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キャリパー塗装は、手軽なカスタムの手段ですが、「ダサい」と度々話題になる時があります。なぜ、キャリパー塗装が「ダサい」と感じられてしまうのか、理由が分からずに困惑している方も多くいらっしゃるはず。

この記事では、キャリパー塗装が「ダサい」と言われる理由や、かっこよく塗装するためのコツやデザインを解説していきます。キャリパー塗装する為に必要なカラーの選択や、塗装方法を知ることができますので、ぜひ読んでみてください。

目次

1.なぜキャリパー塗装がダサいと言われるのか
 個人の価値観の違い
 ボディカラーとキャリパー塗装のバランスが取れていない
 ボディタイプに合わないカラーを選択している
 キャリパー塗装の仕上がりが悪い
2.キャリパー塗装がダサくならないためのコツ
 ボディタイプやボディカラーに合わせてキャリパー塗装する
 プロの業者にキャリパー塗装を依頼する
3.DIYでキャリパー塗装をキレイに仕上げる塗装方法
 汚れ、油分を洗浄する
 塗装しない部分に養生する
 耐熱塗料を使用して塗装する
4.キャリパー塗装後にダサく見られないための注意点
 キャリパー塗装をした後は定期的に手入れをする
 塗装が剥がれてきたら、再塗装を検討する
5.まとめ

なぜキャリパー塗装がダサいと言われるのか

キャリパー塗装の方法をインターネットで検索すると、度々「ダサい」というワードが出てきます。
なぜ、キャリパー塗装がダサいと言われるのか、理由を4つ解説していきます。

個人の価値観の違い

キャリパー塗装をダサいと思われる1つ目の理由は、個人の価値観によってダサいと思う基準が違うことです。

車をカスタマイズすることが好きではない方にとっては、カスタマイズした車を見るだけで、ダサいと感じてしまいます。

純正色のシルバーなどから、赤や黄色、黄緑など、明るいカラーのキャリパーを見ると「派手すぎる」と感じる方もいらっしゃいます。

また、大手ブレーキキャリパーメーカーを連想させる赤やオレンジなどを、純正キャリパーに使用することも、要因の一つのようです。

ボディカラーとキャリパー塗装のバランスが取れていない

キャリパー塗装をダサいと思われる2つ目の理由は、ボディカラーとキャリパー塗装のバランスが取れていないことです。

例えば、シックなボディカラーの車に、明るいカラーのキャリパー塗装を実施すると、バランスがとれず、ブレーキだけが浮いて見えてダサく感じられてしまいます。

詳しくは後述しますが、ダサく見えない様にするには、それぞれのボディカラーにあった塗料を選択することが重要です。

ボディタイプに合わないカラーを選択している

キャリパー塗装をダサいと思われる3つ目の理由は、ボディタイプに合わないカラーを選択することです。スポーツカーなどは、スポーティーさを象徴する赤などの明るいカラーが足回りにあると相性が良いですが、セダンやSUVなどのキャリパーに明るいカラーを塗装するとイメージと異なりバランスが崩れていしまいます。

キャリパー塗装の仕上がりが悪い

キャリパー塗装をダサいと思われる4つ目の理由は、キャリパー塗装の仕上がりが悪いことです。

DIYでキャリパー塗装した場合に、下地処理が不足しているなどで塗装にムラが発生してしまうと、見栄えが悪くなってしまいます。

塗装の仕上がりが悪いだけで、ダサいと感じてしまいやすくなってしまうので、キャリパー塗装の際はムラが発生しない様に慎重に作業する必要があります。
しかし、ダサいかもと感じてしまうのは自分だけで、ホイールの陰からちらりと見えるキャリパーは塗装のレベルをそこまで求めていないことのほうが多く、キャリパー自体が小さいこともあり、多少の色ムラは目立たないことのほうがほとんどです。

キャリパー塗装がダサくならないためのコツ

ここまで、キャリパー塗装がダサく見える理由を解説しましたが、ダサく見えないようにするコツもあります。2つのコツを紹介しますので、参考にしてみてください。

ボディタイプやボディカラーに合わせてキャリパー塗装する

1つ目のコツは、車種やボディカラーに合わせて、キャリパーのカラーを選択することです。

ここが1番重要で、塗料の選択を間違えてしまうと、どんなに塗装をキレイに仕上げても、ダサい印象を与えてしまいます。

下記にそれぞれの車種とボディカラーに合う塗料をピックアップしたので、ご覧になってみてください。

【車種でキャリパー塗装のカラー選択する場合】

ボディタイプキャリパー塗装におすすめの色
スポーツカースポーツカーにキャリパー塗装を施す場合、
レッドやブルーの塗料を使用するとスポーティーな印象を与えてくれます。
セダンセダンなどの高級感のある車種には、ブラックなどがシックな印象を持たせ、
シルバーはエレガントな印象を持たせてくれます。
SUVレッドはスポーティーな印象に、
ブラックやガンメタリックは力強いイメージになります。
コンパクトカーレッドやブルーの塗料を使用するとスポーティーな印象にしてくれます。

【ボディカラーでキャリパー塗装のカラーを選択する場合】

ボディカラーキャリパー塗装におすすめの色
ブラック・レッドはスポーティに
・ゴールドは高級感を演出
・シルバーは落ち着いた印象に
ホワイト・レッドは目立ちやすくスポーティーに
・ブルーはさわやかかつスポーティーに
・ブラックはシックな印象に
シルバー・レッドとの組み合わせは人気で、スポーティーな印象に
・ブルーはスタイリッシュな印象に
・イエローは相性が良く、個性的な印象に
レッド・ブラックはクールな印象に
・シルバーは控えめな高級感を演出
ブルー・レッドは定番の組み合わせでスポーティーな印象に
・イエローは個性的な印象に
・ブラックはクールな印象に
ガンメタリック・ゴールドは高級感を演出
・レッドは相性が良く、スポーティーな印象に
・ブルーはさわやかかつスポーティーに

このように、車種やボディカラーに合わせて塗料を選択することでかっこよく仕上げることが可能です。

プロの業者にキャリパー塗装を依頼する

2つ目のコツは、プロの業者にキャリパー塗装を依頼することです。DIYよりも費用は高額になってしまいますが、プロに頼めばキャリパー塗装のカラーの選択も相談できますし、仕上がりが失敗してしまうリスクもありません。予算に余裕がある方は、初めからプロに相談するのもおすすめの手段です。

DIYでキャリパー塗装をキレイに仕上げる塗装方法

キャリパー塗装をプロの業者に依頼できない方は、DIYを選択することになります。DIYでダサくならずに、キレイに仕上げる方法を紹介しますので、参考にしてみてください。

汚れ、油分を洗浄する

キャリパーには、ブレーキダストや鉄粉、油分が多く付着しているため、塗料がしっかり付着する様に洗浄が必要になります。

洗浄方法は、ワイヤーブラシ等で磨きつつ、パーツクリーナーで洗浄すれば、汚れをキレイに落とせます。

汚れや油分が残っていると塗料のノリが悪くなり、塗料が弾いたりしてしまうので、まずはしっかりと洗浄(脱脂)を丁寧に行いましょう。

塗装しない部分に養生する

キャリパー周辺の塗装しない箇所については、マスキングテープやシートなどで養生し、余分な塗料が付着しない様にします。

塗装しない箇所にも塗料が付着してしまうと、塗料を取り除くのに手間やコストがかかりますので、念入りに養生しましょう。
養生した後に塗装に入りますが、塗料を完全に乾燥させてしまうと塗料とマキングテープとの境に段差がはっきりできてしまうので、塗装後はすぐにマスキングテープは剥がしたほうが段差が目立たなくなります。

耐熱塗料を使用して塗装する

キャリパーは高温になるので、通常の塗料ではなく、耐熱塗料での塗装が必要です。通常の塗料を使用すると、高温に耐えられずに、変色したり、塗料が焦げてしまったり、塗膜の劣化に繋がりますので専用の耐熱塗料を選択すのが良いでしょう。

塗装の際は刷毛を用意し、1~2回に分けて塗装していきます。メーカー指定の薄め液で適量希釈し、まずは一度塗りしてみましょう。素材が透けたりした場合は少し時間をおいて改めて重ね塗りするとよいでしょう。
重ね塗りの間隔は、塗料の種類や気候によって変動しますが、おおむね1~2時間程度です。
早い段階で重ね塗りすると刷毛に1回目の塗料が絡んでしまう為、2回目の塗りはスピーディーに塗ることをお勧めします。
※スプレーガンのでの重ね塗りの場合は10~20分程度でよいでしょう。

〜おすすめの記事〜
【塗装のプロが解説】DIYでブレーキキャリパーを耐熱塗料で塗装する方法は?
ブレーキキャリパー塗装におすすめ耐熱塗料を実際の評判を合わせて紹介!

キャリパー塗装後にダサく見られないための注意点

キャリパー塗装をキレイに仕上げたとしても、メンテナンスを怠ればダサく見えてしまいます。
ダサく見られないために、注意点を紹介していきます。

キャリパー塗装をした後は定期的に手入れをする

キャリパー塗装した後は、定期的に手入れをすることが大切です。走行を重ねていくと、ブレーキダストや油分がキャリパーに付着してしまい、見栄えが悪くなっていきます。

特に明るい色は汚れが目立ちやすいので、こまめに汚れをチェックし、キレイに保つように努めましょう。

塗装が剥がれてきたら、再塗装を検討する

どんなに手入れをしても、塗装の劣化は避けられません。塗膜の劣化や塗装が剥がれた状態を放置すれば、見栄えが悪くなり、ダサい印象を与えてしまいます。塗装が剥がれてきた場合には、再塗装することで綺麗保つことができます。

まとめ|

キャリパー塗装が「ダサい」思われてしまう理由は4つあり、

  • 個人の価値観の違い
  • ボディカラーとキャリパー塗装のバランスが取れていない
  • 車種に合わないカラーの選択
  • キャリパーの仕上がり不良

これらが原因で、キャリパー塗装してもダサい印象を与えてしまう可能性があります。

しかし、個人の価値観を除いては、車種ごとに合う塗料の選択や、バランスの取れるカラーを選択すれば、改善が可能です。

まずは、自分の愛車の特徴をよく理解し、慎重にキャリパー塗装のカラーを選択していきましょう。

仕上がりを良くするための塗装方法も重要ですので、この記事を読み返して、かっこいいキャリパー塗装を実現できることを願っています。

おもしろ塗装工房では耐熱塗料(全15色)のカラーバリエーションをそろえております。
塗装方法のアドバイスも行っておりますのでお気軽にお問合せくださいませ。


「自分で車の塗装をやるべきか、それとも業者に頼むべきか悩んでいます。できれば費用を抑えたいけれど、DIYでもきれいに仕上がるのか不安です…」そんな悩みをお持ちではないでしょうか?

実は、DIYと業者依頼にはそれぞれのメリットがあり、予算や仕上がりの希望によって最適な選択が変わります。

この記事では、DIYと業者依頼の費用や仕上がりを比較し、5万円から始められる車の塗装プランについて詳しく解説します。

目次

1.自動車の塗装費用|DIYと業者依頼の違い?見極めるポイント
 1-1:【DIY vs 業者依頼】のメリット・デメリット
 1-2:自分に合った選択をするためのポイント
2.自動車のDIY塗装に必要な費用について
 2-1:DIY塗装に必要な道具と費用の内訳
 2-2:DIY塗装のメリットと成功されるコツ
 2-3:DIY塗装の注意点とデメリット
3.自動車の塗装業者の選び方|料金表でわかるプラン別の費用
 3-1:業者依頼の塗装費用相場
 3-2:業者選びのポイントと信頼できる業者の見極め方
 3-3:部分塗装と全塗装の違い
4.【予算:5万円】おすすめの塗装プランと予算別の比較
 4-1:5万円以内でできる塗装プランとその内容
 4-2:コスパ良く塗装するためのポイント
 4-3:予算別のおすすめプラン比較
5.まとめ

自動車の塗装費用|DIYと業者依頼の違い?見極めるポイント

車の塗装を新しくするのはワクワクする一方で、悩ましい選択でもあります。DIYで節約しつつ自分らしい塗装に仕上げるか、プロに依頼して安心のクオリティを求めるか。ここでは、費用や仕上がりの理想に合わせてどちらを選ぶのが良いか、分かりやすくご案内します。

【DIY vs 業者依頼】のメリット・デメリット

DIYでの車の塗装は、コストを安く抑えられるため、節約派の方にはとても魅力的です。ホームセンターやネットで道具を揃えれば、普段の予定に合わせて塗装するができるだけでなく、完成後の「自分で仕上げた!」という達成感はひとしおです。

ただし、塗装にはコツがいるため、慣れないうちはムラになったり、色味が思った通りにならなかったりと、少しの根気が必要です。初めは練習を重ねてから本番に挑むと、満足度の高い仕上がりが期待できるでしょう。

