ジッポ―ライターは、アメリカのZippo社が製造・販売している金属製のライターです。オイルを入れ替えれば半永久的に使えるので、愛用している人も多いことでしょう。しかし、長年使っているとどうしても塗装がはがれてきます。「愛用のライターを何とかしてきれいにしたい」と思っている人もいるでしょう。そこで、おすすめなのがジッポ―ライターの再塗装です。
今回は、ジッポ―ライターの再塗装の方法について解説します。
- ジッポ―ライターとはどんなもの?
- ジッポ―ライターを再塗装するメリット
- ジッポ―ライターを再塗装する方法
- おもしろ塗装工房で道具をそろえよう
- ジッポ―ライターの再塗装に関するよくある質問
この記事を読めば、金属製品にうまく塗装する方法がよく分かることでしょう。ジッポ―ライターを愛用している人は、ぜひ読んでみてくださいね。
1.ジッポ―ライターとはどんなもの?
前述したように、ジッポ―ライターとはアメリカのZippo社が製造・販売している金属製のライターです。通常の使い捨てライターとは異なり、オイルを注入して手入れをきちんとすれば半永久的に使うことができます。金属性ライターの中では手ごろな値段でラインナップも豊富なため、愛用している人も多いことでしょう。
2.ジッポ―ライターを再塗装するメリット
ジッポ―ライターの多くが、金属の色合いをいかした作りになっています。また、ライターは毎日ポケットやカバンに入れて持ち歩くという人も多いでしょう。そのため、使っているうちにどうしても傷やスレなどが目立つようになります。また、「自分好みの色に塗り替え、世界でただ1つのオリジナルライターを作りたい」という人もいるでしょう。ジッポ―ライターは、再塗装することで傷が目立ちにくくなり、世界で唯一のオリジナルライターになります。
3.ジッポ―ライターを再塗装する方法
この項では、ジッポ―ライターを再塗装する方法を紹介します。
3-1.ジッポ―ライターは、自分で再塗装できる?
ジッポ―ライターは道具さえそろえれば、自分で再塗装することが可能です。しかし、ただラッカーを吹きつければよいというわけではありません。次の項でご紹介するような道具をそろえ、時間をかけて再塗装していきましょう。また、時間がなかったりきれいに塗装する自信がなかったりする場合は、
おもしろ塗装工房などの塗装業者に依頼するのがおすすめです。
3-2.自分でジッポ―ライターを塗装する際に必要な道具
ジッポ―ライターを自分で塗装する場合、以下のような道具が必要です。
なお、剝離剤は金属に塗装がされている場合のみ用いてください。これらの塗装道具は、ホームセンターで購入することもできますが、塗装機器や塗料選択は自分で考えなければいけません。
おもしろ塗装工房では塗装機器から塗料選択・塗装方法までアドバイスしてくれますので助かりますね。おもしろ塗装工房で一式そろえれば、ZIPPO以外のいろいろなものを再塗装できるでしょう。
3-3.ジッポ―ライターの分解と下準備
はじめに、ジッポ―ライターのインサイドユニットをゆっくりと引き抜きます。インサイドユニットに塗料がつくと使えなくなるので、注意しましょう。
次に、洗浄液でジッポ―ライター外側についた手の脂などをしっかりと落とします。この作業は手袋をはめて行いましょう。また、すでに塗装されている場合、剝離剤を用いて塗料をはがします。
3-4.塗装方法
3-4-1.密着剤の吹きつけ
密着剤とは、塗料がはがれにくくするためのものです。密着剤を吹きつけた後、完全に乾かしたら塗料をスプレーガンで吹きつけていきます。金属との密着をよくする場合や、素材自体に足付けなどで傷をつけたくない場合に密着剤を使うとよいでしょう。
3-4-2.カラーリング
密着剤後はカラーリングです。
エアブラシ用で吹く場合ブラシ専用の
ウレタンカラーを使うと便利です。
ブラシ専用ウレタンカラーは主液に対して硬化剤を入れるだけでよいので小さなものをエアブラシで吹きたい場合には便利です。
3-4-3.ウレタンクリアー吹き
ウレタンクリアーは塗料を保護し、つやを出すものです。つやを出したくない場合は、
つや消しのウレタンクリアーを使いましょう。塗料の量はすべて最少量でよいです。
吹く前に、ライターに耐水ペーパーをかけ(足づけ作業)ノリを良くしてからウレタンクリアーを吹きます。ウレタンクリアーが乾いたら、最後にコンパウンドで磨けば完成です。
3-5.塗装に失敗しないために注意すること
ここまで読んでいただければお分かりいただけると思いますが、塗装はいくつもの塗料を重ね塗りする作業です。完全に乾かしてから次の行程へ進みましょう。生乾きのまま次の行程へ進んではいけません。また、ジッポ―ライターは小さいものですがハケよりもスプレーガンの方がきれいに塗ることができます。
4.おもしろ塗装工房で道具をそろえよう
前項でご紹介したように、
おもしろ塗装工房では各種塗料や各種塗装道具の通販を行っています。おもしろ塗装工房では実際リペイントなどの塗装業務をしていますので、塗装のノウハウは誰よりも経験済みです。
また失敗経験も豊富なためお客様の失敗した原因も的確にアドバイスしてくれます。また、有料でジッポ―ライターの再塗装も承っていますので、ぜひご依頼ください。「このような塗装をしたいが、どうしたらいいか」などのご相談もお気軽に問い合わせてみたらいかがでしょう。
5.ジッポ―ライターの再塗装に関するよくある質問
Q.ジッポ―ライターを複数の色で塗り分けることはできますか?
A.はい。養生テープでマスキングしたり、エアブラシ等を使ってフリーハンドで塗り分けしても面白いですね!
Q.単にラッカーを吹きつけただけでは、きれいに塗れないのはなぜですか?
A.塗料がしっかりと金属面に付着するには、密着剤などが欠かせません。そのような工程を行わずに単に色をつけただけでは、きれいな仕上がりにはならないでしょう。
またラッカ塗料は塗料自体が黄変(黄色く変色する現象)したり、溶剤に弱いためオイルを注入する際にオイルが塗装面につくと塗料が剥がれてきたりしますのでラッカでの塗装は避けたほうがよいでしょう。
Q.塗装は、屋内でも可能ですか?
A.はい。ただし、換気をしっかりと行ってください。
Q.ジッポ―ライターを1個塗装するのに何時間かかりますか?
A.塗料を乾かす時間を入れれば、2日以上はかかるでしょう。
Q.ジッポ―ライターを塗装する際の服装はどのようなものがいいですか?
A.長袖・マスク・ゴーグルを着用しましょう。塗料が目に入らないようにゴーグル・肌に付着しないように長袖・手袋を使用することをお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?今回はジッポ―ライターの再塗装について解説しました。ジッポ―ライターは小さいので初心者でもきれいに塗りやすいものです。道具を一式そろえれば、これからもいろいろなものを塗っていくことができます。