仮面ライダー響きの　リペイントです。

　　左1/1タイプ　　　右1/2タイプのレプリカ


今回リペイント依頼を受けたのは1/1タイプ。塗装に納得が行かないようです。

確かに少々塗装の粒子の粗さが目立ちますね！

そこで1/2モデルのように塗装して欲しいとのことでした。
今から楽しみですね！

今日は下地処理です。
まずは、塗装面の研磨＃３２０で塗装面の凸凹を研磨します。

仮面用の台を作成し

ウレタンサフェーサーを吹いていきます。




４時間ほど乾燥させた後　サフェーサー　２回吹き目






一日置いて・・・




もう一回ウレタンサフェーサーを吹いていきます。３回吹く理由は、元の仮面の状態がよくないため
サフェーサーをたっぷり吹く事によって、下地の塗膜を厚くし
　次に行う研磨作業で凸凹を研磨し平らにしたいためたっぷり目に吹いています。使用スプレーガン：ＦＭⅡ－Ｇ０５(平吹き）
サフェーサー：１０(主液）：１(硬化剤）：７（薄め液冬用使用）



以上の工程で進めています。

昨日、ウレタンサフェーサーをじっくり乾燥させたので
今日は研磨からです。


＃３２０で荒研ぎしその後＃４００で慣らし研ぎをしていきます。






研磨後の写真


表面がつるつる状態になりました。

マジョーラアンドロメダⅡを吹く前の下地カラーを吹きます。

マジョーラカラーを吹く場合本来マジョーラカラーを最大限生かすために
下地カラーが必要になってきます。

今回は、マジョーラアンドロメダⅡを吹くので下地はブラックでの塗装になります。


ウレタンエナメル（ブラック）で塗装中


１０（主液）：１(硬化剤）：７（薄め液夏用）の混合比で吹いています。
今回薄め液は夏用を使用しました。塗装に時間が掛かるような、複雑な形状のものや、大きなものを吹く場合、最初に吹き始めた部分の塗膜が乾いてしまい、塗料ミストが付着しても馴染まずザラつきが発生してしまいます。　
夏用薄め液は、塗料の乾燥が遅くなるぶん、塗料ミストが馴染みますのでザラつきが気になる方は夏用薄め液をお勧めします。(特にこれからの時期は夏用がお勧めです）





使用スプレーガン：ＦＭⅡ－Ｇ０５(平吹き）

イイね～

これでようやく下地作業が終了しました。

今日は、マジョーラアンドロメダⅡ吹きです。

ウレタンブラックが乾燥したので、アンドロメダⅡの原液を薄め液冬用で４倍～５倍ほど希釈して
カラーリングしていきます。


マジョーラは原液のまま吹くと濃いので、そのまま吹くとザラついてしまいます。
なので私の場合は薄め液で４~５倍に希釈して吹いていきます。原液8ｍｌに対して３２ｍｌ～４０ｍｌほど薄め液で希釈するということです。

少しずつ、何回も吹き重ねていきます。



イイね～　いい感じになってきたぞ！
使用スプレーガン：ＦＭⅡ－Ｇ05(平吹きタイプ）




マジョーラアンドロメダⅡ　カラーリング完成！

マジョーラアンドロメダⅡ8ｍｌで十分吹けました。


めっちゃ！かっこイイじゃん。

先日マジョーラアンドロメダⅡを吹いたので今日は色止めをしたいと思います。

ウレタンクリヤー１０：１タイプを使用
１０(主液）：１(硬化剤）：７（薄め液冬用）の混合比で吹いています。



使用スプレーガン：ＦＭⅡ－Ｇ05(平吹き）


イイ艶がでました！


これで一旦乾燥させてマスキング作業に入ります。

写真山ほど撮りすぎて、どの写真がどの工程か、わからなくなってしまいましたので
申しわけございませんが、完成品の写真のみをＵＰさせていただきます。

お客様にお願いしていたマスキングが都合により長引いてしまったりして
相当遅れてしまいましたが

何とか無事！！仮面ライダー響きが完成いたしました。

○○さま
大変お待たせいたしました。

納得できる仕上がりになりました！！

仮面をつまみに一杯やってみてくださいませ！





写真①　小さい仮面が見本です。


写真②


写真③