一方、プロの業者に依頼する場合は、やはり仕上がりの美しさや耐久性の良さに期待が持てます。特に、細かな傷や凹みの処理まで丁寧に行ってくれるため、「やっぱりプロに頼んで正解!」と思える仕上がりです。

しかし、業者の選び方によっては見積もりが高額になってしまうこともあり、慎重に検討する必要があります。さらに、カラーバリエーションやデザインの自由度がDIYに比べて限られることもあるので、好みやこだわりがある方は事前に塗装できるのか確認しておくと安心です。

自分に合った選択をするためのポイント

どちらが自分に合っているかを決めるには、まず「どれくらいの費用で、どの程度の仕上がりを目指すか」を考えると選びやすくなります。

DIYなら、お財布に優しく自由にデザインできる楽しさがありますが、手間と時間が少しかかります。一方、プロに頼むと手間いらずで美しい仕上がりが期待できますが、やはり費用が気になるところです。

どちらもそれぞれに良さがあるので、自分の理想と予算を照らし合わせながら、自分に合った方法を選んでみましょう。

自動車のDIY塗装に必要な費用について

DIYで車の塗装をする場合、最初に必要な道具や塗料を揃えることがポイントです。必要な準備をしっかり行えば、理想の仕上がりに近づけることができます。ここでは、DIY塗装に必要な道具や費用、そしてメリットとデメリットについて詳しく解説していきます。

DIY塗装に必要な道具と費用の内訳

DIY塗装に挑戦する際、以下の道具が必要となります。それぞれの費用相場も一緒にご紹介しますので、準備の参考にしてください。

道具説明費用相場
スプレーガン均一に塗装するための必需品です。約5,000〜15,000円
コンプレッサースプレーガンに空気を送り込む装置約20,000〜130,000円
塗料カラー選びで個性を表現できます約2,000〜10,000円
マスキングテープ塗らない部分を保護するための道具約200〜500円
サンドペーパー塗装前の表面を整える道具約100〜500円
防毒マスク塗料の匂いから体を守るための必需品約1,000〜2,000円

このように、一通りの道具を揃えると合計で2〜3万円ほどかかります。一見高く感じるかもしれませんが、これらの道具は何度も使えるため、長い目で見ればコストパフォーマンスが良く、工賃も不要です。

DIY塗装のメリットと成功させるコツ

DIY塗装の大きなメリットは、費用を抑えつつも自分好みの仕上がりにできるところです。色の選択からデザインのアレンジまで、自由度が高いため、唯一無二の愛車に仕上げることが可能です。自分で手をかけた車に対する愛着もひとしおで、完成後には達成感も味わえます。
また、車だけではなく自転車やオートバイ、ヘルメットなど車以外の塗装も楽しむことができるのは
塗装の楽しみだと思います。

成功のためのコツは、「事前準備」と「練習」です。塗装前にサンドペーパーで表面を整え、練習用のパネルなどでスプレー操作に慣れると、本番でもムラができにくくなります。また、塗装する場所は風通しが良く、塗料が乾燥しやすい日を選ぶことで、理想の仕上がりに近づけることができます。

DIY塗装の注意点とデメリット

DIY塗装には自由度がある一方で、いくつかの注意点もあります。初心者の場合、塗装が均一に仕上がらないことがあり、特に曲面や細部の塗装はムラになりやすいため、時間と根気が求められます。また、塗料には、シンナーなどの強い匂いもあるため、作業中は防毒マスクを着用し、風通しの良い場所で行うことが重要です。

DIYは慣れるまでに試行錯誤が必要ですが、徐々にスキルを磨いていけば、完成度の高い仕上がりも実現可能です。少しずつ経験を積みながら、自分のペースで挑戦してみましょう。

自動車の塗装業者の選び方|料金表でわかるプラン別の費用

業者に車の塗装を依頼すると、DIYに比べて手間が省け、プロの技術で美しい仕上がりが期待できます。しかし、費用は業者によって異なるため、選び方がとても重要です。ここでは、料金の目安や信頼できる業者を見極めるポイントについて解説します。

業者依頼の塗装費用相場

業者依頼の塗装費用は、部分的な塗装か全体的な塗装かによって大きく異なります。また、使用する塗料や車のサイズも費用に影響します。以下に、一般的な料金相場をまとめましたので、予算を検討する際の参考にしてください。

塗装タイプ内容費用相場
部分塗装ドアやバンパーなど一部分の塗装約3万円〜7万円
全体塗装車全体のカラーを変更約20万円〜50万円
カスタム塗装特殊カラーやデザイン塗装約15万円〜
※あくまでも、一般的な塗装費用相場となります。(実際の見積金額は施工業者によって異なります)

業者依頼では、プロが高品質の塗料や設備を使用するため、塗膜の耐久性や色持ちが良い点が魅力です。価格はDIYに比べて高めですが、施工後すぐに完成度の高い状態で仕上がるため、時間を節約したい人や安定したクオリティを求める方におすすめです。

業者選びのポイントと信頼できる業者の見極め方

業者を選ぶ際に重要なのは、料金だけでなく、信頼性や評判もチェックすることです。まず、口コミやレビューを確認し、過去の顧客の評価が良い業者を選ぶと安心です。

次に、見積もりを複数の業者から取り、料金やサービス内容を比較することで、適正な価格を把握できます。また、技術力の確認も大切です。実際に施工した車の写真や事例を見せてもらい、自分の希望する仕上がりに合うか確認すると良いでしょう。

さらに、アフターケアがしっかりしている業者なら、施工後のメンテナンスも安心して任せられます。

部分塗装と全塗装の違い

上記の表にもある通り、業者に依頼する塗装には、「部分塗装」と「全塗装」の選択肢があります。部分塗装は、ドアやバンパーなど、特定の箇所に傷や色褪せがある場合に適しており、比較的安価で済むことが多いです。

一方、全塗装は車全体のカラーをリフレッシュしたい場合に選ばれ、車の印象をガラリと変えられるため、イメージチェンジにも最適です。ただし、費用が高額になりやすいため、予算に応じて計画的に進めることが大切です。

【予算:5万円】おすすめの塗装プランと予算別の比較

自動車の塗装にかかる費用は、プランや作業範囲によって異なりますが、5万円程度からできるお手軽なプランもあります。ここでは、予算に合わせた塗装プランやコストを抑えるためのポイントについてご紹介します。

5万円以内でできる塗装プランとその内容

5万円以内で可能な塗装には、傷がつきやすいドアやバンパーの部分塗装が主な選択肢です。部分塗装は、前のセッションで紹介した全体塗装やカスタム塗装よりも費用を抑えやすく、気になる部分だけを補修できるため、手軽に外観の印象をリフレッシュできます。

塗装箇所費用相場
ドアバンパーなどの小さな傷や色褪せを修復する場合約1万円〜3万円

例えば、ドアやバンパーなどの小さな傷や色褪せを修復する場合、約1万円〜3万円ほどでの施工が可能です。業者によっては初めての方向けのお試しプランを提供していることもあり、低予算でも利用しやすいのが魅力です。

全体のイメージをガラリと変えるほどではないものの、傷や古びた箇所をピンポイントで直すことで、清潔感のある仕上がりを実現できます。

コスパ良く塗装するためのポイント

コストを抑えながらも満足度の高い塗装を行うためには、いくつかのポイントを押さえておくと良いでしょう。まず、複数の業者から見積もりを取り、価格とサービス内容を比較することで、お得なプランを見つけやすくなります。

また、部分的な傷や色褪せが目立つ場合には、全体塗装ではなく部分塗装で済ませることで費用が大幅に削減できます。

さらに、オフシーズンに依頼することで、割引が適用されるケースもあります。定期的にメンテナンスを行い、日頃から塗装の劣化を防ぐことも長持ちさせる秘訣です。適切なケアで塗装を美しく保つことで、結果的に費用を抑えられるでしょう。

予算別のおすすめプラン比較

こちらの表では、前述した料金表とは異なり、特に「予算ごと」におすすめのプランを比較しています。

予算おすすめプラン内容
〜5万円部分塗装ドアやバンパーの傷や色褪せ補修
5万〜10万円部分塗装+クリアコート傷補修+塗装の艶出し保護
10万〜20万円全体塗装(シンプルカラー)車全体のシンプルなカラー変更
20万〜30万円以上カスタム全体塗装カラー変更+特殊塗装やデザインも対応
※あくまでも、一般的な塗装費用相場となります。(実際の見積金額は施工業者によって異なります)

この表を参考にすれば、「限られた予算で少しだけ外観を良くしたい」方から「イメージチェンジしたい」方まで、幅広いニーズに対応できるプランを見つけやすくなります。低予算でも、部分的な補修やメンテナンスで満足度の高い仕上がりが目指せます。

まとめ|

車の塗装はDIYで手軽に行う方法と、業者に依頼して確実に仕上げてもらう方法がありますが、それぞれにメリットと注意点があるため、慎重に選ぶことが大切です。予算、時間、仕上がりの希望に合わせて、最適な方法を選びましょう。

DIYの場合、塗装に必要な道具を揃えたり、練習を積んだりすることで、自分の理想に近づけられる自由さが魅力です。最初のうちは少し手間がかかりますが、専門業者に塗料の扱い方を聞いたり、問い合わせてみるもの良いでしょう。DIYは費用を抑えられ、塗り直しも気軽にできるため、自分らしさを表現したり手間暇をかけて工程を楽しむ方にはぴったりでしょう。

一方で、プロに依頼する場合は、時間を節約しつつ高品質な仕上がりが期待できます。ただし、予算に余裕が必要な点や、仕上がりに関する希望が多い場合には事前に細かく業者と打ち合わせすることが重要です。信頼できる業者を選び、しっかりと相談することで、満足度の高い塗装を実現できます。

このように、自分の予算と目的を明確にして、DIYと業者依頼を上手に使い分ければ、愛車の外観を長く美しく保つことができます。塗装選びを失敗しないためのポイントを押さえて、理想の仕上がりを目指しましょう。

おもしろ塗装工房ではDIYでの塗料選びや塗装方法をアドバイスいたしますので
お気軽にお問合せくださいませ。


ケイムラ塗料は、釣り道具のルアーを手軽にカスタマイズする方法として、釣り人に広く知れ渡っています。しかし、釣り経験の浅い方は、ケイムラ塗料の名前は知っていても、どんな塗料なのか分からない方もいらっしゃると思います。

「ケイムラ塗料の特徴は何?」「ケイムラ塗料の塗装方法を知りたい」

上記の悩みを解決するためにこの記事では、ケイムラ塗料の特徴やメリット、塗装方法を解説していきます。

この記事を読めば、ケイムラ塗料の特徴について知ることができ、塗装もできるようになります。ケイムラ塗料の購入を検討している方は、ぜひ読んでみてください。

目次

1.ケイムラ(ブラックライト発光)塗料とは?
2.ケイムラ塗料のメリット

 2-1:視認性の向上
 2-2:あらゆる環境で使用可能
 2-3:ルアーなど塗装物の保護
3.ケイムラ塗料と混合可能なクリアー塗料
 3-1:ラッカークリアー塗料
 3-2:1液ウレタンクリアー塗料
 3-3:2液ウレタンクリアー塗料
4.ケイムラ塗料の塗装手順
5.ケイムラ塗料は劣化すると発光が悪くなる
6.まとめ|

ケイムラ(ブラックライト発光)塗料とは?

