングはとても有効です。

クリア塗装でカーボンパーツが蘇る

ここまででクリア塗装は劣化の様々な外的要因からカーボンパーツを保護することができるということがわかりました。また、劣化しているカーボンパーツでも、クリア塗装をすることによって蘇ることもわかりました。

クリア塗装してみたいが、自分でもきるのか?業者にお任せしたほうが良いのか?それぞれの違いについて比較していきます。

業者へ依頼した場合

費用はかかりますが、仕上がりが良いです。パーツの大きさなどによっても価格は変わりますが、ボンネットへのクリア塗装の場合は、2万8,000円~8万円ほどです。別途パーツの取り外し組み付けなどの工賃がかかる場合があります。

専門業者ならではの視点で劣化の補修、再塗装などさまざまな悩みを解決してくれるでしょう。また、相談することで自分では考えつかなかったアイデアも得ることができるかもしれません。

施工する日を相談してパーツあるいは車両を預ける必要があります。施工には日数がかかりますので車両を使う予定を確認しておきましょう。

DIYした場合

手間はかかりますが、材料費だけで済むため安価に施工できます。クリア塗装には手軽で扱いやすいスプレータイプがおすすめです。

施工する場所の確保、養生なども必要です、季節や天候によって乾き具合などが左右されるので、作業する日や時間帯を検討する必要があります。

ウレタンクリア塗料を使う場合は、硬化が速いので塗装したいパーツを全て準備してから時間に余裕をもって施工することをおすすめします。

塗料以外にも、耐水ペーパー、マスキングテープなども必要となりますので事前に何が必要かを調べ準備しておきましょう。

関連記事
ヘッドライトの黄ばみをウレタンクリア塗装で綺麗にする方法!

まとめ|

いかがでしたでしょうか?
カーボンパーツを保護するにはクリア塗装やコーティングが必要です。中でもウレタン塗料はそのツヤのある仕上がりや耐久性、耐摩耗性、耐溶剤性を考慮するとおすすめ塗料といえるでしょう。

新品時の施工はもちろんですが、劣化したパーツでもウレタンクリアー塗料を使って蘇らせることができます。

専門業者にお願いするというのも、もちろんいいですが、DIYによっ初心者でも簡単に施工できるので、ぜひDIYに挑戦してみてください。

おもしろ塗装工房ではウレタン塗料に関しての疑問や質問に関してのお問い合わせを承ります。


「車の塗装が剥がれてしまったけど、どうすればいいのか分からない」「塗装剥がれの原因や修理費用が知りたい」「メンテナンスの方法を教えてほしい」と思ったことはありませんか?

実は車の塗装剥がれは原因を特定し、適切な補修方法を選ぶことで解決できます。また日常的なメンテナンスでサビの進行を防ぎ、修理費用を抑えることができるんです。

この記事では、車の塗装剥がれの原因とDIYでできる補修方法を解説します。さらにプロによる修理費用やサビ対策についてもわかりやすく説明していきます。

最後まで読むことで、あなたの愛車の価値を長く維持できる方法が身につくでしょう。

目次

1.【主な原因】車の塗装剥がれはなぜ起きる?
 1-1:①天候や環境要因
 1-2:②傷やへこみによるダメージ
 1-3:③不適切な洗車やメンテナンス
2.DIYでも可能|車の塗装剥がれを補修する方法
3.塗装剥がれの放置リスクとは?

 3-1:サビの進行とそのリスク
 3-2:放置による修理費用の増加
4.車の塗装剥がれの修理費用はどれくらい?
 4-1:DIY補修による修理費用
 4-2:プロによる修理費用の相場
 4-3:費用を抑えるためのポイント
5.車の塗装剥がれを防ぐ|メンテナンス方法とサビ対策
 5-1:サビを防ぐための対策方法
 5-2:日常的なメンテナンスのポイント
 5-3:期的なケアと予防策
6.まとめ

【主な原因】車の塗装剥がれはなぜ起きる?

