
ヘルメットを自分で塗装したい人必見! 必要な道具や手順を解説します。
ヘルメットは、バイクや自転車に乗る際、頭部を守ってくれる大切なものです。ヘルメットはいろいろな種類が市販されていますが、「世界に1つしかない自分専用のヘルメットを作りたい」と考えている人もいるでしょう。そんな人におすすめなのが、ヘルメットのペイントです。新たに色を塗装することで、世界に1つだけのオリジナルヘルメットが手に入ります。 今回は、ヘルメットに格好良く塗装する方法を解説しましょう。
- ヘルメット塗装の基礎知識
- ヘルメットの塗装方法
- ヘルメットの塗装に関するよくある質問
- おわりに
1.ヘルメット塗装の基礎知識
ヘルメットには、自転車用やバイク用などさまざまな種類があります。愛用のものを複数持っているという人もいるでしょう。ヘルメットは大切な頭部を事故の衝撃から守る役割や、目立つ色で車を運転している人に自分の存在を知らせるという役割を担っています。市販のヘルメットはあらかじめペイントされていますが、色が気に入らなかったり、使用しているうちに色あせたりすることもあるでしょう。そんなときは、自分でヘルメットをペイントしてみる方法もあります。以下のような道具を使えば、自分でもペイントが可能です。1-1.用意するもの
- マスキングテープ(幅の広いもの・細いもの)
- 耐水ペーパー(#320~1,000くらいがおすすめ。普通のサンドペーパーでは濡れると使えなくなるので、耐水ペーパーを使うこと)
- ウレタン塗料
- サフェーサー(下地塗料)
- 仕上げ用クリアー
- 薄め液
- スプレーガンなど
1-2.塗料の選び方
ヘルメット塗装には、ウレタン塗料というものを使用します。ウレタン塗料には通常の色のほか、ラメ塗料や光の当たり具合によって色合いが変わるマジョーラなどがありますので、好みによって選びましょう。塗料には、そのまま使うものとラッカー液等で薄めるものがあります。購入の前に使い方をよく読んで必要なものを用意してください。ヘルメットを1個だけ塗る場合は、100ml入りくらいの、一番小さいサイズが1つあれば十分です。 また、塗料はハケで塗るよりもスプレーガン等を利用して吹き付けて塗る方がきれいに塗れます。これからも塗装をしたいという場合は、1つ購入してもよいでしょう。 なお、塗装をしている最中は十分に換気を行い、手袋やマスクをして行ってください。気密性が高い室内で締め切ったまま塗装をしていると、健康に影響が出ることもあります。1-3.ウレタンサフェーサーとは?
サフェーサーとは、パテを水溶液状に薄めた下地塗料で、ヘルメットの小さな傷を埋めたり、下地色を隠したりできます。また、塗料の付きもよくなるので、色あせてきたヘルメットを鮮やかに塗り直したいという場合は、塗装をする前に塗りましょう。1-4.足付けとは?
足付けとは、サンドペーパーなどでヘルメットをこすり、塗料の付きをよくする作業です。つるつるした面に塗料を吹き付けても、すぐに落ちてしまいます。そこで、サンドペーパーでわざと細かい傷をつけることにより、塗料の付きをよくするのです。この足付けを丁寧に行えば、より美しく塗装が仕上がるでしょう。1-5.マスキングテープの使い方
マスキングテープは、色を塗りたくない部分に貼っておく紙製のテープです。太さがいろいろありますので、模様をかきたいというときにも利用できます。2.ヘルメットの塗装方法
この項では、ヘルメットの塗装方法を説明していきます。ぜひ、参考にしてください。2-1.塗装手順
塗装手順の基準は、以下のようになります。2-1-1.塗装する準備

2-1-2.足付け作業とマスキング

2-1-3.サフェーサー作業を行い、下地を塗る

2-1-4.塗装をする

2-1-5.ペーパーがけ

2-1-6.クリアー吹き

2-1-7.マスキングテープを剥がす