ケイムラ塗料とは、紫外線やブラックライト(UVライト)を当てると蛍光色に発光する不思議な塗料で、暗いBARの壁に絵が描かれていたり、釣り道具のルアーなどに良く用いられます。

ルアーの場合、水中などの光が届かない所でも、紫外線さえ届けば発光するので、魚にルアーの位置を知らせることができます。

発光する色もブルーやグリーン・レッドなど数種類あるため、状況に応じて色の塗り分けが可能です。

ケイムラ塗料のメリット

ケイムラ塗料を塗装することで得られるメリットは複数あるのですが、主なメリットを3つ解説します。

視認性の向上

ケイムラ塗料は視認性を向上させるのに、非常に役に立ちます。

特に水中の深い所までルアーを沈めると、光はほとんど届かないため、通常のルアーでは魚が見つけにくくなってしまいます。

しかし、紫外線は水中でも届くので、ケイムラ塗料を塗ったルアーを利用すれば、光の届かない深い所までルアーを沈めても発光し、魚にアピールできる確率があがるため、魚が釣れる確率を高めてくれるのがメリットです。

あらゆる環境で使用可能

ケイムラ塗料は、屋外だけでなく川や海などでも使用可能で、気候も関係なく通年使用可能です。

紫外線さえあれば気候に影響を受けることなく発光してくれるので、季節に関係なく釣りをされる方にもおすすめな塗料です。

ルアーなど塗装物の保護

ケイムラ塗料は、ルアーを発光させる以外に塗装物の表面を守る役割もあります。

ケイムラ塗料は表面に塗膜を作りますので、ルアー本体を傷や汚れから守ったり、紫外線や塩水にさらされるのを防ぐため、ルアーを長持ちさせることが可能です。

さらに、後述するクリアー塗料と混合することで、塗膜の強度が増すため、長期間に渡って効果を持続させられるようになります。

ケイムラ塗料と混合可能なクリアー塗料

ケイムラ塗料を長持ちさせるためには、クリアー塗料と混合させることが不可欠です。

しかし、適切なクリアー塗料を混合させないと効果が薄くなってしまうので、代表的なクリアー塗料を3つ紹介します。必要に応じてクリアー塗料を使い分けてみてください。

ラッカークリアー塗料

ラッカークリアー塗料は、塗料が乾くのが早いため、作業効率性が向上します。ウレタンクリアー塗料に比べると、塗膜の耐久力は劣りますが、塗膜はしっかり形成してくれるので、ルアーを傷から守ってくれます。

ラッカークリアー塗料は、比較的取り扱いやすいので、初心者でも塗装しやすいのがメリットです。

1液ウレタンクリアー塗料

1液ウレタンクリアー塗料は、主剤と硬化剤が最初から混ざっているのが特徴です。

ラッカークリアー塗料よりも強固な塗膜を形成してくれるので、長期にわたってルアーを保護してくれます。

2液ウレタンクリアー塗料よりも塗料を作成する工程が少ないので、取り扱いやすいのもポイントです。

2液ウレタンクリアー塗料

2液ウレタンクリアー塗料は、自分で主剤と硬化剤を混合して塗料を作成します。3つの塗料の中で、取り扱いの難易度がもっとも高いですが、耐溶剤性・耐候性なども強く、1番強固な塗膜を形成し、紫外線や塩水からしっかり守ってくれます。

ケイムラ塗料の持続力を高めたいのであれば、2液ウレタンクリアーはもっともおすすめです。

ケイムラ塗料の塗装手順

ここからは、ケイムラ塗料の塗装手順を解説します。塗料の混合方法から、塗装まで説明しますので、参考にしてみて下さい。

ケイムラ塗料とクリアー塗料を混合する

塗装の前に、塗料を混ぜる工程から始めます。ケイムラ塗料、クリアー塗料、希釈剤を用意し、2液ウレタンクリアーを使用する場合は硬化剤も準備してください。

ケイムラ塗料は、1%~7%程度の割合でクリアー塗料に添加し使用します。

特に2液ウレタン塗料の場合は、希釈剤の他に硬化剤も混ぜる必要がある分、難易度があがりますので、説明書をよく読んで正確に希釈するようにしましょう。

刷毛又はエアブラシで塗装する

塗料を混ぜ終わりましたら、刷毛又はエアブラシで塗装します。

【刷毛塗りの場合】

刷毛で塗装する場合、塗り残しがないように塗っていきますが、ルアーは小さく、手で掴んで塗装しようとすると塗りづらいので工夫が必要です。
刷毛ムラにならないよう、刷毛を寝かせながら塗るのがコツです。

一つの方法として、ルアーのアイの部分をフォーセップで掴んで塗ると作業しやすくなります。

部分的に塗装したい場合、塗料を付けたくない場所にマスキングテープを貼れば、部分的に塗装可能なので必要に応じてマスキングテープを使用してください。

【エアブラシで塗装する場合】

エアブラシで塗装する時は、吹きムラが発生しないように数回に分けて塗料を吹き付けていきます。

ルアーを置いて塗装する場合は、片側を塗装した後、塗料が乾燥するまで待ち、ルアーをひっくり返してもう片方を塗装します。

もしルアーを吊るせる場所があれば、吊るして作業すればいっぺんに塗装できるのでおすすめです。

刷毛と同様に、塗装したくない部分があれば、マスキングテープを予め貼っておきましょう。

ケイムラ塗料は劣化すると発光が悪くなる

ケイムラ塗料は、紫外線で蛍光色を発光しますが、その効果は永久ではありません。

紫外線で発光すると同時に、紫外線によって劣化したり、塩水によって発光効力が徐々に低下していきます。

使用する塗料によって効果が持続する期間は違うため、定期的にしっかり発光しているか確認した方がいいでしょう。

確認する方法は簡単で、部屋を暗くしてUVライトでルアーを照らして発光するか確認します。

UVライトで照らしても発光が鈍くなっているようであれば、ケイムラ塗料が劣化している証拠ですので、再塗装を実施しましょう。

まとめ|

いかがでしたでしょうか?
ケイムラ塗料は、紫外線で発光する特性を持っており、暗い水中に魚釣り用のルアーを沈めても視認性が向上しますので、魚がルアーを見つけやすくなります。

ケイムラ塗料を使用する際に、クリアー塗料と混ぜて塗装しますが、

上記3つの塗料の中から自分にあった塗料を使用してください。

ケイムラ塗料の発光力は永久ではありませんので、UVライトで発光力を定期的にチェックしましょう。ぜひ一度、ルアーにケイムラ塗料を塗装して、釣りを楽しんでみてください。

詳しい使い方、塗り方に関してはHP ケイムラ塗料ページを一読ください。
その他不明な点はおもしろ塗装工房までお問い合わせください。


「使っているテーブルが古くなってきたけど、業者に頼んだり、新しく買い直すのは高い」
「DIYって難しそうで、自分に出来るかわからない」そんなあなたは必見です。

家にある古くなったテーブルなどにウレタン塗装を行うことで、あなただけの力で新品同様生まれ変わらせることができます!

この記事では、ウッド(無垢)テーブルへウレタン塗装を行う際の、実際の手順やおすすめの塗料について紹介していきます。あなた自身が塗ったテーブルを長く使って、日々の生活に彩りを与えてみてはいかがでしょうか?

目次

1.テーブルのウレタン塗装に必要なものは?
 1-1:必要な材料一覧
 1-2:おすすめの塗料
2.【How to】テーブルのウレタン塗装の進め方
 2-1:テーブルの塗装を剥がす
 2-2:テーブルにウレタン塗装を行う
 2-3:ウレタン塗料を十分に乾燥させる
 2-4:ウレタン塗料の凹凸をなくすため研磨する
 2-5:「塗装→乾燥→研磨」を3回ほど繰り返す
3.ウレタン塗装のポイントと注意点
 3-1:マスクと換気を忘れずに!
 3-2:養生を準備する
 3-3:素早く一筆書きで塗ることを意識する
4.定期的なメンテナンスで美しい仕上がりを保とう
5.まとめ

テーブルのウレタン塗装に必要なものは?

それではまず、テーブルのウレタン塗装に必要なものを確認していきましょう。
これから紹介するものは、材料を全て揃えても数千円前後に収まりますのでご安心ください。

テーブルを買い直すよりも圧倒的に安いのが、テーブルをウレタン塗装するメリットと言えるでしょう。

必要な材料一覧

  • ウレタン塗料(トップコートのみでも良い)
  • やすり(#120前後、#320~#400、#600前後の3種類)
  • コテ刷毛or刷毛(※テーブルに凸凹が無ければコテ刷毛、ある場合は刷毛を推奨します)
  • トレイorカップ(※水性ウレタンを入れることが出来ればOKです)
  • マスカー(※養生テープでも可)
  • 机を拭くタオル
  • マスク

やすりは、以降の塗装手順でご紹介する①テーブルの塗装を剥がす(#120前後、#320~#400)、②刷毛を塗った後に仕上げる(#600前後)と使用用途によって番手が大きく分かれています。今回は初心者の方向けということもあり、3種類の番手を記載しました。

より仕上げにこだわりたい方は、番手の種類を増して研磨の回数を増やすと、仕上がりがさらに綺麗になるので調整してみて下さい。

また、DIYをもっと極めていきたいという方は、ベルトサンダーという研磨機を購入して使ってみるのもオススメです。

テーブルに特に凹凸がない場合、通常のローラーよりも、コテ刷毛などの使用をおすすめします。コテ刷毛の方が均一に広い面を塗ることが出来るためです。

ただし、凸凹のあるテーブルの場合は、均一にニスを塗ることが出来ないため、通常の毛先の柔らかい油性刷毛の使用をおすすめします。ご自身がお持ちのテーブルに合わせて、用意する刷毛を選んでみてください。

おすすめの塗料

今回は、古くなったテーブルをピカピカに生まれ変わらせる想定をしているため、ウレタン塗料を採用しています。

ウレタン塗料は、木材によく使用される水性ニスと比べて保護する力が強く、キズ、油分、熱にも強いのでより家具に適した塗料と言えるでしょう。また、食品衛生法に適した塗料であれば、お皿などの食器に使うこともできます。

ウレタン塗料の選び方のポイントは、下記の2つです。

①つや有りタイプかつや無しタイプか

光沢を出したい場合はつや有り、木の質感そのものを重視したい場合はつや無しのものを選んでください。
艶ありの場合のメリット・デメリット
メリット :高級感のある仕上がりになる
デメリット:下地処理が大変(細かな番手での研磨が必要になったり、下地の凸凹をしっかりと平らにす  る必要がある
つや無し(つや消し)の場合のメリット・デメリット
メリット :しっとりとした仕上がりで本来の木質の持っている上品な仕上がりになる
      下地処理が楽
デメリット:刷毛塗りの場合つやムラがでやすい

②透明(木目を生かす)か色有り(塗りつぶし)か

木の質感や本来の色を重視したい場合は透明、自分好みの色に仕上げたい場合は色有りを選んでください。「どれを選べばいいか分からない」という方は、DIYでよく使われる、透明つや有りのウレタン塗料を選んでみましょう!

また、「アンティークテーブルのような渋みを出したい!」という方がいれば、ウレタン塗装ではなくラッカー塗装も検討してみてください。

ただし、ラッカー塗装の注意点として、

  • 傷がついいたり、熱に弱く、塗装が剥げた際の補修が難しい
  • 水分に弱くシミになりやすい

上記のような特徴があり、ウレタン塗装よりも作業やメンテナンスの難易度が高い点に注意しましょう。

【How to】テーブルのウレタン塗装の進め方

材料を揃えたら、いよいよ作業の開始です。
作業時間は、塗料の乾燥時間にもよりますが、おおよそ5時間~3日前後を必要となります。

少し時間はかかりますが、1回の作業であなたの古くなったテーブルを、生まれ変わらせることができます!

テーブルの塗装を剥がす

まずは、用意した#120前後の紙やすりを使用して、テーブルの古い塗料を剥がしていきましょう。
手掛けの場合時間が掛かるのでミニサンダーなどを使って研磨すると作業が楽に進みます。

テーブルの端から、木目に沿うようにやすりがけを行うのがポイントです。反対方向からやすりがけをしてしまうと、仕上がりが綺麗にならないので注意してください。

塗料が十分に剥がれたら、#320~#400の紙やすりで、テーブルの面全体を整えていきます。

面全体が均一になったら、テーブルをタオルで拭いて研磨粉を綺麗に拭き取りしましょう。

以上で、下地の準備は完了です。

テーブルにウレタン塗装を行う

テーブルの下地を整えることができたら、いよいよ塗装です。
用意したカップに塗料を入れ、刷毛で塗料を付けていきましょう。

十分に刷毛へ塗料が付いたら、テーブルへ一筆書きで均等に塗っていきます。
※塗り方は必ず木目に沿って塗る事

ウレタン塗料を十分に乾燥させる

塗り終えたら、90分ほど指触乾燥の時間を取りましょう。

塗料や塗装時期にによっては、目安の乾燥時間が若干違うケースもあるため、塗料のパッケージに書かれている乾燥時間をチェックしてみてください。

乾燥させる際に、塗ったテーブルは、直射日光の当たらない位置で乾燥させるようにしましょう。
直射日光に当てると木の導管から息をしたがるため、気泡がでて塗膜面が泡だらけになります。
また均一に塗ったように見えていても、直射日光を当ててしまうと塗りムラが出る恐れがあります。

刷毛はそのまま放置していると固まってしまうため、乾燥させている間に刷毛をしっかりと溶剤(ウレタン薄め液)にて洗っておきましょう。

ウレタン塗料の凹凸を無くすため研磨する

乾燥が十分(1~2日)に終わったら、#600前後のやすりでテーブルを研磨していきます。この際、力を入れすぎないことを意識してください。力を入れすぎると、せっかく塗ったニスが剥がれてしまう恐れがあります。優しく研磨することを意識するようにしましょう。

「塗装→乾燥→研磨」を2~3回ほど繰り返す

テーブルの研磨が終わったら、タオルで机の木くずやゴミを綺麗にしましょう。

以上の流れが、1セットです。
この「塗装→乾燥→研磨」のセットを3セット繰り返してみてください。見違えるようにテーブルが綺麗になります。これでテーブルのウレタン塗装作業は完了です!