車の塗装剥がれは多くの原因によって引き起こされます。
その中でも特に大きな原因となるのは以下の3つです。

  • 天候や環境要因
  • 傷や凹みによるダメージ
  • 不適切な洗車やメンテナンス

これら3つの原因を理解することで、それぞれに合った対策に取り組むことができます。しっかりとした対策を講じることで車の塗装を長持ちさせることができるでしょう。

①天候や環境要因

車の塗装剥がれの主な原因の一つは、天候や環境要因です。

天候や環境要因は常に車の塗装に影響を与えるため、しっかりと理解しておきましょう。

紫外線は車の塗装を劣化させる大きな要因です。長時間直射日光にさらされると、色あせや色ムラが生じやすくなります。クリアコート層と呼ばれる塗装の表面がダメージを受けることで塗装剥がれを引き起こします。

鳥のフンも車の塗装にとって大きな脅威です。鳥のフンは強い酸性で腐食性が高いため、酸性に弱い車の塗装は短時間で酸化してしまいます。

②傷やへこみによるダメージ

傷やへこみによる物理的なダメージは塗装剥がれのもっとも多い原因でもあり、経験がある方も多いでしょう。

日常的な使用中に、車はさまざまな傷やへこみにさらされます。例えば駐車場で他の車と接触したり、道端の木の枝に擦ったりすることがあります。このような物理的なダメージは、塗装が剥がれ下地が露出する原因となります。

また気付かぬうちに傷を負うこともあります。

具体的には、隣にとまっている車からドアを当てられたり、走行中に小石が飛んできたりすることが考えられます。このような小さな傷が積み重なることで、塗装の剥がれが進行します。

③不適切な洗車やメンテナンス

不適切な洗車やメンテナンスにも気をつけましょう。正しい方法で車を洗い、メンテナンスすることが重要です。

洗車の際に硬いブラシやスポンジを使用すると、塗装面を傷つけてしまう原因となります。

また忘れてはいけないのが、洗車後に適切に乾燥させないと水分が残ってしまうことです。

水分は塗装にとって非常に厄介な存在です。水分由来で発生するウォータースポットやイオンデポジットは塗装にダメージを与えます。塗装表面がクレーターのようにでこぼこになってしまうこともあるので注意が必要です。これらは放置すると塗装に深刻なダメージを与え、塗装剥がれの原因となります。

DIYでも可能|車の塗装剥がれを補修する方法

車の塗装が剥がれてしまった場合、早急に補修することが重要です。
DIYで補修できる方法もありますので、以下を参考にしてみてください。

タッチペンタッチペンはもっとも手軽な補修方法です。ピンポイントの補修に向いており、簡単に塗装剥がれを目立たなくできます。
スプレースプレーは広範囲の補修に向いています。カラーバリエーションも豊富なため、車のカラーにマッチした物を選べるでしょう。
ローラーローラーも広範囲の補修に向いていますが、塗りムラが目立つなどスプレーよりも上級者向きと言えるでしょう。

塗装剥がれの放置リスクとは?

塗装剥がれを放置すると、車にどのようなリスクが生じるのでしょうか。
ここでは、塗装剥がれを放置した場合のサビの進行とリスク、修理費用の増加について詳しく説明します。

サビの進行とそのリスク

塗装剥がれを放置することで考えられるリスクは、サビの進行です。

塗装は車体を保護するバリアの役割を果たしており、塗装が剥がれるとその下の金属部分が露出します。金属部分が酸素や水分にさらされると酸化が始まり、サビが発生します。

特に海岸地域や雪の多い地域では、塩分が含まれる空気や道路の融雪剤によって、サビが進行しやすくなります。このような環境下で塗装剥がれを放置すると、短期間で広範囲にサビが広がり修理が困難になることがあります。

放置による修理費用の増加

塗装剥がれを放置すると、修理費用が大幅に増加する可能性があります。

初期段階であれば簡単な補修で済む場合でも、サビが進行するにつれて修理の範囲が広がり費用が増大します。

例えば、初期の小さな塗装剥がれであればDIYでの補修が可能ですが、サビが広がった場合はパネル全体の交換や大規模な塗装作業が必要になることがあります。

このように塗装剥がれを放置するとサビの進行によるリスクが高まり、結果的に修理費用が増加することになります。塗装剥がれを見つけたら、早めに対処することが重要です。

車の塗装剥がれの修理費用はどれくらい?

