ヘッドホンは、他人に迷惑をかけることなく音楽を聴いたり、ゲームをしたりするときに欠かせません。いろいろなデザインのヘッドホンが販売されていますが、世界に1つだけしかないオリジナルのヘッドホンを作りたい、と思っている人もいるでしょう。そんなときは、ヘッドホンを再塗装するという方法があります。
今回は、ヘッドホンを再塗装するやり方を解説しましょう。
- ヘッドホンを再塗装する方法
- ヘッドホンを自分で塗装する方法
- 業者に依頼する場合の方法
- 業者に依頼する際の注意点
- ヘッドホンの塗装に関するよくある質問
- おわりに
この記事を読めば、上手に塗装をする方法がよく分かります。ヘッドホンの再塗装に興味がある人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.ヘッドホンを再塗装する方法
ヘッドホンは、アクリルウレタン塗料で塗装することができます。ただし、「布」や「革」「レザー」の部分は塗装できません。金属や強化プラスチックの部分のみ塗装できます。ヘッドホンは元の塗料を耐水ペーパーでこすらず、密着材をつけてその上から塗料を塗布するので、手間がかかりません。自分で塗ることもできますが、複数の色に塗り分けたり模様を描いたりしてほしいという場合は、業者に塗装を依頼したほうが美しく仕上がります。ヘッドホンは細かい部分が多いので、初心者は業者に依頼したほうがいいでしょう。費用は10,000円~が相場です。色を塗り分けたり、ロゴなど張ってもらったりすると高くなります。
2.ヘッドホンを自分で塗装する方法
この項では、ヘッドホンを自分で塗装する方法を解説します。
2-1.必要な道具
ヘッドホンの塗装に必要な道具は、以下のとおりです。
なお、塗装はハケではなくスプレーガンやエアブラシで吹いていきましょう。そのほうがきれいに仕上がります。
2-2.塗装工程
塗装工程は、以下のとおりです。
2-2-1.養生
塗装用マスキングテープで、塗料が付いてほしくない部分を養生していきましょう。これを行わないと、仕上がりが汚くなります。
2-2-2.プライマーを吹く
プライマーを塗ると、塗料の密着度が上がります。塗る部分にしっかりと吹きつけておきましょう。乾くまで(20分程度)待っていよいよ塗装です。
2-2-3.下地・塗装・トップコート
プライマーが乾いたら、アクリルウレタン塗料で塗装をしていきます。ヘッドホンは、マジョーラなどラメ塗装ができる塗料を塗ってみるのも面白いでしょう。マジョーラを塗る場合は、まず下地にブラックもしくはホワイト(カラーによって下地カラーが異なります)を塗り、乾いたらマジョーラを吹きつけてください。単色の場合は、これでトップコートを吹き付け、完全に乾燥すれば完成です。最後は磨きを入れるとより艶(つや)やかになります。
2-2-4.色分けをしたい場合
複数の色を塗りたい場合は、養生テープを使って塗り分けていきます。前述したように、塗りたくない部分に養生テープを貼り、一工程ずつ塗装が終わったら養生(マスキング)テープをはがし、塗り終わった部分に改めて養生テープを貼って、色が混じらないようにしましょう。後は、「2-2-3.下地・塗装」の工程をもう一度行えば完成です。
2-3.注意点
塗装を行う場合は、しっかりと乾かしてから次の行程へ行きましょう。生乾きだと、仕上がりがうまくいきません。ですから、複数の色を塗り分けたりする場合は、塗装に2~3日かけてください。また、屋内で塗装をする場合は、マスクとゴーグルをつけ、換気をしっかりと行いましょう。締め切った部屋で塗装をする場合は、換気扇を回すなどしてください。
今では安価で
簡易塗装ブースなどもありますので、そちらを使うと部屋で塗装しても気になりません。
3.業者に依頼する場合の方法
おもしろ塗装工房では、ヘッドホンをはじめとしていろいろなものの再塗装を請け負っています。「リペイントして個性的なヘッドホンを作りたいけれど、塗装技術に自信がない」という場合や、「忙しくて自分で塗装をしている暇がない」という場合も、利用してみてください。なお、おもしろ塗装工房では、各種塗料や道具の販売も行っています。自分で塗装を行いたいが、道具の購入先が分からないという場合や、塗装についてアドバイスが欲しいという場合も、ぜひご利用ください。
4.業者に依頼する際の注意点
現在、個人が副業として塗装を行うケースもあります。業者に依頼するよりも安価で引き受けてもらえるので、依頼したいと思う人もいるでしょう。しかし、個人に塗装を依頼した場合、「仕上がりが気に入らない」「仕上がりが汚い」「塗装が雑」といった不満から、トラブルになることもあります。また、品物を渡したら持ち逃げされたという場合もあるでしょう。確実に美しい仕上がりの塗装を行ってほしいという場合は、
おもしろ塗装工房をはじめとする塗装専門業者に依頼してください。
おもしろ塗装工房では、打合せの段階から塗装した場合のリスクを始め、仕上がり感、納期、金額、カラーなどを綿密に打ち合わせし、納得していただいた時点で商品を送って頂くシステムになっていますので、安心して依頼できます。
塗装開始後は経過を都度UPし依頼品がどのように仕上がっていくのかを、確認できますのでワクワクしながらお待ちいただけます。
5.ヘッドホンの塗装に関するよくある質問
Q.ヘッドホンに塗装をすると、メーカーの保証は受けられなくなりますか?
A.メーカーの規定によりますので、心配な場合は問い合わせてください。
Q.ハケで塗装をすることはできませんか?
A.可能ですが、ハケで塗るとどうしても色むらができてしまいます。美しく均一に色を塗りたい場合は、スプレーガンを使うのが一番良い方法です。
Q.アクリルウレタン塗料は、ほかの強化プラスチック製品を塗装するのにも使えますか?
A.もちろんです。ヘルメットなどのほか、ノートパソコンの背面なども塗装することができます。
Q.屋外で塗装をしても大丈夫ですか?
A.かまいませんが、ホコリが付着しないように気をつけましょう。
小さなものを塗装したい場合、
簡易塗装ブースが2万円以下で購入できますので
そちらを使うのも良いでしょう。
Q.アクリル塗料で複雑な模様を描くことはできますか?
A.はい。広い面はスプレーガンで塗装し、細かい模様などは筆で描くことも可能です。
6.おわりに
いかがでしたか? 今回は、ヘッドホンの再塗装を行う方法を解説しました。ヘッドホンは小さいですので、初心者がきれいに塗るのはなかなか難しいでしょう。失敗できない場合は、ぜひ
おもしろ塗装工房にご依頼ください。また、ヘッドホンの塗装が自分でできたならば、ほかのものを塗装してみましょう。世界に1つだけのオリジナル製品を自分の手で作ることができます。