ウレタン塗装のポイントと注意点

テーブルのウレタン塗装には、何点か注意点があります。注意点を守らなかった場合、健康被害を及ぼす、近くの家具が汚れる、塗装が上手くいかない等の恐れも出てきます。

キーワードは「マスクと換気」、「養生」、「一筆書き」です。

せっかく長い時間をかけて作業をするのであれば、注意点をしっかり守って、完璧な仕上がりを目指してみてください。

マスクと換気を忘れずに!

塗料や、やすり掛け後の粉塵を吸わないよう、マスクの着用と換気は忘れずに行いましょう。特に、研磨作業時には、木の粉塵は大量に出てくるため、マスクを必ず着用してください。

自身の手や服に塗料が付くのが気になる方は、軍手やビニール手袋、汚れても良い服を準備するようにしましょう。

また、屋外で作業も可能ですが、テーブルに直射日光が当たらないようにしてください。直射日光が当たってしまうと、塗りムラ・気泡が出る恐れがあります。

養生を準備する

テーブルの周辺に誤って塗料が付かないよう、養生を貼っておきましょう。養生を準備していないと、床や近くの家具に塗料がついてしまう恐れがあります。

材料一覧では、マスカーもしくは養生テープを記載しましたが、可能であればマスカーの利用をおすすめします。マスカーであれば、簡単に広範囲の保護ができ、今後のメンテナンスの際にも使用ができるためです。

200円程度で購入ができる商品のため、まだ持っておらずDIYに興味がある方は、マスカーの購入をおすすめします。

素早く一筆書きで塗ることを意識する

何度も重ね塗りをしてしまうと、ハケの跡がテーブルに残ってしまうおそれがあります。素早く一筆書きで全体にウレタン塗料を塗ることを意識しましょう。
目安は1800mm×900mmのテーブルで約5分以内

もし一筆書きで全て塗れなかった場合は、できるだけ早く重ね塗りするようにしてください。すでに乾燥した場所に重ね塗りをすると、余計に塗りムラが目立ちます。

なお、ハケの代わりにローラーを使うことはおすすめしません。ローラーの場合は気泡が生まれやすく、仕上がりが綺麗にならないケースが多いためです。

定期的なメンテナンスで美しい仕上がりを保とう

自分好みに仕上げたテーブルが完成したら、それで終わりではありません。定期的にメンテナンスを実施することで美しい仕上がりを長く保つことができます。

可能であれば毎日掃除をするのが理想ですが、少なくとも汚れが目立ったタイミングでは掃除をするようにしましょう。塗装が剥がれてきたら、もう一度同じ工程を繰り返してみてください。

また、気分を変えたい時は、ウレタン塗料の種類を変えることもおすすめです。色なしのウレタン塗料を使っている場合は、色ありの塗料を試すなど、塗料の種類を変えるだけで仕上がりが大幅に変わります。ウレタン塗料を変える際は、しっかり古い塗装を剥がすよう気を付けてください。

長く使っていると愛着もより湧いてくるため、定期的なメンテナンスを通して、自身のテーブルを長持ちさせましょう!

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、『古いテーブルをウレタン塗装で新品同様に生まれ変わらせる方法』について紹介してきました。

「思ったより難しくなさそう」
「これなら自分でもできる」と思った方も多いのではないでしょうか?

この記事で紹介した、古くなった家具を塗装して綺麗にする作業は、通称『リペイント』と呼ばれています。本来は塗装のプロが行うことの多い『リペイント』ですが、こちらの記事を読めば誰でもご自身のテーブルを、プロのように生まれ変わらせることが出来ます。

また、自身で塗装を行ったテーブルには、自ずと愛着が湧いてくるものです。この記事を参考にして、ぜひ世界に一つだけ、自分だけのテーブルを作り上げてみてください!


木材を使用した家具や食器は、傷がつきやすく、カビの原因となったり見た目が悪くなったりと使用期間が長くなるにつれて汚く見えてしまうものです。

しかし、ウレタン塗装が施された木材は、生活の中で自然とついてしまう傷から守ってくれ、カビや汚れが付着する原因を取り除いてくれます。

そんな、木材を塗装する際、選択肢の一つとしてウレタン塗装という方法がありますが、
実際のところは、以下のような疑問が浮かんでくると思います。
「ウレタン塗装って具体的にどういう塗装方法か分からない」
「ウレタン塗装は初心者でもDIYが可能なの?」

この記事では、木材へのウレタン塗装のメリット・デメリットについてご紹介し、初心者でもDIYが可能なのかといった内容を解説します。木材へのウレタン塗装に関する知識が身につき家具や食器を長持ちさせることができるようになります。ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

目次

1.木材へのウレタン塗装の魅力とは?
2.木材における「ウレタン塗装」と「オイル塗装」の違い
3.【メリット】木材にウレタン塗装する魅力!
4.【デメリット】木材にウレタン塗装するデメリット
5.【手順】木材にウレタン塗装する工程をご紹介

 Step1:研磨作業を行う
 Step2:ステインで木材の表面を着色する
 Step3:下塗り「素材の吸い込み防止」
 Step4:中塗り「塗装面の肉もちと平滑化」
 Step5:上塗り「ウレタンクリア塗装で表面の仕上げ」
 〜補足〜
6.【DIYでも可能!?】テーブルなどの木材にウレタン塗装したい
7.まとめ

木材へのウレタン塗装の魅力とは?

出典:写真AC

ウレタン塗装の主な特徴は、木材をウレタン塗料の塗膜で覆うことで外部からの影響を受けにくくすることで、耐久性が格段に向上します。ウレタン塗装の表面はツルツルで、光沢もあり耐久性だけでなく見栄えも華やかになります。(つや消しのウレタン塗料もあります)

また、ウレタン塗料はどんな材質にも密着してくれるので、万能性が非常に高いです。表面の保護を行うのに最適な塗料であると言えます。

普段私たちが使っている家具にもウレタン塗装は多く採用されており、代表的なものとしては下記の家具や食器があります。意識しないと気付きにくいですが、私たちの生活になじみ深い塗装方法なのです。

  • テーブル
  • 食器
  • ドレッサー
  • 仏壇
  • 椅子 など

木材における「ウレタン塗装」と「オイル塗装」の違い

出典:写真AC

木材への塗装方法は他にもあり、代表的なもので「オイル塗装」があります。これは、ウレタン塗装とは違い表面に塗膜を作らずオイルを木材に浸透させていきます。塗膜がないので、木に直接触れることが素材本来の良さを活かすことが出来るのが特徴です。

他の特徴として、テーブルや椅子などにオイル塗装を施していると、時間とともに味が出てくるので世界に一つだけの自分好みのテーブルや椅子に育てていくことも可能です。木のぬくもりが好きで、変化を楽しめる方は、オイル塗装の方が向いていると言えます。

しかし、オイル塗装にもデメリットがあります。
塗膜がないため水に弱くシミが出来やすいです。そのため、綺麗な状態を保つには定期的にオイルを塗り直すなどの手入れが必要となります。
また、塗膜が薄い分マメなメンテナンスが必要になってきます。

【メリット】木材にウレタン塗装する魅力!

出典:写真AC

ここからは、ウレタン塗装に絞ってメリットを解説していきます。
メリットを知って、ウレタン塗装にするかどうかの参考にしてみてください。

1つ目:耐水性・耐久性・耐溶剤性に優れ、汚れに強い

先ほどウレタン塗装は、木材の表面に塗膜を作ると説明しました。塗膜にはメリットが多く、その1つは水をはじいてくれることです。水をはじくので、シミにもなりにくく、汚れも付着しづらいです。

ウレタン塗装を施しているダイニングテーブルは、食事などしても汚れにくいのでキッチン周りに適した塗装方法と言えます。

2つ目:細かい傷が付きにくい

ウレタン塗装は、塗膜で木材を細かい傷から守ってくれます。塗膜は硬く多少物が当たっても傷が付きづらいです。使用頻度の高いテーブルや木製の食器などは、傷が付きやすい環境です。

また、木材は傷がつくことで汚れが溜まってしまったりカビの原因となり外観が損なわれてしまうため、綺麗に清潔感を保つ上でとてもメリットがある塗装方法です。

3つ目:手入れが簡単

ウレタン塗装は手入れが簡単なのも魅力の1つです。テーブルに付着した汚れは水ぶきするだけで、簡単に汚れが取れ、シミになることなく非常に楽です。

もし、水ぶきでだけで取れない場合には中性剤を薄めたものでふき取ることもできるので細かな手入れが苦手な方や、面倒な方にはおすすめです。

【デメリット】木材にウレタン塗装するデメリット

出典:写真AC

もちろん、ウレタン塗装にはメリットだけでなく、デメリットもあります。
代表的なデメリットを3選ご紹介しますので、こちらもご覧になってみてください。

1つ目:木の質感を感じにくい

木材を塗膜で覆うので、傷や水分から守ってくれますが、その分触った時に木の質感を感じにくく、冷たい印象になります。木材特有の質感やぬくもりを感じたい方には、物足りなく感じてしまうので、別の塗装方法の家具を探した方がいいかもしれません。

2つ目:一度傷が付くと白っぽく目立つ

傷に強いウレタン塗装ですが、一度傷が付いてしまうと、白っぽくなってしまい逆に目立ってしまうデメリットがあります。

木材自体の色が白っぽかったり、薄い色であれば傷は目立ちにくいかもしれませんが、濃い色の木材を使用していると、どうしても目立ってしまうので注意が必要です。

3つ目:自分で補修するのが難しい

部分的に塗装が剝がれてしまったり、傷が付いてしまった時に、自分で補修することが難しいです。補修するには、ウレタン塗装についての専門的な知識と技術が必要です。

また、補修するときは部分的に塗り直すのではなく、全体を塗り直す作業になりますので、大掛かりな作業が必要になってしまいます。

【手順】木材にウレタン塗装する工程をご紹介

出典:写真AC

木材へのウレタン塗装の工程を説明します。どういう方法で塗装するのか知れば、ウレタン塗装に対する理解も深まりますので、ぜひ読んでみてください。

Step1:研磨作業を行う

ウレタン塗装する前に素材チェックが必要となります。
塗り替えたい素材が無垢材である事。プリント合板素材で作られた安価な家具には再塗装ができないものが多くあるのでチェックが必要です。
※例えばカラーBOXなどのような素材には塗装は出来ません。

再塗装が可能な素材の場合の工程をご紹介いたします。
まずはサンドペーパーで木材の表面を磨きます。木の硬さによって適切なサンドペーパーの目の細かさを選択し、研磨します。布ペーパーの場合240番→320番→400番の手順で塗膜を木地が見えるまで塗膜を研磨します。

下処理(木地研磨)をしっかりする事で、塗料が付着しやすくなるのと塗装表面が平滑になります。最終的な仕上がり具合が向上するので重要な作業です。

Step2:ステインで木材の表面を着色する

ステインは、簡単に言えば木材の着色材です。普通の塗料とは、違い木目などを活かしつつ木材の美しさを最大限に引き出すことが可能な塗料です。
シーラーに混ぜて使用するのが一般的です。

木目の見せ方によって、使用する道具が異なり刷毛で塗るか若しくはスプレーで塗装したりと、塗装方法が変わります。また、使用する着色塗料も数種類ありますので、用途に応じて使い分けが重要です。

Step3:下塗り「素材の吸い込み防止」

木材の繊維を固めて、木材を安定させるための工程です。粘度が低いシーラー(下塗り材)を使用して、木材に浸透させることで、着色剤がにじみ出ないようにする効果があります。

または着色用ワイピングという方法もあります。これは木の導管を埋めながら着色をするという優れものの着色剤になります。一度刷毛塗りをしウエスで拭き取る工程で着色ができるため次の作業が入りやすいです。

Step4:中塗り「塗装面の肉もちと平滑化」

ウレタンサンディングと呼ばれる不透明の中塗り剤を使用して、木地を隠し平滑な表面を作り上げます。
塗膜に肉もち感を与える為に有効な工程です。

木材の種類によっては、塗料の吸い込みが激しいものもあり、そのような素材(木の導管)に対しても目止め効果は高いです。

Step5:上塗り「ウレタンクリア塗装で表面の仕上げ」

上塗りは、ウレタン塗装(トップコート)による最後の工程です。上塗りによって艶や質感が決定します。光沢の有無、塗膜が厚く傷がつきにくいものなど、どういう仕上がりを期待するかで選択するウレタン塗料が変わります。

透明仕上げの場合は、ウレタンクリアー、不透明(塗りつぶし)仕上げの場合は、ウレタンエナメルを使用するのが一般的です。

〜補足〜

中塗りと上塗りの間に、塗装面の平滑性を保つサンディングや着色の均一化を行うための捕色などを行うこともあり、どれも木目の表現をどのようにするかで塗装工程も大きくことなります。

【DIYでも可能!?】テーブルなどの木材にウレタン塗装したい

出典:写真AC

ここまで、ウレタン塗装の特徴や作業工程を解説してきましたがいががでしょうか?
DIYで塗装を検討している方もいらっしゃると思いますが、デメリットでも少し触れましたとおり、ウレタン塗料には、木の素材によって塗料を選ばなければならないので、知識も必要です。

これらを踏まえると、経験の少ない方がDIYで油性ウレタン塗料を使用するのは難しいと言えます。水性塗料の方が扱いやすく初心者向けなので、もしDIYに挑戦するなら、水性で塗装するのがおすすめです。

まとめ

本記事では、木材にウレタン塗装する魅力についてご紹介してきました。
ウレタン塗装は耐久性に優れており、オイル塗装と比べてメンテナンス性のしやすさから人気が高い塗装方法です。

ウレタン塗装と聞くと、難しく聞こえますが実は私たちが生活する中で使用するテーブルや椅子など、普段よく目にしているものに使用されており、万能性が高い塗装方法です。

木材を塗膜で覆うことで傷や水分から守ったり、見た目も美しくしてくれます。


ヘッドライトが黄ばんでしまった時に、キレイに直す方法としてウレタンクリア塗装があります。
しかし、ウレタンクリア塗装は難しく「塗装面にゆず肌が出てしまう」「白濁してしまった」「クリア塗膜が割れてしまう」など透明な塗料だけに、少しの失敗でも大きく影響を与えてしまいます。

塗装に失敗しても、原因や対処方法が分からず、同じ失敗を繰り返している方も多いのではないでしょうか?