車の塗装剥がれを修理する際の費用は、補修方法や塗装剥がれの範囲によって大きく異なります。ここでは、DIY補修とプロによる修理費用の相場、さらに費用を抑えるためのポイントについて詳しく説明します。

対応業車費用相場
DIYで修理材料費のみ:総額1万円程度〜
プロによる修理部分的な補修:1万円〜3万円程度
広範囲の補修:5万円〜30万円程度

DIY補修による修理費用

DIYでの補修は、必要な道具や材料を購入し自分で作業を行うことで、プロに依頼するよりも費用を大幅に節約できます。

例えばタッチペンを使用した補修の場合、タッチペンは約1,000円から2,000円で購入できます。また、サンドペーパーなどの補修に必要な道具を揃える費用も含めて、総額1万円以下で補修が可能です。スプレー塗装やローラーを使用する場合も、必要な道具や材料のコストは1万円前後で済むことが多いでしょう。

プロによる修理費用の相場

プロの業者は専門の道具と経験を持っており、高品質な仕上がりを提供してくれますが費用もかかります。

塗装剥がれの修理費用は、剥がれの範囲や車のモデル、修理業者によって異なります。一般的には、部分的な修理であれば1万円から3万円程度、広範囲の修理や再塗装が必要な場合は5万円から30万円以上かかることもあります。サビが進行している場合はパネルの交換など追加の作業が必要となり、費用が増加します。

しかし、プロによる修理は仕上がりが美しく長期間持続するため、安心して車を使用することができます。

費用を抑えるためのポイント

塗装剥がれの修理費用を抑えるためには、いくつかのポイントがあります。

  • 早めの対処
  • DIY補修の活用
  • 複数の業者から見積もりを取る

例えば軽微な塗装剥がれの場合、タッチペンやスプレーを使用して自分で補修することで費用を抑えることができます。広範囲の修理が必要な場合でも、複数の業者に見積もりを依頼しましょう。最適な価格とサービスを選ぶことで、費用を抑えることができます。

このように塗装剥がれの修理費用を抑えるためには、早めの対処と適切な補修方法の選択が重要です。車の状況に合わせて最適な方法を選びましょう。

車の塗装剥がれを防ぐ|メンテナンス方法とサビ対策

車の塗装剥がれを未然に防ぎ、車の美しい見た目と価値を保つためには、サビ対策と日常的なメンテナンスが重要です。ここではサビを防ぐための対策方法と日常的なメンテナンスについて詳しく説明します。

サビを防ぐための対策方法

サビを防ぐためには車の塗装をしっかりと保護し、環境要因から車を守ることが重要です。

定期的な洗車とボディーコーティングは基本的な対策方法です。洗車で塩分や汚れを除去し、定期的にボディーコーティングをかけることで塗装面に保護膜を形成します。特に冬季や海岸地域では塩分や融雪剤が車に付着しやすいため、こまめな洗車が必要です。

塗装の傷やへこみを早期に修理することも大切です。傷が放置されると、サビが発生するリスクが高まります。タッチペンやスプレーを利用して、小さな傷はすぐに補修しましょう。

日常的なメンテナンスのポイント

日常的なメンテナンスにはいくつかのポイントが挙げられます。

車を駐車する場所に注意を払いましょう。直射日光や雨風を避けられる場所に駐車することで、塗装の劣化を防ぐことができます。ガレージやカーポートが利用できる場合は、積極的に活用しましょう。

定期的に車の状態をチェックすることも重要です。特に洗車の際には、塗装面に傷や剥がれがないか気にかけるようにしましょう。小さな異変も見逃さず、早めに対処することで大きなトラブルを防ぐことができます。

期的なケアと予防策

車の塗装を保護するためには、長期的なケアと予防策も重要です。いくつかの具体的な方法を紹介します。

プロによるコーティングサービスを利用することを検討しましょう。ガラスコーティングやセラミックコーティングは塗装面に強力な保護膜を形成し、紫外線や酸性雨から車を守る効果があります。

車のカバーを使用することも有効です。長期間車を使用しない場合や屋外に駐車する場合は、専用のカバーをかけることで塗装を保護することができます。カバーは通気性の良い素材を選び、湿気がこもらないように注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
この記事では、車の塗装剥がれを防ぐためには原因を理解し、適切な補修方法とメンテナンスが重要だと紹介しました。

