テーブルの塗装に必要な道具

テーブルの塗り替えは自分でできる? 塗装に必要な道具や手順は?

テーブルは、私たちが日常生活で最もよく使う家具の1つです。長く使うものだからと思いきって良いものを買う人も多いことでしょう。テーブルは、長く使っているほど塗装が傷んできて見た目が悪くなります。寿命だと思って買い替えることもありますが、無垢材など良質な木材で作られているテーブルは、塗り替えをすることが可能です。
そこで、今回はテーブルを自分で塗装する方法について解説します。

  1. テーブルを塗装するメリット
  2. 塗装に必要な道具
  3. テーブルの塗装工程
  4. テーブル塗装に関するよくある質問
  5. おわりに

この記事を読めば、テーブルを買ったときのようなきれいな状態に戻せる方法がよく分かるでしょう。興味がある人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.テーブルを塗装するメリット

テーブルの塗装が剥げると、見た目がとても悪くなります。また、塗料やニスには防水や撥水(はっすい)、防虫効果があるので塗装の剥がれをそのままにしておくと、木材にカビが生えたり腐ったりすることもあるでしょう。前述したように、塗装の剥がれがテーブルの寿命と考えることもできます。しかし、高価だったり思い入れがあるテーブルの場合は、塗装をし直せばかつての美しい姿がよみがえるでしょう。また、DIYが趣味ならば、古くて難ありのテーブルを安く購入し、自分好みに塗装すれば見違えます。

2.塗装に必要な道具

テーブルの塗装は単に塗料を塗っておしまい、というわけにはいきません。美しく塗装をするには、以下のような道具が必要です。

これらの道具や塗料は、ほかの家具を塗り替える場合にも使用できます。DIYが好きならば一式そろえておいても、何かと使い道があるでしょう。

3.テーブルの塗装工程

この項では、テーブルを塗装する工程を説明していきます。ぜひ、参考にしてください。

3-1.研磨

研磨はじめに、ミニサンダーという電動器具を使ってテーブルの塗装をすべて落とします。これを行わずに塗料を重ね塗りしてしまうと、古い塗装が新しい塗料をはじいてしまい、うまく塗ることができません。テーブルは面積が広いので、ミニサンダーを使ったほうがきれいに塗装が剥がれます。最初は#100前後の荒めのもので、だんだんと目を細かくしていき、仕上げ(最終木地調整)は#400くらいのものをかけるときれいにできるでしょう。
なお、ベルトサンダーはホームセンターやネットショップなどで数千円〜1万円台で販売されています。

3-2.ワイピングを塗布し、色止めをする

ワイピングを塗布し、色止めをするワイピングとは、木のぼこぼことした表面を平らにし(木目の導管)を埋めるための塗料です。これを利用すれば、着色効果もあり、今後行う中塗り塗装の目ハジキが無くなり、仕上がりがより滑らかになるでしょう。ワイピングは200~1,000ml単位で販売されているので、テーブルの大きさに合わせて選んでください。これは、ハケで塗っていきます。

ワイピングを塗り終えたらすぐにウエス(布きれ)で拭き取ります。

拭き取り方は、車のワックスを掛けるように円を描きながら、ワイピングを木目に刷り込むようなイメージで行います。その後、数時間乾燥させ、色止めシーラーを塗ってください。こちらはスプレーガン(1.3口径前後)を利用しましょう。そうすれば、短時間できれいに吹き付けられます。色止めが完全に乾いたら、#400程度の布ペーパーで足付け作業を行ってください。足付け作業とは、塗料の表面をわざと傷つけることで、次に塗る塗料が定着しやすくする作業です。ミニサンダーなどを使って一気に行ってしまいましょう。

3-3.ポリエステルorウレタンサンディング塗料の塗布

ポリエステルorウレタンサンディング塗料の塗布ポリエステル塗料(ポリサン)とは、家具やピアノのような楽器に使用され別名ピアノ塗装ともいわれることがあります。ポリエステル塗料もスプレーガンで塗ります。の肉持ちを良くするためにたっぷり2回~3回と塗布し、1度目の塗布が終わったら完全に乾かし、足付け作業をして2回目の塗布を行ってください。厚塗りをすることで艶が出て美しい仕上がりになるでしょう。