この記事では、ヘッドライトにウレタンクリア塗装を施して、失敗する原因とその対処方法について詳しく解説します。どういう塗装方法だと失敗してしまうのかなど説明していますので、ぜひ参考にしてみてください。

目次

1.【対処方法】ウレタンクリア塗装に失敗した場合はどうする?
2.具体例あり!ウレタンクリア塗装の失敗例と対策

 2-1.【塗装面のゆず肌】薄い塗膜が原因
 2-2.【塗膜のひび割れ】厚すぎる塗膜が原因
 2-3.【塗料の白濁】水分が原因
3.塗装屋直伝!ウレタンクリア塗装を失敗しない塗装手順とは?
4.ウレタンクリア塗装には、作業環境が大切!
5.まとめ

【対処方法】ウレタンクリア塗装に失敗した場合はどうする?

出典:写真AC

ヘッドライトのウレタンクリア塗装を失敗してしまった場合は、耐水ペーパーで磨き直すのが一番の有効策です。失敗した状態のウレタンクリア塗装に、重ね塗りなどのリカバリーを試みても塗装の土台がしっかりしていないため、さらに状態が悪化させてしまいます。

手間はかかりますが、磨き直しが1番近道です。キレイに仕上げるために、丁寧に塗装を落とすことから始めましょう。綺麗な仕上がりには、手間をかけて丁寧に行うことが大切です。

塗装面を磨く際には、800番~1000番位の耐水ペーパーを使用して磨き始め、徐々に細かい目に変えて磨いていきます。具体的には、「800番→1000番→1500番→2000番」といった順で磨いていくとキレイな下地が出来上がります。

もし、ヘッドライトが取り外し可能なら、取り外した方が磨きやすいですし、塗装も楽で周りのボディに誤って傷をつけてしまうのを防ぐことができます。

ただし、無理に外そうとすると、ヘッドライトや周りの部品を破損させてしまう恐れがあるので、「無理すると壊れそうだな」と感じたら、車に取り付けた状態のまま作業した方が無難です。

具体例あり!ウレタンクリア塗装の失敗例と対策

出典:写真AC

次に、ウレタンクリア塗装が失敗してしまう原因を解説します。
塗装面の状態によって失敗の原因が異なるので、対策方法とともに解説していきます。

【塗装面のゆず肌】薄い塗膜が原因

ゆず肌とは、ウレタンクリア塗装の表面にぶつぶつが出来てしまい、ゆずの表面みたいな仕上がりになってしまうことを指します。

ゆず肌の原因は、以下のような状態が挙げられます。
主な原因としては、ウレタンクリアの塗膜が平滑になる前に乾燥してしまい、その凹凸が残ってゆず肌になってしまいます。

  • 塗膜が薄すぎる
  • 塗料の塗布量が少ない
  • 高温の状態での作業
  • シンナーの蒸発が早い
  • 塗料の吹き付け距離が遠い
  • 吹き付けの圧力が低いもしくは高い

ゆず肌にならないための対策として、
以下のような対策が有効的です。

  • 車用スプレーガンを使用した場合10cm~15cmくらいの距離で吹き付ける(近すぎても離れすぎてもNG)
  • エアブラシを使用した場合1㎝~5㎝くらいの距離で吹き付ける
  • 塗料にあった溶剤を使用する
  • シンナーが乾きにくい塗料を選ぶ(季節に合った塗料もしくは夏用薄め液など)
  • 気温が高い日に作業しない(30℃以上の場合塗装は避けたほうが無難)
  • スプレー缶の場合、ギリギリまで使わない(塗料の残り少ないとガス圧が低いため)
  • 気温が低い日はスプレー缶を約40℃のお湯で暖めて使用するもしくは商品を人肌程度まで温めておく

【塗膜のひび割れ】厚すぎる塗膜が原因

ひび割れは塗装した後に、ヘッドライトにひびが入ったように見える現象です。主なひび割れの原因は、塗装時に厚く塗りすぎることです。厚く塗料を塗ると、先に表面だけ乾燥しますが、内側は乾燥に時間がかかります。この乾燥時間のズレが、ひび割れを起こしてしまうのです。

できる限り重ね塗りは避け一回の吹付で完成させるように心掛けましょう。その際に注意が必要なのは1回目の塗布面がザラザラしていないこと。塗布している際に塗膜が濡れ色になっている事が重要です。吹いた直後、塗布面が蛍光灯や太陽光が綺麗に反射しているがベストです。

【塗料の白濁】水分が原因

ウレタンクリア塗装後にヘッドライトが、曇ったように白くなってしまう現象を白濁(別名:カブリ現象)と言います。多湿(湿度70%以上)の環境で塗装した場合などに、塗料に水分が付着してしまい、塗装表面のツヤを消してしまいます。

対策としては、なるべく室内で作業したり、気候の良い日(湿度70%以下)を選ぶこと重要です。天気や気温(10℃~25℃)の影響が少ない室内で作業できれば理想ですが、どうしても屋外で作業しないといけない場合には、湿度の高い日を避けたり吹いた直後に床付近(湿度の高い場所腰より低い場所)に乾燥させないことでも十分に効果があります。
※湿度は下の方が高い

また、気温の変化の激しい夕方(特に冬場)から夜にかけて塗装してしまうと、気温が下がった時に結露が発生する可ことがあり、なるべく気温が安定している日中に、塗装と乾燥作業をするようにしましょう。
※ウレタン塗料などは温度が5℃以下になると極端に乾燥が悪くなります。

塗装屋直伝!ウレタンクリア塗装を失敗しない塗装手順とは?

出典:写真AC

ウレタンクリア塗装を失敗しないために、おすすめの塗装手順をご紹介致します。
正しい塗装手順を覚えて失敗のリスクを下げましょう。

Step1:耐水ペーパーでヘッドライト表面を磨く

まずは塗装しない部分をしっかり養生し、水をかけながら耐水ペーパーで磨いていきましょう。
耐水ペーパーは「800番→1000番→1500番→2000番」の順番で磨くとキレイに仕上がります。

ウレタンクリア塗装の失敗は、塗装表面の下地処理が不適切である場合に発生することが多いです。そのため、下地処理で以下に表面の凹凸をなくし平滑な面を作れるかで仕上がりを大きく左右します。

Step2:脱脂作業を行う

磨きが終わったら脱脂です。油分や削りカスがヘッドライトの表面に残っていると、塗料の乗りが悪くゆず肌の原因ともなりますので、しっかり脱脂しましょう。
※お菓子を食べた手・汗のついた手・ハンドクリームを塗った手で触ってもNGです。
※まわりで潤滑油などをスプレーしていないも確認すること。

Step3:ウレタンクリアを吹き付ける

ここから、ウレタンクリア塗料を吹き付けます。
スプレーガン口径1.3口径前後の場合、塗装表面から10〜15cm位離した状態で塗料を吹き付けます。最初の1回目は薄く吹き付け、2回目からは少し厚めに吹き付けていきます。

最初の1回目は、捨て吹きといって、ざっとヘッドライトに塗料を乗せるようなイメージで吹き付けその後一気にたっぷり濡れ色になるまで吹いていきます。
一つのパーツで5分以内で吹き終わるように心掛けてください。

Step4:塗料を乾燥させる

ウレタンクリアの塗装工程が全て終わったら、完全に塗料乾燥させます。
塗料メーカーによりますが、塗料が完全乾燥にするまで約1週間程度かかる場合もあります。
ここまでの作業が無駄にならないように、入念に乾燥させましょう。
弊社ウレタンクリアーの場合参考乾燥目安は指触乾燥15分 12時間以上で足付け可 3日ほどで完全乾燥(常温20℃)

〜補足〜

乾燥後にコンパウンドを使用して、ヘッドライト表面を研磨することでより光沢のある仕上がりにすることができます。コンパウンドは耐水ペーパーよりも、目が細かな粒子でできており、塗装表面の微細な凹凸も平滑化でき綺麗な仕上がりになります。

ウレタンクリア塗装には、作業環境が大切!

出典:写真AC

ウレタンクリア塗装では、カラー塗装とは異なり透明である点、失敗が目立ちやすい傾向にあります。
そのため、塗装作業を丁寧に手順通り行う方法も大切ですが、塗装する際の環境を万全に整えることも大切です。失敗のリスクを減らすために、特に重要な天候・気候をご紹介します。

強風の日は作業しない

屋内で塗装できれば、良いですがなかなか塗装スペースを確保することが難しいでしょう。
屋外で塗装する際に、気を付けるべきものが風です。強風の日などは、塗装を吹き付けようとすると、塗料が風で飛ばされてしまい、上手く塗装することができません。塗料が風に飛ばされると、ゆず肌になったりホコリが乗ったりするリスクも高まります。

雨の日など湿度の高い日は避ける

雨の日などは、空気中の水分量が多く、ウレタンクリア塗装の白濁(かぶり現象)の要因となったり塗装の仕上がりに影響を与えてしいます。湿度が低い晴れた日などが、おすすめです。

ただし、あまりにも気温が低すぎる日や寒暖差が大きい日などは結露の要因ともなるので注意が必要です。

気温が高すぎたり、寒すぎたりしない日を選ぶ

先ほどは、結露の面で気温に触れましたが、乾燥スピードでも、外気温は重要です。
特に、真夏や真冬に塗装すると、塗膜に大きな影響がでます。

真夏のような高温環境であると、シンナーの乾燥が早くなり、ゆず肌の原因になります。逆に、気温が低すぎる真冬に塗装すると、乾燥に時間がかかるため、垂れやゴミ、水分の付着リスクが高まります。
できれば、春や秋といった気温が安定している時期に作業するのがおすすめです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は、ヘッドライトをウレタンクリア塗装した際の、失敗に対する原因と対処方法をご紹介してきました。

ウレタンクリア塗装は、カラー塗装とは異なり透明な塗料であり塗装の失敗は仕上がりに大きな影響を与えてしまいます。また、ヘッドライトは車の正面に位置するパーツでもあるため、特に塗装の仕上がりには注意を払いたいものです。

ヘッドライトが経年劣化により、黄ばみが発生したり飛び石などにより気づいがついた場合などウレタンクリアで再塗装を行えば綺麗になりますが、失敗には十分に注意して行いましょう。

この記事で、ご紹介した失敗の原因と対策方法を理解できていればウレタンクリア塗装での失敗を大きく減らすことができるので、ぜひ参考にしてみてください。
その他ご不明な点がございましたら、おもしろ塗装工房へお気軽にお問合せください。


バイクのイメージチェンジを図りたいときに、タンクに新しい塗装を施すのは有効な手段の一つです。また、タンクの塗装に傷がついてしまったのを機に、再塗装を検討する方もいらっしゃると思います。

そんなときに、
「タンクの古い塗装は剥離しなければいけないの?」
「古い塗装を剥離せずにに新しい塗装にする方法はないの?」

と疑問に思われるのではないでしょうか。

目次

1.バイクのタンク塗装の剥離しない場合はあるの?
 【剥離しない場合】下地がしっかりしている
 【剥離が必要な場合】経年劣化している
2.【How to】古い塗装の剥離が必要な場合の作業手順
3.おすすめの塗装剥離剤(リムーバー)
4.剥離作業時の注意点をご紹介します

 換気をしっかりする
 保護手袋やゴーグルを用意する
 気候や気温で剥離の効果が変わる
5.まとめ

バイクのタンク塗装の剥離しない場合はあるの?

