プロ並みのバイク、車の塗装(DIY)のコツを紹介


車やバイクの塗装をプロ並みに仕上げるためにはスプレーガン、エアブラシを使用することで本格的な全塗装が可能となります。バイクや車の塗装は簡単と思っていても実はそれなりに難しく奥が深いです。初めて挑戦する方がプロ並みに仕上げることができるように塗装の手順について説明していきます。

ここがおもしろいバイクや車の塗装

DIYでのバイク塗装は実は簡単そうですが奥が深く、塗装前に塗装のコツや重要なポイントを押さえれば誰もがプロ並みの綺麗な塗装が演出することが可能となります。

車やバイクの塗装は自分ひとりで行うと、実はかなり難易度が高く、手順を間違えると時間を無駄にしてしまうこともあります。そのためプロ並みに仕上げるためには設備と若干の専門知識と技術が求められます。

一度コツさえ掴めればDIYの作業でもバイクや車をはじめ、その他いろいろな物への塗装が可能になり、好みのカラーやイメージチェンジのため塗り替えも自宅で気軽にできるため綺麗に塗れた時の達成感と喜びはひとしおです。自分だけのオリジナルカラーでマイバイクやマイカーの塗装にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

今回は本格塗装に初めてチャレンジする方がプロのように塗装するにはどうすればよいのか、実際に塗装をする方法について明記しました。


バイクや車の塗装の前に

塗装は部分的なパーツの塗装ならば一日~二日ですべての塗装を完成させることが可能です。タンクやサイドカウルのみの塗装ならば自宅のガレージでもできるのもDIYの大きなメリットで、お金だけでなくじっくり時間を掛けることもできるメリットもあります。

プロ並みの塗装をする準備

最も効率的なのがスプレーガンです。塗装ムラなく全体的に馴染みDIYでも高度な塗装を可能とします。プロも使用するほど、業務用の塗装には欠かせないアイテムです。 

スプレーガンはスプレー缶よりも効率よく繊細な霧の噴射により微粒子で塗料を放出することができるのでスプレー缶に比べはるかに質感・塗膜面は綺麗に仕上げることができます。

スプレーガンの特徴として基本的に三つのつまみによって構成されており、塗料パターン調整つまみ・塗料吹き出し量調整つまみ・エア圧調整つまみの三つのつまみを調整する必要があります。スプレーガンの調整はまず、エア調整つまみによって、エア圧を調整する必要があります、基本的なエア圧は元圧0.5Mpa 一般的なスプレーガンの手元圧は0.2~0.35Mpaが基本となり、エアーを肌に当てた際に、肌にしわが寄るほどでは強すぎ、肌が若干エアーにより凹む程度の強さがベスト。スプレーガンはこの調整が肝となります。塗料吹き出し量調整つまみは塗料を吹いた時に塗料粒子が霧状になりすぎず、塗料粒子が大きすぎずで調整してみましょう。パターンの調整つまみは「楕円形、円形」に吐出することが可能で、一般的には縦楕円形になるように調整していきます。塗料縦幅は約10㎝~15㎝の楕円形になるように調整していきましょう。

その他エアコンプレッサーはスプレーガンを使用する際の必須機器になります。コンプレッサーの選択目安としてスプレーガンの使用するエア量よりコンプレッサーが作り出す吐出し量が多いタイプを選択するとよいでしょう。

重要な養生について

部分的な塗装はマスキングテープを利用して養生をします。マスキングテープの他にも新聞紙などを使用して周辺に塗料がつかないようにボディパネルの合わせから、ボディやバンパーの合わせ目に添ってマスキングを行います。おすすめはポリエチレン製のフィルムで塗料が付着することなく安心して作業が可能です。

バイクでも旧車など鉄製のタンクは水洗いをすると錆びが出るので、養生とともにさび部分の研磨や防錆び効果のあるウレタンサフェーサーなどでサビが出ないようにケアをしておく必要があります。


プロ並みのバイク、車の等の塗装(DIY)の仕方

プロ並みの美しい塗装をするために、「スプレーガン、エアブラシでの塗装」が必須です。塗着効率が向上し、圧縮した茎の圧力で、色彩をはっきり広範囲に噴射することが可能です。また、プロ並みに塗装をするためには、まずはパーツごとに塗装をしていく必要があり。車の塗装はフロントバンパーを取り外したり、本格的な塗装はパーツごとに行うことが基本となります。

噴射口から車のボディまでの距離

ここで塗装の際にプロは噴射口から車のボディまでの距離は「10Cmから15Cm」を目安に距離をおいて噴射します。近すぎてしまうと塗膜が厚くなりがちで、遠すぎても塗着が悪くさせてしまいます。

一つ一つのパーツはムラなく

例えば 長年乗り続けた愛車のフレームを新品同様にするためには塗装は非常に有意義で楽しいものです。バイクの場合にはサイドカバーの塗装やバイクタンクの塗装も自分で行うことが可能です。DIYでも養生をして一つ一つのパーツはムラなく吹付パターン幅の半分ずつを重ね吹きをしていくと安定した塗膜になり吹きムラが無くなります、また「塗り忘れ・吹きムラ」などがないように目で吹き面を確認しながら作業を進めていきましょう。

各箇所をバランスよく塗装 スプレーガンを動かす速度

自分で塗装を行う際には、丁寧に作業を進める必要があります。DIYでも各箇所をバランスよく塗装をする際にはスピーディー且つ丁寧に塗装をすることを心がけてください。スプレーガンを動かす速度は「1mにつき3秒~5秒が理想」です。