また、ポリエステル塗料は扱いは難しく、硬化剤を混ぜ硬化が始まると「熱」を持ち、火災の原因にもなりますので、「取扱説明書」を熟知しスピーディーに吹き付ける事が肝になります。

ポリエステル塗装の扱いが難しいという事であれば、ウレタンサンディング塗料を使用しても良いでしょう。

扱いも塗り方も簡単なので初めて挑戦する方にはお勧めの塗料になります。

3-4.カラーリング剤を吹き付ける

カラーリング剤を吹き付けるポリエステル塗料・ウレタンサンディングを塗り終わったら、#400~#600程度の目の細かい布ペーパーで足付け作業を行い、カラーリングを塗布します。

ウレタンフラット塗料に下地を透過させるステイン塗料を混ぜ込んで、複数の塗料を塗り重ねることで、深みのある色合いになるのです。こちらもスプレーガンで吹き付けましょう。

3-5.ウレタンフラット塗料を吹き付ける

ウレタンフラット塗料を吹き付けるウレタンフラット塗料はトップコートの役割を果たす油性塗料です。ウレタンフラット塗料には艶の種類があり。「艶あり」・「5分艶」・「全消し」といったように、一般的な家具の仕上げ感を演出できるトップコートです。

一般的な家具テーブルでは、艶ありもしくは(艶を消したい場合)全消しタイプを好みで選択すればよいでしょう。

これを塗ればつややかもしくはしっとりした感じになります。吹き付ける前にテーブルの上をきれいにしてチリやホコリを取ってから吹き付けましょう。ウレタンフラットをうまく吹くコツは、塗料をケチらないことです。たっぷり吹き付ければ、防水・防汚効果も期待できるでしょう。ここまで来れば、スプレーガンの扱いにも慣れてきたと思います。ウレタンフラットを吹き付け終わったら十分に乾燥させれば完成です。

3-6.注意点

今回は、3種類の塗料を重ねて塗っていく手間のかかる方法をご紹介しました。こうすることにより、複雑な色合いや艶が出ていい感じに仕上がります。重ね塗りをうまく行うコツは、1つの塗料を完全に乾かして次の工程に進むことです。ですから、塗料を乾かす時間を数時間ずつ取りましょう。連休を利用すれば、2日がかり、3日がかりの作業も行えます。

4.テーブル塗装に関するよくある質問

Q.テーブル塗装の塗料選択ですがどれを選べばよいかよくわかりません。
A.下地塗料・中塗り塗料・トップコート(ウレタンフラット塗料)などがありますが、こちらでは下地塗料からトップコートまでセットまでを一式販売している「ウレタン家具塗料セット」があります。初め挑戦する方にはおすすめのセット商品です。

Q.テーブル塗装の方法は、ほかの家具にも使えますか?
A.もちろんです。ただし、薄い2枚の板の中にチップが挟まっているタイプの合板は研磨しすぎると表面が割れてしまいますので注意してください。

Q.テーブル塗装は屋外と屋内、どちらでやった方がいいでしょうか?
A.屋外の方が多少塗料が飛び散っても平気ですが、塗料を乾かすときにホコリや汚れが付きやすくなります。それが気になる場合は、新聞紙やマスキングテープなどで家具をすべて覆ったうえで、屋内で塗りましょう。カーポートなど屋根があって吹き抜けの場所があるところで行うのが一番です。

Q.テーブル塗装はマスクなどをつけて行ったほうがいいでしょうか?
A.はい。風通しが悪いところは特にマスクをつけて行ったほうがいいですね。

Q.テーブルの研磨や塗装は布ペーパーやハケを使い、手作業で行えますか?
A.不可能ではありませんが、きれいに仕上げるのは大変です。塗装の道具は高くても数千円程度ですので、思い切ってそろえましょう。

Q.テーブル塗装は、どのくらいの時間で行えますか?
A.何度も重ね塗りを行うなら、2、3日はかかるでしょう。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回はテーブルの塗り替えを自分で行う方法を解説しました。テーブル塗装は平らな面を塗るので、塗装の初心者でも塗りやすいはずです。うまくいったら、ほかの家具の塗り替えも行ってみましょう。

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