出典:写真AC

タンクの塗装をする前に、古い塗装の剥離が必要か判断する基準がありますので、説明していきます。

判断に迷っている方は、これから説明する基準を参考にしていただき、愛車のタンクの剥離が必要か検討してみてください。

【剥離しない場合】下地がしっかりしている

古い塗装が純正塗装であれば、下地がしっかりしているので、足付け作業だけすれば塗装しても大丈夫です。ただし、純正塗装だったとしても、塗装がへたっているようであれば、剥離は必要です。

もう一つの判断基準は、タンクの色が単色であることです。単色であれば、塗装に段差がないので古い塗装の上から、新しい塗装を塗ることは可能です。

【剥離が必要な場合】経年劣化している

先ほど純正塗装であれば、基本的に剥離は必要ないと説明しましたが、年数が経過して塗装がへたっているものに関しては剥離が必要です。例えば塗膜と素材に錆が発生していて塗膜が浮いている、塗膜が部分的にぱりぱり剥がれてしまっているなど、経年劣化した塗料の上から新しい塗装を行うと、塗装の乗りが悪くなり「ひび割れ」や「シワ」が発生する原因となります。

また、他の確認事項としてタンクに2色以上の塗装が行わ低るかも確認しましょう。バイクのタンクにラインなどの塗装が施されている場合、色の変わり目に段差ができています。そのまま塗装してしまうと、段差が残ってしまい、キレイな仕上がりになりません。

さらに旧車の場合などは、以前に補修したパテが剥がれかけていたりする場合があるので、タンクの状態を確認するためにも剥離した方が良いでしょう。

【How to】古い塗装の剥離が必要な場合の作業手順

出典:写真AC

剥離の作業手順について解説していきます。
作業に必要な道具も紹介しますので、この手順を参考にぜひ剥離にチャレンジしてみてください。

準備物:剥離作業と再塗装に必要なものを揃える

剥離作業と再塗装に必要な道具は以下です。

Step1:剥離剤を塗る

剥離剤を必要な分だけ受け皿に移し、刷毛に付けてタンクに塗っていきます。塗料によく浸透するように、なるべくたっぷりと塗っていきましょう。剥離剤を塗る際に、床に剥離剤が付いてしまわないように、金属の受け皿を使用したり新聞紙などで養生しておくと安心です。

しばらくすると、塗装が浮いてきますので、塗料を剥がす作業に移ります。

Step2:スクレーパーと金属ブラシを使用して古い塗装を剥がす

剥離剤を塗って浮いてきたら、スクレーパーを使用し、塗装を剥がしていきます。給油口付近やスクレーパーでは取り切れない部分は、金属ブラシを使い塗装を剥がしましょう。

1回剥離剤を塗っただけでは、塗装は全部剥げません。剥がしきれなかったら、再度剥離剤を塗って残った塗装を剥がしていきます。2〜3回繰り返して最後に少し塗装が残ったら、耐水ペーパーで削り落としてください。

Step3:剥離剤をふき取りプラサフを吹き付ける

塗装が剥離できれば、水で剥離剤を綺麗に洗い流し脱脂作業を行います。
水分が付いたまま放っておくと、すぐに錆びてしまいます。

水洗いする場合は、すぐに水をふき取り、タンクをしっかり乾燥させましょう。
タンクが乾燥したら脱脂し、プラサフを吹き付けていきます。

Step4:耐水ペーパーで磨く

プラサフが乾燥したら、布・耐水ペーパー(600)でタンク磨きです。この磨き作業を怠ると、次の塗装のときに、塗料の乗りに影響がでてしまいます。面倒な作業ですが、全体をキレイに磨いていきましょう。最後にザラツキや錆び、塗料残りが無いかを触手(素手)で確認しましょう。

磨き終わったら、布でしっかりふき取り、削りカスを残さないようにしてください。

Step5:再塗装を行う

磨き終わったら、次は塗装です。

塗装のコツは、「バイクのガソリンタンクを缶スプレーで塗装する方法は?手順と注意点を教えます」の記事で解説していますので、そちらもぜひご覧になってみてください。

おすすめの塗料剥離剤(リムーバー)

出典:写真AC

塗料剥離剤(リムーバー)は、古い塗料やコーディングを効果的に除去するための製品です。

当社で販売している塗料剥離剤(リムーバー)は、プロも使用する高品質で強力な剥離剤です。塗装の剥離後に表面を水洗した際でも、ワックス分や塗膜残分が残りにくく、再塗装を行いやすいのが特徴です。

ただし、強力なぶん皮膚に触れると危険なので、取り扱いには十分に注意しましょう。

剥離作業時の注意点をご紹介します

出典:写真AC

ここからは、塗装を剥離するうえで、気を付けなければならないことを解説します。

剥離剤は塗装を剥がすのに便利な溶剤ですが、そのぶん危険もともなうので、これから説明する注意点をよく読んでから使用してください。

注意点1:換気をしっかりする

室内で作業する場合、換気は必須です。

匂いがきつく、中毒性がありますので、密閉状態で使用すると危険です。

必ず換気するか、屋外で使用しましょう。

また、匂いについては近所に迷惑がかかる可能性がありますので、周りに配慮しながら使用してください。

注意点2:保護手袋やゴーグルを用意する

剥離剤は劇薬ですので、皮膚に触れるとただれてしまいます。強力な剥離剤ほど危険ですので、必ず保護手袋とゴーグル・防塵マスクを着用し、皮膚に触れないよう注意しましょう。

万が一皮膚に触れてしまったら、すぐに水で洗い流し、皮膚に異常を感じたら、医師の診断を受けるようにしてください。

注意点3:気候や気温で剥離の効果が変わる。特殊な剥離方法も紹介

剥離剤は、気候によって効果が大きく変わります。

  • 冬季は気温が低いため、剥離剤の浸透が遅くなる
  • 夏期は気温が高いので、剥離剤の蒸発が早くなり効果が落ちる
  • 雨天時や湿度が高い時は、水分が剥離剤の浸透を阻害するので効果が落ちる

上記を踏まえると、春や秋といった過ごしやすい時期に作業するのがおすすめです。

※剥離剤を塗ったあと、ラップ等で綺麗に覆います。剥離剤の気化を防ぎ塗膜が浮いてくるのを待つのも良いでしょう。5分から30分程度で塗膜がメラメラと浮き上がってきます。

季節・温度に対して柔軟に対応するために、余裕を持ったスケジュールで作業した方が良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
バイクのタンク塗装の剥離について解説してきました。
剥離が必要かどうかの判断は、愛車の年式の把握、純正塗装かどうかの確認、塗装の状態の見極めが必要になります。

剥離するのかしないのかで、手間も手順も大きく変わりますので、多少時間がかかったとしても、じっくり状態を見てから判断した方が良いでしょう。

この記事を一つの判断材料として活用してみてください。


バイクに乗り続けると、様々な傷が付いていきます。特にガソリンタンクは、バイクの前方にあるので、塗装を傷つけやすい場所です。

タンクの塗装に傷がついたら、まず補修を検討をされるかと思いますが、、、
「自分で直したいけど方法が分からない」
「そもそも自分で直せるのか知りたい」
と言ったように、自分でキレイに補修できるのか分からない方も多いと思います。

この記事では、それぞれの傷の種類に合わせた補修方法を解説します。傷の種類や、補修方法が明確になるので、自分で補修を考えている方は、ぜひ読んでみてください。

目次

1.傷の種類によって補修方法が変わる
 飛び石による傷
 線傷
 凹み
2.【コンパウンドで補修】クリア塗装に付いた線傷など
3.【タッチアップペイントで補修】塗装面に達した傷など
4.凹みの補修方法には3種類ある
 デントリペアによる補修
 パテで埋める
 板金補修をする
5.デントリペアによる補修手順
6.パテによる補修手順
7.自分で補修が難しい場合は業車にお願いする

傷の種類によって補修方法が変わる

出典:写真AC

傷の種類と、それぞれに合った傷の補修方法を解説します。
この説明を読み、自分のバイクの傷がどういう状態か確認しましょう。

飛び石による傷

走行中に飛んできた小石がタンクに当たってしまうと、点状の傷が付きます。他にも、バイクのキーをタンクの上に落としたり、ヘルメットなどがタンクに接触すると同様の傷が付いてしまいます。

点状の傷は、塗装部分まで剥がれている場合が多く、放っておくと腐食してしまうので、早めの対処が必要です。自分で補修する場合の方法は、主にタッチアップペイントを使用します。
後ほど詳しくご紹介します。

線傷

タンクの表面にできる細かい擦り傷や大きな線上の傷を指します。バイクのキーでタンクを引っかいてしまったり、平垣やガードレールに接触してしまうと、付いてしまう傷です。

線傷は、クリア部分だけの浅い傷から、塗装まで剥がれている傷など、傷の深さによって補修方法が異なります。自分で補修する場合の方法は、コンパウンドで磨くか、タッチアップペイントを使用するかの2択が多いです。こちらも後ほど詳しくご紹介しております。

凹み

立ちゴケをしてしまったり、重いものをタンクの上に落としてしまうと、タンクに凹みができてしまいます。凹みは他の傷と違い、凹んだ部分を引っ張りだすか、表面を平らにしなければなりません。

凹みの深さ大きさにより、補修方法は3通りあり「デントリペア」「パテ」「板金」があります。小さい凹みであれば、ある程度自分で補修も可能かもしれませんが、基本的には板金での補修が必要になるケースが多いので、業者に依頼することがおすすめです。

【コンパウンドで補修】クリア塗装に付いた線傷など

出典:写真AC

バイクのタンク塗装は、主に3層で構成されており「下地塗料」「カラー塗料」「クリア塗料」の順となっています。クリア塗料部分に付いた傷は、浅くコンパウンドで磨けばキレイになる場合があるのでまずはコンパウンドで磨いてみましょう。

コンパウンドで磨くときは直線的に磨く

コンパウンドで磨く前に、傷の周りの汚れを落とします。砂などの汚れが付着したままだと、かえって傷つけてしまうので、必ずキレイにしてください。

コンパウンドを少量スポンジ又は布に付け、直線的に磨くとムラなく磨けます。しばらく磨くと、コンパウンドの白っぽさが無くなるので、キレイな布でふき取ります。

これで傷が消えればそのまま終了です。1回で傷が消えなければ、数回繰り返してみてください。

【タッチアップペイントで補修】塗装面に達した傷など

出典:写真AC

塗装が剝がれても範囲が狭い傷であれば、タッチアップペイントで補修が可能です。自分で補修することで、業者に依頼するより、費用をかなり抑えることもできます。

しかし、ただ塗っただけではキレイに仕上がらないので、正しい手順での作業が必要です。
以下で、具体的に解説します。

タッチアップペイントでキレイに補修するための手順

出典:写真AC

タッチアップペイントの補修手順を解説します。

タッチアップペイントは傷の上から同じ塗料を盛るように補修しますが、ただ盛るだけだとせっかく補修してもかえって目立つ結果になりかねません。

これからキレイに補修するコツを説明しますので、参考にしてみてください。

タンクの補修に必要な道具を用意する

補修に必要な道具は下記の6点です。

これらを揃えれば、補修の準備は完了です。

Step1:傷の周辺にマスキングテープを貼る

傷の周りにマスキングテープを貼ります。タッチアップペイントを塗った後、耐水ペーパーで磨くので、周りを保護する様に貼りましょう。

最初に塗るときは、塗料を盛るように塗るので、マスキングテープには、周りに塗料が垂れないようにする土手の役割も担っています。

Step2:補修する部分にタッチアップペイントを厚く塗る

シリコンオフで脱脂をしたら、傷にタッチアップペイントを塗っていきます。

周りの塗装より高くしたいので、1回で厚く塗れないようなら、乾燥後に重ね塗りをしましょう。

Step3:タッチアップペイントが乾燥したら耐水ペーパーで磨く

タッチアップペイントが乾燥したら、マスキングテープを貼ったまま耐水ペーパーで磨いていきます。1,000番の耐水ペーパーを使用し、マスキングテープと同じ高さまで研磨しましょう。

Step4:マスキングテープを剥がし、細かい目の耐水ペーパーで磨く

マスキングテープと同じ高さまで研磨したら、テープを剥がします。

テープを剥がしたら、今度は2,000番の耐水ペーパーで磨いてください。周りの塗装と同じ高さまで磨けたら、仕上げに入ります。

Step5:コンパウンドで仕上げ

最後にウエスにコンパウンドを付けて補修した部分を磨きます。先ほど、傷の周りも2,000番の耐水ペーパーで磨いたので、周りもよく磨きましょう。根気よく何回も磨いて、補修した部分が目立たなくなったら完了です。