塗装剥がれの主な原因として、以下3つが挙げられます。

  • 天候や環境要因
  • 傷やへこみによるダメージ
  • 不適切な洗車やメンテナンス

塗装剥がれを放置すると、サビの進行や修理費用の増加といったリスクが伴うため初期段階で適切に補修を行うことが大切です。

さらに塗装剥がれを防ぐためには、日常的なメンテナンスが欠かせません。定期的な洗車や適切な保管場所の選択など、日々のケアを心がけましょう。

適切な対策とメンテナンスを行うことで、美しい外観を保つことができます。この記事で紹介した情報を参考に車の塗装をしっかりと守り、快適なカーライフを送りましょう。


車の経年劣化の中でも、ライトの黄ばみは見た目にも分かりやすいものの一つです。
ライトが黄ばんでいると、それだけで車が古いものに見えてしまいます。

外見以外にも、ライトの光量が減ることから視認性も悪化してしまうという問題も引き起こします。そんなライトの黄ばみを自分で簡単に除去できれば嬉しいですよね。

そこでこの記事では、ライトの黄ばみの除去について解説します。業者に任せる場合や、黄ばみを遅らせる方法についても取り上げているので、ぜひ確認してください。

目次

1.ヘッドライトの黄ばみが起こる原因と除去の方法
 ヘッドライトカバーの素材は紫外線に弱い
 ウレタンクリア塗装が黄ばみを防ぐ
 きれいに仕上げるにはスプレーガンタイプがおすすめ
2.【手順】ヘッドライトのウレタンクリア塗装の施工方法
3.ヘッドライトのウレタンクリア塗装料金相場は?プロに任せる場合
4.【予防策】ライトの黄ばみを防ぐ方法
5.まとめ

ヘッドライトの黄ばみが起こる原因と除去の方法

ヘッドライトカバーの素材は紫外線に弱い

現代の車はヘッドライトカバーにポリカーボネート樹脂といわれる素材を採用しています。ポリカーボネート樹脂は耐衝撃性に優れ、透明感が高く、加工もしやすい優れた素材です。

しかし、その一方で、紫外線を浴びると変色してしまう短所も持ち合わせています。紫外線は太陽光に含まれているため、外を走行する車にとっては、ヘッドライトカバーが黄ばんでいくことは避けられない現象といえるでしょう。

ウレタンクリア塗装が黄ばみを防ぐ

ヘッドライトカバーが黄ばむ原因が紫外線であるということは、紫外線が当たらないようにすれば良いということになります。

その対処法の代表的なものが、ウレタンクリア塗装です。ウレタンクリア塗装は2つの液剤から成る合成樹脂塗料で、ヘッドライトカバーに厚いコーティング層をつくることで紫外線を防ぐことができます。

きれいに仕上げるにはスプレーガンタイプがおすすめ

ウレタンクリア塗装にはスプレーガンタイプと缶スプレータイプがあります。きれいな仕上がりを狙うのであれば、スプレーガンタイプがおすすめです。缶スプレータイプはそれだけで塗装ができるので便利ではありますが、噴射の調整が難しく、塗装がムラになりやすいです。

スプレータイプであればエアの調整により噴射をコントロールしやすいので、塗装をきれいに行うことができます。

おすすめのウレタン塗料はこちら!

【手順】ヘッドライトのウレタンクリア塗装の施工方法

自分でウレタンクリア塗装を行う際の具体的な手順を確認しましょう。基本的な手順はスプレーガンタイプと缶スプレータイプ共通です。

Step1:マスキングをする

まずは水で汚れを洗い流しましょう。その後、塗装作業でヘッドライトカバー以外の部分に影響を与えないようにマスキングでカバーします。

塗料の粒子が風に舞うと予想以上に広範囲に飛散してしまいます。養生シートや新聞紙を使い、ヘッドライトカバー周辺だけでなくフロントガラスまでカバーするようにしましょう。

もしヘッドライトカバーを外すことができればこの工程は不要ですが、外し方が分からない場合にはマスキングを行いましょう。

Step2:耐水ペーパーで磨く

元々施工されていた塗装や黄ばみを落とすため、耐水ペーパーで磨きます。耐水ペーパーは数字の小さいものから大きいものまで段階的に使い分けて使用します。

目安としては、最初が800番、2回目が1000番、仕上げに1500番(可能であれば2000番も)が良いでしょう。番手ごとに縦方向と横方向と交互に磨くことがコツです。