DIYは明るい時間に行うのがベスト

塗装ならば午前中の明るいうちに作業を始めましょう。色合わせする場合は午前中の太陽光の下で行うと的確な調色も可能となります。夜間や夕方となると色彩を明確に把握することができなかったり、ほこりやブツの確認もしづらいうえに湿度が上がり、かぶり(塗膜面が白く濁る)現象を起こす原因にもなりますので夕方以降の塗装は避けたほうが無難です。 また塗料のほか、スプレーガンや塗装に必要な道具も準備してから作業に入りましょう。

下地について


まずは下地を整えるために800番程度の耐水ペーパーで全体を整えます。耐水ペーパーの研磨により、塗料の密着性のUPや素材の凸凹を整えましょう。

下塗り作業をしっかり行っておくことにより、最終仕上がり感や、塗膜のレベルリングもよくなり、プロの塗装と変わりないイメージどおりのに仕上がりになるでしょう。

水研ぎは耐水ペーパーを使用して水研ぎをします。仕上げは#1000~2000の耐水ペーパーで軽く研磨して次に吹く塗料の密着をよくしていきます。タンクのカーブ部分などはゴム製のサンディングブロックを使用すれば曲線も綺麗に整える事が可能になります。最終過程は「1000番から2000番までの耐水ペーパー」を使用します。

乾燥時間について

車の塗装の乾燥時間は塗装後、指触乾燥10分以上、次作業の場合約12時間以上を置きますが、ウレタンクリアーの場合には(常温20℃)最低でも2日以上を要したほうがよいでしょう。トップコートの完全乾燥には常温で約1週間~1ヶ月必要となり、バフ掛けが必要な場合、最低でも一週間以上乾燥させたほうがよいでしょう。焼き付け可能な塗料の場合、140℃約20分程度焼き付けさせれば完全乾燥します。


長持ちさせるためにできること

車やバイクの塗装の前の下地処理にはサフェーサーを使用して腐食やサビが出ないようにケアをしますが、塗装を長持ちさせるためには必須の作業で、表面の小傷や汚れを取り除くこともでき、新たな塗料を塗る前の下地処理は塗装を綺麗に仕上げるための重要な過程です。

タンクを取り外し、タンクの内側をコーティングしておけば中も、綺麗になり耐久性を蘇らせ、結果的にバイクを長持ちさせることができます。ネジやタンク下の掃除なども行い、見えないところをケアしながら塗装をすることをお勧めします。

上手なバイク、車塗装のコツ 手首のスナップでガンの使用に慣れる

バイクや車塗装のコツは下準備の徹底です。まずは準備のため

「水研ぎ」

「清掃(ゴミやホコリ)」

「脱脂」

を行い下地を十分に整えましょう。

スプレーガンは手首のスナップを使いながらガンを使用すれば、部分的に修正が必要な箇所でも横に払いながらボカシを入れることが可能です。

ただし、経験のあるプロにとってもボカシなどの作業は難しい技術なので、塗装を始める前に手板などを使って実践的な練習を行ってから作業をしてから本作業に取り掛かりましょう。初めての方でも使用する前には塗料パターン・塗料吹き出し量・エア圧などムラなく左右にバランスよく塗料を噴きかける練習をしてから本作業に入るようにしましょう。

下地スプレーとクリアスプレーの違い

下地スプレー(ウレタンサフェーサー)は錆止め剤が入っている塗料で、塗料との密着性を高めます。クリア-スプレーは、無黄変(塗料が黄色くならない)タイプのホコリ防止(表面乾燥の早い)に適した塗料を使用しましょう。最終的な仕上がりの局面で使用します。主に艶出しやメタリック・パール塗装の高級感を出すためにも用いられ、クリアーの完全乾燥後にはコンパウンドで磨くことで、付着したチリやほこりも取り除くことができ、最終的に奥行きのある美しい仕上がりに調整することが可能となります。


もし失敗してしまったら

DIYの塗装中にもし失敗してしまったら完全乾燥させた後にペーパーで下地まで塗膜を研磨するか、シンナーを使用して拭き取るかになります。個人的には一旦乾燥させた後に#400ペーパーで下地まで研磨していく方法を推奨します。シンナーを使用する場合ウエスに適量を染み込ませ局面を拭き取りましょう。

塗装の再確認

すべての過程が完成したら、出来上がりを確認しましょう。明るい場所での確認がマストです。

特にメタリックの塗料を使用している場合には角度を変えながら仕上がり具合を確認する必要があります。

スプレーガンで作業をした場合には塗り忘れや塗料が薄い場所などもあります。色は車ごとに定められたカラーナンバーがあるので、色の出来栄えを確認し、ムラや液ダレがないような塗装ができていればプロ並みの塗装に近いDIYと言えるでしょう。

やり直し

DIYでの塗装が初めての方は、残念ながら初回は失敗しがちです。特に車やバイクをムラなく塗装するためには経験や技術が求められます。個人で作業を行う場合にはそれなりの実践が必要です。

うまく塗装できないのは下地作りがNGだった可能性もあり、また塗装の仕方に問題があるのかもしれません、やり直しの際にはペーパでの塗膜研磨もしくはシンナーで塗装をサフェーサー(カラー)まで取り落とし、カラーから塗装をしていきましょう。

まとめ

DIY で車やバイクの塗装をプロ並みに仕上げるためにはスプレーガンをどれだけうまく使用することができるかが肝となります。初めての方は、作業前に実践的な練習をしておくとよいでしょう。また下地づくりを徹底した上で、作業に入り、修正は研磨による塗膜剥離かシンナーを使用します。すべての過程が完成したら、バフ磨きで修正すれば、初心者でもプロ並みの塗装が実現できます。

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