リアスポイラーを塗装したい! 自分で行う方法や必要な道具は?
リアスポイラーとは、車のエアロパーツの一種です。走行性を高めるだけでなく、車のドレスアップのために取りつける人も多いことでしょう。カー用品を扱う店では、いろいろなエアロパーツが販売されています。塗装済みのものもありますが、未塗装のものが多く販売されているので、自分好みの塗装をすることも可能です。しかし、「未塗装のリアスポイラーを購入したが、どうやって塗装したらいいか分からない」と悩んでいる人もいることでしょう。 そこで、今回はボイラーを塗装する方法を紹介します。
- リアスポイラーの塗装とは?
- リアスポイラーを自分で塗装する方法
- リアスポイラーの塗装を業者に依頼する方法
- リアスポイラーの塗装に関するよくある質問
- おわりに
1.リアスポイラーの塗装とは?
この項では、リアスポイラーの役目や塗装をするメリットについて解説します。1-1.リアスポイラーとは何か
前述したように、リアスポイラーとは車のエアロパーツの一種です。走行性を高める効果もありますが、車をドレスアップするために装着する人も多いでしょう。車を購入する際にオプションでつけることもできますが、カー用品店にもパーツが販売されているので、後付けすることもできます。1-2.リアスポイラーの塗装とは?
リアスポイラーはあらかじめ塗装済みで販売されているものと、未塗装のものがあります。特に、後付けでリアスポイラーを付ける場合は、塗装したものを購入するよりも未塗装のものを購入し、車体の色に合わせて塗装したいという人も多いでしょう。1-3.リアスポイラーを塗装する方法
リアスポイラーを塗装するには、自分で行う方法と塗装業者に依頼する方法があります。自分で塗装するほうが安上がりに思えますが、スプレー式ラッカーを吹きつければ終わり、というわけにはいきません。次の項で、リアスポイラーを自分で塗装する方法について詳しく解説します。2.リアスポイラーを自分で塗装する方法
この項では、自分でリアスポイラーを塗装する方法について解説します。どのような道具が必要なのでしょうか?2-1.塗装に必要な道具
リアスポイラーをきれいに塗装するには、以下のような道具が必要です。- 耐水ペーパー:防水加工がされているサンドペーパー。#220~1,000くらいがおすすめ
- 密着剤:下地の素材と塗料の密着度を上げる下塗り剤。
- ウレタンサフェーサー:素地と塗料の密着度を上げる下塗り剤。また素地の凸凹を補修や金等の防錆効果などもあります。
- ウレタンカラー塗料:100ml~200mlくらいがおすすめ。ラメ入りなどを利用してもよい
- ウレタンクリアー:トップコート
2-2.塗装方法
塗装は、以下のような方法で行いましょう。2-2-1.研磨
リアスポイラーを塗装する場合は、まず#400程度の布ペーパーをかけます。これは、素材がFRPやカーボン素材だった場合素材自体が凸凹していることがあるため、まずは研磨をして素材の凸凹を整える(生地研磨)役目があります。その他に次に吹く塗料の密着度を高める意味もあります。未塗装のものも必ず研磨を行いましょう。 研磨した後、素材を手でさわり凸凹していなければOK。凸凹していれば無くなるまで研磨してください。 今回は素材が金属で下地処理がすでに行われていたので、#600からの研磨スタートとなります。2-2-2.下地剤(密着剤)の塗布
研磨が終わったら、下地剤のウレタンサフェーサーの塗布を行いますが今回は下地処理が行われていため、密着剤からのスタートとなります。 金属など塗料が付着しにくい素材に対して、塗料の密着度を高める下地材です。きれいに色を塗りたい場合は、必ず塗布しましょう。塗布し終わったら、密着材を乾燥させます。30分~1時間でよいでしょう。ウレタンサフェーサーの場合12時間以上掛かりますので時間に余裕を持って作業してください。2-2-3.希望のカラー塗料を塗る
密着材が乾燥したら、塗料をスプレーガンで吹き付けていきます。スプレーガンは約30cm離しましょう。あまり近すぎると、色むらができたり塗料が垂れてしまったりします。 今回は下地の色が黒色の場合次に吹くレッドを直接吹いてしまうと下地の黒を透過し本来のカラーが演出されない可能性があるので、一度ウレタンホワイトを吹いて色を安定させます。そのような意味でも、下地剤を吹く場合「グレー色」もしくは「ホワイト色」を選択すれば、次に吹くカラー色が綺麗に演出されるでしょう。 ここが今回の☝キーポイントになります ウレタンホワイトを吹いた後、1日以上乾燥させて、#1,000の耐水ペーパーにて足付けをし、希望のウレタンレッドを吹いていきます。2-2-4.ウレタンクリアー吹き
塗料が完全に乾燥したら、再度#1,000あたりの耐水ペーパーを当ててから、ウレタンクリアーを吹き付けます。これは塗膜の保護以外にクリアーを吹くことによって、より深みのある高級感あふれる仕上がりになるので、できるかぎりウレタンクリアーを吹くことをお勧めします。吹き付けが終わったら完全に乾かし、#2,000耐水ペーパーでブツ・ホコリを研磨しバフ磨きを行えば、より美しくなるでしょう。2-3.塗装する際の注意点
2-2を読んでいただければわかりますが、リアスポイラーの塗装には時間がかかります。そのため、まずは数日間塗装作業を行える場所を確保しましょう。屋内で行う場合は、必ず換気ができる場所で行ってください。地下室など換気が難しい場所で行うと、体調を崩す恐れがありますのでそのような場所での作業は避けた方が良いでしょう。また、塗装を行う場合は、手袋やゴーグル(メガネ)・防塵マスクを付け、塗料を吸いこんだり、肌や目に付着したりしないようにしてください。2-4.塗装でよくある失敗
塗装を初めて行う場合、以下のような失敗をしやすいので、注意しましょう。- 下地材や塗料をよく乾かさずに工程をすすめ、クラッキング(シワ)などが起きる、一工程約12時間~24時間は乾燥させてください。
- 塗料選択を間違えると、対候性が悪くなったり黄変(おうへん)(塗料が黄色くなる)しやすくなります。
- ウレタン塗料の場合、混合比を間違えると対候性や耐ガソリン性などが無くなります
- 必要な工程を省いてしまい、塗料がはがれやすくなる
- 色むらが出る
2-5.自分で塗装するおもしろさとは
- 自分で塗装することで苦労や失敗が塗装にあらわれることでより愛着がわく
- 世界に一つだけのオリジナル品になる
- 納得いくまで時間を掛けられる
- 塗装に手を掛ければ掛けるほどより素晴らしい仕上がりになる
- 塗装の失敗を得ることで塗装技術の向上をはかれる
- 綺麗に塗装出来ればついつい自慢したくなる
- 次の塗装に挑戦したくなる
3.リアスポイラーの塗装を業者に依頼する方法
この項では、リアスポイラーの塗装を業者に依頼する方法やメリットを解説します。3-1.塗装を依頼したほうがおすすめのケースとは
以下のような場合は、リアスポイラーの塗装を業者に依頼したほうがいいでしょう。- 綺麗に仕上げたい
- 数日間かけてリアスポイラーを塗装する時間が取れない
- 色むらなく塗装をする自信がない
- リアスポイラー以外の塗装をする予定が全くない