
マイクスタンドの塗装
お客様の要望
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■マイクスタンドの塗装 塗装NO.1 2014/6/25
マイクスタンドを紫色(カラーチャートのD85-70L)に塗装してほしいとのこと
本日スタートです。
写真1
写真2 写真3
まずは塗装してはいけない部分のマスキングです。(写真2・3)
ゴムやプラスチックパーツ部分にマスキングを行います。
細かいところは6mm大まかに行うところは30mmを使用します。
■マイクスタンドの塗装 塗装NO.2 2014/6/27
最初のマスキング作業が終わったので、今日は下地処理から行いたいと思います。
写真1 写真2 写真3
まずは塗装したい部分の脱脂を行います。
今回は洗浄液アセトンをウエスに染み込ませ、脱脂していきます。(写真1)
グリス等のしつこい脂分の洗浄(脱脂)にはシリコンオフを使用した方が、より効果は発揮されますが
今回はグリス等の付着は無いので、洗浄液アセトンを使用し脱脂していきます。
しっかりと洗浄した後は、足付け作業を行います。
この作業は、素材とこれから吹く塗料の密着をよくするための作業でもあります。
足付けができないような素材、例えばガラスとかメッキのようなパーツには密着剤を吹き付けて次の作業に取り掛かるのがベストです。
布ペーパー#600にて白く粉が出るまで研磨します(写真2・3)
■マイクスタンドの塗装 塗装NO.3 2014/6/30
下地作業(足付け)を確実に行ったので、今日は下地塗装を行います。
写真1 写真2
今回は素材がブラック色なのでこの上から直接指定色の淡い色を吹くと下地のブラックが隠ぺいしないことがあるため、
大事を取って、まずはウレタンホワイトにて下地色を付けて行きます。(写真1)
混合比は毎度おなじみの 10(主液):1(硬化剤):7(薄め液夏用)
今回は50m(主液)l:5ml(硬化剤):35ml(薄め液夏) 合計90mlでスタンド1本吹けました。
使用スプレーガン:明治FMⅡ-G0.5(平吹きタイプ)今回のような小さめの物を吹くには、最適なスプレーガンといえるでしょう。
低圧でも、しっかりと微粒子性能をUPしているので、パワー少なめのコンプレッサーでも綺麗に吹けるのが特徴です。
さーこれで、下地のホワイトまで終了しました。
■マイクスタンドの塗装 塗装NO.4 2014/7/3
先日ウレタンホワイトをじっくり乾燥させたので今日は、指定色のD85-70Lを調色します。
弊社ウレタンカラーカラーはカラー同士混ぜ合わせ調色することも可能なので絵の具感覚で調色を楽しめます。
写真1 写真2 写真3
ベースはウレタンパープル色にホワイトと若干のイエローを混ぜ込んでいます。
何色をどれぐらい入れたの?
これは長年の「職人の勘」とでもいうのでしょうか、はっきりわかりません。
色を見た瞬間、この色とこの色と少々この色を隠し味程度に入れると色が合うな・・・と分かるもんなんです。
見本を見ながら微妙に少しずつ調整していきます。(写真1・2)
調色完成!
これから、調色したウレタンカラーを吹いていきます。(写真3)
混合比・使用スプレーガンは前回吹いたウレタンホワイトの状況と同じです。
※吹く前には前回3日ほど乾燥させたので、一度#1000布ペーパーにて軽く足付けしています。
当日数時間後や翌日ぐらいに追っかけでウレタンカラーを吹く場合は足付けの必要はありませんが
3日以上乾燥させた場合、基本的には足付けをした方がより密着度が増します。
■マイクスタンドの塗装 塗装NO.5 2014/7/7
今日は最終工程のウレタンクリアーを吹きたいと思います。
写真1 写真2 写真3
ウレタンクリヤーは上記ホワイトを吹いた時と同じ条件・混合比で行います。
10(主液):1(硬化剤):7(薄め液夏用)
今回は50m(主液)l:5ml(硬化剤):35ml(薄め液夏) 合計90mlでスタンド1本吹けました。(写真1)
使用スプレーガン:明治FMⅡ-G0.5(平吹きタイプ)
スプレーガンにクリアーを入れる際は、できれば濾し紙にて不純物を濾してから吹くと、ホコリやチリが軽減されます。(写真2)
塗料の中にも精製時に不純物や樹脂分が残っていることがあるので、特に最終工程の塗装を行う場合には
必須工程として、必ず濾し紙にて濾してから塗装してください。
■マイクスタンドの塗装 塗装NO.6 2014/7/11
今日は最終工程のウレタンクリアー2回目吹きです。
工程や混合比は前回と全く同じです。
さ~これで最終工程が終了しました。
あとはじっくり乾燥させて磨いて終了となります。
完成間近!!