途中でウエスで拭き上げ、磨き残しがないか確認しながら進めましょう。

Step3:コンパウンドを使って磨く

コンパウンドは耐水ペーパーよりも細かな粒子で構成された研磨剤です。耐水ペーパーのみでも問題なく作業は行えますが、より透明感を出したい場合にはコンパウンドでも磨いておきましょう。

Step4:脱脂をする

耐水ペーパーで磨きあげたら、シリコンオフや中性洗剤を使って脱脂をします。表面に油脂が残っていると塗装表面が不均一になり、劣化が早まってしまうので、しっかりと行いましょう。

Step5:ウレタンクリアを塗装する

これまでの作業が終わり、しっかり表面が乾いたらウレタンクリア塗装を散布します。ウレタンクリア塗装は数回に分けて行うようにします。(この例では4回)塗装には1時間かそれ以上かかりますので、失敗しないためにも時間に余裕を持って行いましょう。

1回目

1回目の塗装はヘッドライトカバー全体に、まんべんなくスプレーを吹きかけるようにします。ヘッドライトから20cm程度離した場所から軽く吹き付けるようにしてください。塗料が少量しか付着しないので、曇る程度にしかなりませんが、気にしなくても大丈夫です。散布後は10分程度乾かします。

2〜3回目

2回目も同様に、全体に散布し、10分程度乾かします。ここまでの散布で表面に塗料が定着してきているので、3回目には少し厚塗りをします。

しかし、塗料が垂れてしまうと台無しとなるので、欲張らず、気持ち厚めに留めるようにしましょう。4回目で本塗りです。これくらいになると、透明感があって奇麗になってきます。塗料垂れが怖い場合は、無理をせずに散布をもう1回~2回に分けて行うと良いでしょう。

乾燥

塗装後はしばらく乾燥をさせましょう。マスキングを外すのはその後にしてください。最低でも2時間は車を動かさないようにします。塗装が完全に乾燥するには1週間程度の時間が必要です。天候にも左右されるので、週間天気予報を確認して行うと施工後のトラブルを防ぐことができます。

もし塗料の硬化を待てないのであれば、ハロゲンヒーターなどを用いて強制的に乾燥させることもできますが、温度管理と火事に気を付けてください。

Step6:塗装垂れに注意

上記にも記載しましたが、塗装を早く終わらせようと塗装の散布を焦らないようにしましょう。塗装が垂れてしまうと再施工となってしまいます。説明の最初でスプレーガンタイプがおすすめとしたのはこのためです。微調整をしながら塗料を散布できるので、こうしたリスクを減らすことができます。

Step7:塗装後のゆず肌対策

きれいに仕上がったと思っても、改めて確認すると表面にもやがかかった様になっていることがあります。気になるようであれば、コンパウンドで磨くことで調整することができます。ただし、この作業は塗料が完全に乾いた1週間後以降に行うようにしてください。

ヘッドライトのウレタンクリア塗装料金相場は?プロに任せる場合

ウレタンクリア塗装の施工は自分でも行える愛車メンテナンスのひとつです。しかし、ある程度時間が必要になるほか、失敗してしまう可能性もゼロではありません。

そこで、ウレタンクリア塗装をプロにお願いするというのも手です。多くのコーティング専門店でヘッドライトカバーだけのコーティングも受け付けているので、お近くのショップを探してみましょう。

コストはかかりますが、プロは下地処理から違うため満足のいく仕上がりとなります。相場はショップによりまちまちですが、左右のライトでおおよそ約1万円前後程となっています。

【予防策】ライトの黄ばみを防ぐ方法

ヘッドライトカバーの黄ばみは紫外線を避ければ遅らせる事ができます。外出で長時間駐車する際には屋根のある場所や、日陰になっている場所に駐車するようにしましょう。

また、ご自宅に駐車場やカーポートがない場合には『ボンネットカバー』が有効です。車全体を覆うカバーだと取り外しに手間がかかりますが、フロント部分のみのカバーだと取り外ししやすく、価格もお手頃です。

まとめ

車のヘッドライトカバーは経年劣化で黄ばんでしまうものです。外見的なデメリットだけでなく、光量が減ってしまうことで安全性にも影響を及ぼしてしまいます。

黄ばみを除去し、黄ばみを防ぐ有効な手段がウレタンクリア塗装です。ウレタンクリア塗装は自分で行うことができるので、大切な愛車をきれいに保つためにも施工を検討してみてください。