凹みの補修方法には3種類ある

出典:plxabay

凹みの場合、凹みの範囲の大きさによって補修方法が異なります。
ここからは、3種類の補修方法についてそれぞれ解説します。

①デントリペアによる補修

小さな凹みにはデントリペアという修理方法があります。
曲がった鉄の棒を使って、タンクの内側から押さえ、外側から金属ハンマーで叩いて凹みを補修する方法です。この補修方法であれば、再塗装を行う必要がなく小さな凹みにはメリットがある方法です。

後ほど詳しくご紹介します。

②パテで埋める

デントリペアできない部分には、パテを使って補修します。
パテは、タンクの凹みに盛る事で、タンクを平らにすることができる補修方法です。

板金作業やデントリペア後の凹凸を無くすために、パテを使用する場合もあります。
後ほど詳しくご紹介します。

③板金補修をする

大きな凹みは、残念ながら個人でDIY補修することは難しく、板金補修を専門業者に依頼が必要となります。凹み部分に、スライドハンマーをひっかけるための部品を溶接したり、スライドハンマーで引っ張り出すなどの作業が必要となります。

凹みの範囲が広ければ、何回か繰り返すことになり板金業者でない作業を行うことは難しいでしょう。

デントリペアによる補修手順

出典:plxabay

自分でデントリペアする場合の補修手順を解説します。
興味があれば、ご覧いただき愛車の補修の参考にしてみてください。

準備物:デントリペアに必要な道具を用意する

まずは、必要な道具を揃えるところですが、実はインターネット上でデントリペアキットが販売されています。デントリペアキットを購入すれば、補修に必要な道具が一気に揃いますので、おすすめです。

今回は、グルーガンを使用するタイプのデントリペアキットで解説します。

Step1:ホットボンドを使用して工具をタンクに取り付ける

最初にグルーガンを温めて、ホットボンドを溶かします。溶かしたホットボンドをリペアツールに付けて、そのままタンクの凹み部分に取り付けてください。

ホットボンドが乾くまでしばらく放置し、乾いたら次の工程です。

Step2:工具のつまみ部分を回して凹み部分を引っ張り出す

ホットボンドが乾いたら、リペアツールのつまみ部分を回します。
つまみを回すと、リペアツールが凹んだ部分を引っ張り出してくれます。

凹みの程度によりますが、1回やって元に戻りきらない場合は、再びホットボンドでリペアツールをタンクに取り付けて引っ張り出しましょう。

数回繰り返すと、凹みが改善されていきます。

パテによる補修手順

出典:写真AC

次は、自分でパテによる補修方法を説明します。
デントリペアで補修出来ない部分は、この方法で補修してみてください。

パテによる補修に必要な道具を用意する

パテの補修に必要な道具は下記の4点です。

耐水ペーパーは荒さが違う物を3種類、パテは厚づけ用と薄づけ用の2種類用意してください。

Step1:凹んだ部分の周辺を耐水ペーパーで塗装を落とす

凹んだ部分の塗装を、400番の布・耐水ペーパーで落としていきます。

凹んだ部分の塗装を落としたら、塗装の段差を無くすために、600番の布・耐水ペーパーで凹みの周辺も磨きます。磨いた後は、削りカスをしっかり取り除いてください。

Step2:タンクに厚づけパテを盛る

シリコンオフで脱脂したら、パテを盛っていきます。パテはよく混ぜないと、うまく硬化しませんので、入念に混ぜましょう。パテを混ぜたらタンクに盛り、ヘラでパテを整えていきます。パテが硬化する前に、盛りすぎている部分をヘラで削って調整してください。

Step3:厚づけパテを布・耐水ペーパーで磨いたあと薄づけパテを盛る

厚づけパテを180番の布・耐水ペーパーで磨いて、高さを調整していきます。
調整が完了したら、次は薄づけパテを塗り、タンクに合うようにパテをヘラで整えましょう。

Step4:乾燥させたあと耐水ペーパーで磨く

薄づけパテが乾燥したら、最後に600番の布・耐水ペーパーで磨きます。キレイに仕上げるために、回すように磨くのがコツ。磨いたあと、手で触っても段差を感じなければ、作業は完了です。

自分で補修が難しい場合は業者にお願いする

出典:写真AC

補修範囲が広かったり、大きな凹みがあって自分でキレイにできない場合は、業者に依頼した方が良いでしょう。費用はかかりますが、確実にキレイに仕上げてくれます。

傷の種類や程度によりますが、修理費用の相場は1万円~5万円位です。

ただし、難しい修理の場合は、10万円を超える場合もありますので、事前に正確な見積もりをして貰うことが重要です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?バイクのタンク塗装の補修方法には、
「点状の傷」「線傷」「凹み」の3種類がありそれぞれの傷に応じた補修方法が異なります。

  • コンパウンド
  • タッチアップペイント
  • デントリペア
  • パテ

上記4つの中が代表的な補修方法です。

補修方法によっては、補修後に再塗装を行う必要があったり不要なものがありますので、バイクのタンクの傷に王応じて適切な方法を選択してみてください。

道具も手軽に調達できるので、傷の範囲が比較的狭く、少し補修すれば直せそうな傷や凹みは、自分で補修にチャレンジする価値は十分にあります。


バイクが古くなると、ガソリンタンクの塗装も傷んできます。本ブログでも、専門業者に依頼する方法や、プロ用機材を使った塗装方法などをご紹介してきましたが、もっと手軽に誰でも簡単に塗装できる缶スプレーでDIYする方法についてご紹介します。

ただし、缶スプレーでは仕上がりに限界があり綺麗に塗装したい方やデザインで個性を出したい方には、不向きとなりますので、塗装業者に依頼することがおすすめです。

この記事では、バイクのタンク塗装を缶スプレーで行う方法をご紹介します。塗装に必要な道具も紹介しますので、DIYを検討している方に役に立つ情報になるはずです。ぜひ最後まで読んでみてください。

目次

1.バイクのタンク塗装を缶スプレーでDIYするメリットとは?
 1-1.塗装費用を抑えられる
 1-2.オリジナリティがあり愛着が湧く
 1-3.手軽に挑戦できる
2.缶スプレーで塗装する際に必要なものを紹介!
3.【手順】バイクのタンク塗装を缶スプレーで行う方法
4.缶スプレーでタンク塗装をする際の注意点
 Point1:ウレタン塗料を使用する
 Point2:使用前に缶スプレーを温める
 Point3:気温や天候に気をつける
 Point4:スプレーは最後まで使い切らない
 Point5:塗料を十分乾燥させる
5.まとめ

バイクのタンク塗装を缶スプレーでDIYするメリットとは?

出典:写真AC

まず初めに、缶スプレーでバイクのタンクを塗装メリットをご紹介します。
専門業者に依頼するよりも仕上げの面では劣りますが、費用の安さやオリジナルのタンクで愛着が湧くなどDIYだからこそあるメリットがいくつか存在します。缶スプレーで塗装するか迷っている方は、こちらを読んで、検討してみてください。

塗装費用を抑えられる

これは、DIY塗装する上での一番のメリットとも言える費用面です。
専門業者にバイクのタンク塗を依頼した場合は、「材料費」+「工賃」が発生しますので、塗装費用が高額になりやすいです。しかし、自分でDIYすれば工賃は発生しませんので、費用を抑えられます。

オリジナリティがあり愛着が湧く

DIY塗装は、専門業者に依頼するよりも仕上がりは劣ってしまいますが、自分で作業したことで個性が出るものです。他のバイクには無い個性を出せ世界に1つだけの完全オリジナルのタンクができます。

手軽に挑戦できる

缶スプレー以外で塗装しようとすると、スプレーガンやコンプレッサーといった専用の道具が必要になりますが、缶スプレーで塗装する場合は上記のような道具は必要ありません。

缶スプレーは、ホームセンターなどで格安で手に入り揃える道具も少ないので、手軽にDIY初心者でも挑戦しやすいです。失敗したら、専門業者に依頼するという方法もできるので一度挑戦してみる価値も高いでしょう。

缶スプレーで塗装する際に必要なものをご紹介!

出典:写真AC

缶スプレーで塗装する際に必要な道具をご紹介します。紹介する道具で、持っているものと、持ってないものを確認して、必要に応じて道具を購入してください。

①缶スプレー

缶スプレーは様々な種類がありますが、おすすめは2液ウレタンスプレーです。理由は、傷が付きにくく、防水性、撥水性、耐久性、対候性が高いからです。

金額は3,000~4,000円で、他の缶スプレーより少し高額なのがデメリットですが、メリットの方が大きいので、2液ウレタンスプレーを使用した方がいいでしょう。

②耐水ペーパー

耐水ペーパーは下地作り用と、仕上げ用で違うものが必要です。耐水ペーパーは、作業工程によって使用するものが変わりますので、最低でも下記の3種類を用意してください。

・(荒目)400~500
・(中目)1,200~1,500番
・(細目)2000番
※数字が大きいほど細かい目になっています。

③シリコンオフ

シリコンオフは、塗装表面の脱脂作業に必要になります。脱脂とは、表面の油分を取り除くことで塗料のノリをよくする作業です。脱脂は塗装において重要な作業ですので、必ず用意しましょう。

④サーフェイサー

サーフェイサーは、下地用として吹き付けます。サーフェイサーを吹き付けないで塗装しても塗料が上手く乗りません。また、サーフェイサーは防錆・耐ブリスターに優れ、塗装する表面の細かい凸凹を埋める効果があり仕上がりがとても綺麗になります。

⑤ウレタンクリア

ウレタンクリアは塗装後の仕上げ剤として使用します。ウレタンクリアは、塗装を保護しツヤを出す役割があります。仕上げ剤としては、他にラッカークリアもありますが、ガソリンに耐性がありませんので、必ずウレタンクリアを使用するようにしましょう。

⑥マスキングテープ

マスキングテープは、塗装しない部分を養生するために使用します。マスキングテープを使用しないで、塗装してしまうと予定外の部分に塗料がついてしまい、後処理が面倒になってしまいます。

ガソリンタンクには、取り外せない部品もありますので、細かく養生できるマスキングテープは必需品です。

⑦コンパウンド

コンパウンドは、全ての工程が終了した後に磨くために使用します。コンパウンドで磨くことで表面にツヤをだし、キレイに仕上げられるので必須で用意しましょう。

【手順】バイクのタンク塗装を缶スプレーで行う方法

出典:Unsplash

ここからは、缶スプレーで塗装する手順をご紹介します。

初めての方はなかなか難しいかもしれませんが、手順通りに作業すれば、キレイに仕上がりますので、ぜひ挑戦してみてください。

塗装面を耐水ペーパーで足付する

古い塗装のツヤが無くなるまで、耐水ペーパーで全体的に磨いていきます。耐水ペーパーは、400番~600番くらいのものを使用してください。タンクに傷を付けることで、サーフェイサーを吹き付けたときに、塗料の乗りが良くなります。この作業は手を抜いてしまうと、全体の仕上がりに影響してしまうので、しっかり磨きましょう。

塗装表面を脱脂する

磨き終わったら、次は脱脂です。脱脂することで、磨いた後の削れカスや、表面の油分を取り除き、サーフェイサーの密着度を高められます。シリコンオフをウエスに染み込ませ、バイクのタンクを脱脂しましょう。

サーフェイサーを吹き付ける

脱脂が完了したら、次は下地用のサーフェイサーの吹き付けです。サーフェイサーはタンクの表面の凸凹を埋め、塗料を吹き付ける際に、塗料の乗りを良くします。一度に大量に吹き付けるのではなく、数回に分けて吹き付けましょう。缶スプレーの種類によりますが、塗装面から15〜20cm程度離して吹き付けるようにしてください。

サーフェイサーが乾燥したら耐水ペーパーで凹凸を無くす

サーフェイサーの乾燥には、約1日程度かかります。サーフェイサーが乾燥したら、耐水ペーパーでタンク全体を磨いていきます。このとき使用する耐水ペーパーは、800〜1000番で細かい傷を付けることで、塗装の乗りが良くなりますので、塗装の前に入念に磨きましょう。

カラーを塗装する

塗装しない部分には、マスキングテープを使用し養生します。そして、塗装の前に再度しっかり脱脂しましょう。缶スプレーは、スプレーガンと比べると噴射力が弱いので、塗装の前にスプレー缶を40℃のお湯につけて暖めておくと、圧力が高まって塗装しやすくなります。

脱脂をしたら、使用前にスプレー缶をよく振ってください。缶スプレーは液だれしやすいので、塗装面から15~20cm離して、平行に吹きます。一気に塗料を吹き付けると液だれしてしまうので、数回に分けてください。

1回吹き付けたら、塗料が乾燥するまで待ち、乾燥したら2回目を吹き付けます。
この工程を3回程度繰り返して、色がしっかりついたら塗装は完了です。

ウレタンクリアで仕上げる

塗料が完全に乾燥したら、仕上げとしてウレタンクリアの出番です。塗装の時と同様に、数回に分けて吹き付けます。1回吹き付けて乾燥したら、1000~1500番の耐水ペーパーで磨きましょう。

