メーターフードの塗装方法

メーターフードの塗装方法を解説。失敗しないコツや必要な道具も紹介


メーターフードとは、自動車のメーターについているカバーのようなアクセサリーです。自分で交換可能なので、好みのカラーのものにカスタマイズする人もいます。また、「メーターフードを好みの色に塗り替えたい」という人もいるでしょう。しかし、単にスプレータイプのラッカーを吹きつけるだけでは、塗りむらができたりすぐに剝がれたりしてしまいます。 今回は、メーターフードの上手に塗装する方法を紹介しましょう。
  1. メーターフードを再塗装するメリットや方法について
  2. メーターフードを自分で再塗装する方法
  3. メーターフードの塗装に関するよくある質問
この記事を読めば、塗装に必要なグッズもよく分かるはずです。メーターフードの塗り替えを検討している人は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.メーターフードを再塗装するメリットや方法について

はじめに、メーターフードを再塗装するメリットやその方法を紹介します。

1-1.メーターフードを再塗装するメリット

前述したように、メーターフードはカーアクセサリーの一種です。自分好みの色に再塗装することで、より車に愛着がわくでしょう。また、メーターフードを再塗装すれば、車内のイメージも変わって気分転換にもなります。

1-2.メーターフードの再塗装は自分でできる?

メーターフードの再塗装は、自分でもできます。しかし、メーターフードは曲線が多く、キレイに塗るには手間がかかるため十分に時間を取って再塗装することが大切です。また、キレイで見栄えのする塗装を行うには、塗料以外にも道具が必要になります。単に塗料を重ねて塗ればよいというものではありません。

1-3.業者に依頼する方法

おもしろ塗装工房では、メーターフードの塗装を請け負っています。メータ―フードを自分で再塗装する時間がない、キレイに塗れる自信がないという場合は、ぜひご依頼ください。費用は2万円台~です。

2.メーターフードを自分で再塗装する方法

この項では、メーターフードを自分で再塗装するために必要な道具や、再塗装の手順を紹介します。

2-1.メーターフードの塗装に必要な道具

メーターフードの塗装には、以下のような道具を使います。 これらの道具は、おもしろ塗装工房でも通販可能です。ぜひ、ご利用ください。なお、塗装をする場合はハケよりもスプレーガンを利用したほうがキレイに塗れます。

2-2.養生を行い、サフェーサーを吹く

サフェーサーを吹くメーターフードを取り外したら、マスキングテープで養生を行ってサフェーサーを吹きます。サフェーサーとは下地塗料のことで、これを吹きつけておくだけで、塗料のノリがよくなって仕上がりがより美しくなるでしょう。なお、全面に塗料を塗って大丈夫ならば、養生は行いません。 サフェーサーは手早く塗りましょう。塗っている間に乾燥してしまうと、最初に吹いた箇所が乾燥してしまい、最後の方に吹いている塗料ミストが付着して仕上がったときにざらつきが出てしまいます。

2-3.足付け作業

足付け作業サフェーサーが完全に乾いたら、耐水ペーパーで足付け作業を行います。耐水ペーパーをかけて細かい傷をつけておくことで、塗料のノリをよくするのです。#400くらいで大まかな凹凸を整え、その後#600のペーパーで再度研磨を行ってください。

2-4.ウレタン塗料を塗る

ウレタン塗料を塗る足付け作業が終わったら、ウレタン塗料を塗ります。目立たないところから塗り始め、最後に一番目立つ部分を吹くように心がけてください。 スプレーガンの扱いに慣れるまで、広告紙や板などで練習したのちに吹き始めましょう。コツとしては吹き始めから吹き終わるまで約5分以内、できれば1分以内で吹き終わることがベストです。途中で塗料が乾かないように手早く塗ってください。目線は吹いているものに合わせ、吹き忘れや垂れがないかを確認しながら丁寧に且つ素早く吹いていきます。重ね塗りを行う場合は塗料が完全に乾いてから行います。生乾きのまま塗り重ねると、ざらつきや色むらができる可能性があるのです。

