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スピーカー 塗装【リペイント】再塗装

スピーカー塗装(白艶消し)

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お客様の要望

MDF材で作ったスピーカーを艶消しホワイトで塗装してほしい。

■スピーカー塗装 つや消しホワイト塗装NO.1  2013/11/25


MDF素材のスピーカーの塗装依頼です。



今回相当打ち合わせで気を使ったのは、スピーカーの形状でした。

下側の凹み部分は奥まで塗料が掛からないため、

ひょっとすると塗料が掛からない場所が見えてしまうのではないかという懸念もあったのですが

打合せの末、スプレーガンが掛かる場所まで塗装をする

という事を、ご理解いただき塗装をスタートさせました。


写真1


写真1では良くわかりませんが、MDF材の継ぎ接ぎ部分が多少の段差があったり、隙間が空いていたり、小口が荒かったので

まずはこちらで木地研磨(木地調整)をします。


ベルトサンダー#320で全面・天板・側面とベルトをあてて、平らにしていきます。


そして小口の塗料の吸い込みを抑えるため、ワイピングナチュラルを刷毛で塗っていきます。

写真はありません(^_^;)


写真見つけた~~12/13

 



塗装前の木地調整をしっかり行うと後の仕上がりが綺麗になりますので

この段階でしっかりと木地調整を行うことが重要です。

ベルトサンダーが無い場合はミニサンダーで#320で木地調整をしてください。



スピーカー塗装 つや消しホワイト塗装NO.2  2013/11/27


先日ワイピングを塗ったので

今日は、MDFサフェーサーを塗装します。


MDFサフェーサーは吸い込みの激しいMDF材の吸い込みを止める、役目があります。



MDFサフェーサーは主液100mlに対して硬化剤500ml 薄め液(冬用)50ml

合計200mlでスピーカー2本は塗装できました。

初めて挑戦する方はもう少し量がいると思います。


表面が濡れ色になるまでたっぷり目に塗装しています。写真2


写真2


使用スプレーガン:明治F110-G1.3(チューリップ)を使用しています。

明治FーZERO Type TでもOKです。


底部分と凹んでいる部分をを吹いて2~3時間乾燥させて、ひっくり返し

側面・全面・天板を吹いていきます。写真2


側面を吹くときは目線を吹き面を平行、もしくは塗布面を目線より上にして下から見上げるように、しゃがみながら吹きます。

それは、上からの光の反射を利用して、しっかりと塗布面の塗料の乗り具合を目で追いながら塗装して行くのが重要です。

分かるかな??



4時間ほど乾燥させて

もう一度同じ作業を行います。

これは単に塗料の肉もちを良くすることと、後の研磨をで下地を出さない意味もあります。



スピーカー塗装 つや消しホワイト塗装NO.3  2013/11/29


2日間じっくりMDFサフェーサーを乾燥させたので

今日は研磨作業を行います。


写真1


まずは、塗料が吹きずらい凹みの奥側から研磨していきます。

これは機械を使えないので、すべてハンドで行います。


ペーパーは布ペーパー#320→#400を使用しています。


写真2


小口などの研磨が終了したら、最後にベルトサンダーをあてます。

#400で側面・全面・天板と当てていきます。

通常では、ミニサンダーを使って研磨すればOKです。

ミニサンダーの場合#320~#600を使いと良いでしょう。






スピーカー塗装 つや消しホワイト塗装NO.4  2013/12/3



今日はスピーカーの底部分を吹きたいと思います。



ウレタンカラー(ホワイト) 主液50ml 硬化剤5ml 薄め液35ml

の混合比で ウレタン塗料を配合しました。

上記量で2個の底部分は十分吹けました。


※塗料を吹く前には、チリ払い・周りからホコリが舞わないように

しっかりと掃除をしています。←ここ重要!!