磨き終わったら、2回目を吹き付けるという工程を3回程度繰り返します。
3回程度繰り返したあと、塗料を完全に乾燥させてください。

最後に2000番の細かい耐水ペーパーで傷やほこりを磨き、そのあとコンパウンドで磨けば、よりツヤが出てキレイになります。

缶スプレーでタンクの塗装をする際の注意点

出典:写真AC

缶スプレーで塗装する際に、注意すべき点が3つあります。
これから説明する点に注意して、より確実に仕上げられるようにしましょう。

Point1:ウレタン塗料を使用する

ホームセンターには、様々な用途の缶スプレーが販売されていて、その中にはバイクのタンク塗装には向かないものもあります。

特に、安く売られているスプレー缶は、スプレーした際にダマになりやすく、均一な塗布ができなかったり仕上がりが綺麗でないものがあります。

また、車やバイクの塗装となる耐溶剤性が高い塗料が必要となります。
塗料の中でも、高額にはなりますがウンタンスプレーがおすすめです。ガソリンなどに対する耐溶剤性や強い塗膜を形成できるため、細かな傷や燃料の吹きこぼれにも強くなるためです。

Point2:使用前に缶スプレーを温める

缶スプレーは使用する前に、温めると中の塗料が均一に混ざり、スムーズな塗布ができる様になります。また、温かい塗料は滑らかな塗膜を形成しやすく、仕上がりも綺麗になるため必須のテクニックであると言えます。

温めると言っても、ヒーターなどで温めるのではなく、30℃くらいのお湯に10分ほどつけておくだけで、とても簡単に行えます。

Point3:気温や天候に気を付ける

塗装は、外部環境(天候や気温)の影響が大きく気温が低すぎると乾燥に時間がかかり、液だれやほこりが乗るリスクが高まります。反対に気温が高すぎると、乾燥が早すぎるため、塗布面がザラついたり仕上がりが悪くなります。真夏や真冬はなるべく避け、気候の良い日(20℃~25℃)に塗装すると仕上がりが綺麗になります。

また、屋外で作業する場合、風の強い日は避けた方がいいでしょう。強風だと缶スプレーで吹き付ける際に、塗料が飛ばされてしまい、失敗してしまいます。強風の日は、塗装を避けることは勿論ですが、なるべく風の影響を受けないように、テントなどの風よけを用意しておくこともポイントです。

Point4:スプレーは最後まで使い切らない

スプレーは完全に使い切らないと、もったいないような気がしますが、少し残っている状態で塗装を終了するのがおすすめです。

最後の方になると、缶スプレー内部のガス圧が減少するため、無理に使用を続けると塗料が上手く拡散できず、ダマになってしまう可能性があります。せっかく下地まで上手くいっても、塗装で失敗したら台無しです。

使用していて、ガス圧が減ってきたと思ったら、現在の缶スプレーの使用をやめて、新しい物を使いましょう。

Point5:塗料を十分に乾燥させる

1回目、2回目と塗装を繰り返す際には、できるだけ長い間隔で塗料を乾燥させることが大切です。下塗りが十分乾燥していない状態で塗装を重ねてしまうと、塗料の硬化時間の違いからクラックが発生しやすくなります。

ひどい場合は、塗装を全てやり直す必要が出てきたり仕上がりに大きな影響を与えてしまいます。
そのため、しっかりと塗料が乾燥したことを確認してから次の工程を行うようにしましょう。

まとめ

今回、バイクのタンク塗装を缶スプレーで行う方法についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?缶スプレーでのタンク塗装のDIYは、慣れないうちは簡単ではないかもしれません。

しかし、揃える道具も少なく、費用を抑えられるので、初心者でも比較的挑戦しやすいです。たとえ失敗したとしても我々プロが手直しをすることも可能なのでお気軽にご相談してみてください。

この記事でご紹介したポイントを押さえつつ、手順通りに作業していけば、キレイに仕上げられるはずでのでDIYをお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。


長年バイクに乗り続けていると、
「バイクのガソリンタンクをイメージチェンジしたい」
「ガソリンタンクに細かい傷を塗装で修復したい」というような悩みが出てくると思います。

しかし、バイクのタンク塗装となると「専門業者に塗装すると料金が高額になるのではないか」「塗装料金の相場はどれくらいなのか?」など疑問が浮かんでくるのではないでしょうか?

この記事では、バイクタンク塗装を、専門業者に依頼した時の料金相場を紹介します。
また、専門業車とDIY塗装の料金違いなども合わせて解説しているので、自分に合った方法でバイクのタンク塗装を選択することができます。ぜひ最後まで記事を読んでみてください。

目次

1.【専門業者に依頼した場合】バイクのタンク塗装の料金相場
 1-1.バイクの排気量違いによる塗装料金
 1-2.追加費用が発生するケース
2.【自分でDIYした場合】バイクのタンク塗装料金相場
3.タンク塗装には料金見積もり時に詳細を確認する
4.専門業者に依頼する場合のメリット・デメリット
5.バイクのタンク塗装料金の計算方法は?

 5-1.塗料の種類やデザイン塗装
 5-2.ガソリンタンクの大きさ
 5-3.その他の追加費用の有無
6.まとめ

【専門業者に依頼した場合】バイクのタンク塗装の料金相場

出典:plxabay

専門業車にバイクのタンク塗装を依頼した場合の平均的な料金相場をご紹介します。
目安として標準的な料金を知っていれば、塗装業者に依頼するのか検討しやすくなりますのでぜひ参考にしてみてください。

前提として、タンク形状や分割されたタンクなどは料金が異なるため、ここでは標準的なタンク形状での料金を説明しています。

バイクの排気量違いによる塗装料金

ガソリンタンクは、排気量が大きいバイクの場合は、エンジンがより多くの燃料を消費する可能性が高くなるため、それに対応する大容量の燃料タンクが必要となります。

そのため、タンク塗装の料金も排気量ごとに料金相場が変わってきます。以下で紹介しているのは、標準的なタンクの単色塗装料金の相場になります。

ソリッド塗料パール塗料キャンディー塗料
オフロードバイククラス¥15,000円~¥15,000円~¥23,000円~
400ccネイキッドバイククラス¥25,000円~¥28,000円~¥38,000円~
1000ccバイククラス¥25,000円~¥30,000円~¥40,000円~
※単色塗装の場合の料金相場です

上記の価格表は、単色で塗装した場合の参考価格になります。あくまで平均的な相場ですので、実際の料金は、依頼する塗装業者に事前によく確認することが重要です。

追加費用が発生するケース

バイクのタンク塗装には、追加費用が発生するケースがあります。
以下で、紹介するケースの場合通常の料金だけでは対応できず追加費用が請求されてしまいますのでご自身のタンク状態を把握しておきましょう。

【タンクの凹みによる補修作業】

タンクに凹みがある場合は、凹凸部分に上手く塗料がのらなかったり、仕上がりが悪くなる可能性があるため、凹みの補修が必要になる場合があります。

追加費用の料金相場としては、約¥3,000円からが一般的です。

ただ、凹みの状態があまりにもひどいものや部位が大きければ補修にかかる手間も増えてしまいますので、上記の費用よりも高額になる傾向があります。事前にタンクの状態を確認し、見積もり時に補修分の料金が含まれているのか確認するようにしましょう。

【古い塗料の剥離作業】

新しく塗装する塗料との相性や塗装の密着性、耐久性を向上させるためにバイクタンクにある古い塗料を剥離する場合があります。塗装する前に、古い塗装を剥離する作業をする場合があります。

追加費用の料金相場としては、約¥5,000〜¥10,000円が一般的です。

古い塗装の剥離は、絶対に行わなければならないというものでもありまさんが、求める仕上がりやデザインによっては、必須の作業になる可能性もあるので、タンクの塗装業者と打ち合わせをして、どこまで依頼するか決めましょう。

【自分でDIYした場合】バイクのタンク塗装の料金相場

出典:写真AC

ここまで、専門業者にバイクのタンク塗装を依頼した場合の塗装料金について、解説してきましたが最低でも2~3万円前後の費用は必要となるため、塗装を行うか悩む方も多いでしょう。

なるべく費用を抑えてバイクのタンク塗装を行い方には、DIYで塗装するのがおすすめです。
DIYであれば、道具と材料費だけで済むので費用を安くできます。

揃える道具は主に下記の7つ。

材料 / 道具 費用
ウレタンカラー¥1,720円
サーフェイサー¥1,836円
ウレタンクリア¥1,980円
薄め液¥820円
マスキングテープ¥270円
耐水ペーパー¥315円
コンパウンド¥1,296円
合計¥8,237円

塗料や道具の品質で、金額が変わりますので必ず10,000円程度で済むわけではありませんが、業者に依頼した場合との比較として、参考にしてみてください。

タンク塗装には料金見積もり時に詳細を確認する

出典:写真AC

業者に依頼して塗装作業完了した後に、料金のことで後悔しないようにするためには、作業前の見積もりが重要です。

こちらの要望がざっくりした内容だと、業者もざっくりした見積もりしか作成できないので、作業中に思わぬ追加料金が発生してしまうかもしれません。

最初の打ち合わせの段階で、使用したい塗料やバイクの種類、タンクの状態などできるだけ細かく伝えて、細かい見積もりを作成してもらいましょう。

入念な打ち合わせをすることで、お互いにイメージをすり合わせられますので、見積もりの誤差が少なくなるでしょう。

専門業者に依頼する場合のメリット・デメリット

出典:写真AC

業者に依頼してタンク塗装をするメリット、デメリットを紹介します。メリット、デメリットを理解してから業者に依頼して、塗装後に後悔することのないようにしてください。

メリット

業者に依頼するメリットは下記の3つです。

  • 痛んだ塗装を修復するので、新品のようにキレイになる
  • オリジナリティが出せる
  • 複雑な塗装も可能

バイクは長年使用することが多いので、どうしても塗装が痛んできてしまい、外観が悪くなります。
タンクは、バイクの大部分を占めるパーツであるため、塗装を行うことで見た目や雰囲気を新品同様ににすることができます。

また、純正の塗装以外も選択可能なので、自分だけのオリジナルのバイクにすることもできます。専門業者に依頼すれば、より複雑なデザインや特殊な塗装も可能になるので個性を出したい・綺麗に仕上げたい方は専門業者への依頼がおすすめです。

デメリット

専門業者に依頼するデメリットは、下記の2つです。

  • DIYで行うより費用が高額になる
  • デザインや費用などを念入りに確認する必要がある

専門業者に依頼すると、材料費の他に工賃が発生します。簡単な塗装なら工賃は安いですが、複雑な塗装は作業工程も増えるので、どうしても工賃が高額になりがちです。

また、塗装のイメージやデザインについてしっかりと塗装業者と打ち合わせを行わないと完成してからイメージと違ったや思っていたものではなかったなどトラブルの要因となります。塗装を依頼するには、事前にそれらを確認した上で依頼する必要があるため少し手間が掛かってしまいます。

バイクのタンク塗装料金の計算方法は?

出典:写真AC

見積もりをするうえで、計算基準になる項目を3つ紹介します。この3つの項目を知っていれば、見積もりを提示されたときに、より理解しやすくなりますので、押さえておきましょう。

Point1:塗料の種類やデザイン塗装

塗料の種類によって金額が異なります。
たとえば、ソリッドカラーよりパールカラーの方が塗料が高いため、塗装費用も高額になりやすいです。また、色を2色以上に使用したり、デザイン塗装を行いたい場合は、追加費用が発生します。特に、デザイン塗装は複数の色を使用し、複雑なマスキングなどを施しますので、高額になりやすいです。

Point2:ガソリンタンクの大きさ

バイクの車種や排気量によって、ガソリンタンクの大きさに違いがあります。タンクが大きくなれば、塗装面積が多くなりますので、必要な塗料の量も多くなり塗装費が高額になります。

Point3:その他の追加費用の有無

タンクに凹みや古い塗装の状態などによって発生する追加費用を計算します。また、古い塗装の剥離作業が必要であれば、見積もりに加算されますので、予算に応じて、どこまで作業するのかよく打ち合わせしましょう。

まとめ

今回、バイクのタンク塗装料金の相場についてご説明してきましたがいかがでしたでしょうか?
バイクのタンク塗装を専門業者に依頼すると、少し高いなと感じ人も多かったのではないでしょうか。

バイクのガソリンタンクの塗装費用は、塗装の内容によって大きく変わります。より複雑な塗装・綺麗な仕上がりを求めるとなると、バイクの塗装は高額になりやすいです。

しかし、バイクの大部分の面積を占めるため再塗装を行うことで見た目やイメージが大きく変わり新しい楽しみが増えたりもします。

単色の塗装であれば、個人でDIY塗装を行うことも可能であり費用も抑えられますので自分の予算に応じて、専門業者に依頼するのか、DIYするのか検討してみてください。