2-5.ウレタンクリアー吹き

ウレタンクリアー吹きウレタン塗料が完全に乾いたら、ウレタンクリアーを吹きます。これを吹くことで、ツヤがでて塗料が剝離しにくくなるのです。ツヤ消しタイプもあるので、好みで使用してください。クリアーを吹く前は#1000の水ペーパーで足付けを行うか?ウレタンカラーを吹いてから1~2日以内でしたら足付けを行わなくてもクリアーの密着はよいのであまり足付けをしたくない場合はウレタンカラー吹き後1日前後でクリアーを吹いてください。 ウレタンカラー吹き後2~3日経過してしまった場合は、上記で述べたように#1000の水ペーパーで艶が消えるまで足付けをしてください。クリアーを2度吹きしたい場合は上記内容を繰り返してください。

2-6.仕上げ磨き

仕上げ磨きウレタンクリアーが完全に(自然乾燥で約7日以上)乾いたら、バフで仕上げ磨きを行います。バフは車用のコンパウンドでよいです。 #2000の水ペーパーでブツやホコリを研磨したのち、コンパウンドで磨きましょう。これで、メーターフードの再塗装は完了です。

2-7.塗装の失敗を防ぐコツ

塗料類は、手早く塗って完全に乾かしましょう。特に、夏場は塗料の乾きが早く、ざらつきが発生しやすくなります。夏場に塗装を行う場合は、5分を目安に塗り終わるようにしましょう。また、素早く仕上げる自信がないという場合は、薄め液を夏用のものに変えるなどして乾くまでの時間を長くする工夫をしてください。一方、重ね塗りや別のものを塗装する場合は、完全に乾かしてから行います。生乾きのまま重ね塗りすると剝離の原因となるので、注意しましょう。完成までに数日かけるつもりで塗装をしてください。

3.メーターフードの塗装に関するよくある質問

この項では、メーターフードの塗装に関するよくある質問を紹介します。 Q.メーターフードはどんな色でも塗り替えることができるでしょうか? A.はい。可能です。ウレタンサフェーサーを塗れば、濃い色から薄い色への塗り直しもキレイにできます。 ただし、素材が塗料に溶けてしまうようなプラスチック素材の場合は塗装はできません。 Q.塗装を行う際の服装はどんなものがおすすめですか? A.長袖長ズボンがいいでしょう。また、マスクやメガネ・ゴーグルで塗料の飛沫が口や目の中に入ることを防ぎます。髪も帽子をかぶったり、タオルを巻いたりしましょう。 Q.ウレタン塗料以外の塗料は使えませんか? A.ウレタン塗料が最もキレイに塗ることが可能です。ほかの塗料では剝離したり、対候性が悪く、また室内の温度に耐えられず塗料がネチネチしてくることがありますので、塗料はウレタン塗料を選択したほうが良いでしょう。 Q.屋内と屋外、どちらで塗装を行ったほうがいいですか? A.どちらでも構いませんが、屋内では換気に注意しましょう。小さなものなら専用の簡易ブースを使って吹くと臭いも気になりません。屋外で塗装を行う場合は、ホコリに気をつけ雨風を避けて、晴れの日を選びましょう。雨の日は湿度が高く塗料がカブリ現象(白く白濁)を起こすことがあります。 Q.メーターフードに模様をつけることはできますか? A.はい。地の部分を塗り終わったらそこを養生し、模様を入れましょう。型紙を使うとキレイに模様が描けます。

まとめ

いかがでしたか?今回はメーターフードの塗装について解説しました。道具をそろえ時間をかければ、個人でもキレイに再塗装することができます。そろえた道具はいろいろなものの塗装に使えるので、塗装に興味がある人は、ぜひ一式そろえてみてください。
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