使用スプレーガン:明治FーZERO Type T


今日は底部分のみを吹いて終了です。

底部分のウレタンホワイトを十分乾燥させて

次の工程に入ります。





スピーカー塗装 つや消しホワイト塗装NO.5  2013/12/5


静岡の朝。相当寒く感じます。

塗装するには、少々厳しい時期になりました。

温度が低いため、乾燥は悪いし・静電気によるホコリ付着など・・・

ん~なかなか塗装屋泣かせの季節です。


という事で、この時期は湿度が下がり乾燥しているため、静電気が起きやすく、

吹いているさなか商品にチリやホコリが静電気によって付着しやすくなります。

なので、塗装するときは、服に着いたチリやホコリ、または商品へのホコリが着かないよう細心の注意を払います。


写真1


先日スピーカーの底部分を吹きじっくり乾燥させたので、

今日はスピーカーの側を吹きたいと思います。


ウレタンエナメル(ホワイト) 主液100mlに対して硬化剤10ml薄め液冬用70ml

合計量 180mlでスピーカー2本吹くことができます。



「エナメルって何?」

という問い合わせが良くあります。

「エナメル」とは私たちの業界では、塗りつぶしのカラーのことを意味しています。

たとえば車の塗装であったり、素地が見えない塗料のことをエナメルと言っています。



話がそれてしまいましたが・・・

まずは、一番吹きずらい湾曲に曲がった下の部分から吹いていきます。

垂れない程度に、何度も何度も吹き重ねていきます。(写真1)




写真2


吹き方としたら、側面からスタートして、最後に天板を吹きます。

一番目立つ部分を最後に吹く、という事ですね!


1個吹き終わり、もう一つのスピーカーも同じように吹いていきます。

写真2


使用スプレーガン:明治FーZERO Type T


イイね~


完成間近!!


スピーカー塗装 つや消しホワイト塗装NO.6  2013/12/10



先日ウレタンホワイトを吹いてじっくり乾燥させたので

今日はウレタンフラット(艶消し)吹きを行います。



  

写真1                                写真2 (ウレタンフラット)



まずは、先日吹いたウレタンホワイトにブツやホコリが乗っていないかチャックしていきます。

ホコリ等が着いている個所を #1000耐水ペーパーで研磨していきます。写真1



研磨が終了したら、今度はウレタンフラット(全消し)を作ります。

主液200ml:硬化剤50ml:薄め液冬用100ml

4:1:2の混合比 合計350mlの混合量で吹いていきます。写真2


艶消しの中でも5分けし・全消しとありますが

家具やテーブルで使われているのが(全消し)が多いですね。



使用スプレーガン:明治FーZERO Type Tを使用しています。


写真3


最初に裏側を吹き一日乾燥させて

その後全体を吹いて完成となります。


ウレタンフラットは吹いたばかりは艶がありますが

乾燥してくるにつれて、艶が引けてきます。


今の時期20分程度で艶が引けてきます。


さ~これで数日乾燥させて 完成となります。


スピーカー塗装 つや消しホワイト塗装NO.7  2013/12/13


先日ウレタンフラットを吹き

3日ほど乾燥させました。


写真1

写真2

写真3

艶が引けてとっても、しっとりとした仕上がりになりましたね!


写真4

内側は吹けるところまで吹きました。

イイ感じでしょ?


○○さま


大変お待たせいたしました。

スピーカーホワイト(艶消し)完成です。

ご依頼ありがとうございました。


付属パーツを取り付ければ、年内に完成するのかな?



スピーカー塗装 つや消しホワイト塗装NO.8  2013/12/27


お客様からうれしいお便りが届きました。



杉山さま

このたびは難しい作業を行っていただきありがとうございました。

ご覧のような形でスピーカーユニットを取り付け、完成いたしました。

なかなか清潔感あるモダンな感じで収まっています。いかがでしょうか?



○○さま

お便りありがとうございました。

お部屋のイメージにピッタリでしたね。

当初、色の件でいろいろ悩まれておられましたが、「ホワイト艶消し」の選択は間違っていなかったと思います。


ご依頼ありがとうございました。